27回
2017/12 訪問
2次会で冷製オードブルにドイツのピノ
今日はよく飲み食べ、しかも私のもの好きにつきあってくれる仲間で、鰻はし本からドミナスへ。これは、ゴールデンルートだな。
井手シェフの冷製の品々は、どれもすばらしくうまい。2次会でも、ワインだけなんてことはしない。全部の料理にワインが使われているから、ワインがダメな人は残念だが、浸透圧までこだわって作る料理人なんて、他に見たことない。
今日の品の中では、ポルチーニとジロルとトロンペットのテリーヌが最高だった。茸が好きな私には、もうこれはあり得ない組み合わせ。
ハマチの臭みを感じさせないカルパッチョや、津軽鶏もおいしかった。
今日のワインは、友人が選び、Friedrich Becker Spätburgunder [Kalkgestein] 2009。2009年はドイツのグレートヴィンテージだそうだが、熟成入ったピノ・ノワールはすごいね。カルクゲシュタインは、石灰岩質の土壌で作られているということ。ドイツのピノ、只者ではない。
お店で一番高価な素敵なグラスで出して頂き、ありがとうございました。
お通し
お通し
冷製オードブル
冷製オードブル
Friedrich Becker Spätburgunder [Kalkgestein] 2009
Friedrich Becker Spätburgunder [Kalkgestein] 2009
Friedrich Becker Spätburgunder [Kalkgestein] 2009
2017/12/09 更新
2017/12 訪問
2本足ジビエ×3の食べ比べ!
冬になり、ジビエの季節到来!ということで、ドミナスに行かなくちゃと思って、いろいろ見たら、年々捕獲量が減って輸入も減っている模様。ムッシュに聞いたら、いつまで食べられるかわからないということで、おすすめを聞くと、なかなかどれも甲乙つけがたい。ペルドローと呼ばれる山うずらには2種類あって、ルージュとグリがある。そして、グルーズと呼ばれる雷鳥も外せない。
フランス産はかなり禁漁になって、今はスコットランド産がメインとのこと。
そこで、ジビエならこの人という友人を呼んで、ペルドロールージュ→ペルドローグリ→グルーズを半身ずつ食べる、プレミアムジビエコースをムッシュにお願いした。グリは高価なこともあり、在庫確保のため、2週間前に予約となった。
量が多くなるので、通常出される前菜の盛り合わせは省くことに。
最初にクレマンを1杯お願いして、スタート。
今日のアミューズは、鯛のプリン。これは、2層になっていて、鯛の出汁が凝縮された部分と生クリームの部分になっている。泡や白ワインとの相性ばっちりで、超美味。
ワインは、1本ジビエに合わせてピノノワールに。ドイツのVilla Wolf Alte Rebenの Spätburgender 2004。ドイツのピノノワールだね。
最初はきれいな赤色だったのが、開いてくると香りも増して、れんが色になっていくのがよくわかった。
そして、前菜抜きでいきなり、スコットランド産ぺルドロ―ルージュ。これは、サラダ仕立てで、トリュフのせ。ルージュは足が赤い。フィンガーボールを出してもらって、手づかみで骨周りもしっかり食べる。やや筋肉質な感じで、においは気にならず、味はあっさりめ。
次に、スコットランド産ぺルドロ―グリのポワレ。グリはルージュよりもコクがあって、肉質はやわらかい。価格もグリの方がちょっと高いらしい。
2本足ジビエの食べ比べの最後は、スコットランド産のグルーズのポワレ。お皿が置かれたとたんに、独特の匂いがただよう。前にムッシュのグルーズを食べたのは、3-4年前だったな。ムッシュは内臓は使わず、血抜きもするので、これらのにおいはなく、雷鳥本来の風味ということになる。肉質は硬く、すじも何本もあり、食べやすいものではない。そして、松脂が足に溜まるという下半身では苦味を感じる。とにかく一度食べたら忘れない香りと味。
これでおしまいでもよかったのだが、やはり、ドミナスのスペシャリテのひとつ、赤ワインリゾットを食べずに帰れない。そこで、ひと皿だけ、フォアグラではなくトリュフのせでお願いした。ワインカレーもバージョンアップしているのだが、今回はこちら。このワインリゾットの味はムッシュにしか出せない。最高!
