レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2016/06訪問 2016/06/06
スープカレー。
「カレーがうすくなっただけでしょ、味が薄いカレーでしょ」
とか思ってる人がいたらそれはあまりに世間を知らないペンギンの赤ちゃんのようなものだ。
カレーであってカレーにあらず。
スープカレーとはそういうものなのだ。
ということで恵比寿で有名なスープカレーのお店に行きました。
店内はカフェのようで中2階のような場所もあって
おしゃれなお店になっていました。
角煮&ベジタブルを5辛でオーダー。
1500円くらいです。
ちょっと高いですが、ほんとうに美味しいと思いました。
野菜の下処理はどれもばっちりです。
サフランライスはカレーと一緒に食べると、なんということでしょう、
辛かったカレーがとてもマイルドな味わいになるではありませんか。
人参はカレーの熱、にんじんの苦味、スープのからさ、人参甘さ、喉を抜けた後にやってくるスパイスの爽やかと
その旋律はまさにキャロット5段活用!!!
辛→苦→熱→甘→爽
スープカレーはこれほどまでに味の変化を楽しめる料理だったのか。
かぼちゃ、キャベツ、なす、じゃがいも、ピーマン、全ての野菜が記憶に残り、
一番いい状態で味わえたような気がします。
ボリュームのある角煮は崩すと脂がスープに溶け出して
よりコクのある、そして角が取れてマイルドな味わいにスープが変わります。
肉の繊維にスープが染みこみ、噛めばスープが口の中で広がる、
そしてお皿の中では肉の脂が落ちスープに広がる。
誰が考えたであろうか、この相乗循環!!
まさに宇宙!無限のオドロキのループ!!
とまらない!スプーンを持つ手が止まらない!!
このスパイスの辛さと味の変化が飽きない、もっと知りたいこの大宇宙を!
おわり
リピートするのも頷けますね。
2位
1回
2016/11訪問 2016/11/13
■お店の紹介
蒲田は餃子の街として近年定着しました。
12,3年、学生の頃に蒲田によく行きましたが、その時は
そんな話題全然なかったのにね。中国人が多かったのかな。
近年安く酔えるお店が話題になる波にのって中華料理店の
個性ある餃子が有名になってきているんですね。
■行った時間帯
土曜日19時
■食べたものと金額
羽つき焼き餃子
海老焼き餃子
蒸し餃子
ドリンク
2人で2500円
■味
・羽つき焼き餃子
かぶ!ぶしゃー!ああああああ!
すごい汁気。まるで小籠包。レンゲで食べたほうがいい。
餡はぎっしり、大きめの餃子。野菜もたくさん刻んで入っているのか
とにかくジューシー。ここまで汁が飛び出す餃子は初めてです。
にんにくはさほど強くないです。
油気もなくこれは絶品。これで300円とかね、素晴らしいね。
・蒸し餃子
皮!!!こむぎ!マン!肉まん!
皮が厚くもっちり、そして皮の味と風味がめちゃします。
まるで肉まんですね。ニラが青々してピンしてまして
ニラの味がよく出ます。こちらも肉汁が閉じ込められておりますが
羽つきほどではなかったです。
せいろにひいてあるキャベツもぜひ食べてほしい。
野菜の甘味と肉の香りが移ってこれもごちそうです。
・海老焼き餃子
エビが!口の中でDance!!
