2回
2019/08 訪問
料理・ワイン共に高クオリティー
大阪のフレンチ、アニエルドールさんに伺いました。
予約時間を思いっきり遅刻してしまいましたが、
その旨の電話を入れると、とても親切に対応して頂けました。
エントランスから美しく、店内も洗練されていて、
気持ちよく食事ができます。
約10皿構成のお任せディナーコースを。
① 鮎 うり
② 烏賊 オクラ じゅんさい
③ 鱚 フォアグラ 茄子 フヌイユ
④ 倭寇サバ ブーダンノワール マコモダケ
⑤ 鱧 リドヴォ トリュフ 蕪
⑥ 海老 唐辛子 キヌア
➆ 鮮魚 アワビ 海藻 豆
⑧ 鳩 椎茸 いぶりがっこ
➈ ぶどう 大葉 ペドロヒメネス
⑩ 和梨 米
⑪ 茶菓子
ドリンクはペアリングで頂きました。
料理・ワイン共にクオリティーが高かったです。
今回はディナーでしたが、
かなりコスパの良さそうなランチでも行ってみたいです。
2019/08/10 更新
大阪を代表するフレンチのひとつ「アニエルドール (agnel d'or)」。
ミシュラン1つ星に、ゴエミヨ3トック(15.5点)とどちらも常連ながら
お店側がそれらを強く謳っていないのも好感度が高く
培った実力と歴史が全てだと、自信のほどが伺えます。
5年前に一度利用しておりますがかなり久しぶりということで
初見のつもりで楽しみにしておりました。
2024年に改装されたそうで、白を基調とした以前から
内外観ともに黒ベースでシックな印象を受けます。
テーブル席は10名ほどで2~4組がMAXでしょう。
料理・サービス共に無理せずさばけるキャパです。
ディナーコースは22,000円(2024年10月現在)のみと
なっておりそちらをお願いしました。
前日に急遽1名追加をお願いし快く変更して頂けました。
(逆に直前に人数が減る場合はキャンセル料がかかるので
キャンセルポリシーをご確認下さい。)
4名の利用で、ドリンクは品種の違う白ワインをボトルで2本、
赤ワインは持ち込みさせて頂きました。(要・持込料5,000円)
自分はワインリストひと通り見て即決できるタイプなのですが
この日ワインにうるさい方々と行ったこともあり
まずワインがなかなか決まらない、
決まってもワインの状態を確認したりしていて
入店してから30分空白の時間を作り出してしまいました。
レストラン側からしてみるとアミューズ以降の
前菜の段取りなどあると思うので
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
自分としてはサービスの方にも持っているものを
のびのびと発揮して仕事をして頂きたいので
もう少し周りを制御しなければいけなかったなと反省。
レストラン側に気持ちの良いサービスを期待するのであれば
まずは我々客側の姿勢も律しないといけないなと襟を正しました。
レストランにおける痛客にならないよう気を付けたいです。
気を取り直して料理に入ります。
① 和牛、雲丹、南瓜、ホオズキ
アミューズは2皿。アニエルドールさんの
名刺代わりとばかりに和出汁の効いた雲丹が登場。
フレンチ×和のテイストが全編に渡って繰り広げられます。
ボール状にくるまれた和牛も絶品。
白ワインはアルザスのリースリング(写真撮り忘れ)と
仏ブルゴーニュ、サシャーニュ・モンラッシェ・プルミエ。
ボトル価格15,000円と30,000円ほどで
ワインの値付けも良心的でした。
* Vincent & Sophie Morey - Chassagne-Montrachet 1erCru "Les Caillerets" 2017
② 鰹、唐辛子、マコモダケ
前菜1皿目は惚れ惚れするロゼ色のカツオ。
カツオ自体がおいしいのはもちろん、
皮目はパリッと炙りが入っていて香ばしく
味のコントラストが楽しめます。
メニューに目をやると「唐辛子」?と疑問だったのですが
カツオの下がエスニックなチョリソー仕立てとなっており
テイスト面のバリエーションが豊富ですごいです。
前菜からいきなり感動なひと皿。
この料理は白でも赤でも合いそうだったので
持ち込みの赤ワインも開けて頂きました。
* Benjamin Roblot - Chambolle-Musigny 1erCru "Les Gruenchers" 2020
仏ブルゴーニュ、シャンボール・ミュジニーを拠点に
2016年のファースト・ヴィンテージから
個性を感じていて注目している新進気鋭の
生産者、バンジャマン・ロブロ。
気候の影響か2020年ヴィンテージが
どの生産者も一様に凝縮感が強めで
個人的な好みとは少し離れていますが
好きな生産者なので購入し、良いレストランで
開けようと思っていた一本です。
御多分に洩れずこの2020年も濃厚なテイストで
結局最終盤にやっと開いてきた感じでした。
③ マナガツオ、米、菊芋
まだお魚料理ではなく前菜です。
このマナガツオとソースが絶品で唸るおいしさ。
素人なので何がどうなってこうなったのか
説明できないのがもどかしくもありますが、
もはやおいしい料理を前にして説明すること自体
野暮な行為なのかもしれません。
④ 秋刀魚、イチジク、大根
季節感の出た秋刀魚に大根ベースのソースが
素晴らしくマッチング。
これはシャルドネだと少しエグみが出そうだったので
リースリングと合わせました。
日本酒が一番合いそうな和要素の強い一品。
⑤ 鰻、小芋、蓮根
ずっしりとしたウナギが登場!
脂の乗り方がハンパない!!
これも和テイストで全日本人が好きなお味でしょう。
もうここまでくるとおいしい料理に
ジャンルやカテゴリーの区分は必要ないと思えてきます。
⑥ スジアラ、ナメコ、銀杏
お魚料理はスジアラ。これも和テイストの
ソースをシェフ陣がかけてくれて完成。
銀杏も添えられてしっかりと季節も
感じさせてくれるお料理です。
⑦ 素麺、スッポン、生姜、ニラ
お肉のメインにいく前に麵ものが出てきました。
付け合わせで出てきた春巻みたいなのが
ニラの粉末を纏わせてあり、抹茶パウダーみたいに
使われるニラの使い方も斬新かつおいしかったです。
料理人さんの発想力ってすごくないですか?
⑧ 蝦夷鹿、舞茸、ミズノミ
メインは蝦夷鹿。5年前に伺った時もメインは
ジビエだったと記憶しておりますが、
当時ももちろんおいしく頂いたものの
おいしいレベルの上限が解放されたかのように
格段においしくなっていて圧巻でした。
シェフにしか見えない限界のその先の扉が開かれたようです。
⑨ マスカット、グラパラリーフ、発酵乳
⑩ 洋梨、トリュフ、百合根
⑪ 茶菓子
おいしいデセール、茶菓子を頂いてごちそうさまでした。
以上を頂きひとり35,000円ほど。
思ったより安価に納まり大満足!
サービス料は表示価格に含まれているのか
乗っていなかった様に思ったのですが
詳細が分からないので明言は避けておきます。
食事に行けばその一日を確実に特別な日にしてくれるレストラン。
まざまざとその素晴らしさを体感出来た夜でした。