ゴンからの手紙さんのマイ★ベストレストラン 2014

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ゴンからの手紙的ひとりメシレストランガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

見返してみるといろいろ行ってるなぁと。

そんな中上位に挙げたお店は、
どちらも「他のお店では見たことのない料理が出てくる」というところばかり。
でもそういうお店はちゃんとサービスやお味などもしっかりしてます。
そういうベースがあってこそのオリジナリティに説得力が出るのかもしれません。

そんなお店は今後とも応援していきたいです。

マイ★ベストレストラン

1位

串揚げはやし (神楽坂、牛込神楽坂、牛込柳町 / 串揚げ、居酒屋、焼肉)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2014/05訪問 2014/06/17

『真の名店』とはこういうお店のことだと思う

一見すると、ちょっとこわそうな若いお兄さんがやっている、ただの小さなお店のようにみえます。
だがしかし、その実際は、
その若い大将の細やかな気遣いと、最高の素材を最高の状態で供するこだわり
そしてなによりも、来たお客さんを満足させて帰したいという
まさに「おもてなし」の心意気が存分に詰まった空間と時間、
そして料理という名の芸術品を提供してくださるお店でした。


プロフィール欄の「お店の評価基準」のところに、私はこんな言葉を書いています。
「真の名店とは、どんなお客様に対しても満足させて帰途につかせる店である」

まさにその『真の名店』と呼ぶにふさわしいお店に
久々に出会えました。
まさか自宅から歩いて10分という近いところにあるとは。


あ、大将はとても素朴な博多弁ばりばりのとても人懐っこい親切な方です。
怖くないのでご心配なく。


このお店にメニューはありません。
串焼き10本に、別皿が3皿というコースが基本になっています。
会計時のおあいそを見る限り、8,000-9,000円(税抜き)位だと思います。
日本酒2合と合わせて10,000円ちょっとくらいです。


今回頂いたコース内容は以下のとおり

 1.よもぎ麸 柚子味噌をまとって
 2.魚卵を仕込んだこんにゃくの田楽
 3.銀杏

今日のお造り:
 アジ
 イサキ
 カンパチ
 シマアジ 青唐辛子をあしらって
 キンメダイの炙り

 4.キス
 5.ズワイガニ

郷土料理:
 ごまアジ

 6.ささみニラ
 7.黒毛和牛
 8.豚ロース

お肉の二点盛り:
 牛肉のユッケ
 和牛のお刺身

 9.大分産どんこの黒毛和牛のミンチ詰め
10.アスパラガスの一本揚げ


どの串・どの皿も最高のものを最高の状態で供していただけます。

食べ頃まで待ったほうがいいもの、
すぐに食した方がいいモノ、
塩がいいもの、ソースがいいもの、ダシ醤油やダシポン酢がいいものなどなど
それぞれ食べ方をオススメしてくださるので素直に乗っかっちゃいましょう。


上のラインナップをみてお分かりの通り、
串焼きの間にお造りやら郷土料理やら和牛の盛り合わせ皿やら
いろいろ出てきます。
かなりボリューミーでお腹いっぱいになります。


どれもうまかったのですが、特に
 2.魚卵を仕込んだこんにゃくの田楽
 6.ささみニラ
10.アスパラガスの一本揚げ
それにお造り5点
は、いずれも最高にうまかったと同時に驚きもプラスされた記憶に残る品。


そして、置いてある日本酒からソフトドリンクに至るまで、
数は少ないですが、料理を邪魔しない、いや、料理の味を引き出して活かすもののみを揃えています。
お酒の弱い私ですが、ついつい進んでしまいます。


・・・くれぐれも飲み過ぎにはご注意を(ーー;


いいお店に出会えました。
このお店の良さは、ぜひ、直接来店して確かめていただければと思います。


最後に1つ、ご注意。
来店する際には、予約必須です。
と言っても、満席だから、ではありません。

お造りやごま鯖などの仕込みが必要なものがあるため、
飛び込みのお客さんには対応できなくて申し訳ないから、だそうです。
どこまでもおもてなしの心とこだわりが詰まったお店です。


季節が変わる頃、博多弁と人懐っこい笑顔が恋しくなったら、また伺います。
ごちそうさまでした。

  • 神楽坂駅の矢来町口を出て、牛込中央通りを進んで新潮社のオフィスを越えた最初の信号の手前にあります。
  • 今日のお麩:よもぎ麩。お麩は京都のものでふわふわ。これに合わせた柚子味噌の柚子の香りが上品。すごく合ってる。
  • 田楽。中に魚卵が仕込んであって、プチプチする食感が初感覚。透明感のある芸術品。

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2位

トリッペリア トリッパ (中野坂上、西新宿五丁目、西新宿 / イタリアン、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2015/08訪問 2016/07/31

中野坂上で東京一の穴場イタリアンを発見しました

【再訪2014年10月】
前回で何を頼んでも旨いことはよーくわかったので、おまかせに乗ってみました。
やっぱうまい。
なによりもいわゆる王道ものがない。
たぶん他で似たものがないってone and onlyな感じがいい。

前回アラカルトで頼んだ時には、
(料理のレベルは置いておいた場合に)CP的にどう?って思っていたんですが、
シェフのおまかせコース(3,980円)はCP的にも◎。
ワインもおまかせにしたら出てきたのがCervaro della salaの1998。
ほぼイタリアワインの知識ゼロの私でも、
その芳醇すぎるほどの香りと深みのある色で「ちょっと違う」感は十分に感じ取れました。
お店的に大丈夫だったのかな?
ちなみにお腹に余裕があったらあと一品出す予定だったそうですけど、無理です(´・ω・`)

さらに評価上げさせていただきました。

ちなみに今回は、
鴨肉のローストやラビオリ(正確な名前は聞き取れませんでしたが、2種類の肉と2種類の野菜で作った餡が入ってるそうです)
をいただきましたが、トリッパはなし。
(前回とネタでカブったのは白いんげん豆だけ。しかも白いんげん豆大好きなんですよね-。)
やっぱりなに出されても安心できるわ。
ソースも相変わらずうまい。

