2回
2021/12 訪問
富士山を眺めながらクリスマス・スペシャルランチ
アミューズ：グジェール
シャンピニョンのスープ
桜エビのカダフィ包み焼き
今回ベストの一品：手長エビのマリネ・コンソメジュレ、山牛蒡のエスプーマ、キャビア添え
庭園風季節のサラダ
ジャガ芋のニョッキ・パルムザンのソース・トリュフ添え
生ハムで覆われたニョッキ
金目鯛の鱗焼き（遊び心のある盛り付け）
ランド産小鳩のロースト・味噌仕立て、レバーペースト、無花果
小鳩のロースト断面
小鳩もも肉のコンフィ
山羊のフレッシュチーズ・フランボワーズのソース
赤果実とあんこのヴァシュラン
黒胡麻のブランマンジェ
ハーブティー
窓から望む富士山
2021/12/29 更新
2021/10 訪問
五感を刺激する創造性
御殿場市東部に位置する東山地区は人家も少なく自然環境の整った一帯。
こちらのお店はそんな環境の中にあるが
今年の1月に開業してから人気が人気を呼び予約が困難なお店になっている。
8月に電話をかけまくって何とか2ヶ月先に予約が取れ今回の訪問となった。
御殿場インターからは車で5分ほどの便利な立地。
付近には系列のとらや工房や東山旧岸邸があるが
山林や畑が多く、大変に閑静な一帯となっている。
お店は広い敷地の中に建つ平屋建ての和風建築で東西に細長い造りだ。
南側が入口で北側は大きなガラス窓を備えた客席になっている。
窓からは山林や畑が、遠くには富士山が眺められるが
残念ながらこの日は曇っていて見ることはできなかった。
メニューは二つあるコース料理の内の一つをいただいた。
一部、メイン料理等で若干のバリエーションがあったので
肉料理を牛肉に変更してもらった。
コース自体は一般的なもので、アミューズ、スープ、前菜、サラダ、魚料理、肉料理
デザート2品、食後の飲物といった内容。
各料理は適度なタイミングで運ばれてくる。
出来映えは全般的にハイレベルで想像を超えてくる。中でも特に印象に残ったのは以下の料理。
◦ 前菜：鮪のタルタル 食べるのがもったいなくなるほど綺麗な盛り付け。
見た目だけでは無く、各食材がバランス良く融合していた。
◦ シェフのスペシャリテ：レモンドームのサラダ
葉物野菜、根菜等の上にトマトベースのヴィネグレット
レモン風味のエスプーマを乗せ
色鮮やかな小花を散らしている。
食べる時は全体を混ぜ合わせていただく。
見た目は悪くなるが、新鮮な野菜とトマトのヴィネグレット
レモンの風味、客席で振りかけるアーモンドプードル
ブラックオリーブ等の風味等が混然一体となり
驚くほどの味の変化をもたらす。
見た目、味、食感等全てで完成度の高い逸品だ。
サービス全般も親切で丁寧、雰囲気も良い。
ただ一つの課題は予約が電話でしかできない事だろうか。
決められた時間帯に電話をするのだが、これが95パーセントは話し中で繋がらない。
繋がってもなかなか出てもらえない。
予約が2ヶ月先近くまで埋まっている。等々の苦労があるが予約を取るコツは
偏に根気のみだろうか。
ちなみに帰りの車の中でクリスマス時期の予約をトライした。
運良く3回ほどの電話で繋がって24日の予約が取れた。
現在は電話の回線、スタッフの数等で多少の改善はされているのかもしれない。
アミューズ：チーズのプチシュー
南瓜のスープ
ノンアルコールワイン
鮪のタルタル
スペシャリテ：レモンドームのサラダ
地元パン屋のカンパーニュ
金目鯛のポアレ・ジュのソース
和牛のステーキ
ミディアム
デザート1：カシスとマロンのヴァシュラン
デザート2：ほうじ茶のパンナコッタ
食後のコーヒー
小菓子
窓からの眺め
入口付近
外観
自然石の看板
2021/11/06 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
前回訪問時の帰りに車の中から電話したら
運良くクリスマスイブの日に予約が取れ、今回の訪問となった。
クリスマスの期間中は特別コース料理が1種類だけとなり
コースの品数が増えて料金も高く設定されている。
コースの詳細と感想は以下の通り。
◦ アミューズ：グジェール
内容も盛り付けも前回と同様。温かい状態で提供される。チーズの風味が秀逸。
◦ シャンピニョンのスープ
シャンピニョンの風味と旨味は十分出ているが基本の出汁は通常のブイヨンでは無く
地元の二の岡ハム製のベーコンから取っているとのこと。
意外にシンプルでさっぱりとした味わい。
◦ 桜エビのカダフィ包み焼き
小さなポーションだが綺麗に調理されている。
桜エビの風味がストレートに味わえる。カダフィの食感も良い。
◦ 駿河湾産手長エビのマリネ・コンソメジュレ、山牛蒡のエスプーマ、キャビア添え
今回最も気に入った一品。
スカンピの上にコンソメジュレ、山牛蒡のエスプーマを乗せ、キャビアが飾られている。
海老のフレッシュ感と甘さ、コンソメジュレの旨味、上品な風味のエスプーマ
キャビアの塩気と旨味が混然一体となり至福の味わい。
◦ 庭園風 季節のサラダ
こちらもシェフのスペシャリテで前回と同じ。
こちらのサラダの最大の特徴は混ぜ方によって全く味が変わること。
綺麗に盛り付けられた形を崩すのはもったいない感じだが
全体を完全に混ぜ合わせた時にバランスの取れた味になるように計算されている。
ただ個人的には、少しずつ混ぜながら食材や調味料の味を感じながら
味の変化してゆく過程を楽しむのが好きだ。
◦ ジャガ芋のニョッキ・パルムザンのソース・トリュフ添え
スープ皿の中央に生ハムで覆われたニョッキ。周りにチーズのソースがたっぷり。
上に薄くスライスされた黒トリュフが飾られている。
ニョッキは大ぶりでマッシュポテトの様な滑らかな食感。
まったりとしたパルメザンのソース、トリュフの香りが食欲をそそる。
◦ 金目鯛の鱗焼き
こちらも前回と同様の一品。焼き油を掛けながらソテーする調理法で
金目鯛の鱗が立ち上がり花が咲いたような見栄え。
盛り付けもメイン食材、ソース、ガルニで人の顔のようになっているの面白い。
パリパリとした鱗と軟らかい身の食感の違いを楽しむ料理だ。
◦ ランド産小鳩のロースト・味噌仕立て、もも肉のコンフィ
今回のメインはジビエ。パリのお店でも定番の料理とのこと。
味噌と胡麻を塗って焼かれている。
身質は軟らかく和風な味になっているのが面白い。
◦ デザート1：山羊のフレッシュチーズ・赤果実のソース
外観は白い小さなドーム状になっていて、オリーブオイルが数滴。
中にフランボワーズのソースが潜んでいる。
◦ デザート2：赤果実とあんこのヴァシュラン
こちらも前回と同様でデザートの定番料理。
和と洋が融合した完成度の高い一品。
◦ デザート3：黒胡麻のブランマンジェ
白胡麻を使ったブランマンジェの上に黒胡麻のソースが掛かっている。
ランチタイムだがコースは適度なペースで進み2時間ほど。
今回は天気も良く、広い窓から雪を戴いた富士山が綺麗に見えた。
癒やしの空間の中でゆっくりとランチを楽しみ、良いクリスマスとなりました。