ということで、ぜいたくな2本足×3のジビエコースはおしまい。
しばらく、ピノの余韻を楽しんで終了。
外メニュー
鯛のジュレ
鯛のジュレ
鯛のジュレ
鯛のジュレ
シューパン
シューパン
フォカッチャ
フォカッチャ
ぺルドロ―ルージュのサラダ仕立てトリュフのせ
ぺルドロ―ルージュのサラダ仕立てトリュフのせ
ぺルドロ―ルージュのサラダ仕立てトリュフのせ
ぺルドロ―ルージュのサラダ仕立てトリュフのせ
トリュフ
Villa Wolf Spätburgender Alte Reben 2004
Villa Wolf Spätburgender Alte Reben 2004
Villa Wolf Spätburgender Alte Reben 2004
ぺルドロ―ルージュのサラダ仕立てトリュフのせ
ペルドローグリのポワレ
ペルドローグリのポワレ
ペルドローグリのポワレ
ペルドローグリのポワレ
ペルドローグリのポワレ
ペルドローグリのポワレ
グルーズのポワレ
グルーズのポワレ
グルーズのポワレ
グルーズのポワレ
グルーズのポワレ
グルーズのポワレ
グルーズのポワレ
グルーズのポワレ
ワインリゾット・トリュフのせ
ワインリゾット・トリュフのせ
ワインリゾット・トリュフのせ
Villa Wolf Spätburgender Alte Reben 2004
2017/12/05 更新
2017/09 訪問
初めて2軒目で利用
ドミナスは、私の場合料理を外せないので、今まで食事からしか行ったことがなかった。でも、井手シェフは遅くまでやっているし、料理も作れるということで、初めて22時半くらいに訪問。5人だったので、先客を追い出してしまうような感じになって申し訳なかったが、なんとか着席。
ワインは専門の先生に任せて、チーズも食べたいということで追加、私は、せっかくなので、コースの前菜を軽く盛合せにしてもらった。
迷った挙句に先生のチョイスは、RAMEY Cabernet Sauvignon 2007。2代目の己郷(みさと)さんがデカンタージュをしてサーブしてくれる。
最初は硬いが、これはじっくり開いてくるだろう。とてもよい香り。めったにCabernet Sauvignonを飲まないので、ちょっと新鮮でもある。
鶏肉のコンフィに、にんにくとゴマのペーストがとてもおいしい。
シャルドネとピノノワールで燻製にしたうずらもいつもおいしい。
前菜の盛り合わせは、この間出してもらったものがベース。ハマチにいわしのワインマリネに、わかさぎのシャルドネマリネと、琵琶湖の小鮎のピノノワールマリネも。この前はオマールを食べたので、前菜から外されていたアカザエビは、今日は、ニューカレドニアの天使の海老になっていた。これは、まさに刺身のような仕上げ。
ワインが開いてきて、ブーケがいい感じに。このワインは、おそらく他ではなかなか飲めないだろう。みんなおいしかったと言っていた。己郷さんチョイスはバッチリだった。
ワイングラス
2代目己郷(みさと)さん(店主掲載承諾済)
RAMEY Cabernet Sauvignon 2007
RAMEY Cabernet Sauvignon 2007
RAMEY Cabernet Sauvignon 2007
RAMEY Cabernet Sauvignon 2007
鶏肉のコンフィ
鶏肉のコンフィ
ごまとニンニクのペースト
うずら卵の燻製
うずら卵の燻製
チーズ盛り合わせ
鶏肉のコンフィ
前菜盛り合わせ
前菜盛り合わせ
2017/10/01 更新
2017/09 訪問
ドミナス20周年・日本橋1周年記念のアニバーサリーコース
9月は、ドミナスの開店20周年記念、そして日本橋に移転して1周年。今月限定のアニバーサリーコースが提供されている。そこで、ワイン好き、魚好きの連れを誘って訪問。
やはりこちらは、中高年の客層が中心なようで、我々が最も若輩。
