©Loroさんが投稿した松もと(岩手/盛岡)の口コミ詳細

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Loro piana。の食べ歩る記 備忘録

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この口コミは、©Loroさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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掲載保留松もと盛岡/日本料理、日本酒バー、焼酎バー

3

  • 夜の点数:4.2

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 3.9
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク 3.9
  • 昼の点数:-

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
3回目

2018/06 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気3.9
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク3.9
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

イチゲンサンオコトワリのオトナの隠れ家…『松もと』

盛岡にて唯一無二のイチゲンサンオコトワリの店『松もと』さん。日本料理の聖地 京都『たん熊』北店にて花板を務められていた経験を持たれる松ちゃんこと松本久生氏。来月で古希を迎えるという松ちゃんですが未だ新たなる夢を追い続けられておりイブシギンの輝きは失われて居らず。往時、松ちゃんの下で椀方に煮方や焼方、揚げ場で働かれていた職人さん達もその後、独立され京阪神エリアで今では赤本⭐️(ひとつぼし)や⭐️⭐️(ふたつぼし)の星付の店主や料理人として人気の店ばかりですから往時の松ちゃんのその力量たるや物凄かったことでしょう。料理は『浅蜊(アサリ)』と水菜のお浸しから順に茶ぶりにした『赤海鼠(アカナマコ)』の『海鼠子(コノワタ)』がけ、向付には珍しく『鮪(マグロ)』の赤身、中トロ、トロの磯辺巻。何故に『鮪(マグロ)』なの?と問うと二~三日前に来られた馴染みさんのたってのリクエストで仕入れられたもののオコボレらしい。次に供された『黒メバル』の煮魚が白眉の味。久しぶりに煮魚が美味しいと思ったのはいつ振りだろうか?そして大好きな『鮑(フワビ)』の柔らか煮は丸々一個を『蕗(フキ)』とともに味わった後、此処から先は自分のリクエストで『たん熊』仕込みの『◯鍋(スッポンナベ)』に好物のザンギいやもとい『河豚(フグ)の唐揚げ』をヱビスのスタウト、『夢胡蝶』=『ゆめごこち』で繋いで正に夢心地。

  • 河豚の唐揚げ

  • 〇鍋

  • 〇鍋

  • 〇鍋

  • あわび柔らか煮

  • あわび柔らか煮

  • メバル煮魚

  • 鮪の造り

  • 赤海鼠の海鼠子がけ

  • 浅蜊と水菜のお浸し

  • 夢胡蝶

  • ヱビスの黒

2018/07/22 更新

2回目

2018/03 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気3.9
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク3.9
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

盛岡でのおもてなしの切り札…『松もと』

遠路遥々みちのくの小京都と称される盛岡まで足を延ばしてくれた友人達をおもてなしするには、やはり此処しか無いでしょう。盛岡で唯一無二のイチゲンサンオコトワリの店『松もと』さんです。前日に予約の電話を入れたところ水戸へ遠征されていた松ちゃんこと店主の松本さんから『型の良い鮟鱇を一本買ってきたりでソレを食べていただきましょう』との有難い言葉。自分は『鮟鱇(アンコウ)』は勿論、好きですが『○鍋(スッポンナベ)』と『河豚(フグ)の唐揚げ』も食べたい旨を伝えた上、予約時間に店を訪れたのでありました。當日の昼餉には盛岡人(モリオカビト)のソウルフードの代表格である『じゃじゃ麺』を『白龍』さんでいただき更には『盛岡冷麺』の発祥の店である『食道園』さんにて『盛岡冷麺』とどちらかと申しますとB級グルメ的なソウルフードの食事で済まされた友人達。やや草臥れ感を醸した雑居ビルの四階にある當店を果たして悦んでくれるだうか?などと考えつつ店へと向かいました。雑居ビルの四階というロケーション自体には然程、驚きはしなかったものの店のドアを引いて足を一歩踏み入れた瞬間に目に飛び込んで来た店内の雰囲気には多少驚かれた様子。何故なら以前はスナックとして使われていた居抜き物件に少しだけ手を入れただけの簡素さで余り造作には費用を掛けていない店内はどう見ても和食の店というよりはBARかスナックか?といった雰囲気の供される料理と店内の雰囲気のギャップがあるからに他なりません。先ずは三人横並びでいつも席に腰を下ろし先ずはビールで乾杯。料理は身体を優しく内面から温めてくれる春の訪れを口元に運ぶ『若筍と若布の御吸』からいつもの『菊菜と焼椎茸のお浸し』、そして『鮟鱇』の盛込みへと続きます。肉、『肝』、『水袋』、ぬの、ひれ、皮の七つ道具を使った鮟鱇の盛合せです。水袋のコリコリ感と肝の味わいとねっとりと舌に絡みつく感じが秀逸でしたが何よりも自家製のポン酢が美味しいんです。濃厚な味わいを楽しめる鮟鱇のどぶ汁鍋よりも個人的にはこの方が上品であり美味しく味わうことが出来ると思います。そしてリクエストしていた『○鍋(スッポンナベ)』に『河豚(フグ)の唐揚げ』をいただき『蒟蒻の土佐煮』を胃袋に収め和気藹々の中、久々に楽しんだ夜。この日のカウンター席には自分達の他に馴染みの面々が席を共にし楽しい時間を分かち合い愉しませていただきました。この席に座り時間の共有を許されるのは誰でも良し。という訳には行きませんですから。ビールからはじまり日本酒の四合瓶を三人で二本空け更には白州のハイボールのグラスを傾け宴の時間は深夜まで続いたのでありました。