弾ける歯ごたえ。見た目がナウシカのオームみたいで可愛い(*´ω`*)
全部食べちゃうぞー\(^o^)/
■雰囲気・内装
若い女性客とおっちゃんが店内を占めておりました。
■接客・サービス
中華料理店特有の中国人接客。ホスピタリティという考えは
あまりないようです(^_^;)メニューはコントラストが強く鮮やかでした。
■総評
羽つき餃子300円は破格。
3位
1回
2016/12訪問 2016/12/04
■お店の紹介
広尾にある高級和食店。もともとお蕎麦屋さんになります。
お身構えから一見さんお断りみたいな風格があります。
というか入り口ここでいいの?ってなります。まさに隠れ家。
■行った時間帯
土曜19時頃
■食べたものと金額
フルコースでした。
前菜、ごま豆腐、お刺身、だしまきたまご、甚五右ヱ門芋の煮物、飛騨牛の煮込み、地鶏の塩焼き
銀鱈西京焼き、レンコンの揚げ物、納豆春巻き、締めのせいろそば。
■味
どの料理も一口目のインパクトがすごい。高い料理店に来たと思わせてくれます。
板長プロフェッショナルっす。
前菜のチーズの燻製から西京焼きまで全てが自家製。
そら高いはず。
伝統野菜、甚五右ヱ門芋。初めて頂きました。
室町時代から続く山形県の佐藤信栄さんが代々受け継いで作っている幻の里芋。
大学イモのように一度揚げてとろとろの甘辛ダレで頂く煮たおいもは
無限に食べられるというくらいの旨さでした。
煮込みも上品です。
脂っぽさや塩辛さがなく吸い物としての一碗。
お肉はぷるっぷる。
お蕎麦は一口食べるとそこは
清流。
山奥の小川のせせらぎ、沢でのみずみずしいわさび、水車小屋、
きれいな水といった光景が浮かぶのです。一口食べて情景が浮かぶのは
味に感動があるからです。かえしもカツオだしが強くて
ダシ、わさび、醤油と口の中で味が3回変わりました。美味。
おそばはもくもくしている田舎そばとは対局のなめらかでもっちりしたお蕎麦でした。
■雰囲気・内装
今回3Fにおじゃましました。高級店らしい真っ黒できらきらした内装。
照明は暗め。
■接客・サービス
丁寧な接客でした。支配人、板長、サービスフタッフが連携して
成り立ってるな~っとなんとなく感じるおもてなしでした。
■総評
また要所で行ってみたいです。予算はそれなりにしますが
和食の底力を改めて思い知ることができました。
4位
3回
2018/05訪問 2018/05/14
■お店の紹介
この日は新婚の友人と一緒に香食楽さんでラムしゃぶディナーを頂くことにしました。
近い友達だけど、なんとなく結婚したことを気にこちらが遠慮して
1年半ぶりくらいの再開となりました。
あいにくの大雨でしたが、体が温まる薬膳カレー鍋と厚切りのラム。
そして笑顔が素敵な接客。毎回心満たされるお店です。
■行った時間帯
日曜19時
※18時~20時くらいまでは満席でした
■食べたものと金額
ラムしゃぶコース+香食楽茶
1人4500円ほど
■味
今日の前菜は白キクラゲを使ったサラダ。
白キクラゲは綺麗なお肌にしてくれる薬膳食材の定番ですね。
魚介すり身の磯辺揚げ、マグロとアボカド。
彩りも綺麗です。
肉厚のラムは臭みがなく食べごたえがあって満足感あり。
薬膳鍋はスープが煮詰まってくるといよいよTHEカレー、という感じになってきます。
いっそ白米にかけて食べたくもなりますが、そこはぐっと我慢(笑)
そして15分後に再登場した時は、チーズ、トマト、ブロッコリーが入った
イタリアンなカレードリアに大変身!
トマトとチーズの相性は言わずもがなですね。
スパイシーなので食欲を引き出します。
食べきれなかったご飯は容器に入れてお土産にしてくださいました。
ありがたやありがたや(*´ω`*)
人間、1回の食事に吸収できる栄養量は決まっているので、
このように薬効成分がある食材は複数に分けて食べるとより効果的なのです。
■雰囲気・内装
こじんまりした自然色あふれる内装。
1Fは広くないですが、やはりこの日もカップルばかりで
お酒のガブガブ飲む人もいないため、とても静かな空間で
ゆっくり食事を楽しむことができました。
■接客・サービス
スタッフの方がだいぶ増えた印象。
先々週行った時とはまた別の方々が接客しておりました。
真心のこもった料理とサプライズに毎回感謝の気持ちでいっぱいです。
この日でなんと誕生日プレートをサプライズで提供してくださいました。
パウンドケーキの中にクリームチーズが入っていてとても美味しかったです。
つぶつぶはバニラビーンズではなく、芥子の実。
さすが薬膳の先生でもある井村シェフ。その采配や恐るべし。
■総評
毎回このお店に行くとパチっと目が開き、次の日もすっきり快調です。
食事だけでココまで体調が変わるものかと、驚くこと多々。
■お店の紹介
中目黒の薬膳カレーのお店。カレー百名店にも選ばれてますね。
初来店以降、何度も行ってます(^^)
この日は久しぶりにラムしゃぶのコースをオーダーしたので
記録しておきたいと思います。
■行った時間帯
日曜18時半
■食べたものと金額