最初は、ANNA Brut Reservaでスタート。
アミューズは、一見ビシソワーズ。しかし、これは、豚足をシャルドネで煮込んだジュ―でつくったコンソメジュレと、淡路島産玉ねぎを真空低温で甘さをましたピューレの組み合わせ。しかも、下には、なすのコンフィ、上には、アキテーヌ産の熟成キャビアが。熟成キャビアははじめて。部分部分を食べても、混ぜて食べても、アミューズの域を超えている。
次に、ドミナスの真骨頂のオードブル。今日は、旬の魚介盛り合わせ。
・宍道湖シジミのジュレ: シェフがいっしょうけんめい殻を外していたシジミは、味が濃い。
ここから、低温コンフィ。
・富士山サーモン低温調理: 低温コンフィが最もなじむサーモン。富士山サーモンは虹鱒で、普通のサーモンと比べて、サケっぽい匂いがなく、美味。
・マンボウのパルミジャーノ・レジャーノ炙り: マンボウだけでも珍しい。まぐろのようなしっかりした身で、しかもパルミジャーノをのせて炙ってある。もっと食べたい。
ここから、青魚3種。
・イワシのシェリービネガー〆: イワシと思えない味になっている。
・サンマのバルサミコビネガー〆: サンマはやはり、赤いソースが合う。
・カツオのたたき赤ワインづけのマリネ: カツオと赤ワインも相性がよい。
ここから、いわゆる南蛮漬け。
・夏ワカサギのシャルドネ・エスカベッシュ: ワカサギは白ワインに合う。
・小鮎のピノノワール・エスカベッシュ: これもワカサギかと思ったら、なんと琵琶湖の小鮎。よって、これで成魚。しかも赤ワインで合わせるとは。
・生海苔のペースト・サラダドレッシング: 生海苔で和の香りを入れているところがいいね。
・シャンパンピクルス: これはドミナスの定番。
ここで、ワインは、私は、Weißer Burgunder Trocken 2014。ピノブランですっきり流れるタイプ。連れは、ちょっと甘めのStoeffler Gewurztraminerを飲んでから、同じものを。
いつものシューパンが出される。ついつい食べてしまったが、ここで止めておく。
ここで赤ワインに切り替え。BLANCK Pinot Noir 2015。
魚料理は、活きオマール海老のポワレ、モンサンミッシェル産ムール貝のアメリケーヌソース。カナダ産のオマール海老だが、つい最近、雌の指定ができるようになったそうで、しっかりオマールの味噌と卵がつまっている。味噌と卵をしっかり食べられるオマールなんて、早々お目にかかれない。
本体の方ももちろん美味。ソースは、ムールがダメな私の方は、ムール抜きで、濃厚なアメリケーヌに、連れの方にシェフは2人分のムールを入れてくれて、こちらはスープ風に仕上がっている。
オマールの旨味が染み出たソースは最高で、フォカッチャですべてお腹におさめた。
ここで私は、Napanookの2013に。カベルネメインのワインを飲むことは少ないが、今日は特別。
連れは、KUNDE Zinfandel 2014に。
そして、肉料理は、和牛コサンカクのステーキ、フレッシュトリュフ添え。
歯ごたえがあって旨味のあるコサンカク。これをトリュフと合わせて口に入れるぜいたく。一度食べたら、忘れない。
ワインは、私はNapanookをもういちど。連れは、GLARR'S GSM 2013。
〆は、いつものあめ色玉ねぎの赤ワインカレー。初めて食べた連れは、とても喜んでいた。
デザートは、コーヒーゼリーとキャラメルのアイス。
久しぶりに、ゆっくりワインを飲んで、フルコースの料理を楽しませてもらった。
井手シェフ渾身の技が集約されたアニバーサリーコース。もうこれ以上はない。
やっぱり、井手シェフの料理からは目が離せない。低温コンフィに真空調理を極めすぎて、もう常人ではついていけない境地に達している。
ワインの温度とマッチさせて料理も出されるので、できる限り、その温度が変わらないうちに食べるのが鉄則!