  • 鮟鱇の冷製

  • 〇鍋

  • 河豚の唐揚げ

  • すっぽん

  • エンペラー

  • 菊菜と焼椎茸のお浸し

  • 若筍と若布の吸物

  • 蒟蒻土佐煮

  • 鮟鱇の水袋

  • 鮟鱇の肝

  • 河豚の唐揚げ

  • 鮟鱇の七つ道具を余すところなく

  • 鮟鱇の冷製

  • 酒器

  • 浦霞禅

  • 浦霞禅

2018/06/28 更新

1回目

2016/05 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気3.9
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク3.9
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人
  • 昼の点数:-

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

オトナの隠れ家で口福なひと時を … 『松もと』。

『イチゲンサマオコトワリ』の『松もと』さんは自分にとって盛岡ライフ時のアヂト的存在の店です。供される料理が美味しいことは勿論のことですが駄々をこねるコマッタちゃんや御行儀の悪い方と出くわす確率が極めて低い店でありゆったりとした楽しい時間を過ごすことが出来るのことこそが本当の意味合いでの御馳走なのやもしれません。久しぶりに何枚か画像の追加とレビューの更新をさせていただきます。五月のと或る日のこと、セキヤさんの『夢胡蝶』の四合瓶を目の前に立ててゆるゆるとスタートです。料理はつきだしの『菊菜のお浸し』からはじまり春の息吹を感じる『若筍煮』、天に盛られた木の芽が何とも愛おしく。濃厚な『胡麻豆腐』に甘みたっぷりの『生海胆』に卸したての『山葵』を添えた小鉢に舌鼓を打ち、目を瞠らせる『流氷毛がに』と春の山菜『しどけ』の器。『毛蟹』≒冬場のモノ。という固定観念が頭の中に刷り込まれておりますが冬を越した春先からの『毛蟹』は身入りが良く実はとても美味です。その代表格が北海道の『流氷毛蟹』であり有名です。発色も鮮やかであり香箱がにの如く盛付された身をただつまむだけの極楽気分。油物は『河豚の唐揚げ』と筍の唐揚げ。そして〆は十八番の『○鍋』の小鍋立。一杯、二杯、三杯と○鍋を味わいつつ酒盃を傾ければ気分はいつしか『胡蝶の夢』か夢心地か。いつも満面の笑みで出迎えてくれて気分良く返してくれる店『松もと』さん。此処は盛岡での自分の隠れ家です。
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2014/11のレビュー
はじめに。最近、食べログを見たとかで遠方からの予約や問合せが急に増えたと戸惑う店主の松本さん。その一方でお金を払ってやるんだから。と高飛車で高圧的な駄々をこねるコマッタちゃんも現れる始末。しかし、ちょっと待ってください。遠方からわざわざ此処だけを目指して、、、。という店ではないんです。盛岡に居り時々ちょっと美味しい酒肴で酒盃を傾けたい。という時にこそ本領を発揮するとっておきの店であり自分の五感で目の前に供された皿を愉しむ店なのです。料理の説明が無いから云々とか俺様は客なんだから、、という殿様扱いされることを望む方には不適合な店であり、そういう方は品書きのある食堂や居酒屋へ行かれることをお奨めします。と或る日のこと。度重なる予約日及び予約時間の変更や挙句の果て土壇場での人数の変更と散々、店に迷惑三昧を掛けて措きながら本末転倒なことを唱える常識外れのコマッタ若者が現れ苦慮したという店主。東京からわざわざ食べに行ってやるんだから俺様の都合に合わせて日曜日に店を開けて欲しい。