いやー、他の人連れてきたいなー。
いやー、でもあまり教えたくないな-。

ごちそうさました。


【初訪問2014年3月】
驚きました。
中野坂上でこのレベルのイタリア料理が頂けるとは思ってもみませんでした。
過去に訪れたイタリアンレストランの中でも一二を争う名店。
うちの会社から歩いて2-3分っていう超地元、
中野坂上駅から雨に濡れずにイケるイタリアはそんな街の地下の片隅にありました。


店名からしてトリッパ推しなのは明白ですが、それ以外の普通のメニューやソース自体が美味い。
だからあえてここまで「トリッパ専門店」と書きませんでした。
実際そうじゃないと思うし。


和牛トリッパの煮込み フェレンツェ風(1,200円)は、いわゆるトリッパのトマトソース煮込み。
でも、とにかく味が丸い。ほんとに柔らかくてやさしい味。
トマトの酸味は抑え気味。
尖った酸味のもの出すお店が多いのですが、ここは丸い。
ブイヨンかもっと淡い、でもしっかりしたダシがベースにあるようです。
思わず二人前くらい頼めばよかった、とか、お皿を舐め上げたい、くらいの旨さ。
パンのお代わりを頂いて残さずこのソースを頂いたことは言うまでもありません。


その前に頂いたトリッパと白いんげん豆のサラダ仕立て(650円、だったと思う)」。
こちらは一転してシンプルな塩味(っていう表現がいいかどうかは疑問ですが)。
非常に透明感のある一皿といえばよいでしょうか。
味に濁りがない。
トリッパや白いんげんの下処理が丁寧にしてある証拠です。
トリッパにはやっぱり白いんげんですわ。
一緒に添えてあるジェノベーゼソースは味のアクセントというよりは香りのアクセント。
軽くかかっているペッパーも心地いい。


じっくり時間を掛けて出てきた春のリゾット(1,300円だったような。。。)は、
太いアスパラガスとプリプリな海老のリゾット。
アスパラのフレッシュな瑞々しさ全開。
もちろんスジ感ゼロ。大味なこともなくしっかり旨味出ています。
太いアスパラって味がスカスカなことも多いのですが、さすがです。
お米の炊き方もドンピシャ。
チーズも通常よりは少し控えめだと思います。
クセがないですがしっかりしたボディ。
どこかで食べた舌でひっかかるようなこともありません。
なによりも彩りがいい。


いつもアルコールはグラス1杯で限界なのですが、今宵はもう1杯頂いちゃいました。
恰幅のいいシェフと、美人と評判の奥様のお二人でこの小さいお店を切り盛りしていますが、
さくっと飲んで帰るというよりも、じっくり時間を掛けて楽しむ居心地の良いお店です。
確かに狭いかもしれないけど、同じ船に同乗している感じがしてなんだかすごく気持ちが良いのです。
こういう雰囲気が好きです。


難点は、一皿の分量がやや少なめなのでCP的にはすこし悪く感じる点。
ただ、料理のレベルで十分相殺されます。


いわゆる高級店ではない、気軽に立ち寄れるトラットリアとしては最高レベルの名店といえると思います。
キャパの小ささゆえ、あまり人におすすめしたくはないのですが、
それでも一度味わっていただきたいとおすすめしたくなる、隠れ家です。
普段は閉まっている殺風景なシャッターの向こう側に
超おしゃれなカウンターダイニングが隠れてるって、
なんかスペシャル感満載じゃないですか。
こういう感じ、好きだなぁ。


普段はシャッターで完全に隠れているので、まずわからないと思います。
夕方6時以降、ちらっと覗いてみてください。
ハーモニースクエアの地下街の端っことは思えない素敵な空間があります。

  • 【2014年3月】和牛トリッパの煮込み フェレンツェ風(1,200円)。とにかくやさしくてめちゃくちゃうまい。トマトソースは酸味控えめの私好み。そしてなにより旨味が爆烈。こんなトリッパが食べたかった。
  • 【2014年10月】シェフのおまかせコース(3,980円)の白いんげん豆の煮込み。またこのソースが絶品。いんげんの粒の残り加減も◎。
  • 【2015年8月再訪時】

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3位

オステリア ブッビーノ (人形町、水天宮前、茅場町 / イタリアン、イノベーティブ、ダイニングバー)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.1
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/11訪問 2014/11/16

CPが非常に高い人形町の優良店

最近、お店のレビュー範囲がカブってお世話になっている、辛口リースリングさんのレビューで
イル・バンボリーノ」 をご紹介されていたのを拝見しました。

お、土日開いてるみたいだから行ってこよっと♪
週末も休日出勤という季節の唯一の楽しみは美味しいご飯ですから。
ただ、ウェブサイトをちょろちょろ見てみると、人形町の方に2号店があるらしいことが判明。
オステリアとしてオープン、と書いてあったので、そっちのほうがハードル低いかなと思い、
こちらのお店に来てみました。

行ってみてびっくり、洋食の有名店「そよいち」の斜向かいでした。
オープンしてちょうど1年とのことですが、前回そよいちに行った時には気づかなかったなぁ。

ランチメニューは、Pranzo Set(1,200円)とBubbino Set(1,400円)の2つが中心で、
他にコースメニューが2つあったかな。

Pranzo SetとBubbino Setの違いは、前菜プレートに乗っている品数だけ。
Pranzo Setはグリーンサラダ+ミニスープにAntipastが1品なのに対して、Bubbino Setは3品。
普通に考えてお得なBubbino Setをチョイスしました。


まず前菜のボリュームと満足感がすごい。
特に氷見産カンパチが極上。しかも大きい。
エクストラヴァージンオリーブオイルや刻んだピクルスとの相性もばっちり。
これだけでも十分元が取れる幸せな一品。

その他にもオリーブの実と合わせたポテトサラダ・スカモルツァチーズのトルタサラータが供されましたが、
味つけはしっかりなんですが、思いの外軽いんですよね。
ヘタするといくらでもたべられちゃう。
個人的には非常に好感をもちましたが、
もしかするとワインやスプマンテとは合わないかもしれません。
ランチだからこその配慮なのかもしれません。

