lagoさんのマイ★ベストレストラン 2014

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

未在 (東山、蹴上、祇園四条 / 日本料理)

2回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.9
    • | CP 4.9
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥50,000~¥59,999 -

2021/10訪問 2021/10/31

生涯記憶に残る料理を未在で味わう

吉兆の総料理長だった石原仁司氏による茶懐石で、食べログでも日本料理で全国1位を獲得する他、ミシュランでも最高の三つ星獲得店。
京都祇園、八坂神社でも知られる名勝円山公園にあり、日本料理の最高峰として名高く、予約が取れない店とされています。

【未在について】
未在さんの店名由来は「未だ此処に在らず」で、禅語で〝限りがない〟という意味を持ち、修業には限りはないことから店名を「未在」とされました。
孔子の論語に、「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」とあります。優れた知識を持っている人も、どんな熟練した能力を持っている人も、そのことが大好きだという人には適わない。ただ、そのことが大好きだという人も、それを楽しんでいる人には適わないという意味です。石原氏は仕事を楽しむことにより無限に追求し続けられているんだと私は感じました。

【石原仁司氏について】
食事中、石原氏ご本人から直接色々お話をお聞かせいただきましたので一部ご紹介いたします。
1952年、島根県生まれ。小さいころは美術家を夢みておられたようですが、作品は亡くなってから評価されることが多いので食べていけない可能性がある、生きているうちに自分の力を試したいと思い15歳の時に吉兆の門を叩かれました。
大阪高麗橋吉兆本店で修行を始められ、自分自身が食べることが大好きな石原氏は料理の研究に没頭されました。また、京都龍安寺大珠院の住職で禅界の第一人者である故盛永宗興老師より知見を授かり禅についても学ばれました。
その後、歴代最年少となる27歳で京都吉兆本店の料理長に就任。総料理長として吉兆で31年勤務された後、長崎雲仙の高級旅館である旅亭半水盧から招聘され、料理長を経て2004年6月に独立し京都東山の円山公園に未在を開かれた方です。

【御料理代・予約方法・キャンセル・子供同伴について】
御料理代は税込50,000円(※変更がありますので、ご確認下さい)。
予約は1年前よりとされています。予約された方には約1週間前に連絡が入ります。(キャンセル料は7日前は50%、4日前は100%)。予約はぎっしりと埋まっている為、通常8ケ月から1年以上待つことになります。
ただ、いつでもすぐ行ける準備ができるのであればキャンセル待ちをすることもできます。(この場合は2日ぐらい前に急に連絡が入りますので、了承してから行けなくなった場合はキャンセル料が発生しますのでご注意下さい。)
※子供の同伴については、中学生以上から可能とされています。

【当日の服装・客層について】
客層ですが上品な方ばかりで和服の方や洋服でもスーツにネクタイ又はジャケットを着た方が多いです。
特に女性は「きもの」を着て来られている方もおり、石原氏も喜ばれていました。
Tシャツにデニムの方はいらっしゃらなかったので、ジャケットを着てきてよかったと胸をなでおろしました。

周りには海外旅行をキャンセルしてまで来た方や、飲食店を経営している方や役員クラスの方ばかりで、私のような一般庶民は場違いのような気がしましたが、美味しい料理が食べたいという気持ちだけは同じだと思い、落ち着いて席に座っていました。

※香りを楽しむ料理が多いので、香水のつけすぎなどには注意が必要です。
※漆器は高価な物ばかりですので、傷をつける可能性がある指輪や付け爪などは遠慮した方がいいかもしれません。

【円山公園内・未在までのアクセス】
未在は円山公園の東に位置します。
円山公園の真ん中にある「ひょうたん池」の橋は東西に架かっています。
橋を渡って川沿いに歩くと未在のある東に進むことになります。

ひょうたん池の橋を東に渡り、漫ろ歩いていると坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像があります。
銅像からさらに東に行くと地下水の滝があります。
右側の階段を上がっていきながら見上げると右手に未在さんが目に入ります。
少しわかりにくいですが長楽寺の手前にあります。

【入店・待合室・店内】
未在さんでは18時よりお客さん全員同時に料理の提供が始まる為、15分前の17時45分までに入店することになります。(開店は17時半ごろ)
お弟子さんたちから「おいでやす!」と声をかけられ入店。
待合室こちらの待合室で食前酒の梅酒が提供されます。こちらまでは撮影可能です。
席は軽く座り心地の良い椅子にやや低めのカウンターのみ。(13席でしたが、14席に増席されています)
お客さんが席に着くと、店主の石原氏がひとりひとりに声をかけていかれます。

【献立・作法】
季節などにより料理内容は変わります。より良い食材を求め、料理も次々創作されていらっしゃるようです。
これから私が実際に食事をした料理内容は、ご参考程度にしていただけますと幸いです。

未在の食前酒「梅酒」。

【向附】
水無月豆腐旨出汁ジュレがけ

【猪口】
山椒の焚いたん

【汁】
新ゴボウもち

【飯】
炊きたてのご飯は石原氏ご出身の島根県、仁多米を使用。ごぼうと山椒のつみれ汁を少しずつ食べていきます。一つの料理だけを一気に食べてその皿だけを空けてしまうのは”片付け食い”といい無作法とされているのですが、少しずつじっくり味わうことにより日本食の素晴らしさが舌に伝わってきます。食べ終わり箸を置くと伏見純米大吟醸未在が出てきて、最後に向附を食べます。
料理の内容や食べ方も石原氏が丁寧に説明して下さります。初めに温かい物を食べることによりお腹の調子を整えてから、冷たい物を食べるという作法は体の事も考えられているんですね。
向附を食べ終わると、「行事的な物はここまでです。」との石原氏の一言で、気が楽になります。
飲み物は折角なので伏見純米大吟醸未在の白泉にしました。
伏見は以前”伏水”と呼ばれていたこともあるほど全国屈指の名水が湧き出る地で、酒蔵の町として知られています。フルーティーでとても飲みやすいお酒で、お猪口は石原氏が数種類お盆に載せ、その中から選ばせて下さいます。食器は魯山人の作品もありますが、日本国内に留まらずヨーロッパ諸国など海外にも目を向けられています。私はイギリスの骨董でもいただきましたが、和と共通している面もあり楽しめました。