貸切であればという条件付で受けた松本さんであったが実際には何と予約時間より一時間も早く挙句おひとり様でのご来店。料理は予約時間に合わせ當の人数分を仕込んでいたので全て台無しに。尋常な気分じゃ居られないことは誰しもが想像できること。店側からすればとんだありがた迷惑な客である。先ずは自分の非礼を詫びて席に着くことが、ひとりの大人としての最低限の振舞いではなかろうか?そんなことを、ふと考えながら食べログへの投稿自体を自問自答する今日この頃、地方都市のこの手の店には暗黙の了解というものもある。一見客が画像を見せて此れと同じものを、、、と求める客が増発中と最近あちこちの店で良く耳にします。その気持ちは判らない訳ではないけれど定期的に訪れている客と一見さんで同じサーヴィスを求めてもそれにはすべからず無理があろうというもの。何度か足を運び店主とのコミュニケが取れ初めて得られるものも多々あるということを今から世の中を支えていく若い方々には勉強して戴きたいと切に願いつつ、、、。盛岡は初雪が舞い散る日。寒さが肌身に染み込むこの季節は体の芯から温まる『粕汁』でのお出迎え。酢洗いした大粒の生牡蠣に自家製の干し柿の白和え。オトナの料理人の粋な遊び心が詰めこまれた皿。定番の『河豚』は薄造りではなく黒門市場風の食べ応えのある『ブツ』切り。岩手の山海の幸が盛りだくさんの豊楽焼、大好物の河豚の唐揚げ、そしてコラーゲンたっぷりの丸鍋といつもながらの御馳走を肴に酒盃を傾けるひと時、店主 松ちゃんとの会話を楽しみつつ盛岡の夜は深深と更けてゆく、、、。
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2012/09のレビュー
盛岡の寝城に居る時には少なくとも月に一~二回は寄せて戴いている盛岡の隠れ家である『松もと』さん。いつもは数日前に予約の上で寄せていただくのですがこの日は突発的に盛岡に遊びに来た友人夫妻のリクエストで駄目モトでの突発的でイレギュラーなる再訪となりました。そんなことから供された料理の内容は通常のものとは大幅に異なりましたが支払いもそれに準じてひとりあたり料理代で五千円程でしたので初めて當店を訪れた友人夫妻は格安で良い思い出が出来たと悦んでくれたのことで安堵、當初の目的は果たされました。料理は浅蜊と水菜の小鉢からはじまり荏胡麻味噌で味わう蕗とねがまり竹、土鍋で供される熱々の豊楽鍋、揚げ蛸に茄子の素揚げと蓴菜が加えられた酢の物代わり、藁焼きで薫香がつけられた鰹のたたき、そして當店でのイチオシの料理である『○鍋』、〆の食事はお揚げさんとねがまり竹の炊き込みごはん。椀代わりに鼈のエキスが凝縮された『○鍋』のスープで味わい突発的な訪問にて供された料理はひととおり。やはり盛岡で大切な友人のもてなしをするとなると自分的には目下のところ此処『松もと』さんを置いて他はありません。
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2012/03のレビュー
弥生三月も中旬を過ぎ後半に。僭越ながら三月は自分の生誕月であり當日はMY BIRTHDAYのEve Eve(笑) EveEveの夜は幸せなことに盛岡で御交誼を戴いている老若男女四名の方が発起人となってくださり御祝の宴を催してくださいました。『松もと』さんは所謂『イチゲンさんオコトワリ』の店であり『完全紹介制』を原則として居られるので何方でもどうぞ…という訳には行きませんが、それは別に偉ぶっている訳ではなく古くからの馴染さんを大事にされているからのことなので悪しからず。三月ということで料理は『若筍煮』から敢えて少しエグミを残して炊いたという筍と食感を残した三陸産の若布の緑色が余りにも綺麗やったので緑青でも入れて炊いたん?と尋ねると『たん熊』に居った頃にはやったよね。