レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2016/01訪問 2016/02/06
南インドのカレーと言われてもピンと来ないのが正直なところ。イタリアと同じで北は肉、南は海鮮ってことなのか。
東京の知人がどうしても連れて行きたいと予約をとってくれました。
ただ予約時は全員揃わないと店内には入れないとのこと。言い出しっぺは早めに来る人、実際に予約をとった人は時間ギリギリに来る人(ただし遅れることはない)。で、結局今回もちゃんと時間には4人揃って予約通り中に入れました。初めてなのでオーダーはオススメに従って。
勧めてくれた知人は肉より海鮮にインパクトを覚えたようで、基本海鮮中心。それほど辛さに強くないので、唐辛子マークがあまりついてないところでチョイス。
待つ間、めいめいのドリンクで乾杯。私はタージマハルのビール。家人は塩ラッシーという謎の飲み物。
タージマハルは飲みやすい普通のビール。どうやらインド人経営者がオランダに製造工場を構えているそうな。おかげでインドではあまり見かけないと。
で、塩ラッシーですが、やや緑がかった(つまりはハーブが入っているということ)その色味も魅力的だけど、おそらくクミンを利かせたスパイス入り。
塩も入ってるんだろうけど、ハーブやスパイスの旨味がすごく感じられるラッシー。こりゃいいわ。
注文は大ぶりな海老や牡蠣のクリーム入りなカレー、ちょっとだけ辛いチキン、スパイスの利いたイモ料理(モモに非ず)、あとはドーサをいくつか。
ナンよりはドーサがオススメとのことでしたが、ナンならよそでも食べられるからいいのです。ドーサは薄いぶん香ばしくてパリッとした食感。カレーにもよく合います。
カレー好きのキッチュ(松尾貴史)さんがラジオでこの店を評して、カレーも美味しいが店員の動きが見ていて惚れ惚れするとおっしゃってた。にぎわいの中に並ぶテーブルはキッチンから客席までをよどませることなく、にぎわいの中をスッスと客席まで運ぶんですよね。テーブルのレイアウトが整ってるんでしょうね。で、カレーその他のスパイシーな料理について、細かく説明するのは難しいんだけど、こういうお店で大事なのは、いかに豊富なバリエーションを見せてくれるかということ。メニューそれぞれに違ったスパイス遣いで驚かされるのがとにかく楽しいです。同じクリーム系なのに海老も牡蠣も味わいが違う。素材に合わせてるってことなんでしょうねえ。
ドーサの香ばしさもよくて、ついついシェアしてるつもりが、最後はハイエナ的に片付けてしまいました。
人気になるのもうなずけます。
インド人らしいファミリーというかグループもターリでテーブルを囲んでいましたけど、本場の味ってことなんでしょうねえ。
旅から帰ってからももう一度行ってもっとあれこれ頼みたい、味わいたいという思いが日々強くなっています。
2位
1回
2016/11訪問 2016/11/15
おそらく10年以上前、開店当初に来て以来のにくよし。
その頃は並びの明洞亭によく行ってたのだけど、こちらのお店ができて一度行ってそれっきり。
もちろん肉に不満があったわけではなく、食欲旺盛だったので値段を気にせずバクバク食べる。肉のありがたみを感じる前に飲み込む。
まあ、そういう頃だったわけで、そういうニーズと当時からちょっとかけ離れてた。
気がつけば、そのにくよしはずいぶんと大きくなっていて(この辺を通るのも久しぶりだったのだ)、なんだかずいぶん立派になっている。
開店当初の様子はすっかり忘れてしまったけど、ふらの和牛をウリにしてるお店だったのね。入ってすぐ、ショーケースの肉塊がお出迎え。
本格的に肉で勝負してるお店という感じを全面に押し出している。
さて何を食べようかとページを繰ればなかなか高価なお肉も並ぶのだけど、意外にリーズナブルなモノも並ぶ。
サガリ好きなので牛ハラミや豚ホルモンセット、厚切りなラムなども織り交ぜてオーダー。
普段ホルモンなど好まない家人が、シマチョウやらガツやらを喜んで食べていたという事実。
どれも柔らかく、しかし肉の存在感をきちんと出しているという事実。
それらがあれば詳細は不要だろう。
とにかく美味しかったなあ。ゆっくり焼いてたら思ったよりお腹いっぱいになった。
次に来たときはまた違うのを焼こう。
お店の方の甲斐甲斐しいサービスも押しつけがましくなく、心地よいものであったなあ。
そうそう、無煙ロースターの性能も素晴らしく、お店を出て衣服にまったくニオイがつかないのにも感動しました(笑)
3位
1回
2016/04訪問 2016/04/10
旭川のカレーと言えば、米々亭を祖とする黒カレーが一派をなしているが、ここのジパングもその流れ。
ただし他の黒カレーとは一線を画しており、野菜の甘みとコク、辛さがほどよいバランスとなっている。本家は以前に比べて野菜の甘み重視にシフトしているが、ここのは昔のコクを色濃く残している。