【造里】
「鯛、鱧、鮪、アオリイカ」。
陶器とガラスの器に氷が敷き詰められた上に鯛、韓国産鱧(ちり酢・梅肉)、鮪、アオリイカが上品に盛り付けられてきます。
鯛の肝だれ、昆布と醤油の煮こごり、山葵、塩だれにつけて食べるのですが、特に塩だれが美味しく、まるでキレイな甘味のある海水につけるような感覚で、醤油で食べるより食材の美味しさが舌に伝わってきました。
韓国産の鱧は最高級で、とろけるような食感。ちり酢と梅肉と相性良く、美味しくいただきました。
料理を食べるときは集中してじっくり味わってほしいという石原氏の気持ちがあり、写真撮影は周囲への配慮で断られているだけでなく、「撮ると安心して記憶に残らないものです。食べることに集中することで舌で記憶に残して欲しいのです。」とお言葉をいただきました。
食事中も石原氏はすべてのお客さんと会話を交わしながら、どのような人物か見ています。凄い洞察力です。

【椀】
「鮎豆腐と生のよもぎ麺」。
とろけるような食感の鮎豆腐。香りのよいよもぎ麺はのど越しも爽やかな逸品。

【焼物】
「奥出雲黒毛和牛の炙り」。
あっさりとしたお肉は厚みがあるのに柔らかく、赤ワインを飲まれているお客さんもいらっしゃいました。お肉に自分でかける実山椒のソースはピリリとした辛さの中に甘味があって、お肉のうまみを引き上げていました。

【箸休め】
「スナップエンドウのすり流し」。
私の好きな紫陽花の器の中に車海老と帆立がたっぷり。
「ここからお酒が飲みたくなるような料理をお出しします。お飲みものは大丈夫ですか?」と石原氏から声をかけていただき、未在を追加しました。

【八寸】
「鮎揚げ焼き、柿の葉寿司、山桃、小肌、丸十、鴨ロース、鮎テリーヌ、鯛の白子、丸干大根の焚いたん、本バイ貝と穴子の煮こごり」。
縁起の良い茅の輪くぐりがあり、手前の鮎揚げ焼きを輪に通して口に運びます。見た目も華やかで写真が撮れるならメインにしたいほど美しい料理です。どれもこの上ない美味しさなのですが、鮎のテリーヌは濃厚で酒と好相性。

【焚合せ】
「加茂茄子の田楽」。
加茂の有機茄子を使った田楽は自然のあまみたっぷり。

【強肴】
強肴(しいざかな)は、「鮑ととり貝、鱒の酢の物」。
蒸した鮑、とり貝に濃厚な肝のソース。あっさりとした鱒の酢の物とは対照的な味でどちらも引き上げあい相乗効果のある強肴。

【食事】
「香物と焦がし湯」。
おこげのお出汁が入った器を4人ごとに1つ手渡され、1人ずつご飯に出汁をかけて隣の人に器を渡して回していきます。
香ばしいおこげはやみつきになりそうで、石原氏から「ご飯おかわりされますか?」と訊かれましたが、この後のデザートを十分に楽しむ為にもここは控えめにしました。

【菓子】
「青竹流しの水羊羹」。
さっぱりとした柑橘の風味で、甘さひかえめの水ようかん。す~っととろけるような上品な味でした。

【抹茶】
「お抹茶」。
いよいよ抹茶です。石原氏が目の前で点てます。これまで食べてきた料理はすべてこのお茶を美味しく飲むために出されてきたもの。素晴らしいストーリーのクライマックスで、1人ずつ丁寧にお茶を点てる石原氏がとてもかっこいいです。石原氏からお弟子さんに手渡され、一礼して出されます。鮮やかな緑で、まろやかでうまみのある抹茶は深みがあり、じっくりと味わいました。

【果物】
「げんこうのゼリー」。
「宮崎マンゴーのスパークリングワインロゼのジュレがけ」。
元寇は佐賀県北部の玄界灘に浮かぶ馬渡島でしか取れない幻の果実。柑橘類でフレッシュな香りとほんのり酸味がきいたゼリーにマンゴーの甘みが加わり、スパークリングワインのジュレで一層口の中で爽やかな香りが広がる。お酒と合うデザートです。
「31種類のフルーツを使ったフルーツ寄せ」。
花火で最後一気に打ち上げする感覚の〆のデザート。31種類ものフルーツを使用。豪華で口の中でいっきに色々な味が混ざり合い、ひとくちひとくち味が変化する。

【大吟醸未在の新酒のシャーベット】
アンコール的な存在で、食べれるか確認して下さいます。まだ食べることができれば是非注文して下さい。
大吟醸未在の酒粕は濃厚でいて甘みがあり、深い深い味わい。これが最後の一品なんだと、余韻に浸りながら食べました。
結構なボリュームですので、石原氏は途中、「残していただいても結構ですよ」と優しく声をかけて下さいます。
でも私はすべて残さず食べきりました。
これだけの量でも飽きないぐらい、一品一品味が違い最後まで楽しめました。
石原氏から「本当に食べることがお好きなんですね。」とお言葉を頂戴しました。

【食後】
食事が終わったときは21時前になっていました。みなさん奥でお勘定して帰られます。私も支払を済ませ帰ろうとしたら石原氏から名刺をいただきました。
私は食事中は遠慮して言葉は少な目にしていたのですが、最後にいろいろお話を聞かせていただきました。
勉強になるお話しばかりで、いつの間にか石原先生とお喚びしていました。
最後に「一生の思い出になります。ありがとうございます。」と正直な気持ちを伝え外に出ました。
そしたらカウンターの中から石原先生が出てきて、お店の外まで一緒に歩き深くお辞儀してから見送って下さいました。
普通の人なら頂点までいったら人に頭を下げるのは嫌になるという話を聞きますが、敢えて第一線で人に頭を下げて仕事をされている石原先生を見ていると、まだまだ自分が未熟であることを思い知らされます。
もう21時前になっており外は暗く、お弟子さんが提灯で足下を照らして階段を誘導して下さいました。
現在はお弟子さん6人いらっしゃるようですが、みなさん本当に感じが良く見えなくなるまで見送って下さいました。
この人数であれだけの料理をスムーズに提供する為にお客さん全員同時スタートにし、色々工夫されているんですね。
私ははじめにこんな贅沢な食事は生涯1度だけにしようと思っていましたが、また行きたい石原先生にお会いしたい。そのような気持ちになっています。次回はいつのことになるかわかりませんが、和服で行きたいと思います。