グリーンサラダもボリュームあるしドレッシングもちょうどいい感じ。
スープは甘さはかなり控えめのスイートポテトのポタージュスープでした。
全体的に物足りなくもないし出すぎたtoo muchな感じもありません。
このちょうどドンピシャな感じが◎。


パスタは4種類のものの中からチョイス出来ますが、
メニューにあれば、初訪問時はコレと決めています。リゾット。
ということで、カブとサルシッチャのチーズリゾット。(パルメザンだと思うけど。。。)

こちらもとにかくボリュームたっぷりでこの価格とは思えないです。
チーズの香りもうまみも存分だし、カブもいい感じだったのですが、
個人的には後もうひとつまみ塩が欲しかったかな。
炊き方もほんのすこしなんですが柔らかい気がするので、
一呼吸手前で火から下ろしてあると良かったかな。でも許容範囲。
ちなみにサルシッチャは合わないと思います。


実は朝ごはん抜きで伺ったのに、antipastの時点でかなりお腹いっぱいに。
とても1,400円のランチメニューとは思えない満足度でした。
ちなみに食後のコーヒーか紅茶もついてきます。紅茶はベルガモットがやや控えめのアールグレイ。
このくらいの配合バランスのほうが私はいいと思います。
先程も書きましたが、ここのお料理は、いずれも味や香りのバランス感が絶妙です。
(素人が上からみたいですみません。)


私は浜町の駅から歩きましたが、人形町駅からだとすぐです。
なかなかの優良店を見つけました。
少し高い所に少しですがカウンター席もあるみたいですし、今度は夜に伺ってみたいな。
すくなくとも肉料理はなんともいえないけど、魚のほうは間違いないと思うし、
パスタも期待できそう。


ごちそうさました。

  • 前菜プレートの氷見産カンパチ。モノ自体極上ですが、エクストラバージンと刻んだピクルスがこれまためっちゃ合う!
  • Bubbino Set(1,400円)の前菜プレート、全景。スープとグリーンサラダ以外に前菜が3品。結構なボリュームです。
  • 前菜プレートのグリーンサラダ。思いの外たっぷり添えてあります。ドレッシングもちょうどいい。

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4位

JAM ORCHESTRA (市ケ谷、麹町、四ツ谷 / フレンチ、イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥1,000~¥1,999

2015/02訪問 2015/03/11

ごほうびディナーにオススメ。空いてる今のうちに行くべし。

一週間前に、市ヶ谷駅と日本テレビ旧本社の間くらいの場所にオープンした市ヶ谷GEMS。
地元市ヶ谷在住にもかかわらず、こんな商業施設ができたことに全く気が付かず、
たまたまいつもと違うJRを利用したときに、GEMSのポスター貼り作業の現場に居合わせて初めて知りました。
事前告知がおそろかって、野村不動産はやる気あるのかなぁ?(苦笑)

と、ここまではこのお店には関係ありません(もちろん)。
そんな商業施設の2階にあるイタリアンレストラン(でいいのかな?)です。

ランチの評判はいいみたいですね。
ということで、私は地元民としてディナータイムに訪れてみました。

メニューを見ると少し価格帯が高いように見えますが、
出てくるお皿で納得。


一皿目は、appetizer1(なぜに英語(;・∀・))から、
炙った鯖と焼きナスとタブナードのインボルティーニ 聖護院カブのクーリ(1,200円)。

焼き茄子・鯖の粗いムースにタブナードソースを纏わせて、炙り鯖で巻いたもの。

まず見た目が◎。
ちょっと重厚な陶器の長角皿に彩り豊かな京野菜があしらわれ、
鯖の上には白い泡状にホワイトバルサミコがふんわり。
これはもう「ツカミはOK」状態。
見た目のインパクトも結構なもの。


味のほうではとにかく鯖が旨すぎ。
シメてあるそうですが酸味よりも甘みとぷりっぷり肉厚な感じの印象が強烈。
それは聖護院カブのクリームソースのバックアップもあってかも。
苦味はそれほどでもなく、淡く優しく主役を引き立ててる感じ。
(相変わらずボキャブラリーが少ないな、うち(ーー;))


間にもう一皿前菜を、とも思ったのですが、
かなりボリュームがありそうなので、ここでパスタ+ドルチェ路線に変更。

パスタは「本日のパスタ」1種類のみで、この日は、
牛すじと牛蒡のトマトソース キタッラで(2,000円)。
オープンキッチンということもありますが、すでに運ばれてくる前から香りがものすごい。
トマトソースはペーストのものではなく、刻んでオリーブオイルと牛すじ・牛蒡を絡めるスタイル。
そう、酸味が強いのが苦手な私向きの非常に旨味の濃い一品。
非常に具だくさんです。

ひと目で見てわかる自家製麺独特の微妙なうねうね感がうまくこのソースを絡めとって美味かったです。


ドルチェはりんごのシブースト(価格失念。1,200円位だったと思います)。
こちらも手を抜いていません。
かつて、今はなき渋谷のブールミッシュで頂いたシブーストのイメージが強くて、
(かなり語弊がありますが)アップルパイのクリーム載せみたいなものというふうに思っていましたが、
こちらのは全然違います。

一番下のりんごのコンポートは煮崩れるギリギリまで。
軽くフォークを手前に引くだけで繊維までほぐれます。
シナモンもちょうどいい塩梅。

上に乗っているいわゆるクレーム・シブーストは、
ん?カルヴァトスじゃなくてベルガモットが入ってるのかな?
ちょっと出会ったことのない感じ。

キャラメリーゼは薄いけどしっかりパリパリ
かなり大人な雰囲気のドルチェでした。


ちなみにコレにコーヒーとグラス・シャンパーニュ、チャージ(500円)を合わせて、6,500円でお釣り少しあるくらい。
高いと見るか安いと見るかは、ぜひ行ってみてご判断ください。
私は満足して帰宅の途に着きました。


