ゴンからの手紙さんが投稿した和だん 夢心邸(東京/四ツ谷)の口コミ詳細

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ゴンからの手紙的ひとりメシレストランガイド

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移転和だん 夢心邸四ツ谷、四谷三丁目、曙橋/日本料理、日本酒バー

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2016/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.7
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

大将の実直さがそのまま現れた絶品料理

四ッ谷駅の上を横切る新宿通り。
それを新宿方面に2-3分戻る方向に歩きましょう。
四谷一丁目の交差点のすぐ先に左に入る細い道があるので、
そこを入り、すぐに戻るようにさらに左にはいると入り口が見えてきます。

・・・つまり新宿通りのすぐ裏。
入っている雑居ビル自体は新宿通りに面しているのですが、
入り口が裏にあるんです。

お店に向かう階段の壁にこんな自筆の口上が掲げられています。

「(前半略)
 こんな私の料理ですが
 食べて頂けないでしょうか
 心よりお待ちしております」


実際にカウンター越しに差し向かった大将は
その口上そのまんまの、不器用そうだけどとても実直な方でした。

土曜の18:00。
まだ外はあかるいですが、すでに一組。
そのあとからおひとりさまと4人様一組と
次々とやってきます。

直前予約の方が多かったらしく、
大将お一人ではかなりのてんてこ舞いだったようです。
できればお電話で予約しておいたほうがいいかと思います。


お酒は大将の言葉とは裏腹に、意外と多くラインナップされており、
タイプも幅広かったです。
もちろんご出身の福島のものがほとんど。

一歩己
(いぶき。非常に飲みやすい。まさに冷酒向き。)
天明 さらさら純米
(天明は2タイプラインナップされています。さすが。
 瓶の緑とラベルの花火がいいですね。)
を頂きました。
どちらも飲みやすくて香りが華やか。
キリッと冷やしていただくのに向いた、いかにも今の季節のお酒。
(・∀・)イイネ!!


初めてのお店だったのでおまかせ(5,000円?)をオーダーしました。
◆先付け 手作り豆腐
 ○南京豆腐

◆前菜 季節の肴
 ◎丸十のレモン煮
 ・沢蟹の芝煮
 ・磯つぶ貝のうま煮
 ・沖縄産もずく酢
 ◎高野豆腐のうま煮
 ・七味麩
 ◎トマトの白和え

◆お造り 九州直送天然旬魚(延岡からの直送だそうです)
 ○サワラの炙り
 ○イサキの炙り
 ・カサゴ

◆焼き物
 ◎伊達鶏の粕味噌焼き

◆箸休め
 ・炙り帆立とアオリイカのすいか酢ジュレソース

◆合肴
 ◎冬瓜と茄子のオランダ煮

◆揚げ物 店主おすすめ
 ◎かにクリームの湯葉巻き上げ

◆ご飯物
 ◎とうもろこしの土鍋ご飯
◆留椀
 ◎あおさの味噌汁
◆お新香

◆甘味
 ・黒蜜のプリン


一言で言うなら、大将の実直さがそのまま表れたコースです。

直球の懐石和食ではあるのですが、
先付けや前菜のようにかなり下ごしらえに手間をかけたもの、
揚げ物やご飯物のように、少し洋風テイストに感じられるものなど
その構成はよく考えられています。
かなり控えめの大将ですが、料理にはその主張がはっきり現れているように感じられました。


どれがいい、と記載するのが難しいくらいどれも絶品なのですが、
冬瓜と茄子のオランダ煮のダシのしみっぷりはかなり好み。
王道のかつおだし(ですよね)に浸した夏の食材の煮物は、
割と甘めの味付けがベースのラインナップにあって
ひときわ清涼感を感じました。


ボリュームもかなり多く、特に伊達鶏の粕味噌焼きは
これだけでご飯2-3杯行けるレベル(;´∀`)。
ジューシーさもあってうまみたっぷり。
弾力ある仕上げでコレは美味かったですね。

最後のご飯もたっぷりご用意いただいたのですが、
お腹いっぱいで、持ち帰り用におにぎりを一つお願いしてしまいました。(お手数をお掛けしました。)


大通りの一本裏に、いいお店を見つけました。
今回はお腹いっぱいで名物のビーフシチューを頂けなかったので、
今度はぜひいただきに上がろうかと思います。
(ビーフシチューはコースにも追加でいただくことができます。)


ごちそうさまでした。
大将、あんまりムリしないでくださいね。

  • 先付け:南京豆腐。かぼちゃを裏ごししてペースト状にしたものを吉野葛と合わせたもの。タピオカ粉がもっちり感を演出。

  • 前菜。左上から時計回りに、磯つぶ貝のうま煮 →沖縄産もずく酢→高野豆腐のうま煮→トマトの白和え→七味麩

  • 前菜(残りの2つ):丸十のレモン煮(右)と沢蟹の芝煮(左)。先に食べてしまったので他の方の仕込みのところをパチリ(汗)。

  • 前菜から、沖縄産もずく酢(上)とトマトの白和え(右下)。もみじの緑とトマトの赤のコントラストが鮮やか。

  • お造り。奥から時計回りに、サワラ→イサキ→カサゴ

  • お造り、近影。奥から時計回りに、サワラ→イサキ→カサゴ

  • お造り:カサゴ

  • お造り。穂紫蘇が文字通り華を添えています。

  • 焼き物:伊達鶏の粕味噌焼き。たっぷりでこの辺りからお腹がいっぱいに(笑)

  • 焼き物:伊達鶏の粕味噌焼き。味噌は信州味噌だそうですが、酒粕も味噌もしつこくないですね。

  • 箸休め:炙り帆立とアオリイカのすいか酢ジュレソース。少し手を付けてしまっていますw 上に添えてあるのはハスイモ。

  • 箸休め:炙り帆立とアオリイカのすいか酢ジュレソース。少し手を付けてしまっていますw 帆立はアオリイカの下に敷いてありました。

  • 合肴:冬瓜と茄子のオランダ煮

  • 揚げ物:かにクリームの湯葉巻き上げ。湯葉とベシャメルソースの和洋折衷コラボレーション。優しいお味ですね。

  • ご飯物:とうもろこしの土鍋ご飯。

  • ご飯物:とうもろこしの土鍋ご飯。

  • お新香

  • 留椀:あおさの味噌汁。あおさの緑と磯の香りが目に染みるわぁ。

  • 甘味:黒蜜のプリン。中に小豆餡が隠れています。見かけとは裏腹にゴリゴリの和菓子ですな(´∀`*)ポッ。

2016/07/17 更新

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