未在さんにこれから行かれる方に、少しでもお役に立てる情報になれたら幸いです。

【未在 基本情報】
住所:京都府京都市東山区八坂鳥居前東入ル円山町613円山公園内
電話番号:075-551-3310(※予約電話は営業時間外が好ましい)営業時間17:30~(17時45分迄に入店)18時開始、21時頃終了
※情報は変更になる場合がございますので、ホームページ等でご確認下さい。

【まとめ】コース料金は飲み物別で1人50,000円です。30,000円、35,000円、50,000円と値上げされています。
理由としては、材料の高騰も原因ですが、それ以上にお客様に喜んでいただこうと、より良い食材を追求していっている為とのことです。
ご覧いただきましたように、未在さんの料理は品数も豊富ですので、美味しく全部食べるために昼食はなるべく早めで消化の良い物を選び、軽く済ませておくことをオススメします。
最後までご覧いただきありがとうございます。
食べログ全国総合ベスト3であり、日本料理では全国1位の京都にある未在さんに行って参りました。

予約の電話は開店前の15時前後に入れお店の方と手短にお話しすることができました。
(※17時半から22時は調理や接客でお忙しくされています。)
未在さんの料理は店主の石原氏独自の茶懐石。コースのみの予約で1人35,000円(飲み物別途)です。

当日は車で行ったんですが、道が空いていたのもあって昼過ぎには祇園に到着しました。
京都現代美術館の向かいにある週末でも終日2,000円でいける駐車場を利用し、魯山人展を拝観。
http://www.kahitsukan.or.jp
未在さんの料理は品数も豊富ですので、美味しく全部食べるために昼食はなるべく早めで消化の良い物を選び、軽く済ませておくことをオススメします。
ちなみに私は揚げ物などの具材を使っていない、サンドイッチを選びお昼13時までに食べました。

魯山人展で椿鉢などを拝見し、テンションを上げてから円山公園に入りました。
枝垂れ桜の前でお茶を飲んで休憩してから、瓢箪池を渡り漫ろ歩いていると坂本龍馬先生と中岡慎太郎先生の銅像があります。
そこからさらに奥に行くと地下水の滝が見え、右側の階段を上がっていきながら見上げると未在さんが目に入ります。

ワクワクします。こんな気分になったのは何年ぶりか...。20年以上前の学生時代に飲食店でアルバイトして貯めたお金をにぎりしめ、京都嵐山の吉兆本店に行ったときのことをふと思い出しました。

以前、余命わずかな患者から実際聞いたことを医師がまとめた"死ぬときに後悔すること25"という本を読みましたが、第2位が「美味しいものを食べておかなかったこと」なんです。
http://www.mobilkubota.com/manabi/250.html
これを読んでから、元気なうちにさらに美味しいものを食べておこうと思うようになりました。
ちなみに第1位は愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと。
パートナーには今日は特に記念日ではないが、「いつもありがとう」という感謝の気持ちを込めてご馳走させて下さい。「今日が人生で最高の贅沢な外食になると思う」と伝えると、「食べログに投稿したいだけやろ!」って言われてしまいました。図星です(笑)
そんな会話をしながら階段を上がり、お店の前まできました。

さて、未在さんでは18時よりお客さん全員同時に料理が始まる為、17時45分に入店することになります。(開店は17時半ごろ)
入り口には6月だからか茅の輪くぐりがあります。除災行事で、輪の前で一礼してからくぐると半年の間に溜まった心の穢れがとれると言われています。
私は撮影許可をいただいて外観と待合室で食前酒(梅酒)だけ撮影して中に入りました。
(これより先は撮影禁止です)

お弟子さんたちから「おいでやす!」と声をかけられ、一見客だからかな...。と思っていたら、すべてのお客さんに「おいでやす!」と声をかけられています。
よほどの常連客でないと「おこしやす」と声をかけられることはないんでしょうか。

席は軽く座り心地の良い椅子にやや低めのカウンターのみで、全13席(禅では縁起の良い数字。本禅寺は応永13年に創建、釈迦像は10月13日に開帳。十三仏など)。お客さんが席に着くと店主の石原氏がひとりひとりに声をかけていかれます。

ここで石原氏のことを少しだけ手短にご紹介いたします。
昭和27年に島根県で生まれ。生きているうちに自分の力を試したいと思い15歳の時に吉兆の門を叩かれたようです。大阪高麗橋吉兆本店で修行を始められ、歴代最年少となる27歳で京都吉兆本店の料理長に就任。総料理長として吉兆で31年勤務された後、長崎雲仙の高級旅館である旅亭半水盧から招聘され、料理長を経て平成16年6月に独立し京都東山の円山公園に未在を開かれた方です。

さて話し戻って、客層ですが上品な方ばかりで和服の方や洋服でもスーツにネクタイ又はジャケットを着た方が多いです。

結構なボリュームですので、石原氏は途中、「残していただいても結構ですよ」と優しく声をかけて下さいます。
でも私はすべて残さず食べきりました。

これだけの量でも飽きないぐらい、一品一品味が違い最後まで楽しめました。
石原氏から「本当に食べることがお好きなんですね。」とお言葉を頂戴しました。

以上の内容でコース料金は飲み物別で1人35,000円です。5,000円値上がりされていますが、材料の高騰もありますがそれ以上にお客様に喜んでいただこうと、より良い食材を追求していっている為とのことです。

もっと大きなお店で営業されたら売上も倍増するでしょう。それでもあえて厨房に入りこまずお客さんと直接やりとりする石原氏。
BGMなしで静かな13席のみの小さなお店で、最高のおもてなし。究極の侘び寂びを味わった気がします。

喩を変えるなら、10人程度のオーディエンスの前でも自分の好きなアーティストが熱唱してくれたら贅沢な時間になるでしょう。
それぐらい値打ちのある時間が過ごせたと思います。
小さいころ美術家に憧れた石原氏ですが、料理人の域を超え芸術家(アーティスト)として成功した人物といえるでしょう。

レビュー投稿500件を越え、食べログトップクラスのお店に行くことができましたがこれがゴールではなく、ようやくスタート地点にこれた気がします。

1度しか行っていない私に未在さんを語る資格はないかもしれませんが、感じたことを述べました。未在さんにこれから行かれる方に少しでもお役に立てる情報になれたら幸いです。