実は冒頭でご紹介した一皿目は、この店のオススメだそう。
3つくらい迷ってることを相談した時に、スタッフが薦めてくれたのがこれだったのですが、
これ、メニューの中では一番安いものだったんですよ。
「グラス・シャンパーニュを飲んでいらっしゃるので、ぜひこちらを食べていただきたいです」
という言葉は多分ほんとなんだと思います。
実際に上記の通り、大満足の一皿でしたし。

値段とか関係なく、きちんとおすすめしてくれる。
普通かもしれませんが、それがきちんと出来る所は果たしてどのくらいあるのかな。
どうやら市ヶ谷にも、入りやすくてレベルの高い一皿を供してくれる立派なレストランができたみたいです。

ディナータイムは今のところ、まだそれほど混んでいないようですが、
はっきり言って今のうちかな、とも思います。


近いうちにまた伺いたいと思います。
ごちそうさまでした。

  • 炙った鯖と焼きナスとタブナードのインボルティーニ 聖護院カブのクーリ(1,200円)。見た目のインパクトだけでなく、鯖の脂の乗りと甘みが抜群。肉厚でボリュームもあります。
  • (説明なし)
  • 【2015年2月再訪時】ホリデーランチコース(1,800円)

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5位

コチン ニヴァース (西新宿五丁目、都庁前、中野坂上 / インド料理、インドカレー)

13回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 3.1 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999

2020/01訪問 2020/01/18

【夜も行ってみました】やっぱり本分はメニュー豊富なディナータイム

今回のスペシャルランチは珍しくレモンライス。
普段は夜にしか出ないんですよ。
夏野菜のキーマカレーを辛口にしていただきました( ´ ▽ ` )ノ


そろそろミントライスも夜出てるかな。
私の会社の近所にあるのですが、
土地勘がある人でも、この場所を一発で探しだすのは至難の業かと思います。
新宿中央公園の北東角にある信号の斜向かいのブロックのあたり、ですが、
これだけでもまあわからんと思います(;・∀・)。


とても小さなお店でナンを焼く窯がありません。
したがってライスしか供していません。
ごはん派の私にはパラダイスですわ( ゚∀゚)アハハ


【2014年12月記載】
最近は21:30くらいまでは開けてくれているようです。
今でも1~2週に1回位の頻度でランチ、
月1くらいでディナータイムに伺ってます。
近所に職場があるって恵まれてるわ-(´∀`*)ポッ


今回はレモンライスとキーマニルギリをオーダーしてみました。
(あとパングリルドフィッシュとライタもね。)

キーマニルギリは、キーマカレーの上に野菜炒めの卵とじ、下にほうれん草のカレーを敷いたもの。
卵とじといってもほとんど生じゃないかってくらいのとろとろ。
これが意外に美味い。色んな食感が味わえていいですね。
それと、私にとって苦手なはずのサグがうまい。クセもないしスパイスもよく効いてます。
今度はサグ単品でオーダーしてみよっかな。


また初挑戦のレモンライスがうまいんだこれが。
正直これだけでご飯3杯いけそう(。。。あれ?w)
年内のディナータイムの訪問はこれで食べ納めかな。
今年もごちそうさまでした。


【2014年6月記載】
これまでランチタイムにしか伺ったことがなかったのですが、
このたび初めてディナータイムに伺ってみました。

チキンビリヤニ(1,400円)、やっぱりうまいです、はい。

サラダ代わりにオーダーしたパングリルドフィッシュ(1,150円)もメカジキが癖なくスパイシーで最高(∩´∀`)∩。
実はこの日、お昼にも別のお店でメカジキを頂いたのですが、
和食とインド料理という別々のもので偶然にも同じ食材を食べ比べた形となりましたが、
こっちもいいですね~。

ほぼランチタイムとおんなじ感覚でいただくことができました。
L.O.が20:30と早いのでなかなか伺えませんが、いつもスペシャルランチじゃなーとも思うので、
ちょくちょくディナータイムにも伺いまーす。


【2013年7月記載】
ほぼ週一で通っていますが、
おすすめはキーマ系。
今のメニューだとエッグキーマ。
コメは長粒米ですが、香りがいいですね。
味も昔食べて良いイメージのないインディカ米とはちょっと違って
おいしいですよ(・∀・)b。


ちなみに「辛口で」といえば、辛くしてくれます。
やっぱり専門店では辛くしてなんぼでしょ。


いつも鼻歌まじりのオヤジさんとメガネのお姉さんの2人で切り盛りしてて、
タイミング悪いとそこそこ並びますが、
最近、若い男性のスタッフ(弟子?)が1人増え、
ランチの営業時間が延長されたようです。
お弁当も始めたみたいですね。注文入っているトコロをまだ見たことないけど。


なお、ランチメニューは6種類くらいあり、ほぼ固定ですが、
1種類だけ、シーズンセットという季節替わりするメニューがあります。


街の裏路地にあるカレー屋さん、という感じで行くと、
満足していただけるんではないかと思います。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

しおや (福島、曽根田 / 天ぷら、天丼)

1回

  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/10訪問 2014/11/16

阿武隈の盆地の街で出会った、衝撃の天ぷら

福島駅から10分は歩いたと思います。
繁華街からは離れた静かなところにありました。
カウンターは10席もなかったと思います。
小さな天ぷら店です。


開店間もなくで周りのお店はまだお客さんのいない、土曜のお昼前。
このお店は既に満席。


ランチタイムは、定食と天丼の2つのみのメニューです。
いずれも1,000円。

定食をオーダーしましたが、そのレベルにびっくり。

とにかく軽い!
まるで揚げていないのではないかというくらいに素材の味がダイレクトに来ます。
油で揚げたコクはほんの少し素材を支える程度。
胡麻油の香りで邪魔されることのないこの感じは初体験。
もちろん、アンモニア的な香りなどするはずもありません。
ネタが新鮮な証拠です。

ネタは海老が2本にナス、ピーマン、シイタケ、キスに穴子。

さすがというかなんというか、シイタケの肉厚かつ爆裂する旨味は、産地でもある福島ならではか。
串揚げはやしで頂いた「どんこ」以来の衝撃。
恐れ入りました。

私の大好きな穴子の旨味が「透き通ってます」。

そう、穴子に限らず、みんな「透き通ってる」感じがするんです。
油を通してる感じが一切しない、不思議な感じです。
それがおいしいのも、もちろん素材の良さあってのことです。