ANNA Brut Reserva
アキテーヌ産キャビア添えのアミューズ
アキテーヌ産キャビア添えのアミューズ
旬の魚介盛り合わせ
旬の魚介盛り合わせ
青魚のマリネ
わかさぎと小鮎
しじみのジュレ
海苔とグリーン
まんぼうのコンフィ
Weißer Burgunder Trocken 2014
Stoeffler Gewurztraminer
BLANCK Pinot Noir 2015
シューパン
活きオマール海老のポワレ
活きオマール海老のポワレ
活きオマール海老のポワレ モンサンミッシェル産ムール貝のアメリケーヌソース
活きオマール海老のポワレ モンサンミッシェル産ムール貝のアメリケーヌソース
フォカッチャ
Napanook 2013
KUNDE Zinfandel 2014
活きオマール海老のポワレ
GLARR'S GSM 2013
和牛コサンカクのステーキ フレッシュトリュフ添え
和牛コサンカクのステーキ フレッシュトリュフ添え
あめ色玉ねぎの赤ワインカレー
あめ色玉ねぎの赤ワインカレー
LAPHROAIG 10年
デザート
デザート
エスプレッソ
2017/09/09 更新
2017/03 訪問
理解を超えた低温真空調理
しばらくぶりのドミナス。井手シェフは、日夜低温&真空調理を極め続けているようで、その説明を聞くと、もはや科学の話に近い。コンマ以下3桁の温度まで来たので、もはや素人はおいしく頂けばよい。
今日は、コース料理にワインをスパークリング・白・赤と組み合わせて1万円でお願いした。
久しぶりだからと前菜をたっぷりにしてもらった。
まずは、アミューズ。4種類のムース。にんじん、じゃがいも、コンビーフに、鶏レバー&飴色玉ねぎ。にんじんは、京にんじんのように甘い。レバーのムースは、玉ねぎの香りがとてもよい。
オードブルの盛り合わせは、ハマチとサーモンの真空低温カルパッチョ、鶏むね肉の真空低温トマトジュレ、子持ちししゃものシャルドネ南蛮漬け、うずらの卵のワイン煮込み、シャンパン・ピクルス、あとは、豚肉のスモーク仕上げとさつまいもだったと思う。
実は、私、ハマチの生臭さがきらいで食べない。でも、このハマチは、まさにそこを改良した生臭くないカルパッチョだった。サーモン共々、刺身を食べているよう。鶏肉も仕上げがとても柔らかい。いつも、わかさぎで出していたエスカッベシュは、子持ちししゃもでとてもおいしい。
私などは、メインに行かずとも、このオードブルだけで、ドミナスに来たかいがあると思うくらい。相変わらず、いつもすばらしい。
フォカッチャとシューパンもおいしい。シューパンはお代わりした。
パスタは、季節のホタルイカと菜花のトマトスパゲティ。ホタルの加工にも工夫がなされていて、まるで気にならない。もっとえぐいのが来るかと思ったら、意外。
ここで、赤ワインを選ばせてくれた。イスラエルのシラーズと、ドイツのピノノワール。かなりドイツの赤ワインの話を聞いていたのと、ドイツの赤ワインを飲むのは、アッフェンターラーのシュペートブルグンダー以来だったので、このドイツのFRIEDRICH BECKER SPÄTBURGUNDER 2012にした。このピノノワールは、ぜひ飲んでみて。
そして、メインは、3品から選べるが、これも井手シェフの力の入れ方が尋常ではなかった、牛ハンバーグのシャンピニオンソース。アリコ・ココ・ブランという、白インゲン豆が添えられていて、この豆にも注目。
ハンバーグは、切ってもジューが出ないのに、口に入れるとジューシーという、井手シェフの傑作。塩加減もばっちり。ほのかにクミンの香りがするので、聞いてみたら、カレー粉を2g入れたそうだ。見た目とはまったくタッチが違うので、見て食べて驚いてほしい。
〆のワインカレーも進化していた。前がもっと赤かったのが、やや飴色に。カレーっぽくなったと言ったら、マドラスというカレーパウダーを使っていると。全部種明かししちゃうのも井手流。
デザートは、パンナコッタとエスプレッソ。
ちょっとご無沙汰したが、やはり体調と体重をコントロールして、毎月食べに来ないと、井手シェフの進化についていけないよ。
お店
看板
コースメニュー
アミューズ
アミューズ
オードブル
オードブル
オードブル
オードブル
シューパンとフォカッチャ
ホタルイカと菜花のトマトスパゲティ
ホタルイカと菜花のトマトスパゲティ
FRIEDRICH BECKER SPÄTBURGUNDER 2012
シューパン
牛ハンバーグのシャンピニオンソース
牛ハンバーグのシャンピニオンソース
牛ハンバーグのシャンピニオンソース
牛ハンバーグのシャンピニオンソース
ワインカレー
ワインカレー
パンナコッタ
パンナコッタ
エスプレッソ
2017/03/19 更新
2016/11 訪問
あのムッシュが低温・真空調理とワインのマリアージュで復活!