  • 食前酒の梅酒
  • 食前にいただく梅酒
  • 食事が終わるのは21時ごろで外は真っ暗になっています。

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2位

味工房まんま 別館 (長田 / 日本料理、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2014/07訪問 2015/03/29

これぞおもてなしの真骨頂。地元の飲食店も注目する名店

東大阪の吉田に本店を構えるまんま、地元で有名なこちらのお店が別館をオープンされました。
本店との違いははお店のつくりで、中に入れば迫力ある一枚板のカウンターがあり、目の前で職人のパフォーマンスを見ることができます。
また個室は14部屋あり、庭を眺めながらゆったりとした気分で食事が楽しめます。
1階のカウンター席は賑やかで、個室は静かです。予約は個室から埋まっていきますので、静かな個室が希望の場合は特に早めの予約がオススメです。

吉田本店では飲み放題もあり、賑やかな宴会が入ったりしていますが、こちら別館では飲み放題がなく静かで上品な雰囲気。
接待や家族の記念日などのお祝いにピッタリのお店ではないでしょうか。
個室は全席禁煙で、掘りごたつ席や椅子席になっており、ゆったりとした広さで食事ができます。
また喫煙される方の為にも、喫煙用の部屋が設けられており、この部屋も趣向を凝らされた空間になっています。

メニューも本店と違い、ドリンクの内容もあえて変えているようです。

予約時に電話で単品でオーダーするかコースを予約するかと、名前と連絡先を聞かれます。
【コースの予約】
●藤コース5,000円(焼物3種より選べる全8種)
●桜コース7,000円(焼物4種より選べる全10種)
●椿コース10,000円(魚と肉の焼物が2種類選べる全10種)
すべて2名より要予約(税別) の他、お鍋のコースもあります。

【季節限定お鍋のコース】
●黒毛和牛しゃぶしゃぶ鍋コース6,000円(税別)単品3,900円(税別)
・前菜
・本日のお造り
・黒毛和牛しゃぶしゃぶ 200g
(極上 黒毛和牛A5等級ロース肉)
・白ごはん、香の物、
・デザート

●活とらふぐてっちり鍋コース7,000円(税別)単品3,900円(税別)
・前菜
・とらふぐてっさ
・とらふぐ炭火焼き
・とらふぐてっちり鍋
・雑炊、香の物
・デザート

【お昼の会席コース】※前日までに要予約 
●銀杏コース3,500円(税別)
・前菜
・椀物
・造り
・焼物
・創菜
・食事
・デザート

●紅葉コース5,000円(税別)
・先付
・椀物
・造り
・八寸
・焼物
・創菜
・食事
・デザート

●仕出し・お弁当
3,000円、4,000円、5,000円(税別)

初回は単品で注文しましたが、食べたくなる料理はどれも一品1,000円以上したりと仲間が遠慮してオーダーしずらそうだったので、2回目以降はコースを予約するようにしました。結果コースの方が連れていた行った人も満足度が高かったです。

本日は、5,000のコースを予約して行ってきました。(※季節により内容は変わります)
●和牛胡麻
生でもうまみたっぷりの和牛とひんやりとした茄子が好相性。胡麻だれを絡めていただきました。
●汁物、旬野菜
●お造り
天然本まぐろ"インドマグロ" 中トロが楽しめるお造り。
●徳島産鱧の照り焼き
3種類から選べるのですが、夏にぴったりの鱧にしました。国産の鱧ですが、甘味のあるタレを使った照り焼きは抜群の美味しさ。
●愛知県三河産の鰻とフォアグラ
鰻とフォアグラが相性いいんです。ハーモニーを奏でる一品。
●食事
玉蜀黍入りのご飯(コシヒカリ)に味噌汁、漬物
●煎茶
●デザート
自然の甘みたっぷりの桃と夕張メロン

これは価値ある5,000円だと思います。料理の美味しさまでも引き上げるお店の雰囲気とパフォーマンス。これも”まんま”さんの強みであり魅力でしょう。

ドリンクはハートランドの生ビール、日本酒は八尾の串匠 ほうずきさんで飲んで感動した而今を飲みました。
ちなみに昔まんま本店さんで十四代を飲み日本酒の良さを実感してから飲むようになりました。

予約時に「写真撮ってもいいですか?」って伝えたら、「どうぞ、どうぞ」という感じでした。
だから撮影しやすいカウンターの端に席を用意して下さったのかもしれません。

料理やドリンクを運んでくるスタッフの接客も素晴らしく、「おもてなし」を感じれるお店です。

  • 天然本まぐろ"インドマグロ" 中トロが楽しめるお造り
  • 天然一枚板のカウンター席では板前さんのパフォーマンスが目の前で見れます
  • 情緒あふれる中庭

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3位

パティスリー リエルグ (東花園、河内花園 / ケーキ、洋菓子、カフェ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2014/07訪問 2014/07/11

どんどん進化するパティスリーリエルグのフランス菓子

昨日はパートナーのバースデーだったので、リエルグさんで予約していたデコレーションケーキを取りに行ってきました♪
食事はどこかのレストランで予約しようと思ったのですが、パートナーが私の手料理が食べたいと言ってくれたのでハンバーグを調理しました。
やっぱり色々外食しているとカンが冴えてくるのか、今までで一番美味しいと言ってもらえました♪
食後にリエルグさんのガトフレーズを食べたんですが、至福のひととき☆リラックスできるので内食でのささやかなバースデーパーティーもいいもんだと思いました。

さて、こちらリエルグさんは2008年の11月に小森シェフが地元の花園にてオープンされたパティスリーです。
初めて行ったときはヘアサロンでもできたのかと思いました。お店に近寄ったら、ショーケースに綺麗なケーキが並んでいてビックリ!