まだ若い大将と女将さんのお二人で切り盛りしていますが、とても居心地いい空間でした。
あまりに味わうのに没頭しすぎて、カメラや携帯を置き忘れてお店を出てしまい、
女将さんにご迷惑をおかけしました。
(ランチタイムのお忙しいときに申し訳ありませんでした。。。)


海から遠く離れた阿武隈の盆地の街で、
極上のネタと揚げの天ぷらに出会えました。
次回は予約して夜に伺いたいです。
ランチタイムのメニューではまだまだ本領発揮ではないでしょう。


ごちそうさまでした。


(補足)
あとで他の方のレビューを見て納得しました。
早乙女哲哉さんのお弟子さんでしたか。
なるほど。

  • ランチタイムの定食(1,000円)のエビ2尾。結構長い時間揚げているんですが、油で揚げてる感じが一切しない衝撃の天ぷら。エビにかぎらず素材そのまんまの旨味がダイレクトに押し寄せます。
  • ランチタイムの定食(1,000円)のエビ以外のネタ。左上から右回りに、シイタケ・穴子・ピーマン・キス・ナス。シイタケの分厚さと旨さが半端ない。
  • (説明なし)

もっと見る

7位

スペイン炭火焼料理 エル フォゴン (京都市役所前、三条、烏丸御池 / スペイン料理、肉料理、バル)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2014/11訪問 2015/01/28

ボリュームも質もお店の雰囲気も満足。

11月下旬の三連休、今年も京都に紅葉狩り。
初日の夜は祇園で懐石だったので、二日目は別の所でごはんをと思って。
以前にシャティバのレビューにも書きましたが、
洋食でお米といえば、やっぱリゾットかパエリアっしょ、ということで、
今回もスパニッシュバルをチョイス。

場所は、烏丸御池駅から御池通を京都市役所方面へ5分くらい歩いて
市役所の1ブロック前でぶち当たる御幸町通を少し上がったところにあります。

ForestSpringWaterさんのレビューからして、
どうもふらっと1人で立ち寄るにもいい感じと思いこちらを選びましたが、
さすがに1年で一番京都が賑わうこの時期なので、念のため夕方にお電話してから伺いました。
結構混んでいて、とりあえず20:00以降で空きが出たらご連絡頂くようおねがいしました。
ま、結局普通に20:00からOKだったみたいですが、
お店はカウンター席も全部埋まっている状態でした。


カウンターに座ったら目の前に、季節限定のパエリアの張り紙が。
「鴨とポルチーニ茸のパエリア」ですと!
これはもう本日のメインは決定です。


ということで、まずは、シェリー酒を。
オロロソ(400円)をチョイス。
おっと、ちゃんとベネシアンドールでサーブしてくれます。さすが。
ちゃんと樽の香りが立ってます。

前菜は本日のタパス5種盛り合わせ(1人前:¥800)を。
メニューには1,380円とあったのですが、どうやら2人前のようで、
気を利かせて1人前で用意してくださいました。
こういうサービスは良店の証。◎。
トルティージャも美味かったんですが、
イワシのマリネとカンパチ(って言ってたと思う)の鮮魚コンビがガチで美味かった。
あぐー豚のテリーヌは期待したんですが、思ったより印象に残らず。
割とあっさり淡白だったからかな。
それは変なクセがないことの裏返しでもあります。


で、お待ちかねの鴨とポルチーニ茸のパエリア(S:2,300円)は、とにかく出てきてびっくり。
鴨肉たっぷり。
写真はどうせMサイズのものだろうなと思っていただけに、
ほぼ同じ量の鴨肉に脳内狂喜乱舞状態(もちろん、表面上はポーカーフェイス( ̄ー ̄)ニヤリ)。
ポルチーニもくどくならない程度に惜しげも無く投入。
たっぷりでものすごい香り。
炊き方も◎で大満足でした。

そうそう、ひよこ豆のようなホクホクのものがあるなーと思ったら、
実はこれは栗。
私、栗のケミカルチックな甘みがあまり好きではないんですが、
こちらのは甘さよりはホクホク感を活かした感じで、食感のアクセントに。
パエリアにも合ってました。


とにかくスタッフが多く、若くてやる気のある子ばかりで活気がありますね。
とても居心地のよい時間を過ごさせていただきました。

最後に、いいお店へ誘っていただいたForestSpringWater さまへ、
お礼申し上げます。


ごちそうさまでした。

  • 鴨とポルチーニ茸のパエリア(S:2,300円)、近影。
  • 本日のタパス5種盛り合わせ(1人前:¥800)。メニューには記載がなかったんですが1人前を用意してくださったようです。こういう心遣い、いいですねぇ。◎。
  • (説明なし)

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8位

chez le mak (曙橋、四谷三丁目、四ツ谷 / フレンチ、ビストロ、ワインバー)

5回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2023/08訪問 2023/10/05

テイクアウト利用

テイクアウト利用。
曙橋駅から外堀通りを防衛省方面に進むと、その中間辺りに中央大学の大学院キャンパスがあります。
そこに合流するのが津の守坂です。
その坂道の途中の建物の2階に真新しいこぢんまりとしたお店がありました。

もともとビストロ料理が好きな私、
お酒はせいぜいグラス1杯くらいしか飲めないのにね。。。
でも、ランチはともかく、ディナータイムになかなか一人でふらっと入れるお店、ないですよね。


【2016年10月再訪】
久々に1人でbachelorを。
写真を4枚追加しています。
写真のないスープは、カボチャのあたたかいスープでした。
イベリコ豚のローストは相変わらずうまかったぁ。

帰り際に例の話で盛り上がる。
ほとんど何も変わってないのになんでですかね〜(*・ω・)ノ
と、見解一致。

また来ます。


【2016年2月再訪】
父と先日伺いました。
写真を5枚追加しています。
ランド産 マグレ鴨胸肉のロースト - 380g。。。2人でも十分量が多かった(汗)。


【2015年3月再訪】
およそ2か月に1回ペースで伺っています。
今月に入って、ランチを不定期にした時間に、「おひとりさま限定コース」の設計に没頭されていたそうです。
で、完成したので来いと。
行ってまいりましたよ。