メニューは他にもいろいろあって、札幌風スープカリー「オコイ」やインド風「ムルギー」などのほか、タイ風インド風パキスタン風などがレギュラーとしてメニューにあるが、店主の貪欲な探求心で突発的な期間限定メニューもたびたび登場するのでぜひリピートして味わいたい。でも、ルーカレー好きにとってはいろいろ食べてきた結果「ジパング」(日本風)のハロハロ(豚鶏ミックス)に落ち着くようになってしまった。これを求めて足繁く通ってしまうんだよなー。
ハロハロは豚(もも肉?)も鶏(胸肉?)もスプーンで簡単にほぐれるほど煮込まれており、ルーは結構脂多めではあるが決してくどい感じはしない。タマネギを炒めた甘みもよく伝わってくる。辛さはデフォルトだと2番のようだが、私はいつも3番。ちょっと辛めだけど、カレーの美味しさを味わうにはこれくらいがちょうど良いかと。食べているうちに汗がにじんできて、これまた心地よい。私は福神漬もいつも多めに入れるんだけど、これがまたジパングのルーに合う。
そうそう、海苔は好みが分かれるところだろうけど私は結構好き。ここの影響で家カレーにも海苔がマストアイテムになってしまったよ。
ちなみにお店の席数は2人席が5つに4人席が1つ。お互いが気にならないくらいの間隔があり、自然と店の中は静かな空間になり落ち着いた雰囲気で食べられるのも好感触。
店主1人で作ってるので混むと多少待つかもしれないが、ジパングなら早い。そしてオススメ。
【2012年9月】
久々に行けた。家人がジパングを食べたいとのリクエストから。では私は本当に久々のムルギーをば。以前、ムルギーを評して「インド風」と書いたんだけど訂正したい。インド(店の方ね)とはまた違った、タマネギの香りがよく利いた味。
こう言っては何だけど、ジパングと共通するところが多いんじゃないかと思った。スパイスは違えども方向性がやや似ている。インド風なんだけどそういう味を食べつけない人でもするっと食べられそうな味。クセになる味。
横に添えられたさいの目切りの大根(?)のピクルスが口直しにちょうどよい。
ジパングとムルギー。ルーカレー派にはたまらない味。
【2014年7月】
2か月ぶりくらいのアジア金星堂。今回、初めての札幌スープカレー オコイを注文(家人が)。私はキーマ オリジナル。これも初めて。
中はほぼ満員。先客が3組ほどで「待ちますよー」とのことだったけど、私たちは待つことに。後から来て引き返す人若干あり。
相変わらずの人気店です。
意外に待ってるのも苦ではありません。中にある本を読んで待ちましょう。
さて、私たちのカレーがやって来ました。
一見してスープカレーの方はよくある野菜大切りではありません。そしてとろみもスープカレーとしては強めの部類。札幌的なものを想像しているとちょっと違うかも。美味しいんですけどね。
キーマはムルギーを感じさせるスパイスにミンチ肉の粗挽き。ガツンと肉々しさで迫ってきます。
結構オイリーで腹持ちがいいですねえ。
2人ともジパングが好き(今まで食べたカレーの中で一二を争うくらい)なんだけど、ようやく最近いろいろなものに冒険してみてるところなんで、次はガラスの器がきれいなグリーンカレーかな、と話しております。
【2016年4月】
半年ぶりです。意外に空いちゃった。
さて、いつものハロハロ辛さ3番、ただし大盛りにせず。でもルーは結構あります。
ところがトッピングが変わったのですね。
いつもの刻み海苔に代わって揚げ玉が乗ってます。イカゲソ揚げますから揚げ玉はいくらでも出てきます。家人のグリーンカレーにも入ってたみたい。
おお、あの海苔が好きだったのに。
でも、ルーはいつもながら美味しかったです。相変わらず鶏も豚もホロホロに煮込まれてていい感じ。
ほんのちょっとスパイスの配合が変わったように思うけど、もちろん何が変わったかはわからないし、美味しいには変わりないのです(笑)
4位
1回
2016/06訪問 2016/06/19
こちら方面にあまり来る機会がなかったので、なかなか寄ることもなく。
以前買ったことがある、といっても10年前くらいじゃないでしょうか。
その時はハード系のパンをいただいたはずですが、確かに美味しかったのです。
そんな記憶が忘却の彼方にあって、寄ろう寄ろうと思いながら、つい。
他にも行きやすい場所にパン屋がいろいろできたということもあります(笑)
そんなこんなで久しぶりに。場所はだいたいわかってたはずなのに、ボーッと通りすぎるという。
普通の(とは言ってもガラス張りがオシャレな)一軒家でして、そのさり気なさが素晴らしいのですよねえ。
さて、10時オープンのこのお店に12時を大きく回って伺うことに一抹の不安を覚えたのですが、まだまだあった! ほっと一安心。
バゲットはどうしても買いたかったから残っててよかった。
さすがにパン・ド・ミーやクロワッサンはなかったのですが(ほしかった!)、まだまだいろいろな種類があって。
ハードばかりじゃ顎が疲れちゃうので、結局今日のお買い物は、バゲットにクープ・ドリーブ(オリーブの実を刻んで入れたパン)と10月くらいまで限定らしい自家製ベーコン入りのパンも。個々の値段は税別でそれぞれ320円290円320円だったか。
たしかにいいお値段ではあるけれど、これをコストパフォーマンスが悪いとはいいません。だって美味しいんだから。