初めて食べたのが「プララン」でした。
プラリネがたっぷりで濃厚かつインパクト大の甘さが印象に残り、何度もリピートしました☆

年末にはクリスマスケーキを予約♪
一口食べると幸せな気分になれるスイーツです。

辻製菓専門学校卒業後にフランスのリエルグ村で修行していた小森さん。帰国後は泉佐野市にあるフランス菓子の名店、シャルルフレーデルにてパティシエールとして腕を振るわれていました☆
そしてご自分のお名前(小森 リエ)と修行していた村の名前を掛け合わせて「リエルグ」として地元花園にオープン♪

生駒のハチミツを使用するなど地元愛も深く、またカウンター席に使用しているイスは靴職人のために作られたもので、それだけ座りごこちが良い椅子を使われているというところも、お客様に対するおもてなしの気持ちがいっぱいっていう証拠☆

リエルグさんの店内は綺麗で優しさがいっぱい♪スイーツは愛情いっぱいです☆

初めて行かれる方は是非プリンとシュークリームを食べていただきたいです!どちらも濃厚で、その違いは誰が食べても一口でわかるほど☆

一度良い素材を使うともう落とせないというシェフですが、お値段も花園プライスなのが嬉しいですね♪

もうすっかり人気のパティスリーになったリエルグさんですが、これからも陰ながら応援したいお店です☆

  • フレジェ
  • バースデーケーキのガトーフレーズ
  • 大きなタルトが並んでいます

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4位

旬魚菜 正や (近鉄八尾 / 日本料理、海鮮、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2014/09訪問 2015/08/18

気軽に創作和食と日本酒を堪能するならこちら♪

昨夜はマイレビュアーさんとの食事でした。
そこで自信を持ってご案内できるお店ということで選んだのがこちら”旬魚菜 正や”さん。
大阪の八尾にあるお店です。
当初は一番手軽な4,000円のコースで予約しようと思ったのですが、お店の方のオススメで人気の5,000円のコースにしました。
ちなみに15,000円のコースまであります。

当日は万全の態勢で臨もうと思っていたんですが、前夜のお店で飲んだワインが私と相性が良くなかったようで、深夜頭が痛くなり寝不足に^^;こんなこと滅多にないんですが...。
朝から水を大量に飲み、なんとかお昼ごろには頭痛が治まり八尾に向かいました。

ウコンを飲んで、お店に着いたころには頭も体内もスッキリ♪
マイレビュアーさんと合流し、乾杯しました。

【献立】
海月とイクラの先付
弾力のあるクラゲにイクラがたっぷり。ほどよい酸味でスーっと食べれました。

前菜
蒸し鮑しらすがけ、バイ貝の旨煮、花オクラの生ハム巻き、スモークサーモンとクリームチーズてまり
出だし好調。ビールは飲み切り日本酒にチェンジ。山間にごり酒をいただきました。

造里
天然本クエ
九州と関西のたまりをブレンド。
一足早い貴重な天然物。むちゃくちゃうまいです。
山間にごり飲みきり、山間を飲みます。

煮物
桑名の地ハマグリの松茸煮
三重のでっかいハマグリに風味豊かな松茸。体の中からあったまります。

焼物
仙台黒毛和牛
ヘレ鉄板焼。厚みあって食べ応え十分。塩を少しだけつけ食べるんですが、素材の旨味がたっぷり。
もう一回、生ビールの熟撰いただきました。

揚物
河豚、子持ち昆布、揚げ銀杏
フグはもちろん美味しいのですが。子持ち昆布のぷちぷちっとした食感とうまみがたまらない一品。
もう一度、日本酒に戻し而今をいただきました。

酢物
天然車海老と太アスパラの酢味噌
むっちゃうまいです。マイレビュアーさんが綺麗に食べているのを見て関心しながら味わってました。

●〆に松茸たっぷりの飯物とデザートに安納芋のアイスクリームがでました。
これだけのボリュームでこの価格は満足できる内容でした。

マイレビュアーさんは最後の方できずしを追加されてましたが、これも美味しかったです。

ひとり1万円でちょっとだけお釣りがきました。
八尾まで行く価値のあるいいお店だと思います。
コースは日替わりなので、また時期を見て行きたいですね。

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八尾の隠れ家的和食処がこちら”旬魚菜 正や”さん。
旬の魚と地野菜を使うところから旬魚菜(シュンザカナ)、店主の名前一文字からとって”正や”と名付けられたそうです。

魚介は天然にこだわり、毎日旬の魚や白ナスなど珍しい野菜も足を運んで仕入れていらっしゃいます。
手に入れた食材は常識にとらわれることなく、日々柔軟に調理されているのがこちらの店の特徴で、その辺りを常連客はわかってらっしゃるようで何を食べればいいかご主人に訊かれています。

オススメは造り盛り合わせ並1,800円、上3,000円と日替わりメニュー。(※料金は消費税などの関係で変わる可能性があります。)天然本鮪などのほんまもんの食材しか使わず、店主の感性と丁寧な手仕事が紡ぎだす創作料理は、素材のうまみを最大限に活かした手間暇のかかる逸品ばかり。
初めて体感する食材の組み合わせや、あの食材がこんな料理に!と思わせるサプライズがあります。

コースは2名から可能で4,000円より予算に合わせて予約ができます。
ドリンクのオススメは「風の森」800円、獺祭2合2,400円。スパークリングや夏季限定で霙にすることもできるのでスカッ!と気分転換するのにピッタリ♪
この日は而今や山間まで開けて下さり、日本酒を堪能させていただきました。

ここで少しばかり店主をご紹介させていただきます。
奈良の斑鳩生まれの方で若干18歳で来阪し、八尾に住み老舗の日本料理店で修業されていらっしゃいました。
10年後、調理部屋から出向し有馬やミナミなどの高級料理店で腕を振るわれエリート街道まっしぐら、順調に過ごされていたそんな38歳のある日、突如交通事故に合ってしまわれました。長期のリハビリが必要となった為、結果20年務めた料理店を余儀無く退職。
それから1年半経ち、復帰した時に自分の店を持つことを決意されたようです。お客様に自分の目が届く範囲でやりたい、そんな気持ちから長方形の店を探しだし、店は一から設計し奥行きのあるカウンター12席と10席の掘りごたつの個室を作り、調理に関しては責任を持ってすべて一人で行うこだわりぶり。40~70代の女性客中心にクチコミでお客さんが増えていき、中には女子会で食事した奥さんが次は旦那さんと2人でカウンターでコース料理を楽しみに来ることもあるようで、毎日変わる手書きの創作メニューも常連さんの心を掴んでいるように思います。

リラックスできて本物の食材と極上の酒を気楽に玩味できる。しかも抜群のコストパフォーマンス。
素晴らしいお店です。

  • 天然車海老と太アスパラの酢味噌
  • ジャズが流れるカウンター席
  • 掘りごたつ個室

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5位

ちえ蔵 (JR河内永和、河内永和、布施 / 居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2014/08訪問 2015/04/01