Bコース ラム厚しゃぶしゃぶ
カクラ茶
1人あたり4500円くらい
■味
・前菜
マッシュかぼちゃはグリーンカレーの味が!静かに体のうちから辛くなってきます。
酢の物と共には初夏の季節には元気と食欲を引き出してくれます。
一口揚げ物はれんこんはさみ揚げ。ひき肉が入ったコロッケ風でびっくり。
・薬膳鍋
そして肉厚のラムしゃぶ。薬膳なのにガツンと食べごたえがあって良し。
こんなに厚いのに柔らかくてクセがないのが不思議です。
下処理もしているのかもしれませんが、臭みという点では
このスパイス・ハーブのスープに浸す効果は大きいと思います。
つけダレはポン酢、自家製マスタード、黒カレーの3種類。
スープは若干薄いかなと思いますが、土鍋でグツグツしているのですぐ煮詰まってきます。
一般的な火鍋も確かに薬膳鍋ですが、明らかに違うのは塩と油の量です。
体の負担が少なくスープも罪悪感無しで飲めますね。
・カレードリア
普通鍋の〆は雑炊かと思いきや、残ったスープで炊いてくれます。
おこげまでしっかり美味しいです。
ライム、パクチーで重い〆がさっぱりとした味わいに。
・シャーベット
豆乳とシナモンたっぷりのシャーベット。
最後までヘルシーで胃の負担が少ないです。
ちなみにシナモンも立派な漢方薬の1つです。
■雰囲気・内装
こじんまりしたお店はいつも満席に近いです。
週末は予約をしたほうがいいでしょう。
入り口は草木が生い茂って、森の中のカフェといった外観。
内装も自然を感じます。お客さんはお一人様か2人組がほとんど。
■接客・サービス
とても丁寧な接客をしてくださいました。
お客さん一人ひとりに声をかけていて、調理をしながらきめ細かいサービスを
してくださるシェフに毎回感激です。
■総評
漢方薬とスパイスは密接な関係ありますので健康美容効果もばっちりですね。
毎回ここのお店で食事をすると、翌日目覚めがよくすっきり感があります。
体も心なしか軽いです。中医学理論に基づいた絶妙な配合で、スパイス、漢方薬を
調合してくれているおかげと僕は思っています。
これが薬膳!
■お店の紹介
中目黒の商店街にあるお店。
ちっちゃいカフェのような外観だけど、美味しく薬膳を楽しめるお店。
お店のコンセプトが素晴らしいです。
スパイスと漢方は非常に近い存在であり、薬効成分を
おいしく体に取り込む、まさに食養生。
■行った時間帯
平日夜
■食べたものと金額
3種類のカレー盛り合わせ2人前
かくら茶 黄色
1人2300円ほど。
■味
薬膳と聞いてスープカレーのようなものを想像したが、
欧風のどろっとしたカレー。
黒は甘め、赤は和風ダシの野菜カレー、もう1つの赤はチキンベースだったかな。
どれもくどくなくさっぱりしています。油脂が少ないので物足りなさはあるかもしれません。
カレーには当帰の葉を使用。死にかけた旅人がみるみるうちに元気になったという逸話がある
四物湯にも使われる薬膳の1つ。それをまさか中目黒のお店で味わえるとはとても貴重だ。
野菜の下処理も丁寧だ。
特にごぼうは噛みしめる度に味がありました。
■雰囲気・内装
内装は特にカレー屋さんという感じはなく
おしゃれなカフェといったところでしょうか。
雰囲気は静かでお一人様が多かったです。皆薬膳カレーを頼まれていました。
■接客・サービス
井村シェフ自ら接客してくださいました。
お年をそれなりに重ねておられると思うがものすごく若々しい。
これは日頃よりスパイスを口にしているからに他ならない。
自らが広告塔になっている、そんな印象を受けた。
とても明るく笑顔が素敵な方でした。人からも元気をもらえる、そんなお店です。
■総評
井村シェフの大ファンになってしまいました。
僕もかじった知識ではなく、真面目に薬膳を学びたくなってきました。
5位
1回
2016/01訪問 2016/10/02
■お店の紹介
小田原の駅前でイチオシなのが、mame元cafeとこの鳥ぎん。
以前本店にランチで行ったことがありますが、串、唐揚げ、釜飯、
3つ全てが素晴らしく、今回は駅前店に飲みに行きました。
(といってもお酒は飲まないんだけど(^_^;)
■行った時間帯
平日21時頃
ラストオーダーの時間に滑り込み。
お店は22時までです。(もうちょっとやってほしいと思うのだが)
■食べたものと金額
串
しいたけ
ししとう
つくね
釜飯
いくらとしゃけ
唐揚げ5個
飲み物いくつか
2人で5200円くらい。
■味
どれも素晴らしいです。小田原に来た人をもてなすのに誇っていいレベル。
・唐揚げ
本店と変わらぬうまさ。3層構造になっており、外の衣はサクサク。
鶏皮は脂がありザクザク。として身はぷりぷり。この食感の違いが楽しいです。
味も独自ブレンドの味噌に漬け込んであり、よく味が染みております。
味噌が甘いので、正直ご飯には合いません。あと油がジューシーなものでも
ありませんのでビールよりも日本酒が合うと思います。いずれにせよお酒のつまみ。
・釜めし
う~ん♪いくらと鮭なんてご飯に合うに決まってるじゃないですか!