楽しみにしていたベーコンからいただきます。自家製とはすごいですねえ。凄みを感じます。塩気がまたいい塩梅。フランスパン生地のクラストと中のもっちりがベーコンと相まって風味が高まります。ちょっと温めてベーコンの脂を溶かして食べてもいいですね。
続いてクープ・ドリーブ、coupe d'olive つまりはオリーブ入りのクッペ(コッペ)パンですな。
これはイタリアでいうところのチャパタっぽい、でもそれよりはしっとりとしたパンであります。刻んだオリーブの刻み具合もいいですし、割合も素晴らしい。もうむしゃむしゃいただきます。
そしてバゲット。このクラストがいいんですよねえ。さらにクラスト感を楽しめるバゲット・カンパーニュというのもあるのですが、今回は中のクラムも楽しめる普通ので。カリッと香ばしいのはまあお見事でありますね。
道産小麦のポテンシャルを見事に引き出して使いこなしているお店の方に拍手喝采を送ります。
クロワッサン食べたいよう。
5位
1回
2016/02訪問 2016/02/11
突発的に夜にお寿司というか海鮮をいただきたくなり、たまたまこちら方面を通っていたので急遽このお店に寄ることにしました。
一緒にいた家人は一度来たことがあるらしいのですが、あまりに前のことなので記憶がおぼろげらしいです。
さて、到着したのは7時半過ぎ。この日のお客は私たちだけ。メニューは言ってみれば純粋なお寿司屋さん、握りとちらしと巻き物とお造り、そしてうなぎだけ。ありがちな天ぷらすらメニューにはありません。
しばしメニューを眺めながら、ちらしの上をオーダー。家人は鉄火丼を。
マグロは戸井産とのこと。本マグロの赤身がこれほどまでに丁寧に仕上げられていたのにはただただ驚き。きめ細やかな舌触り、そしてそれを堪能させてくれる厚みのある切り方。
上ちらしには充実のネタ類。イカゲソ、タコ、トビッコ、サーモン、本マグロ、生ホッキ、甘エビ、ホタテ、赤貝、イクラ、シャコ、白身2種(ヒラメ・タイ?)などなど。そして〆サバ。
この〆サバには驚かされました。脂のりのいいサバを軽くしめて上品に仕上げてあるのです。そう思ってメニューを見直せば「鯖棒寿司」「鯖ちらし」「鯖巻」などの文字が。自信の逸品なのでしょうね。
品質重視(輸入物、冷凍物は扱わないとか、できるだけ天然物をとか)の姿勢に打ち出されたお食事は、回転寿司とは対極のコンセプトで子供のいる家族向けではありませんが、このクオリティを味わえるのだとしたら決して高いことはなく、むしろお得感のあるものだと言えるでしょう。
おもてなしにもオススメできますね。
【2015年9月】
カウンターでオススメをいただきました。お造り、焼き物、自家製のイクラなど。あ、握り食べるの忘れた!(笑)
【2015年10月】
またカウンター。今回は予算をあらかじめお伝えして。養殖物、冷凍物は扱わないという姿勢なので、それぞれの地方の一番いいのを。
戸井のマグロ・トロ、苫小牧のホッキ、襟裳の真ツブ、遠くは玄界灘のシマアジ(だったかな)など。
お任せでいただくと、いろいろいいところでそろえていただけます。いいお店です。
【2015年12月】
クリスマスは寿司、ではないけど、仕事を早めに切り上げて。中トロ、数の子、ツブ、ホタテ、甘エビを刺身で。赤身のいいところ、ホッキ(うっすらボイル)、ブリなどを握りで。年末時化るそうで漁師さんも早じまい。年末需要はあれど、いい魚確保は大変なことであります。
6位
13回
2023/11訪問 2023/11/04
そうか、前回はちょうど1年前か。
季節のメニューとなると自然と似てくるよね。
■前菜 愛別産キノコのテリーヌとチーズの香り アンチョビと玉ねぎのクーリー
去年も同じようなテリーヌだったみたい。シメジやシイタケかな? スタートとしていい感じで好きです。
■スープ カボチャのポタージュ
秋らしいカボチャメニュー。トロっとしてるのにしつこくない甘さで美味しいです。
■パスタ 干しエビとセミドライトマトのトマトクリームソース
個人的に今回の一推し。干しエビがすごく風味豊かで、アルデンテなパスタ(スパゲティ)とよく合ってますね。
■魚料理 真鯛のインパデッラ 茸と銀杏のハーブソテー レモンとオリーブオイルのソース
皮目パリパリで、キノコのソースと銀杏といろんな食感が楽しめて美味しかったです。
■肉料理 牛フィレ肉のパイ包み焼き
いつも同伴の方のリクエストでこれに変更してるんですが、パイの中が熱々でこの日も美味しかった。
もちろん豚肉も時々は食べたいけど、これはまた今度。
■デザート シェフ特製デザート
いっつもここまでのお料理で満足しちゃってていつもデザートの組み合わされた味がもうわかんなくなってるんですけど、この日のは栗の風味がしてて秋らしさのある締めでした。
今日も美味しかったですねえ。ごちそうさまでした。
前回はディナーでしたが、今回は久しぶりのランチ。
11月は「野菜から果物まで 秋の食材をたっぷり使ったフェア」です。
ランチはのフルコースは3740円とのことですが、家族で来るときはいつも牛フィレ肉のパイ包み焼きをお願いしてるので、若干追加料金を出してるはずです(正確にはわかってない)。
あと飲み物も別なので、ハンドルキーパーはノンアルコールのスパークリングワイン(風)をいただきます。