布施の名店ちえ蔵

河内永和駅より北西へ徒歩5分程度、ハローワークの西側にあるのがこちら”季菜 ちえ蔵”さん。

線路沿いの道より1本北側でわかりにくい場所にありますが、布施の名店です。

隠れ家的な存在ですが、店内はとても雰囲気がありますのでカウンター席がオススメです。
グループでしたらリニューアルされていて奥にテーブルができていますので、こちらの席になると思います。

オーナーさんのご実家は八百屋さんであったことから、小さい頃から様々な食材を見て来られているのもあって食材にはかなりのこだわりを持たれています。

また、若江岩田発祥の無法松で腕を振るっていた方で、同店の成長に尽力され今や八尾、住道、河内花園へと無法松は出店してます。

ちえ蔵さんはここ1店舗のみで営業されているのですが、早い時間から満席になるので予約は早めがいいと思います。

スタッフのお姉さんがインパクト大で印象的^^お店の雰囲気や料理とギャップがあります。

この日は義父の快気祝いということもあって、会話と食事に集中していたので料理はあまり撮影していませんが、器にもこだわっており見た目も楽しめる上どれも美味しいです♪

鱧は淡路産ですが、脂がのって旨味たっぷり♪国産では最高クラスの味ではないでしょうか。食感はしなやかな韓国産の方がいいかもしれませんが、旨味は淡路産の方がいいかもしれません。
この日の鮪はミナミマグロ(インドマグロ)でしたが、とろけるような食感で獺祭と好相性♪

ちょっと贅沢な食事になりますが、間違いないお店だと思います。

1万円使うつもりで行けば堪能できるお店です。
数万円使って高級店で食べるより、手軽に良いものが食べれるコスパの高いワンランク上の居酒屋さんですね。

  • 鮪
  • 付き出し
  • デザート

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6位

実のり (河内小阪、八戸ノ里、河内永和 / 居酒屋、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2014/11訪問 2014/11/30

高級日本料理店で腕を振るっていたご主人の料理を気軽に楽しめるありがたいお店

産業通り沿いにあるジャパン・ケーキショー東京で”ポワールキャラメル”で日本一の栄光を手にしたアン・スタージュ サタケさんの向かいにできたのがこちら”実のり”さん。

電話で予約し、サタケさんの隣の駐車場に21時に入庫。この駐車場は現在のところ21時以降でしたら100円で2時間駐車できます^^

お店に入ると、1階はカウンター席、2階にはテーブル席の他、掘りごたつ席があり、私たちは今回カウンター席に案内していただきました。

ご主人は一見、職人堅気で頑固そうな雰囲気をお持ちで、奥様は積極的に接客をしてこられよくお話しをされる方です。
私も普段は話を聞きだすようにしているのですが、こちらのお店ではどんどん喋って下さるので本当に楽しかったです^^
レビュアーにとってはほんとありがたいですね♪

お話をお聞きしたところ、ご主人は1830年に大阪で創業した高級日本料理店の”なだ万”で腕を振るい、本拠地である北浜の他、中国やシンガポールなど海外遠征でも活躍された方でした。
ちなみに”なだ万”はアサヒビールが来月にも創業家から株式の51.1%を取得し買収する見通し。
”甘太郎”などを運営するコロワイドも”かっぱ寿司”を買収するなど年末に大手に動きが出てきましたね。

奥さんのお話を訊いていると途中で「もしかして同業者の方ですか?」って尋ねてこられました。
いろいろ食べてくるとちょっと知識がついてくるので、そう感じたのかもしれませんが飲食店関係でないことを知るとほっとした感じで、私が「撮影してもいいですか?」と尋ねると、奥さんが「食べログかなにか?嬉しい~♪」と言って喜んで下さいました。
最近はちょくちょく飲食店の方が食べにお越しになる他、先日は何も名乗らず食べた後で「美味しかったので」と雑誌の取材依頼も入ったようです。

さて、オーダーですがオススメされる料理や食べたいものを色々試してみることにしました。

”おでん”
良質な出汁が滲み渡っており、美味しい。平飼いで育った鶏の玉子もオススメ。

”茄子の田楽”
味噌が上品で、口の中でジュワ~っと広がるナスの甘み、味噌が引き出す旨味がハーモニーを奏でる。

●一押しの自家製”厚揚げ”
表面の硬めの食感と、中のとろける感じのギャップが絶妙。旨味が詰まった一品で、大根、生姜、ネギを添えていただく。

”せせり塩焼き”
阿波の鶏の旨味がぎゅっと詰まった一品。山椒、レモンはお好みで♪

”あんかけ”
具沢山で、様々な味と変化が楽しめる一品

”たこの唐揚げ”
淡路さんの蛸の旨味たっぷり♪アンデス岩塩やレモンはお好みで♪

”麻婆豆腐”
ご主人が中国で腕を振るっていたときに身に着けた”麻婆豆腐”で山椒の代わりに生姜が効いており、日本料理の職人ならではの味になっているが美味しく、中国人からも美味しいと認められた一品。

親子丼
平飼いでのびのびと育った鶏はストレスもなく美味しい卵を産み、パティスリーが使用するほど。この甘みたっぷりの玉子に阿波の鶏を使用。出汁も良く米は魚沼産コシヒカリで美味しいので〆にオススメの一品。

”林檎のコンポート”
赤ワインでリンゴの美味しさを引き出した〆のスイーツ♪

これだけクオリティーの高い料理を食べて、ビールや日本酒も飲んで2人で¥6,000程度はほんとありがたいです^^
ま~パートナーがまったくアルコールを飲まないので、これぐらいの金額で済んでるというのもありますが...^^;
適度な素材へのこだわりで価格を抑えながらも技術は手を抜かず、愛情のこもった料理でした。

全部料理を出し終わった後に、厨房からご主人が出てきてびっくりしたのが、意外にもよくお話をされる方だったことです。
私たちと同じようにお子さんはいらっしゃらないとのことでしたが、本当に仲が良いようでバランスのとれたご夫婦でした。

最後にご主人が「私たちを撮って下さい」と仰ったので、喜んで撮影しました。いつまでも仲良く元気でいてほしいと思えるお2人でした。

最後にコース料理もありますので、少しご紹介いたします。

実のりコース¥3,800(2名~前日までに要予約)+¥1,200で飲み放題付
先付け、お造り盛合せ(三種)、名物の手作り厚揚げ、天ぷら盛合せ、本日の炊き合わせ、新潟県魚沼産コシヒカリのおにぎり、赤だし、漬物、デザート