二人以上で行っても出してもらえません。
正真正銘、おひとりさま限定のコースメニュー「Bachelor」。
なぜフランス語じゃなくて英語なのかは謎ですが。

内容は、
・前菜盛り合わせ
・スープ (+700円で、フォアグラのタルティーヌに変更可)
・メイン (肉か魚を選べます)
・パン
・デセール
という構成で、3,300円なり。
1ドリンクのオーダーが必須のようですが、
グラスワインと食後のコーヒーを足して、5,000円で帰りの交通費くらいのおつりが返ってくる勘定。

分量等は写真でお確かめいただければと思いますが、
相変わらず値段不相応なボリュームです(汗)。
特にメインがね。

この日のメインは、(というかお客さんによって変わるっぽい、完全おまかせですが)
ロバのフィレ肉のロースト。
ロバ肉なんて初めてでしたが、見かけどおり牛っぽい。
しかも結構あっさりなので、マスタードのソースがいい感じ。
160gだそうですが、多かったわぁ(汗)。


このお店でスープをいただくのは初めてですが、とてもやさしいお味。
相変わらずセンスあります。
いよいよもっておひとりさまおすすめのお店となりました。
少しだけ評価上げました。


【2014年12月再訪】
その後、今回を含めて2度、ディナータイムに伺っています。
そして相変わらずボリューム多いぞ(#゚Д゚)ゴルァ!!w
そして訪問するたびに、店内のお客さん、増えてる気がします。
この日は私が入ってちょうど満席。
だんだん認知されてきているようでよかったぁ。

今回は、いつもシェフやイケメンスタッフからオススメされてきていた、
ランド産 フォアグラのタルティーヌ(850円)を初オーダー。
あのですね、とりあえずデカい。
そしてジューシー(って表現でいいのかな。)
手で摘んでがぶつくんですが、
食すとじゅわっと染み出てくる、なんていうレベルでなく破裂します(;´∀`)。
さすがにやりすぎな気もします( ゚∀゚)アハハ。

そして、いつも頼もうと思っていた秋トリュフのリゾット(2,400円)。
まず上に載ってるトリュフの量に目がテン。
そしてリゾット自体もさすがの出来栄え。
やっぱこのくらいの芯の残り具合でないとね。こういうところがちゃんとしてるから安心して再訪できます。
リゾットの中にも刻んだトリュフたっぷり。

あ、今回もキャロットラペとパテ・ド・カンパーニュも。
ここにきたらパテ・ド・カンパーニュは食べないとだめです(`・ω・´)シャキーン

あともう一回年内に行けるかなあ。
ごちそうさまでした。


【初訪問時:2014年6月】
facebookのコメントや食べログのレビューで「ふらっと」という記載を見て、
仕事が早く切り上がったタイミングで伺いました。


一言で言うと、「とんでもねーボリュームで提供されるまさにビストロなお店」でした。
私、小手調べ的に、前菜の盛り合わせ(1,550円)をオーダーしたんですが、
オーダーした後に言われたんですよね、
「盛り合わせだけで爆死すると思いますよー」
(またまたぁー。)

・・・
・・・・・・


数分後、「参りました」と口にしたのは事実です(;´Д`)。

世の中にはフレンチ前菜食堂と銘打ったお店はたしかにあります。
でも、まさか前菜の盛り合わせで満腹とは恐れ入りました。
まず、野菜の量が多い。これだけで普通のサラダ並。
写真では隠れて見えませんが、キャロット・ラペの下にはたっぷりのきのこ。
サーモンでどーんとデカく1本。
ほかにフォアグラのテリーヌが1つにパテ・ド・カンパーニュが2つ。
しかもどれもでかい。

特にでかいのが2つも載ったパテ・ド・カンパーニュ。
普通は1つやろー、とか、普通の5割増しくらいの厚みあるやろー、とか、
ここでは通用せんのかーい。

量が多いだけじゃなくて、このパテ、ガチで旨い。
変な表現かもしれませんが、さっぱりしてるんですよ。
塩気が強いというわけでもなく、なんというか真の意味での肉料理を頂いてる感じがします。


価格だけ見ると普通のビストロの値段だけど、ボリュームはゆうに倍はあります。
野菜・肉・魚・きのこのバランスもよく、これでも十分均整のとれた一皿になってる点は
CPがいいこと以上に評価すべき点かと思います。
シェフは「うちには血管が詰まるような料理ばっかりだけどねー」っていうけど、
いやいや、とても考えられたやさしいお味の数々でした。


あえて難点があるとすると、すでに上でも書いていますが、味付けが普通のビストロと比べて塩気控えめなこと。
それ自体は上品な味またはカラダに優しい味ということですし、むしろ評価すべきなんですが、
お酒よりもパンが進んじゃうんですよねー、これが。
シェフの悩みでもあるようですが(;´Д`)。


要するにもともとお酒が弱い私にとっては、うまい料理をたっぷりいただける良店です。
もうちょっとポーションが小さいといいんだけど、
そこはまあおひとりさま用の誂えではないからですよね。
(と思って伺ってみたんですが、
 カウンターで隣り合ったお客さんどうしでシェアするようなお店にしたいという
 もっと別な思いもあるようです。
 ちょっと感動しました つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚エエハナシヤ)


今度は前菜を単品にしてから、鴨肉を頂きたいな。


場所的にこのお店を目指していいかないとなかなか訪れにくいかもしれませんが、
こぢんまりとしてアットホームな良店です。
実は駅からそんなに歩かない場所にありますし、ちょくちょく伺ってみようかと思います。
ごちそうさまでした。

  • 【2016年10月再訪】Bachelorより、前菜の盛り合わせ。
  • 【2016年10月再訪】Bachelorよりメイン:イベリコ豚のロースト。ソースの香りをお届けできないのが非常に残念( ´ ▽ ` )
  • 【2016年10月再訪】Bachelorより、デセールの盛り合わせ。モンブラン風のタルトがなかなかしゃれてる。