などという会話のキャッチボールを交えゆるゆると。料理は『眞子鰈』の唐墨塗しに烏賊の糸作りの唐墨和え、菊菜の胡麻和えが供された後に松本さんから事前に『何か食べたいものはある?』と問われリクエストをしておいた『河豚の白子焼』。濃厚且つコクのある味わいは正に『口福』のひと言に尽きます。『白子』の味の余韻に酔いしれているとその味を消さぬように次の料理へと繋ぐ。供されたのはほのかな甘みの『蘇』。この辺りのセンスが如何にも松本さんらしいところ。料理は後半戦へと移り『河豚ぶつ』に好物の『河豚の唐揚げ』と続く。個人的に河豚は『てっさ』で戴くよりも『ぶつ』で戴くのが好きです。『ぶつ』の方が河豚をしっかり食べたという気になるからです。今から十数年も前の話ですが大阪の黒門市場の某河豚料理店で『てっさ』を頼んだ時に"あんさん歯が弱いんかい?河豚はなブツで食べていきなはれ…"と言われて以来の『河豚ぶつ』党なんです(笑) 一度『ぶつ』の味を知ってしまうとなかなか『てっさ』には戻れません(笑) 今でも舌と脳裏に確かに記憶が残っている『あと村』さんで供された『河豚のぶつねり』の味は後にも先にも今までの人生の中でも最も記憶に残る一品でしたが…。そして隠し味にニンニクが使われた當店の『河豚の唐揚げ』は絶品です。〆の食事には『筍の炊き込みごはん』、吸物は『海鼠腸』を入れた椀に出汁を注いで作られた即興の『海鼠腸の吸物』と尿酸チックな楽しい宴。歳を重ねることを諸手を挙げて喜べるような年齢では既にありませんが仲間達に囲まれ祝って戴けたことには感謝感激雨霰ナリ。
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2011/12のレビュー
盛岡で真の『御料理』と呼べるものを供してくれるのは當店『松もと』さんを置いて他にはあらず。といっても決して過言ではないでしょう。高級な食材を取り揃え単に切った盛ったという料理店さんや名ばかりは割烹を名乗るものの居酒屋に毛が生えた程度の店は確かに何軒かはありますが(笑)例えば単なる『大根』に見える一皿も『鼈(すっぽん)』の出汁を大根に含ませた『○大根』であり、そして単なる『炊き合わせ』に見えるひと皿は岩手らしさを現したもの。こんなにも『木耳』の食感を愉しませてくれる店も他にはないでしょう。この料理の最大のキモは『鯖のなまり節』を使っているところにあります。濃厚で力強い出汁で炊かれた木耳とねまがり茸の美味しさは文字列では表せません。八寸の中の『蛸の柔らか煮』の絶妙な歯応えと味付も特筆もの。當店の極めつけのひとつの『○鍋』は絶品であり、この日は二種類の『鼈(すっぽん)』を食べ比べ。〆には王道の『○ぞうすい』を戴いて身も心も満足。盛岡に居ながらにして京風の出汁と滋味優先の料理が味わえる店は此処以外には自分が知るかぎりではありません。質より量を求められる方には不向きな店ですが相応の料理を食べ込まれて来られ量より質を求め『滋味』の意味を理解される方にはお奨めしたい一軒です。
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2011/08のレビュー
京都の土産をぶらさげて予約もせずに盛岡の隠れ家『松もと』さんへと訪問。予約なしでの訪問ゆえ材料のあるもので適当に見繕ってもらった料理なので本来の料理とは些か違いますこと先ずもって御理解ください。先ずは瓶ビールで軽く喉を潤した後、この日は京都帰りということもあり『澤屋まつもと』の純米大吟醸本生原酒というちょいと値の張る日本酒を戴くことに。 実に淡麗な呑み口でフルーティーな酒でありいつもにも増してすいすいと杯が進む。料理は前述のとおりで浅利と水菜の煮浸し、若筍煮と二つの小鉢が供された後に蛍烏賊、帆立と炙り〆鯖の冷燻と酒肴に最適なものが少しづつ、鯛の兜をあら炊きにしてもらい〆に『筍の炊き込みごはん』をしっかりと腹に収めてひと通り。京都の土産話に華が咲き楽しいひと時、偶然、店でお会いした三人組の先客さんのおひとりも京都出身の方というでそちらさんともすっかりと意気投合、実は〆の筍の炊き込みごはんはその方々からの御裾分けこれぞ『袖触れ合うも多生の縁』ですね。 