選べる鍋コース¥3,800(2名~前日までに要予約)+¥1,200で飲み放題付
選べる鍋(生姜鍋or寄せ鍋or鶏鍋)、先付け、お造り盛合せ(三種)、こだわりのだし巻、新潟県魚沼産コシヒカリのご飯で雑炊or麺、デザート

コースが2人からオーダーできるのも嬉しいですね♪

  • ”茄子の田楽”味噌が上品で、口の中でジュワ~っと広がるナスの甘み、味噌が引き出す旨味がハーモニーを奏でる。
  • 一押しの自家製”厚揚げ”は表面の硬めの食感と、中のとろける感じのギャップが絶妙。旨味が詰まった一品で、大根、生姜、ネギを添えていただく。
  • ”おでん”良質な出汁が滲み渡っており、美味しい。平飼いで育った鶏の玉子もオススメ。

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7位

東條 (徳島、阿波富田 / 日本料理、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2014/09訪問 2014/09/16

ゆったり気分で食事ができる雰囲気が嬉しい♪徳島の食材をふんだんに使った美しい日本料理に魅了される

愛媛から大阪まで帰る途中、徳島で宿泊することにし予約していた日本料理店がこちら”東條”さん。

店主は京都吉兆などで腕を磨いてこられた方で、独立後は地元の食材を中心に見た目も楽しめる日本料理を提供する人気店として2012年には食べログ ベストレストランにも選ばれたお店です。

料理の提供方法、見た目の華やかさ、パフォーマンス、器などを見ているとコスパの高さがわかります。
それは食材が地元のものが中心だからこそ”なせるわざ”で、徳島への愛情が強いご主人だからこそではないでしょうか。

●6,000円コース(要予約)
八寸鱈子旨煮、秋刀魚棒鮨、鴨ロースと芋のマスタードソースがけ
お店に入り席に着くと同時に提供されました。見た目も華やかでストーリー展開に期待が膨らみます。
最初から飯物が食べたい方への配慮が感じれますね。

土瓶蒸し松茸と徳島産鱧
体の中から温まる一品。優しい食感の鱧で、苦手なパートナーでも食べれました。好みで酢橘をかけながらいただきます。

”御造り”
徳島で獲れた鯵や土佐の鰹、北海道の帆立は軽く炙っており香りも良好
クラッシュアイスの上に華やかに盛られてきます。大分産の紅たでスプラウトや酢橘を加えていただきます。

初めは生ビール(キリン)をいただいたのですが、お造りが出てきたところで徳島の銘酒”芳水”をオーダーしました。

朴葉味噌焼き松茸、阿波牛、茄子、玉葱
味噌に絡めながら焼いていただきます。芳醇な野菜ととろけるような阿波牛は食べごたえも十分な一品でした。

塩釜鰆の西京焼き、しず塩焼き、栗甘露煮、芋に酢橘をかけながらいただきます。
このパフォーマンスは心弾みますね♪

御飯物いくら御飯
惜しげもなくどっさりのったイクラはまるで海のルビー♪
お腹も心も満たされる一品でした。

オレンジジュレ
フルーティーでジューシー♪オレンジそのままの美味しさをとじこめた一品。

魅了される料理の数々。これだけの内容で6,000円は値打ちがありますね♪

  • 八寸:鱈子旨煮、秋刀魚棒鮨、鴨ロースと芋のマスタードソースがけ
  • 土瓶蒸し:松茸と徳島産鱧
  • ”御造り”徳島で獲れた鯵や土佐の鰹、北海道の帆立は軽く炙っており香りも良好

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8位

293+ (四ツ橋、西大橋、心斎橋 / 居酒屋、焼き鳥、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2014/08訪問 2014/08/24

コスパ良好!紀州朝引き鶏、たこ焼き、一品充実♪堀江だからラグジュアリーだけど価格設定は京橋♪ヒューガルデンホワイト生¥580に日本酒もうまい!また行きたくなる店☆

河内小阪の南側にあった"焼きなはれ"さんがどこかへ行ってしまい。(移転先ご存じの方は是非とも教えて下さい。よろしくお願いします!)美術館に行ったら寄る福島のたこ焼店も貸切で、イートインたこ焼難民になってしまった私。

そこで調べて新規開拓しようと予約したのがこちら”293+"(ツグミ プラス)さんです。
京橋の人気店が北堀江に出来ていました。
向かいにはイタリア、フランス、スペイン製造元から直輸入しているショップがあり、買い物をしてから入店♪

まずは乾杯の生ビール♪
メニューを見るとヒューガルデンホワイト生(400ml)が¥580じゃないですか!これは嬉しい♪
コリアンダーシードとオレンジピールを加えた、スパイシーさとフルーティーな甘さを兼ね備えたベルギーが誇るホワイトビール♪瓶だったらこれぐらいの価格で出すお店は多いですが、生ではなかなか大阪市内では無いですね。似た感じでしたらすぎ乃 東大阪店さんぐらいですが、長瀬ですからここからでしたら遠いです。

店内はソファーでゆったり寛ぎながら食事ができるラグジュアリーな空間☆ひとりでも気軽に飲めそうな酒がずらりと並ぶカウンター席があります。

京橋でしたらギャップがありますが、北堀江でしたら馴染みますね♪
この辺りは昔は工場が多かったんですが、近年いい感じのお店が増え、若い方も南堀江や心斎橋から流れてくるようになりましたね☆

さて、料理なんですが鶏系が中心で美味しいです♪揚物を食べながらヒューガルデンを飲んだんですが気分は最高!
サラダもメニューが豊富なので、女性客にもウケそうですね☆

次に鶏の生キモ。器も凝っており、彩り良く華やかなので見た目も楽しめる一品。
白キモや黄キモと比べたらあっさりめですが、胡麻油が良いので美味しく日本酒とよく合います。

●日本酒は目に入った石鎚。私の田舎は愛媛県の西条市なのでまずはこれにしました。西条市は打ちぬきによって地下水を確保しているので、水が豊富で水道代がかかりません。しかも美味しく、名水百選になっているんです。
西日本最高峰の石鎚山から名付けた酒ですが、安心感のある味です。