・くし
しいたけうまし。炭火で焼くので焦げ目はつかず、中まで火が通り
瑞々しさがやばいです。旨味の水分が口の中に広がります。
■雰囲気・内装
中央の焼台を囲うようにカウンター席が。
テーブル席も結構あります。本店は細長いお店でしたが
こちらは四角い間取り。駅前とは言いつつも、裏路地みたいな
ところに入っていくので少しわかりづらい。故にちょっと空いてました。
若いお客さんが多かったです。(少し高めなのでおっちゃん率低し)
ちなみにBGMはJAZZです(笑)雰囲気は渋い焼鳥屋さんなんですけどね。
■接客・サービス
可もなく不可もなく。
厨房の中の人若いな~と。フロアの接客の子も若いです。
閉店時間まで飲んでたのでもう終わりだよオーラというか
視線がちょっと痛い、、居座ってごめんなさい。
■総評
本店と変わらぬおいしさ。
この唐揚げはぜひ食べてみてほしいです。
6位
1回
2016/07訪問 2016/07/01
小田原マルシェを謳うマルゲン商店。
外の屋根には大きな文字で書いてあるが、実際店舗はカフェだ。
店内は明るい大きな木のテーブルと長椅子。
お客さんは年配のお一人様が少し。とても静かな店内だ。
大豆をメインに売ってるお店。
入り口には加工品、お豆腐などが並んでおり、ランチを食べに来た人の
ほとんどが帰り際に買い物をしていた。
カフェタイムはお豆腐づくしのランチを800円で提供している。
僕は辛い豆乳スープごはんセットをオーダー。
花山椒、ラー油、ザーサイで辛めに作ってあるようだ。
運ばれてきたお盆はなんともかわいらしい。
五穀米が入った器はお豆型のお弁当箱。
お揚げはネギ味噌を挟んでいる。
木綿豆腐と糀の漬物、黒豆とクリームチーズを混ぜたもの、
豆乳スープの彩りも綺麗。
本当にお豆腐づくし!めちゃヘルシーです。
味については、本当に幸せになるレベル。
本当においしい。お豆腐料理なら国内トップではないかと言わんばかりである。
豆乳スープの滑らかなのどごし、後を引くラー油、
黒酢とザーサイの酸味、花山椒の爽やかさ、そして大豆の甘み、
それが見事に調和し、味が飽きない。
お店の人から説明があるが、食べていくと具材が混ざってまた新しい味の変化が楽しめる。
そしてなにより僕が推したいのは、黒豆とクリームチーズ。
これやばい、お酒にもあうし、お茶とも合う。
おかずであり、スイーツである。
いや、これ本当においしい。
こんなにおいしい食べ物がまだ世の中に存在していたのかと
思わせるくらいの衝撃。
なんと今年食べ歩いたお店の件数、287件!
過去最多となりました。ほぼ毎日1件は新しいお店行ったことになります。
転職して小田原に引っ越したので、都心と小田原、活動拠点を増やせた事が
大きいですね。
お店に行き過ぎてランキングにするのができませんでした(笑)
それぞれのジャンルでこれぞと思ったお店を紹介します。
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■餃子部門
春香園
なんと旨味を含んだ肉汁だろうか。まるで小籠包
■カレー部門
香食楽
それは薬膳をベースにした究極のスパイスMIX
イエローカンパニー 恵比寿店
スパイスの調合はこれほどまでに味に立体感を持たせられるのか。
時間差による味の変化は一級品。
■和食部門
こうもと
幻の里芋他、各地の食材を活かしきった和食の数々。
■カフェ部門
マメゲンカフェ
ALL大豆。動物性のものを使わずここまで満足感を出すか。
できたて豆乳スープはお豆腐好きにぜひ味わってもらいたい
■唐揚げ部門
相州とりぎん
独自ブレンドの味噌に漬け込んだ甘めの唐揚げが最高に上品でうまい!
素晴らしい個性のお店を紹介しました。
ハズレ無し、ぜひ行ってみてください(^_^)