2014年12月に銀座のお店をクローズしてから1年半超を経て、日本橋室町にドミナスがリニューアルオープン。充電期間にムッシュは、低温調理と真空調理を研究され、グレードアップしたワインとのマリアージュを極めていたとのこと。
早速以前からいっしょに通うファンと訪問。コースは2つ設定されていて、カジュアルセット5500円とドミナス・スペシャル9500円。
カジュアルセットは、4品でデザートなし、スペシャルは5品+デザートで、どちらもワインは指定銘柄を好きなだけというコース。
この日は、ドミナス・スペシャルでスタート。
ワインは、エキス分の濃いシャンパンから。続いて白は、Hestiaのこれまたエキス分の濃いリースリング、Vrai Coteのシャルドネと続く。
最初に、かぼちゃの冷製スープジュレ・キャビアがけ。甘いかぼちゃがやさしい。
前菜5品盛り: お得意の鯛の昆布締め&シャルドネのカルパッチョ・パテドカンパーニュ・ワインピクルス・にんじんのマリネ・うずらのコンフィの5種。どれもムッシュ感あふれる一品。カルパッチョは、昆布締めの後シャルドネで仕上げる逸品。うずらのコンフィも味が深い。
ここで、サーモンと合わせるピノノワールをはさんで、ワインはHestiaのカベルネフランに。
サーモンのコンフィとアメリケーヌソースのパスタ: 低温+真空調理で仕上げるサーモンはそれだけで最高。この味は、食べてみないと伝えられない。そこに、濃厚なアメリケーヌソースのタリアテッレをからめたこの一品、初めての味で感激。
サガリのシャリアピンステーキ: サガリを使って、ほとんどワインソースかと思う、独特のシャリアピンソース。これも食べないとわからないおいしさ。
赤ワインリゾット トリュフのせ: 定番の赤ワインリゾットに、トリュフを厚切りたっぷりに乗せてくれた。これは毎回食べたい。
ヌガーグラッセ: さくっとした仕上げで爽快。
ベルガモットティー: とても香りの強いアールグレイ。
ということで、リニューアルの初ディナーは、ムッシュの技がすべてに込められていて、1年半ぶりの懐かしさとともに、しっかり味わえた。ご夫婦で続けていけるよう、ラストも22時、土日祝はお休み、ランチなしだが、これだけの料理とワインをこの価格で味わえるのは、とてもうれしい。
また、季節の素材に合わせた料理を堪能したい。
2016年8月: 今日は家族で3人で訪問。料理はおまかせで。
最初に、フォカッチャと、かぼちゃの冷製スープ・豚足のジュレ・キャビア添え。前回も出してもらった、このかぼちゃ、甘くておいしい。
前菜5種盛りは、お刺し身のような、ほたての低温カルパッチョ、ベーコンではなくコンビーフのシーザーサラダ・鴨の入ったパテドカンパーニュ、桜姫鶏でチーズを巻いたもの、そして砂肝のコンフィ。砂肝は、焼鳥のようにぷりっとしたものではなく、コンフィなので、しっかりした歯ごたえに。
ここで、オマールのフェットチーネ・アメリケーヌソース。レアのようなオマールの低温仕上げにびっくり。アメリケーヌも大人向けの濃い味。
メインは、家族の好みでハンバーグに。だが、このハンバーグ、フォアグラ包みハンバーグで赤ワインソース、牛ほほ肉もそえて、さらに、ポテト、200℃コンフィのにんにくと、ムッシュ凝りすぎ。あまりに熱くて、しかも、味が濃くて、水を大量に欲した。
最後は、赤ワインリゾット・トリュフ乗せ。これはこちらでは定番だが、家族は、世界の3大珍味に一晩で遭遇したわけで、目がテンになる状況。
家族はこれだけお腹がいっぱいになってもデザートを食べたいというので、チーズケーキを出してもらって、完食。