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2011/03のレビュー
盛岡では数少ないお気に入りの店の一軒であり料理の腕前では間違いなくピカイチの『松もと』さん。そんなことから何かにつけて良く利用させている隠れ家ですが流石に三月となると二枚看板の『河豚』も『鼈(すっぽん)』も今期終了、オフシーズンになるとウリの料理がなくなりちょっと寂しくなりますがそれでは終わらないのが料理人の証。枚数制限の関係で全ての画像をアップすることは出来ず残念ですが三月は『鮟鱇』料理。鮟鱇といいますと直ぐに思い浮かぶのが『アンキモ』、そして通称どぶ汁とかどぶ鍋といわれる『鮟鱇鍋』がポピュラーな料理でしょうか?しかし単なる『鮟鱇鍋』では余りにも芸が無いわけで松本さんの手にかかると捨てるところがないと言われる七つ道具を丁寧な仕事ぶりが窺われる『鮟鱇の冷製』として丸ごと味わうことが出来ます。立派な『アンキモ』をはじめ胃袋から腸、皮から上身に至るまで口にして判る本当の美味しさ。単に切った盛ったのママゴト料理とは一線を画す。これぞ料理人の料理であると思わせるオコチャマでは決して判らぬオトナのために昇華された味が盛岡では此処にはあります。
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2010/12のレビュー
料理は年末ということもあり間もなく迎える松の内を感じさせる田芹や氷頭を使った料理に身体の芯から温まる『蕪蒸し』、滋味抜群の三陸産の大粒の牡蠣を使った煮浸し、そして『河豚』と『鼈(すっぽん)』の定番料理という豪華版、『たん熊』仕込みの料理で滋養を補い今年の年の瀬も何とか元気にのり越えられそうです。盛岡にもほんの数軒ですが志の高い真っ当な店があり、その中の一軒が『松もと』さん、スナックのような雰囲気の店でこういう料理を供されるので、そのギャップの大きさに一体この店はナニ?と大概の方は目を白黒させます。その驚く姿が見たくて通っているのも一理アリではありますが(笑)
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2010/10のレビュー
盛岡でこれほど我侭が利いて美味しいと思う料理を戴ける店は他に皆無でありますのでサーヴィスの評価を★★★★☆(4.5)に上方修正させて戴きました(笑)
今宵の厳選素材は"岩手山産の松茸"でございます。と笑みを浮かべて話される店主の松本さん。湯島の『くろぎ』さんで過日『松茸の宴』を満喫したばかりでありますが季節物は旬の時期にがっつり食べ込んでおきませんと(笑)パァーといっちゃいましょうと始まった盛岡の隠れ家での宴、料理は王道の『松茸の土瓶蒸し』から。何処ぞの似非割烹店みたいに嵩増しの、かしわ(鶏肉)や海老なんてものは入れずに中身は『松茸』だけです(笑)次いで『焼き松茸』で味わったのですが何故か画像が消失か撮り忘れしてありませぬ(汗) それだけ『松茸』という食べ物は夢中にさせてくれる茸なんですね。日本酒は純米酒の『大仰天』。そして揚げ物は天ぷらじゃなくて『松茸のフライ』。やっぱり『松茸』は天ぷらとして戴くよりもフライの方が美味しいように思う。土瓶蒸し、焼き松茸、松茸のフライと松茸三昧を満喫した後に『河豚ぶつ』に〆は『○ぞうすい』で今宵も満腹満足。口福で至極のひとときを堪能させて戴きました。