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9位

ことばのはおと (丸太町(京都市営)、今出川 / カフェ)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2014/09訪問 2014/09/27

にゃんこパフェだけじゃない、きちんとした町家カフェ

毎年この時期、梅小路公園で行われる、京都音楽博覧会。
今年で8回目だったのですが、私、今のところ、皆勤賞でございます。

ところが今年は大遅刻。
tofubeatsどころか椎名林檎ちゃんすら間に合わなかったっていう。
それよりも優先したのがこちらのお店でした。


『京都で「にゃんこパフェ」をいただくことができるカフェ』としてすでにNAVERまとめでもおなじみのこちら。

1日限定25個。
実は前日(土曜日)にも伺ったのですが12:30で10人以上は並んでたかな。
(用事があったし明日も京都にいるのですぐに退散したのですが、それが正解だったと後でわかります。)
改めて日曜だったこの日13:00ごろに伺ってみました。

店頭に名前と人数、にゃんこパフェを注文する数を記載するボードが用意されますので、
そこに記載して待つことになりますが、
その時点でお店にいるお客さんからも注文がはいるので、
限定25とはいえ、実際には12‐13書かれた時点で売り切れの札が出ていました。
この日は13:30にはもう売り切れでした。

実際には外で約1時間半。お店に案内されてからさらに1時間ほど。
実際にいただいたのは15:30くらいでした。
ですので、これから伺う方は、相当待つ覚悟が必要です。


お店の中は、いわゆる直球の町家カフェ。
そのあちこちに仕掛けがあって、とにかくいろんなところにネコがいっぱい。
トイレに向かう板間にはネコの足跡、
店頭の看板やテーブルの注意書き、店内の張り紙には手書きにゃんこイラスト。
そしてなによりも待ち時間にみなさんが描いたと思われるメモ帳の中の
数々のにゃんこイラストの力作の数々。
ネットの威力がすごいんですね、アジア圏を中心に海外からのお客さんのイラストも。
慣れない日本語で一生懸命メッセージも添えてくれていました。


そしてネコに限らず様々ななつかしい本の数々。
正直、時間をつぶすには十分すぎるアイテムでいっぱいです。


にゃんこパフェの前に朝飯抜きでここまでやってきたこともあり、
青春プレートランチもオーダーしていました。
これが食べ終わる頃にパフェが来るんじゃないかなーという算段でしたが、
実際それは大当たりでした。

オーダーは
・青春ごはんプレート(1,000円:14:00以降のオーダーではドリンクとのセットで100円引き)
・はおと特製ジンジャーエール(500円:フードやスイーツとセットオーダーで100円引き)
・フレッシュキウイの初恋にゃんこパフェ(800円)


青春ごはんプレートはボリュームもあるし彩りも◎。
メニューには小鉢二品ってあったけど、実際には三品。なんだか得した気分。
ひじき煮と冷奴のオクラ乗せ、それと、じゃこピーマン。
メインのピカタをふくめてちゃんとつくってある。

びっくりしたのが、特製ジンジャーエール。
たいていウィルキンソンじゃない、お店特製のジンジャーエールって甘ったるのが多かったり、
ショウガ+ソーダだったりするんだけど、
ここのはかなり辛口。
しかも柑橘のほのかな苦味と酸味でキリッと引き締まる、ちょっと変わったジンジャーエール。
あとで伺ったらオレンジ(たぶんファジーネーブルかな)をmixしているそう。
これくらいじゃないと自家製とか特製って言ってほしくないな。
ジンジャーエールファンは必飲。


そして、おまたせにゃんこパフェですよ。
季節によってフルーツは変わるようですが、今はキウイ。
もうね、あまり言いたくないです。
もうでかくてまんまるお顔のにゃんこがこっちみてるわけですよ。

「見らんでぇ、惚れてもうて食べられへん(´∀`*)ポッ」

あとはじっくり写真でそのかわいいお姿を堪能してください。


最後、お店を出るときに、厨房の奥から、奥様と思われる方がご挨拶。
ご主人ともどもほんわかで物腰の柔らかい、
まるで少女コミックの漫画に出てきそうないかにも人の良さそうなお二人。

そのほんわかな空間を
こんどはゆったり楽しめる頃に伺います。


ごちそうさまでした。
(2014.9.21. ランチタイム・・・?)

  • フレッシュキウイの初恋にゃんこパフェ(800円)は、13:00からオーダー可能で限定25個。果物の種類は季節によって変わるようです。今はキウイ。
  • フレッシュキウイの初恋にゃんこパフェ(800円)は、すでにNAVERまとめなどでも出ている通り非常に人気で、週末だと13:30くらいまでには売り切れの札が出ます。
  • フレッシュキウイの初恋にゃんこパフェ(800円)のバックショット。しっぽは大きめなガトーショコラで出来てます。

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10位

エスカピ (四条(京都市営)、烏丸、河原町 / レストラン、カフェ)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2014/09訪問 2014/09/27

【穴場マニア&隠れ家マニア必訪】定員8の空飛ぶ食堂

街歩きの基本は、「一本裏へ、その奥へ」。
そんなことはわかっていながらついつい無難なところへ歩を進ませてしまいます。

京都の中心といえば四条通り、その中でも四条烏丸から八坂神社の前まではクライマックスと言えるでしょう。
その一本南へ下がると綾小路、もう一本下がると仏光寺通りになります。
Cafe Marbleや、ナガタケ、そして錦市場から移転してきたひご久など、
そうそうたるラインナップが揃う仏光寺通からさらに下がる選択肢を取ることはあまりないかもしれません。

しかし、この界隈、意外に日曜お休みのところも多く、
しかもリア充ばっかりとか、団体様ばかりのところとか、
中の様子がうかがい知れない敷居が高そうなところも多く、
おひとりさまで突撃するにはなかなか勇気がいるところばかり。

(注:実際入ってみるとそんなでもなかったりします、念のため)


ということで、基本に立ち返ってさらに下がってみました。
マンションの1階。
お店の看板を照らす明かりもありません。
小さな窓から漏れるわずかな明かりで、ようやくお店が開いていることが分かる程度。
昼間ならともかく、夜はここを目指さないとなかなか来ることがない場所かも知れません。