【前菜】・愛別産キノコのテリーヌとえのき茸のフリット バルサミコのソース
テリーヌはしっとりとキノコの風味がしてバルサミコとよく合います。いいスタート。
【スープ】・茄子のポタージュ
さいの目切りの茄子は素揚げされて中へ。全体に生クリームや牛乳の風味でまろやか。
【パスタ】・若鶏胸肉のコンフィと牛蒡のぺペロンチーノ
鶏むね肉なんですけど、存在感あってよいですねえ。ごぼうをパスタとは斬新でいいですね。
【魚料理】・本日鮮魚のインパデッラ コリアンダーとフレッシュトマトのアーリオ・オーリオソース
この日は鯛。パリパリの皮目としっとりとした白身が美味しかったです。コリアンダーの粒がいい隠し味です。
【肉料理】・牛フィレ肉のパイ包み焼き(リクエストによるメニュー変更)
いつもお願いしてるパイ包み焼き。フィレ肉を葉っぱとパイ生地で包み、濃厚な赤ワイン系のソースでいただきます。何回もいただいていますが、毎回パイの包み方が違うようで、ちゃんとお店で作ってるのがわかります。この日もいいクライマックスでした。
【ドルチェ】 ・リンゴのムースバニラアイス添え
残念ながら写真が残ってなかった。リンゴのムースをクランベリー系のチョコでリンゴを模して丸く包んだ一品です。リンゴの粒感を残したムースと周りを包むクランベリーチョコがそれぞれの酸味甘味を出しています。さっぱりとした甘さでとても満足しました。写真に残さなかったのが本当に悔やまれます。
最後はコーヒー。帰りには入口で販売してたフォカッチャを。お食事にも付いてくるパンですが、ここのパン、本当に美味しいんですよね。
一年ぶりのフォレスタ・ヴェルデ。
いつも家族的な行事の後にこちらでごはんというのがここ数年の恒例になっていたのですが、今年はうまくスケジュールを入れられず、久々ディナーと相成りました。
いつもとはちょっと違った魚介やお肉をいただけそうです。
この時期のフルコースディナーは、
【小前菜】・本日の宝物
【前菜】・戻りカツオのイタリアンフリットとウズラ卵のポッシェのインサラータ
【パスタ】・小海老とニンニクのシュリンプ仕立て パプリカの香り
【魚料理】・本日鮮魚と貝類のスピエディーニ アリオリソース 柑橘のアクセント
【肉料理】・道産豚スペアリブのアニス香るロースト 茄子のグラタン添え
【デザート】・シェフ特製デザート
【パン】・自家製パン
【お飲み物】・コーヒー or 紅茶 or ハーブティー
本日の宝物、豚のリエットです。赤と黄のパプリカソースがいいアクセントになってます。
そして前菜は戻りガツオのフリット。一瞬たたきかと思いきや、薄衣をまとって香ばしいカツオです。ソースはオーロラソースみたいなやつ。
パスタはオイル系小エビのパスタ。小エビとはいいつつも甘エビのLL~3Lサイズ。頭の殻を上手に剥がせば芳しいエビの香りがギュッと味わえます(写真撮り忘れた)。
魚介はこのお店では珍しいイカやタコなどを串に刺したお料理(それがスピエディーニなんだそう)。いつもは鯛をはじめとした白身魚の料理が多いんですが、この日は歯ごたえがあって美味しいタコやイカやムール貝に皮目をカリッとさせた鯛。歯ごたえある=固いではなく、噛み切れる程度のかたさ。これ、自分的にはすごく好きだったなあ。
そして、肉はいつも牛ヒレ肉のパイ包みをリクエストしてたので、豚肉は久々ですね。スペアリブです。スペアリブも自分で料理するとただの骨付き角煮みたいになっちゃうんですけど、ここはさすが、ワイルドさを残した旨味閉じ込め系のいいお肉です。アニスの香りもいいアクセントでこういう豚肉料理にやはり合いますよね。
ドルチェはバラをあしらったフルーツ系ゼリーに白ワインのジュレ、下にムースの三層デザートアイス添え。スペアリブのオイリーさを中和させるいいバランスです。
何度も来てますが、気軽にイタリアンのコースを味わえ、いい間合いで供されて、ホスピタリティというか落ち着いた空間で、今回も満足なディナーとなりました。
さて、年末恒例のオードブルも予約を忘れないようにしなきゃ。
久々のランチです。
家族でフルコースを。
自分で選ぶのではなくお店に委ねるスタイル。
なんだかんだで安心できるからこそお願いするのですよね。
そして必要以上に肩肘張らず、ってところもいいですよね。
まだまだ緊急事態宣言中なのでアルコール提供はなし(その前にハンドルキーパーです)。
9月のランチはこんな感じ。
【前菜】
・旬魚と茄子のテリーヌ マスタードクリーム添え
【スープ】
・冷製コーンポタージュ
【パスタ】
・若鶏とパプリカのローマ風ポモドーロソース
【魚料理】
・本日鮮魚のカルトッチョ 柑橘の香り
【肉料理】
・豚肉と季節野菜の包み焼き マルサラ香るジュのソース
【デザート】
・ドルチェ
【パン】
・自家製パン
【お飲み物】
・コーヒー or 紅茶 or ハーブティー
ちなみにいつもそうしてるのですが、肉料理はここのパイ包み焼きが好きなので、今日もそれにチェンジ。ということで肉料理は「牛ヒレ肉のパイ包み焼き マルサラ香るジュのソース」です。
あと、デザート ドルチェ(よく考えたら書き方変ですけどね笑)は秋らしくパンプキンケーキです。
