©Loroさんが投稿した京洛肉料理 いっしん(京都/祇園四条)の口コミ詳細

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掲載保留京洛肉料理 いっしん祇園四条、三条京阪、三条/牛料理、日本料理

1

  • 夜の点数:4.0

      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2010/06 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

肉好きであれば一度は訪れてみたい"肉懐石" … 『いっしん』。

京都で肉といえば必然的に牛肉を指すということはご承知のとおり、當店"いっしん"さんは"肉懐石コース料理"の
第一人者と申しあげても一向に差支えないでしょう。

"肉懐石"とは余り聴き馴れぬ言葉であると思いますが、それは厳選された近江牛の雌牛の極上の肉を使い単に
刺身やステーキといった形で供するのではなく肉そうめん、パストラミや味噌漬、吸物にすしに煮込みというように
懐石料理に倣い立派な一品料理に昇華させ供される肉料理で、きっと肉に対するイメージが変わることと思います。

先ずは"百聞は一見に如かず"我こそは肉料理好きという方にはぜひ一度は訪れてみて戴きたい一軒であります。

この日のコース料理は先付の"肉そうめん"からで、これは牛肉を素麺に見立て細かく包丁を入れたものに山芋
のすりおろし、浅葱、懐石仕様の極細のきざみ海苔、天に山葵、それに出汁を注いだものですが肉の甘みと旨みが
同時に味わえる所謂、和風のユッケと云っても良いもので単なる牛刺しとは、ひと味もふた味も違います。

二品目はローストビーフ、ミノの酢味噌和え、みすじの味噌漬とパストラミ風味の三種盛、湯引きにしたミノと三つ葉
を酢味噌和えにするとは実に柔軟な発想、コリコリしたミノとシャキシャキとした三つ葉の食感が小気味良いもので、
ローストビーフの完成度は画像の輝きからもお判り戴けることでしょう。
みすじの味噌漬とパストラミ風味も美味なるものでビールグラスを傾ける速度を明らかに加速させる料理でした(笑)

次いで供された椀物は自家製の飛龍頭と順才を椀種にした吸物であり、これは一見、正統派の割烹仕立の椀か?
と思いきや飛龍頭の上に塩漬けのタンがのせられたものでしたが思いのほかタンと吸地の相性は良くビックリです。

四品目は湯引きされたみすじと野菜の霙和え、軽く湯引きされたみすじは綺麗なピンク色、肉は甘く頬が緩みます。

凌ぎに"牛トロすし"の三種盛、猪口の中にはダイス状にカットされた特製だれに浸け込まれたトロのづけ小丼に
トロとアボガドの巻物、そして圧巻は陸のトロの呼称がぴたりとくるトロのにぎりの三品、自身が口にしたことのある
牛トロの寿司は岩手の前沢町にある"助八寿司"さんで戴いた味が一番記憶の中に残っておりますが當店のもの
は勝るとも劣らぬ美味しさ、ひと口サイズのトロのづけ丼はおかわりをしたい一品でしたしトロとアボガドの巻物と
トロの握りは噛まずとも口の中の温度で肉と脂が溶け消え去ってゆく感覚は圧巻です。

テールの煮込みは、これまた口の中でトロケル食感、カレー風味が食欲中枢を微妙に刺激したところで〆の食事へ
と移行、ごはんの上には牛肉の時雨煮、脇役は香の物、そして主役は肉料理の王道のステーキ、絶妙な火加減で
焼きあげられた肉はミディアムレア、口に運ぶとジューシーな肉汁が溢れ出し口福感も絶頂に達します。
ステーキが絶品だったことは云うまでもないことですが時雨煮の下のごはんも美味なるもので香の物も手抜かりの
ないもので全く非の打ちどころナシ。

食後の水菓子は、きな粉のブリュレと西瓜とキャラメルのアイスクリームが供されましたが、これも完成度はとても
高い、何せ店主は元々フレンチのシェフ、この手のものはお手の物、コース料理の最後は奥様の手により直前に
豆を挽いて淹れられた珈琲、香り高き珈琲を戴いて昼のコースはひと通りとなりました。

京都には数多の肉料理店が軒を連ねられておりますが界隈で自分が好んで足を運ぶ店は當店と"荒川"さんの
二軒ですが理由は至って簡単、上質な肉を安価な値段で供してくれるからです。

祇園で昼に肉料理となったなら當店がイチオシ、夜なら"安参"さんと使い分けすれば二倍、三倍に愉しめるでしょう。

  • 肉そうめん。

  • 三種盛。

  • 自家製の飛龍頭と順才、天に塩漬けのたん。

  • 野菜の下にはみすじ

  • 肉すし三種盛。

  • テール煮込み。

  • ステーキ&サラダ。

  • 香の物。

  • ごはんには時雨煮がトッピングされてきます

  • 水菓子。

  • 珈琲。

  • 当然のことながら完全予約制です

  • 店の外観。

2010/09/02 更新

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