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2010/09のレビュー
雑居ビルの四階に店を構える正に大人の隠れ家であり自分にとっては盛岡のアジト的存在の當店。料理のウリは京都の『たん熊』仕込みの『鼈(すっぽん)』の『○鍋』と関西割烹仕込みの『河豚のぶつ』。翌日から海を渡ることになっていた前夜に急に人恋しい気分となり、ふらり『松もと』さんのドアを開けた。予約ナシでのイレギュラーの訪問ではあったものの店主はいつもと変らず温かく向かい入れてくれた。そんなこともあり料理はあるもので適当に…ということになり普段のスタイルとは異なり複数の小鉢で供される酒肴。とはいっても二枚看板のひとつの『河豚のぶつ』は供されましたし『煮鮑』に『胡麻豆腐』、『天然もののしめじ』に『ただちゃ豆豆腐』、『いくらの醤油漬と山芋』と酒が進む酒肴が目白押し。酒肴に合せて供された酒は『思いの丈』という意味深な吟醸酒。美味しい料理と酒と店主との会話で元気の素を貰い四合瓶を一本開け気分が良くなったところで寝城へと帰城するのでありました。
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2009/12のレビュー
當店は盛岡で自分にとって無くてはならぬ数少ない一軒でありまして週一~月三のペースで利用させて戴いている一軒です。直近で戴きました『河豚の唐揚』 や『幻の茸』と呼ばれる『銀茸』の中でも特に形の揃ったものだけを選び抜いたものや、『新いくら』に『鮟鱇の肝』、『鯖の冷燻』に『鯵のなめう』、『烏賊げその腑腸焼』という絶品のアテや晩秋に戴いた『鱧と松茸』の出逢いものの『土瓶蒸し』まで何枚かの料理画像を追加アップさせて戴きました。字数制限の関係で個々の料理の説明は今回は割愛させて戴きますが料理の味はいづれも納得ものです。奥様と御子息は京の都の留守宅を守り単身で盛岡で孤軍奮闘、ほんまもんの京の香りを感じさせてくれる店であり、それを裏付けかのように京都出身の客人が圧倒的に多いことも特徴です。店内に響く京言葉、何かほっとさせられる店『松もと』さん。
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2009/09のレビュー
最新画像の追加アップと約一年ぶりにレビューの更新をさせて戴きます。盛岡にもほんの数軒ですが『真っ当な料理』 を供してくれる店があります。當店もその中の数少ない一軒であり嗜好する『料理』と呼べる食べ物を供してくれる店です。當店へは週一~月三回程度の頻度で定期的に寄せていただいている店なのですが店の形態は普通の料理屋とは趣が大きく異なり、まさか此処でそんな美味しい料理が戴けるとはジモティの方でも余り知られておらず穴場的要素の強い店でもあります。店主は京都の日本料理の銘店『たん熊』さんで腕を磨かれ花板を務められた後、銀座や都内の割烹等で腕を揮われてきた経験豊富な方であり自分が知るかぎり多分、盛岡一いや岩手県一の料理人ではないかと思われます。素材に手をかけ過ぎることなく素材の持ち味を最大限に引き出す技術は岩手では店主の右にでる料理人は居られぬと思います。河豚の唐揚は揚げる二時間程前からしっかり下味をつけ揚げられたものであり食べ応えはもとよりとってもええ味を出していますし鼈(すっぽん)の○鍋を作ってもらっても『たん熊』仕込みのキレのある味を愉しむことが出来、鮟鱇を調理しても何とかのひとつ覚えで鮟鱇のどぶ鍋一辺倒ということではなく、きちんとした手が加えられ鮟鱇を造りとして美味しく食べさせてくれたりもします。〆の食事に軽く稲庭うどんといっても乾麺をただ茹でて氷水で麺を締めて出来上がりなんて芸のないことはしないのです。料理人としてプライドをかけた丁寧な仕事が、ひとつひとつの料理にきちんと施されており、きちんと料理と呼べるものが供されます。