今日は味が濃いめのものが多くて、量もかなりあったので、家族は完食できず。私も死にそうな状況で帰宅。今週の木曜日の予約を心配するほどだったが、翌朝起きてみると、まったくお腹に違和感がない。やはり、バターを使わない、ムッシュの調理は違う。でも、ムッシュ、ちょっと味濃いかも。ワインを各料理に合わせて飲まない人には、もう少し薄味で出してもらった方が食べよいかな。
2016年8月②: 今日は3人で訪問。今回もあまり飲まない面子での会だったので、あらかじめムッシュに言っておいたら、前回のこともあり、今日は量も塩気も調整してくれた。
スパークリングのSALVIANOでスタート、アミューズは、たこのカルパッチョ風。
前菜は5種類で、今日は、マメアジのマリネ、なんこつのこれもマリネ、鴨肉とごぼうの入ったパテドカンパーニュ、桜姫鶏でチーズをくるんだもの、ワインピクルスにニンジン。マメアジはムッシュのお気に入り食材のひとつ。
白ワインは前回と同じく、リースリングとシャルドネ。
ここで、かつおが出てきた。これも低温と真空を組み合わせて調理されたもの。一見カルパッチョ風だが、火が通っている。焼き枝豆のワインマリネが添えてある。
赤ワインは、Cono SurのPinot Noirに、ALTIMVSのMMXI。
メインは、前回のリベンジとムッシュがいうハンバーグ。今回は、シャリアピンのようなソースに茄子を添えて、軽めに仕上げてあった。これはおいしい。これはご飯と食べたくなる一品。
〆は、赤ワインのカレー。お店で食べるのは久しぶり。
今日は、量も味もうまく調整してくれて、ばっちり。さすが、ムッシュ。
2016年11月: 今日は16人で2時間貸し切り。予算に制限があって、事前に相談したところ、とても上手にアレンジしてくれた。
テーブルふたつに11人、3人、カウンターに2人の配分。
ワインは、イタリアのスパークリング、白、昨日解禁のBeaujolais-Villages Nouveau 2016、そしてイタリアの赤、。
料理は、アミューズが、わかさぎのシャルドネ・エスカッベシュ。ワインで仕上げた南蛮漬け。
前菜は6種盛りで、桜姫豚のパテ、うずら豆の赤ワイン煮スモーク、コンビーフスティック、砂肝のコンフィ、ふぐのテリーヌ、レンズ豆にピクルス。ムッシュ渾身の前菜は、どれも技が細かい。特に、ふぐの出汁、身、皮を使ったシャルドネ仕上げのテリーヌは、すばらしい。
シューパンとフォカッチャを出してもらって、ソースもきれいに食べる。
メインは、桜姫鶏の真空低温調理。最近、仕上げたというこの鶏料理は、火が通っていると思えないような、つるんとした食感で、ソースなしで食べても、鶏の出汁の味でとてもおいしい。
〆はミニワインカレー。これは変わらないおいしさ。
今日のデザートは、マシュマロナッツアイス。溶かしたマシュマロでナッツを固めたものとバニラアイスの組み合わせ。こうなるのか、と思う味。
たまにはこういう貸し切りもいいなと思うアレンジで、流れよく楽しめた。
ムッシュ夫妻(掲載承諾済み)
お店
前菜6種盛り
前菜6種盛り
桜姫鶏の真空低温
シューパンとフォカッチャ
ワインカレー
マシュマロナッツアイス
わかさぎのシャルドネ・エスカッベシュ
わかさぎのシャルドネ・エスカッベシュ
桜姫豚のパテとうずら豆の赤ワイン煮スモーク
コンビーフスティックと砂肝のコンフィ
ふぐのテリーヌとレンズ豆とピクルス
Beaujolais-Villages Nouveau 2016
Beaujolais-Villages Nouveau 2016
桜姫鶏の真空低温
ワインカレー
マシュマロナッツアイス
コーヒー
ワイングラス
たこのアミューズ
