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夜の点数:4.0
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¥15,000~¥19,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 3.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味4.0
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| サービス3.5
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| 雰囲気4.0
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク3.5 ]
料理には安定感があり女性ファンが集う祇園の割烹 … 『啐啄 つか本』。
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暖簾。
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燈籠。
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店の外観。
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2011/08/02 更新
【はじめに】
基本的に"啐啄つか本"さんは店内でのデジカメ使用と撮影は基本的に禁止というスタンスを取られています。
身内だけで貸切の時とか早い時間帯で他の客が誰も居られない時は問題はないそうですが、その他の場合には
何方様であろうともオコトワリを貫かれているようで、赤い洋服をいつも好んでお召しになられ"京都 美味案内"
などの著書も発刊されている、かの某女性ジャーナリストさんでさえ最近は同じ扱いを受けておられる様で他の客が
居られる時には料理画像の撮影等、現在は一切御断りされているようですから今回はプライベートでの利用ですが
レビューには珍しく料理画像は1枚もございませんので予め御了承ください(笑)
よって自分の脳下垂体と海馬の中に残った記憶を信じレイティングさせて戴きますが何ぶん日々、稚拙駄文を書き
綴っております身ゆえ當店の魅力を上手くお伝えすることができませんし毎度のことながら美酒を戴きながらのこと
にて記憶違いや勘違いもあるやもしれませんので予めその辺は御了承くださいますよう(笑)
供された料理は先付の"海胆豆腐"から水菓子の"アップルマンゴー"まで怒涛の力作全十四品で下記の順番の
とおりで、海胆豆腐からはじまり、鳴門産の鮑の塩蒸し肝ソース添え、アスパラガスにマスタードソース、鱧と順才の
椀物、能登産の岩牡蠣、鮪トロ浜防風加減酢のジュレがけ、穴子餡かけ寿し、豌豆のすり流しに蒸し帆立、琵琶湖の
鮎塩焼、加茂茄子の揚げ煮浸し、鮪背トロの鉄火ひとくち丼、○(すっぽん)ぞうすい、小玉西瓜、アップルマンゴー、
ほうじ茶で〆という充実の内容でした。
料理は店主である"塚本英雄"氏が全てひとりで作り弟子の料理人が盛り付け供すという完全なる分業制、店主
が弟子の料理人に対して発せられる"お出しして…"という穏やかな表情の中にあって語尾を強める口調が耳の
中に随分と残りました。
デジカメが使えないなら料理に集中して食べるしかない訳であり、冷たい料理は冷たいうちに温かい料理は温かい
うちに戴くとなりますと我々一行は他の方より食べるのが相当早い分、次ぎの料理が供されるまでに合間が空く訳
でありまして、それに気づかれた店主は料理を作る手を早めるも盛り付けと給仕が全く追いつかぬという事態となり、
"大神"さん程の罵倒口調ではないにしろ"早く、お出しして…"の言葉に煽られ急げば急ぐ程、手が追いつかず
焦れば焦るほどに手につかず、で見ているこちら側が何か気の毒になってしまい、急がなくても良いですから… と
労いの言葉をかけかけ三時間超にも及ぶ長丁場の宴を堪能させて戴きました。
供された料理の素材はいづれも上質なものが使われていることは、ひと目見て判りましたし味付けに関しても各地の
修行先で腕を磨かれた"塚本英雄"氏の作られる料理には安定感すら感じました。
凌ぎとして供された"穴子の餡かけ寿し"は、ふわとろに仕上げた穴子を胡麻を混ぜた舎利で台を作りガスバーナー
で軽く炙り餡を上からかけたものでしたが個人的にガスバーナー使いの調理法は余り好まないということもあり、この
一品だけは嬉しくない手法の料理でしたが"鱧と順才の椀物"の吸い地などは出汁使いと塩加減が秀逸、滋味優先
で食べ終えるころに丁度良い按配になるあたりは流石と云わざるを得ません。
東京育ちで整った顔立ちで料理にもキレのある店主、女性陣には人気があって然るべきですが予約がなかなか取れ
ないところが玉に瑕、店主の魅力から味重視というよりは、どちらかと云いますとミーハー系の方にウケるであろうと
思われる店はカウンター全八席、正面の硝子越しに見える坪庭は趣があり良いのですがアジアンテイストの植木鉢
は何ともミスマッチな印象を受けるも凛とした空気が漂う店内の雰囲気は悪くはありません。
次回は画像アップのため八人の面子を揃えカウンター占領状態にて伺うことに致し店を後にした次第であります(笑)