前菜の魚は鰊。鰊と茄子のテリーヌです。スモークされた鰊は粒マスタードのクリームがよく合いますね。ひんやりとしたテリーヌの導入はランチがグッと引き締まった感じになりますね。
続いて冷製のコーンスープ。最近はこういった卑近なスープを出すことが多いですが、まあ、コーンスープみんな好きですもんね。スープバーにコーンスープなかったらみんな暴れますよね(暴れません)。私も当然好きですよ。
続けてパスタ。若鶏とパプリカのローマ風ポモドーロとのことで、フレッシュなトマトがアクセントとなってとっても美味しい。パスタの茹で加減乳化具合が素晴らしく、若鶏もギュッと肉が引き締まったお味。個人的にはこれがすごく気に入りました。
お魚はカルトッチョで。この日の魚は鯛。カルトッチョは紙包み焼きのことですが、ここのは透明なフィルムで包んでおります。開けると蒸気とともに柑橘が香る鯛の登場。淡白なお味なのに旨味をまとってるのが包み焼きのいいところですね。
そして牛フィレ肉のパイ包み焼き。これにマルサラ香るジュのソースがかかります。
つまりはマルサラ酒を使って肉の焼き汁を煮詰めたソースってところでしょうか。
この日は別に追いソースというエクストラが付いてきました。初めて。
牛フィレ肉をほうれん草で巻いたのがパイ包みになっておりまして、この日はフィレ肉がしっとりしていて美味しいですねえ。
デザートはパンプキンケーキ。しっとりと固まった濃厚プリンの体。これに秋らしいナッツ類が彩りを添えます。
もう、満足しかないのです。
帰りにはこちらで作っているカヌレとスコーンを買って帰りました。
スコーンも軽いですし、カヌレも中がクリーミー。
これまた美味しかったですね。
この日もディナーでいただきました。
いろいろと既成のコースに個人的なお願いなどもして(若干プラスして)メニューを変えております。
前もそんなことを言いましたが、食の嗜好やアレルギーなどにも柔軟に対応していただけるのがいいお店。
ゆっくり落ち着いて過ごせるのがいいですよね。
それぞれのメニューを簡単に。
本日の宝物 ニンジンの冷製スープ
ニンジンの独特な香りや甘さを生クリームでバランス良く。いいスタートです。
戻りカツオとウズラの卵のインサラータ ボッタルガの香り
ボッタルガはカラスミのような魚卵のソースですが、酸味とコクのあるドレッシングが合います。
カツオはタタキで食べるのが多いですが、彩りがあって楽しめますね。周りのパプリカのソースも合わせるとまた良し。
カモムネ肉のスモーク 焼きネギとチーズのサブレ
カモのスモークと焼きネギがベストマッチ(ナイフが入りづらいのでフォークで一刺し笑)ここにチーズサブレを合わせるとは。
鯖のスモークとジャコのアーリオオーリオ
これもスモーク。鯖の旨味が凝縮。ジャコも合わせて魚介のオイルパスタに。
太刀魚の香草パン粉焼き リゾット添え ブールノワゼットソース
タチウオは少量だけど厚みのあるもので食べごたえあり。リゾットに焦がしバターの香りがいいですね。
くどいかなと思ったけど全然そんなことはなくスルッといただきました。
牛肉のパイ包み ポム・ピュレ添え
これは今回のリクエスト。以前食べたのとまた違った中身で出してくれました。牛モモ肉と脂身と葉物野菜が中から。
肉が大きくなくてもご馳走感のあるボリュームです。
特製ドルチェ(ライムのジェラート、別皿でタルト・タタン キャラメルアイス乗せ)
オイリーな口の中を柑橘系でサッパリ。そしてタルト・タタンはシナモンが利いてて、キャラメルアイスとの相性もバッチリ。よくベリー系のソースやアイスが乗ってるのが多かったんだけど、これはキャラメル系でマル。
すごく良いシメです。コーヒーと一緒にラストを飾りました。
ちなみに食前にはブラッドオレンジジュース(ハンドルキーパーなので)。いつものパンには唐辛子のオイルをチョイス。
今日の気分にはガーリックの方が合ってたかなあ。
でも、とにかく美味しくいただいて満足したのでした。
今度年末のオードブルも忘れず注文しなきゃ!
先月末に来たばかりですが、今回はアニバーサリーなディナーをフルコースでいただきました。
8,600円くらいのプランだそうですが、割引のカードを持ってる私達はお得に楽しめます。
先付けは「本日の宝物」
鴨とフォアグラです。鴨はパプリカのムースの上に
一口サイズなのは味が濃厚だから。
くっきりとしたお味です。
次は「魚介のアンティパストミスト」
真鯛・金目鯛・海老・蟹などがこれも一口サイズで皿に可愛らしく盛り合わせになっています。これはシンプルな味付けで、かといってボケることもなく。
続いて「仔羊のクロケット 霜降り平茸のソテー」
最後まで黒いのの正体はわからじ。ほんのり香ばしく、内部はジャガイモと地球でいえば外核内核のところにラム肉が。小さいクロケットながら風味は抜群です。
パスタは「ベーコンとボルチーニのクリームソース」
クリームソースはよく出てきますが、毎度安定のアルデンテに絡むクリームソース。今回は厚切りでよく火を通したものと薄切りでサッと火を通したものと2種のベーコンが風味よく食感もよく。ボルチーニのアクセントもいいですね。
魚料理は「真鯛のポワレと米茄子のラザニア」