まず注意事項が1つ。
このお店、入り口となる扉が2つあります。(ホントは3つらしい。)
手前の入り口と奥の入り口。
「エスカピ」の入り口は奥です。
(手前の入り口については一番最後に。。。)


お店の入り口にいろいろとなにやら難しいことが書いてあります。
ほぼ同じことが、写真でアップした、メニューの一枚目に書いてあります。
なぜそんなうるさいことを?
答えはお店に入るとすぐにわかります。


中はほんとにちいさなちいさな食堂。
そこにかわいらしくて小さな女性が一人。
そう、この女性がこのお店のオーナー(ご本人は「店主」という表現で一貫しています)。
この人が一人で切り盛りしているお店です。

このお店の正体は
オーナーが自分の脚で各国を食べ歩いて、
「これ」と思った料理を提供する食堂でした。
これを前菜とメインとデザートにグループ分けしてメニュー化して提供というわけ。

その旅行記がメニューの後ろに付いているんですが、
そこに「店主の旅行記」と書かれています。
新疆ウイグルとかどう考えても普通の女の子じゃ行かない場所も混じっており、
にわかには信じられず途中で伺って、
はじめてこの女性が店主だと知ったわけですが。


そりゃ、1人で回すには8人が限界でしょうし、
5人以上の大人数でいろいろオーダーされてもテンパるのは目に見えています。
そうしたことを避けるだめの予防線が、あの注意書きだったというわけ。


お店は、カウンター2席に、2人用テーブルが3つ。
これだけ。

メニューは前菜・メインそれぞれ10-12種類くらいあったかな。
モロッコ・タイ・ベトナム・フランス・ウイグル(中国)あともう一カ国は韓国だったかな、
各国2種類くらいずつあったと思います。


前菜+メイン+デザートのコース(2,700円)がオーダーの基本。
これに食事中の1ドリンクオーダーが必須となります。
(食後のドリンクはコレに含まれないので注意。)
なんだかクラブみたいだなw

複数で訪問の場合は、人数分オーダーする形なので、
みんなばらばらの種類をオーダーして
シェアして食べることができる利点があります。

だから、「5人以上の大人数の時は前日までの要予約、店主のおまかせになります」という注意書きがあるわけです。
そりゃ、5人で行ったらヘタしたら前菜5品、メイン5品作るのかー、かわいそうだ(;´∀`)。
これは絶対食べたいってものがあるときは予約してそのときに伝えるといいみたいですよ。
 

そうそう、いかんせんキャパが小さいわりに場所も非常にわかりづらいところにあるため、
満席のときと、ガラ空きのときの落差が大きいみたいですので、
事前に問い合わせるか予約していったほうが無難です。

(ちなみに私が伺ったのは飛び石連休の中日の日曜日。
 先客なしでした。)


あ、自分のオーダーした食事の話、忘れてた(;´Д`)。
 前菜:ピカルディ風グラタン
メイン:カオマンガイ・トード
これに、シードルとウィルキンソンの辛口。

お気付きの通り、デザートはオーダーしていません。
ここボリュームが多いのは、食べログのみなさんの投稿写真でチェック済み。
なのでオーダーしなかったんです。

実は、おひとりさま限定で、2品コースってのをやっています。
前菜+メイン(2,400円)とメイン+デザート(2,200円)、
もちろん通常の3品コース(2,700円)もあります。

これはありがたい。
でもまあ、ボリュームを考えれば、メイン+デザートにしておけばよかったかもなー(;´Д`)。


前菜のピカルディ風グラタンは、
ハムとキノコがたっぷり入ったベシャメルをクレープで巻いて
チーズを載せてオーブンで焼いたグラタンのこと。

まあ、みなさんが想像できる通りのお味ですよ、はい。
このかわいらしいオーナーからはちょっと想像がつかない、かなり豪快な感じで、
ボリュームも相まって、オーナーと料理を交互に二度見してしまう一品(笑)。


一方、メインのカオマンガイ・トード。
カオマンガイといえば、蒸し鶏を香り米に載せて、
パクチーとスイートチリを添えて出されるタイ料理の王道ですが、
こちらのカオマンガイ・トードは、蒸し鶏ではなく揚げ鶏バージョン。
海南チキンライス 夢飯でも人気の品ですよね。
私はいつも蒸し鶏のほうをあちらでは頂いていて、
揚げ鶏バージョンは初めて。

いや~旨いに決まってるだろう(`・ω・´)シャキーン。
しかも、ずっと油で揚げる音が厨房から聞こえてくるわけですよ。
かなり長い時間かけてじっくり揚げてました。
皮パリパリで揚げ加減最高(*´Д`)ハァハァ。
スイートチリも◎。
パクチーの利かせ加減も私好みでした。


ほかにもラグメンとかホームステイ先でみっちり叩き込んできたというクスクスとかもラインナップ。
実は自分の口にあうクスクスに出会った試しがないので、
今度京都に行ったら、ここのを試してみようと思っています。
ラグメンはモンゴル料理店で一度食べたことあるけど、
ウイグル風だとまた違った感じかもなので、こちらも楽しみ。


さて、最後に冒頭に書いたもう一つの扉の答え。
実は、このお店にはもうひとつの顔があります。
厨房を挟んでエスカピの反対側、つまり通り沿いにもう一つお客さんを迎えるスペースがあります。
こちらはLunoという夜限定たった3席のみの超隠れ家カフェ。
ラインナップをwebsiteで確認出来る限りでは、
エスカピで提供されているドリンクとデザートがそのまま頂ける場所みたいです。


これはとんでもないお店を見つけてしまいました。
定宿からも近いですし、また秋に伺いたいと思います。
ごちそうさまでした。
(2014.9.21. ディナータイム)

  • メイン:カオマンガイ・トード 。メインは10種類くらいから選ぶことができます。
  • 前菜:ピカルディ風グラタン。
  • 前菜:ピカルディ風グラタン。マッシュルームたっぷりのベシャメルをクレープ生地で包んでチーズを乗せて焼いたグラタンのようなものです。

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