たこのアミューズ
前菜5種
前菜5種
SALVIANO
フォカッチャ
ALTIMVS・CONO SUR
かつおのコンフィ
かつおのコンフィ
ハンバーグ
ハンバーグ
赤ワインカレー
赤ワインカレー
フォカッチャと、かぼちゃの冷製スープ・豚足のジュレ・キャビア添え
かぼちゃの冷製スープ・豚足のジュレ・キャビア添え
かぼちゃの冷製スープ・豚足のジュレ・キャビア添え
ほたての低温カルパッチョ・コンビーフのシーザーサラダ・パテドカンパーニュ・桜姫鶏チーズ巻き・砂肝のコンフィ
ほたての低温カルパッチョ・ベーコンのシーザーサラダ・パテドカンパーニュ・桜姫鶏のチーズ巻き・砂肝のコンフィ
オマールのフェットチーネ・アメリケーヌソース
オマールのフェットチーネ・アメリケーヌソース
オマールのフェットチーネ・アメリケーヌソース
オマールのフェットチーネ・アメリケーヌソース
フォアグラ包みハンバーグ・赤ワインソース
フォアグラ包みハンバーグ・赤ワインソース
フォアグラ包みハンバーグ・赤ワインソース
赤ワインリゾット・トリュフ乗せ
赤ワインリゾット・トリュフ乗せ
赤ワインリゾット・トリュフ乗せ
チーズケーキ
チーズケーキ
お店
入口
お店
かぼちゃの冷製スープジュレ・キャビアがけ
かぼちゃの冷製スープジュレ・キャビアがけ
フォカッチャ
フォカッチャ
前菜5種盛合せ
鯛のシャルドネカルパッチョ・パテドカンパーニュ
パテドカンパーニュ・ワインピクルス・にんじん
ワインピクルス・うずらのコンフィ
うずらのコンフィ
白ワイン
サーモンのコンフィとアメリケーヌソースのパスタ
サーモンのコンフィとアメリケーヌソースのパスタ
サガリのシャリアピンステーキ
サガリのシャリアピンステーキ
赤ワインリゾット トリュフのせ
赤ワインリゾット トリュフのせ
ヌガーグラッセ
ヌガーグラッセ
ベルガモットティー
2016/11/19 更新
鰻屋からの2次会でドミナスというパターンが、今とても旬。鰻屋さんはだいたい早く終わるし、長居するところではないので、早々に切り上げ、じっくりワインというのがハマるのだな。
というわけで、前回の鰻はし本に続き、今日は、日本橋いづもやからの2次会。電話したら、ちょうど当日キャンセルが出て、席が空いたという。今回のは違うが、最近は、ドタキャンがどこも多いようで、大変だね。全くの初めての団体さんは、日本人・外国人を問わず前金にするくらいしないと難しいのじゃないかと話していた。
今日は満席なので時間がかかったが、冷製オードブルをお願いした。ワインは、このところピノノワール続きで、今日は友人が選んだら、なんとピノがいいということで、何本か薦めてもらう。選んだのは、少々薄いという人もいるが、エレガントだという、イタリアのピノ。
最初に開けたらコルク臭がするというので、2本目を開けてそちらをサーブしてくれた。こんな機会だからと、先に開けたのも飲み比べをさせてくれ、素人ではにおいではとてもわからなかったが、味は確かに違って、何かえぐみのようなものを感じた。
軽いと言われたピノは、とてもきれいな赤色で、飲みやすく、我々にぴったりだった。
最初に、ほうれん草のクラムチャウダーが出た。上にチーズをのせて焼いてある。ちょっと変わってるね。
冷製オードブルは、シャンパンピクルス、まぐろとにんじんのムース、白・赤のワインうずら卵の燻製、豚ほほ肉のパテ、軟骨、津軽鳥、信州サーモンという組み合わせ。
パテは、ほほ肉が真ん中で両端は何だったかな?しかも両端の味付けが違っていて、やりすぎだよ、ムッシュ。おいしかったけど。
今年はこれで最後かな。やっぱりドミナスは冬が盛り上がるなあ。