米茄子をラザニア風にするのはギリシャ名物のムサカを思わせますが、それよりはあっさりとした重ね焼き。真鯛は皮カリカリで相変わらず美味しい。
肉は「道産牛フィレ肉のポワレ ソース ヴァンルージュ」
つまりは赤ワインソースってことですな。
フィレ肉のポワレは前回もいただきましたが、より厚みのある肉を使うことで表面の香ばしさと中のレアのしっとりさを堪能することができました。
ドルチェは「苺とマスカルポーネのムース」
濃厚でありながらも、コース全体の余韻を味わいつつクールダウンさせるお味。いつもながらアイスも締めにふさわしい。
コーヒーを飲みながら満足感でいっぱいとなりました。
久しぶりに身内の都合が合ったので、お気に入りのランチを予約して行ってきました。
ランチのフルコースです。
Gastronomo/フルコース¥3,240(税込)
【前菜】
・秋刀魚と蓮根ファルスのフリット マスタードのアクセント
【スープ】
・トウモロコシのポタージュ
【パスタ】
・魚介ラグーのラビオリとムール貝のビアンコ
【魚料理】
・本日鮮魚のナッツ香るパン粉焼き スパイス香るトマトソース
【肉料理】
・道産豚フィレ肉のサルティンボッカ仕立て グリーンペッパー香るジュのソース
【デザート】
・南瓜プリンとバニラジェラート
が標準なのですが、豚肉よりも牛の方がいいという同伴の意見もあり、肉は牛フィレ肉のポワレになりました。+1000円です。
あとは飲み物を適宜。アルコールを飲んだ人もいたのですが、4人で20,000切るくらい。つまりは5,000円かからないくらいです。
ここの素晴らしいのはそのコストパフォーマンスの高さ、スタッフのホスピタリティマインドの高さです。
まずはアペタイザーの秋刀魚と蓮根ファルスのフリット。これのクオリティがすごかった。料理はできあがりを丁寧に運んでくるので、適度に熱さが取れるのですが、これは珍しく熱々。ナイフを入れると湯気が立ち、サンマの表面のカリカリと身のフワッと感、フリットの柔らかい練り感。
レンコンにエビという食感の組み合わせがたまりません。
パスタはロングバスタが多いのですが、今日は珍しくラビオリ。
モチモチで美味しかった。塩気が強いかなとも思ったのですが、付け合わせのパンにつけるとピッタリ。
パンを食べるタイミングは、数多く通ってる私たちですから抜かりはありません(笑)
そしてメインの牛フィレ肉は最高のレア。旨味があって塩胡椒の加減も最高。
噛み締める旨さってあるんですねえ。
全部書くときりがないので割愛しますが、アペタイザーからドルチェまで、ストーリーのある構成で大満足なランチとなりました。
今だけの生食パンも予約してゲット。
晩ごはんは軽く食パンなのです。
12月の最終日にはセミフルなコースをいただきました。
パスタランチもあるけどそれだけじゃもったいない。時間にゆとりをもたせてゆったりと楽しみたいお店ですね。
今回はFantasia 2,160円コースです。
前菜 軽く炙ったサーモンのマリネとクリームチーズのソース 香ばしいナッツの香り
パスタ スパイシーな仔羊のサルシッチャソース 山えのきのフリット
肉料理 骨付き鶏もも肉の香ばしいコンフィ 白いんげん豆の煮込みカスレ仕立て
デザート ムース・オ・ショコラとミックスベリーのジェラート イチゴのソース
自家製パンとお飲物(コーヒーをチョイス)
でした。
いつものパンにつけるオリーブオイルはエストラゴン(タラゴン)を選びました。新しいのがあるとつい試したくなるのですよね。
思い浮かばないときは安定の柑橘系が美味しいです。
サーモンにはクリームチーズが合いますよね。横のパプリカソースもいいアクセント。見た目にも楽しめます。
パスタは仔羊、つまりはラムのサルシッチャ(イタリア風ソーセージ)のパスタ。山えのきのフリットも香ばしく、ラムの香りも適度に臭くて(褒めてます)風味が広がるのが美味しいです。これがアルデンテの歯ごたえの強さとマッチしていますね。
そしてメインの肉はチキン。香ばしく焼き上げた鶏肉に白いんげん豆の煮込みです。いいマッチングですねえ。パスタもスパイシーだったので、煮込み添えはほっと安心するお味です。
デザートはいつもの。本当はこのコースもドルチェワゴンで来てほしいんだけどなあ(笑)
そして大晦日はここ数年のこちらのオードブル。
いつものうずら肉がロール状に手を加えていて、食べ分けやすくて家族にも好評でした。ハムやピクルスなんかも普通に美味しくて困っちゃいますね(笑)
パテ・ド・カンパーニュやオマール海老のテリーヌなんかもいつもながらの充実っぷりです。
2018年、いい締めでした。
だいたい年に2回くらいは来てたはずですが、最近はご無沙汰になってしまい。
前回ディナーで来たのはいつだったでしょうか。
フルでいただきました。
いつも思うがハンドルキーパーはつらいよ(笑)
とにかくいつもいつも美味しいので簡単に。
訳あってちょっとキノコ外してます。
今時期のランチは以下のとおり。
【前菜】
・砂肝のコンフィとじゃが芋とナスのマリネ
砂肝のナイフじゃ切りにくいんだけど口に入れると柔らかいのがとてもいいですね。じゃが芋は黄色くてインカのめざめかな?