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2008/10 のレビュー
色々な制約等がある店ゆえにTabelogへのレビューアップを今まで躊躇しておりましたが盛岡にも美味しい料理を供してくれる店は数少ないながらあります。本当は自分だけの内緒の店にしておきたいとも思う反面、今回、本邦初公開させていただく店が『松もと』さんです。當店にはいくつかのハードルがあり先ずは『イチゲンサンオコトワリ』の店であるということ。次に『紹介者同伴』であることの二つをクリアするのはなかなか至難の業であると思いますことから多種多様な人が利用されるグルメサイトに投稿すべきか否かとずっと考えておりました。以上のことを踏まえた上でくれぐれも行間を読み間違われませぬことを先ずもってお願いします。當店は盛岡の歓楽街の中心部の一本裏手の雑居ビルの四階で『スナック』の居抜き物件に『MatsuMoto』という看板を掲げられ営業されています。店主の『松本 久生』氏は京の都の『老舗割烹店』で腕を磨かれた後に京都、銀座、赤坂等の割烹や料亭等で手腕を揮われた方で二年程前までは盛岡で『小鍋立 松もと』という店名にて『河豚料理』や『○鍋』に季節感を感じさせる旬の一品料理を愉しませてくれる店を営まれて居られたのですが、不慮の事故に遭われ他の方に店を譲られて約一年間程、治療、療養に専念され回復後に今の雑居ビルにて店を再開されたそうです。盛岡の料理界で料理のセンス、腕前ともに頭ひとつ以上ふたつ抜きん出ている方やと思います。現在のスナックの居抜き物件風の店構え此処で『河豚』や『鼈(すっぽん)料理』などを戴けるとは努々思わないことでしょう。しかし同時にとっておきのプライベート料理店として隠し玉として使えるという楽しみもあります。今回のレビューではほんのさわりの部分のみ、さっと書き記させていただくこととします。當店のウリのひとつは『河豚料理』です。イチオシは『河豚のぶつ切り』で普通の『てっさ』とは食感と食応えが非なるもの。文字列通り河豚をぶ厚く切り分けた食べ応え充分の河豚刺しです。『ぶつ切り』ならではのコリコリとした食感が楽しめ噛みしめると後から河豚の旨味が追いかけてきます。河豚は勿論、南風泊から仕入れられる『天然物』の『とら河豚』です。 この河豚を使った『河豚の唐揚』もとても美味で自分は好んで良く戴いています。もう一つのウリは『鼈(すっぽん)料理』であり店主ご自慢の『たん熊』仕込みの『○鍋』です。鼈(すっぽん)は京の鼈料理の銘店『大市』さん同様に浜名湖で育てられたものを産地より直送されるものが使われます。カウンター席の目の前で簡易式のガスコンロでコークス鍋が真っ赤になるまで空焼きされ半日程の時間を掛けコトコトと炊いて抽出された滋味溢れる極上スープをベースに作られます。具材は主役の『鼈(すっぽん)』と『焼葱』と最後に焼餅という実にシンプルなもので味付も余計な物を加えずに日本酒と同量の水、そして薄口醤油だけという『たん熊』さんと全く同じレシピ。最後に生姜の搾り汁を少々加え味を調え完成です。余計な具材を投入した寄せ鍋のような○鍋を供される店もありますが極上のスープを味わうにはシンプルな『○鍋』に限ります。仕上げに『焼餅』が投入され鼈エキスを充分に餅に吸わせて戴いたり時には『○ぞうすい』で〆たりとその時の気分次第で楽しませて戴いています。日本酒は大半が『関矢健二』氏のラベルが貼られたオリジナルもの。『しあわせ気分』や『やる気満々』に『気分爽快』とラベルもネーミングも楽しい。供される料理の味とスナックのような店内のギャップがこれまた楽しい大人の隠れ家です。