●お目当ての”たこ焼き”は優しい出汁がきいていて美味しいです♪冒頭で話した店の味には届かないものの、周辺の専門店より美味しいです。ソースはつけずに食べるのですが、あっさりとした上品な味で生姜をつまみながら頂きます。

秋田の銘酒。新政(あらまさ)No.6 R-type(レギュラー)
6号酵母を使用した"特別純米"スペックの原酒。素晴らしい酒です!獺祭あたりが好きな方なら間違いなく美味しいはずです♪

〆には鶏の寿司をいただきました。
ボリュームのあるネタは生や炙りで。シャリは寿司職人がにぎる鮨専門店のようにはいかないものの、味が良く〆にぴったりの一品。

全体的にバランス良く、北堀江という上品な土地柄に合わせてラグジュアリーな店づくりになっていますが、価格設定は京橋^^
そこが嬉しいですね♪

また行きたくなる素敵なお店です♪

  • 鶏の生キモは器、彩り良く華やかなので見た目も楽しめる一品。胡麻油が良いので美味しく日本酒とよく合う。
  • 鶏の寿司。ボリュームのあるネタは生や炙りで。味が良く〆にぴったりの一品
  • これは素晴らしい!獺祭が好きな方なら美味しいはずです♪

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9位

(河内小阪、河内永和、JR河内永和 / 焼肉、ホルモン)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2014/10訪問 2014/11/19

カウンター10席のみの隠れ家焼肉店

弟から美味しい焼肉店があると聞いて来たのがこちら”吽”(うん)さん。
近鉄奈良線の河内小阪駅から少し南へ行った細い路地にあります。
フランクス 小阪駅前本店さんから少し南に行ったところです。)

何度か前を通ったのですがいつも満席で、特に女性客が多い感じ☆
そこで今回は22時をまわったぐらいに行き、店内に入ると貸切の後だった様子でタイミングよくスムーズに席に着くことができました。
店内は煙たくなくてイイ感じ♪
カウンター10席のみのお店で、つけダレをせずにA4ランクの和牛を日々厳選して提供されているのが特徴。だから店内の空気もいいんですね♪
店内で流れているBGMはブルースで、ご主人も奏者らしいです。

店名の由来は”阿吽”からきているとのことで、数年前に石切で焼肉店を営業されていたのですが起動にのりかけたところで不慮の事故に遭ってしまい休業に追い込まれてしまったとのことでした。
そこからリハビリに専念し、体の状態が良くなったところで2013年に復帰。人生最後の勝負に出るという気持ちを込めて”吽”(うん)という店名にしたらしいです。

既に地域の方から愛されるお店になっており、テレビや雑誌の取材はお断りで常連さんを大切にされています。
ただ、ブルースがお好きですのであの方が取材でいったら断れないかもしれません^^

さてさて、オーダーですがまずは生ビールを一杯♪
するとナムルの付き出しがでてきたのですが、これがサービスというのに驚き^^
あっさりしててこの時間にありがたい一品です♪

その他、オススメの塩タン、ハラミ、ロースをオーダーしましたが量が多いとのことですべてハーフサイズにして下さいました♪
ハーフにしても料金はちょうど半分っていうのも嬉しいですね^^おかげさまで色々食べれました!
柔らかくてジューシー♪タレもいい味ですのでガンガン食べれます^^

ビールがなくなったところで日本酒(春鹿)を注文したらご主人が注いでいる間に、女性スタッフの方がホタルイカを出して下さいました。
日本酒を注文したら付いてくるらしいです♪この阿吽の呼吸はお二人ならではのサービスですね^^
いや~酒にピッタリのアテです♪

中には女子大生が1人でメニューひととおり食べて、ドリンクも7~8杯飲んで帰るらしく、それでも1万円程度。
私は焼肉すべてハーフサイズで塩タン、ハラミ、ロースに生ビール、日本酒を飲んで2,500円でした♪

またパートナーと一緒に行きたいと思います。
ご馳走様でした♪

  • 塩タン、ハラミ、ロース
  • ロース(ハーフ)
  • ハラミ(ハーフ)

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10位

酒茶論 (品川、高輪台、北品川 / 日本酒バー、バー)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2014/08訪問 2014/08/19

日本酒の伝統に思いを馳せる浪漫古酒BAR

品川に住んでいる妹とその彼を案内して来たのがこちら酒茶論(シュサロン)さん。
日本酒・古酒専門のBARです。

洋酒は当然のこと沖縄の琉球泡盛古酒は飲む機会がありますが、日本酒の古酒は飲んだことがなかったので行きたかったお店です。

京急ショッピングプラザウィング高輪WESTの2階にあるのですが、意外と目に付きにくいところにありビルの中でも隠れ家的なお店があるのも東京ならではですね♪

まずはビギナー向けの「飲み比べセット」が2種類ありますので、こちらをオーダーしました。

●セットA:熟成年数の浅い古酒3杯 1500円
●セットB:熟成年数の深い古酒3杯 2400円


飲み方も丁寧に説明して下さるので安心♪色の薄い方から順番に飲んでいきます。古酒は色が濃く味もかなり濃厚です。
飲み比べセットは2週間毎に銘柄が変わりライト、ミディアム、フルボディの古酒3種が楽しめます♪

【オススメの肴】
”梅干の燻製”
口の中で広がる梅の香は古酒によくあいます。

”味噌の燻製”
2週間かけて燻した味噌。これまた珍味。

古酒を楽しんだ後は、普段愛飲している山田錦系の日本酒を伝えるとすぐにオススメを出してきて下さいました。

”竹林”(ちくりん)
山田錦使用。岡山県浅口の丸本酒造、無濾過生原酒の純米大吟醸。
ワイングラスで香りを楽しむ一杯。オーガニックにこだわり、まろやかな味わいでエレガントな余韻が残る素晴らしい一杯。

何故こんなに豊富な日本酒を扱えるのか訊いてみたところ、オーナーさんがもともと日本酒の資材を製造していたとのことでした。そこで日本酒の魅力を伝えるために古酒BARを造ったところ酒蔵のみなさんが協力して下さったようです。なるほど、納得です。

大阪でしたら熟成古酒barくおん島田商店と提携されているとのことでしたので、今度行きたいと思います♪

  • ”竹林”(ちくりん)山田錦使用。岡山県浅口の丸本酒造、無濾過生原酒の純米大吟醸
  • オレンジピールチョコ
  • 貴醸 平安造り

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