【スープ】
・茸のポタージュ → とうもろこしのポタージュにチェンジ
説明の必要はありませんね。とにかくとうもろこしが甘い。
【パスタ】
・スモークサーモンとエリンギ 酒粕のクリームソース → エリンギ抜きで。
スモークサーモンとは言うけど切り落とし風ではなくしっかり厚みがあるサーモン。酒粕はストレートには感じなかったけどコクを出すのに一役かってる隠し味なんだろうね。とってもクリーミー。美味しかった。
【魚料理】
・白身魚と茸のルーラード オレガノとエシャロット オリーブオイルのソース
(写真撮り忘れ)この日の魚は鯛。皮の焼き目が香ばしくてパリパリ。ちょっと酸味のあるソースが合ってます。
【肉料理】
・豚ロース肉のグリエ 4種の茸のフリカッセソース → フリカッセソースはクリーム系のソースですが、今回はバルサミコソースで。豚肉がギリギリの火の入り方でしっとりとかつ歯応えも残して。食感のメリハリがいいですねえ。
【デザート】
・タルトタタンとシナモンのジェラート
ジェラートそのものがシナモンを利かせてて甘い焼きリンゴともベストマッチ。
【パン】
・自家製パン
いつものフォカッチャとソフトパン。今回のオイルは唐辛子を選びました。ピリッとして新鮮。
構成がしっかりしててよいですねえ。満足満足。
(画像が粗かったので入替えました。いいねつけてくれた方ゴメンナサイ)
久々のディナーのフルコース。何かのフェアだったらしいけどよくはわかってない(笑)
今調べたら2月のフェアはあったか煮込みフェアだそうな。だからトリッパのような料理が出るのですね。
最初は紫イモのポタージュ。滑らかすぎないザラッとした感じがむしろイモの質感や甘みを引き立てているようで。あったかなポタージュ(ポタージュとしてはやや温度高め)でイモ本来の甘さ・香りがグッと。
アンティパストはトリッパのフリット。煮込みじゃなく揚げてるのが珍しいですね。もちろん茹でこぼしてから揚げるのだろうけど、柔らかいのにカリカリした面白い食感。トマトの酸味にペコリーノチーズのコクが加わって満足。
パスタは仔羊のサルシッチャ。クリーム風味で腸詰めされたラム肉のミンチがスパイシーでよろしいです。パスタのアルデンテ具合もいつもいいですねえ。クリームは乳化されてひたひたじゃない感じなので羊肉の風味、スパイシーさが引き立ちます。
魚は皮目がうっすら赤い白身魚。何の魚かは聞きそびれちゃった。鯛のような鯛じゃないような。ブルゴーニュ風に香草焼きです。
適度に脂の乗った淡白な身の水分を飛ばして、身がホロッと口の中でほどけます。皮もカリカリで香ばしいです。
メインのお肉はこちらからリクエストして牛肉の赤ワイン煮込みからパイ包み焼きに変更してもらいました。パイ包み焼きはこちらではよく出るメニューですが、中のお肉がパイに包まれてジューシーに仕上がってきます。
で、デザートは甘いのになぜか
スルスルと(自分でもおかしな形容だと思うが)食べ終えちゃいました。
ちなみに途中のパンはローズマリーのオイルを選びましたよ!
毎年のフォレスタ・ヴェルデのオードブルです。
2人前相当が12000円(くらい)だったかな。これを2セット。
毎年なので似てるところ、同じところもありつつ、ちょっとずつ変化をつけてきます。
スモークのホタテ、アワビ、真鯛なんかもいつもながらいい燻製具合ですし、ウズラの身にいろんな詰め物してるのも、今年はきのこ類いろいろで食感が楽しめましたし。
あとローストビーフも当たり前のようで火の通り具合が抜群、ピクルスの種類違いも口直しに最高。
というわけで美味しいねえ美味しいねえ、と言ってるうちにゆく年くる年やらジルベスターコンサートやらでハッピーニューイヤー!
今年も美味しい食事に出会えるといいですね。
久しぶりのこちらでのディナー。
繰り返し来るとメニューかぶりが怖いので(笑)、事前に内容を問い合わせて多少入替えをお願いしました。
こういうところで融通を利かせてくれるのがこのお店のいいところ。
というわけで、今回は。
5000円くらい(正確な価格がわかってない笑)のコース。
さつまいものクリームスープ
スモークサーモンとカンパチのカルパッチョ
ベーコンとポルペッティ(ミートボール)のトマトパスタ(リングイネ)
真鯛のフリット
牛バラ肉とスネ肉のアンクルート(パイ包み)ポルト酒のソース
ドルチェ バニラのジェラートとピーチ(だったはず)
コーヒー
でした。
さつまいもをスープにするのは別なお店でもいただいたことがあるけど、ここのはとっても滑らかでコースの導入として最適ですね。さつまいもの甘味もいいんだよなあ。
スモークサーモンはスモーク具合が軽くてこれも上品な美味しさですねえ。
真鯛のフリット。これは幅広のパスタを衣代わりにしたのかしらん。中の鯛もフワッとしてオーロラソース(?)が酸味を添えてとても合います。
アンクルートは、中からホロホロと牛スネ肉が登場。バラ肉を足すことで適度な脂身が旨みにつながっています。
そうそう、パンにつけるオイル、8種類になってて、パインを漬け込んだのが加わってました。風味が豊か。
全部で1時間半くらい。今回もまたゆったりと過ごすことができました。
【2014年8月】
久しぶりのこちらへ。ほう、2年ぶりですか。
8月のランチのご案内をいただいたので行くことに。
いつもランチは3000円台のコースをいただくことにしております。ランチとしてはちょっぴり贅沢ですが内容が素晴らしいので結果的にコストパフォーマンスに優れるからです。
で、今回は「北海道の味覚と野菜ドルチェフェア」のランチ3240円のコース(もう一つのコースは1944円)。
道産の野菜、魚介を多く取り入れた、夏向きの内容ですね。
画像で見ていただければわかると思いますが、どれも美味しい。
新じゃがのホクホク感、夏バテした胃に優しいガスパチョでクールダウン、パスタで体を滑らかにし、その後でピリッとアクセントを効かせたカレーが香るソースが再び胃の活動を呼び起こします。