  • 流氷毛がにとしどけ

  • 胡麻豆腐の海胆載せ

  • 流氷毛がに

  • 河豚と筍の唐揚げ

  • 〇鍋

  • 若筍煮

  • 〇鍋 二杯目

  • 夢胡蝶

  • 〇鍋 三杯目

  • セキヤさんのオリジナル酒

  • 菊菜のお浸し

  • 粕汁。

  • 酢洗いした牡蠣と自家製の干し柿の白和え。

  • 河豚はブツで。

  • 豊楽焼。

  • 大好物の河豚の唐揚げ。

  • 丸鍋。

  • コラーゲンたっぷり。

  • 浅蜊と水菜。

  • ねまがり竹と蕗を特製の荏胡麻味噌で…

  • 豊楽焼。

  • 揚げ蛸に茄子の素揚げに蓴菜。

  • 鰹のたたき。

  • ○ちゃん。

  • ねまがり竹とお揚げさんの炊き込みごはん。

  • 吸物代わりに○鍋スープ。

  • 若筍煮。

  • からすみ塗しと菊菜の胡麻和え。

  • 河豚り白子焼。

  • 蘇。

  • 河豚のぶつ切り。

  • 河豚の唐揚げ。

  • 筍の炊き込みごはん。

  • 即興の海鼠腸の吸物

  • イチゲンさまオコトワリ。会員制です

  • ビルの四階というロケーションは正に隠れ家

  • 八寸。

  • ○大根。

  • 炊き合わせ。

  • 勿論いつもの○鍋も…

  • ○ぞうすいで〆

  • 浅利と水菜の煮浸し。

  • 若筍煮。

  • 蛍烏賊、帆立と炙り〆鯖の冷燻。

  • 鯛の兜のあら炊き。

  • 筍の炊き込みごはん。

  • 今宵の酒は"まつもと"純米大吟醸本生原酒。

  • 鮟鱇の冷製。

  • 鮟鱇の南蛮漬。

  • 蕪蒸し。

  • 良く混ぜ合わせて戴きましょう

  • 田芹の胡麻和え。

  • 新いくらと氷頭なます。

  • 三陸産の牡蠣煮浸し。

  • 河豚ぶつ切り。

  • 河豚唐揚げ。

  • ○鍋。この澄み具合が最高です

  • これで明日はプルルン

  • 〆は○ぞうすい。

  • 蒟蒻の味噌漬。

  • ○ぞうすい。

  • しめじと菊菜の御浸し。

  • 超稀少 香茸。

  • 今宵の厳選素材は岩手山産の松茸です。

  • 先ずは王道の土瓶蒸しから…

  • 余計なものは何も加えず具材は"松茸"のみ

  • こんな感じです(笑)

  • 松茸のフライ。

  • 立派な松茸でっせー

  • 河豚ぶつ。

  • ○(鼈)ぞうすい。

  • 天然しめじ。

  • だだちゃ豆の豆腐。

  • 胡麻豆腐。

  • 煮鮑。

  • 新いくら醤油漬と山芋。

  • 河豚ぶつ。

  • 浅葱の下には河豚のぶつ切りがゴロゴロ…

  • 店内の雰囲気は和食やじゃないんです(笑)

  • 河豚の唐揚と万願寺唐辛子。

  • 新いくら醤油漬。

  • 鮟鱇の肝。

  • 幻の銀茸

  • 鯖の冷燻。

  • 烏賊げその腑腸焼。

  • 腑腸入りの特製味噌と良く絡めて

  • 鯵のなめろう。

  • 鱧と松茸の土瓶蒸し。

  • 鱧と松茸。

  • 自家製豆腐と一寸豆。

  • 醍醐。

  • 煮鮑。

  • 河豚(夏とら)の唐揚。

  • 茄子とグリーンアスパラのソテーに肉味噌をかけて

  • 稲庭うどん。

  • うどんの薬味。

  • 稲庭うどん 全体はこんな感じです。

  • 海胆の茶碗蒸し。

  • 煮鮑、鮎一夜干し、

  • 鯵のなめろう。

  • 冷しゃぶ。

  • ○ちゃん。でスタミナ補給。

  • ○のぞうすい。

  • 若筍煮。

  • 鮟鱇も鍋ではなく造りで戴きます。

  • 鮟鱇の肝。

  • たたみ鰯とくさや。

  • 春菊のお浸し。

  • 河豚ぶつ切り。

  • つきだし。

  • 河豚の唐揚。

  • ○鍋 やりますかぁ~。

  • 生姜を搾って…

  • ○鍋 一丁あがり~。

  • ○(鼈)と焼き葱。

  • あ~滋味深く旨い…○ちゃん

  • 餅を一個入れて~

  • 〆は○のぞうすい。

  • 溶き玉子を入れて ひと煮立ち~

  • ○(鼈)のぞうすい。

  • 活の鼈まだありまっせぇ~

  • ビルの4階にあるけれど…鉢植えで和を多少演出。

  • 看板からもBarだよね…

  • 胡麻豆腐に蕨、卸したての山葵をたっぷりと添えられ

  • 名残の筍に旬の天然しどけ。豚の角煮に毛蟹。

  • 毛蟹。脚肉の下には蟹みそで和えられた剥き身。

  • 丸大根と丸の旨煮。

  • 丸の旨煮には白州のハイボールを合わせ。

  • 蓴菜。

2016/09/30 更新

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