さらにはガツンと仔羊をシンプルなローストでいただき、最後はユリ根のパンナコッタで落ち着かせます。ユリ根感が甘さ控えめのデザートでしっかり主張しております。
最後コーヒーを飲むときにはすっかり満足しておりました。腹にもたれず、スッキリとした食後感も素晴らしいです。
久々でしたが相変わらず満足させていただきました。
【2015年6月】
久々のディナー、10周年39(サンキュー)プランということでやや遅めのお誕生会。
この日は3000円ちょっとのコース。今回の上のコースだったっけ。
さすがに平日限定でもほぼ満席。予約はマスト。
いちいち全部書きませんが、濃厚雲丹のカルボナーラはウニの粒を伸ばしながらいただき、骨付き羊肉の豚足巻きは味や食感に変化球があって素晴らしかったですね。
【2015年9月 写真入れ替え】
ランチ3240円。9月メニュー旬のとうもろこしと十勝牛フェア。
とうもろこし遣いがよかったですねえ。まあ、そこそこリーズナブルですね。
テーマがあるのでドルチェまで決まってるけど、ケーキはここの名物、選んで食べたかったなあ。
【2015年12月】
年末オードブルを今年から提供してくれることに。1万円で2人前なり。それぞれ手の込んだ味付け組み合わせ等々に大満足。デザート(チョコ系)までついて素晴らしい年取りになりました。
【2016年6月】
11周年39(サンキュー)フェア。去年もこのフェアには来てましたね。
ご招待のハガキが届くと、しばらく行ってないなあという感じでじゃあみんなで食べに行こうかとなりまして。うーん、実に巧妙ですな(笑)
お店の方にも覚えていただいて、すっかり年に数回は来ております。
今回はスープは濃厚なじゃがいもの温かいもの。
アペタイザーは茄子とズッキーニでカニの身を挟んだ冷製モノ。
そしてトントロのスモークが印象的なクリーム系パスタ。これは絶妙だったなあ。トントロをイタリアンの料理として使う(それもスモークして!)料理名のタルトゥーフォはトリュフのことですが、うーむ、よくわからないうちに終わってしまった(笑)美味しいのだけど。
ソイのソテー。花ズッキーニもいいアクセント。
メインは平田牧場金華豚のコンフィ。珍しくポークがメインでしたが、脂身にも旨味があってジューシー。肉もいいのでしょうけど、それを引き出す火の通し加減が見事です。
ドルチェは酸味のあるレアチーズアイス。ソースもシトラス系かな?
結構混んでて時間も2時間たっぷりかかったのだけど、会話も楽しみながら、優雅なディナーとなったのでした。
そうそう、メインのお肉のとき、ちょっと席を外したのですが、ちゃんと席に戻ってから時間差で出していただき、その細やかな配慮にこの店の信頼感を改めて感じたのでした。
【2016年12月】
去年のオードブルが大層よかったので、今年も予約しました。
どうやらあいプラングループ共通のメニューのようなので、純粋にこのレストランのものということにもならないのですが、作ってる中身や詰め方からすると、それぞれのお店で注文分が最終的に仕上げられているようです。
一の重
魚介のスモークタルタルソース添え(金目鯛、真鯛、鮑、帆立、ツブ)
蟹爪のフリット
オマール海老のテリーヌ ソース・オーロール
海老のカダイフ巻き
マリネサーモン
蟹のきぬた巻き 酢橘の香り
デザート(ショコラ4種、マカロン4種、ガトーショコラアマンド、スフレフロマージュ)
二の重
パルマ産生ハムとサラダ
イベリコベジョータのサラミ
フォアグラ・鹿・鴨入りのパテ・アンクルート
鶉卵のフリット・カレー風味
鶏ハツのジャガイモ巻き
仔羊のサルシッチャを詰めたトマトファルス
鶉のファルス・五穀米バターライス詰め 蜂蜜マスタード風味の照焼き
まあ、なんつーか、一つ1万円で2人前なんですけど、めっちゃお腹いっぱいになりまして、しかも一つ一つ変化に富んでいて飽きが来ないというのもよかったですねえ。お見事としか言いようがありません。
7位
2回
2018/07訪問 2018/07/21
久々のポッケ。なかなか機会がなく、また行ってみたいと思ったものの、独りでは行きづらいので家人にオススメする意味でこのポッケ。
なんたって黒ゴマまぶしの塩ジンギスカンのよさと言ったらいくらでも食べたいくらい。
そんないい思い出が残ってるうちに再度行ってみた次第。
直前に電話かけてよかった。カウンターもずっといっぱいなんだもん。
直前に貝シャブリ寄ってきたので軽めに。生ラムと塩ジンギスカンをそれぞれ2人前。
相変わらず筋っぽさのない食べやすさ。今回はライスもつけたけどそれでちょうどいい量ですね。
相変わらず美味しかったのでまた行けるといいなあ。
前回とあんまりラインナップが変わってないので写真もなし。口コミも淡白に(笑)
こっちの方で集まりがあって、ジンギスカンでもすんべ、ということになった。
いつもだと大手ビールメーカー系になるわけだが、幹事役の方のオススメに従ってこちらに。
店内はずいぶんと広く(なんでも以前は小さな店だったが隣の店をぶち抜いて広くなったらしい)、
カウンターがコの字型に、あとテーブルがいくつか。
七輪の炭火焼きでテーブル上は円筒形の排気も万全。明るい店内で煙たいこともなく、こういうお店じゃないと流行んないよね、やっぱり。
経験者がいるので注文もオススメに従って。
塩ジンギスカンというのは見てたから、それで。
あと普通の生ラム、も頼んで序盤の動向をうかがう。
七輪の上はおなじみドーム型のジンギスカン鍋。生ジンギスカンメインなので穴開き。だからか焼けるのも速い。
塩ジンギスカンからまずいただく。
塩味がしっかりついてるのでタレはいらない。
オレ、タレをつけずにジンギスカン喰ったことなかったからこれは新鮮な驚き。
メッチャ旨いじゃん!
なぜかまぶされてる黒ゴマの色の割にはゴマ味は感じないのだけど、豊かな味わいだ。
やや厚みのあるカットながらなんという柔らかさ。筋ばった不快感が全くない!
これはビールが進む。
次は生ラム。こっちはタレで。
ジンギスカン用としてはあっさりスッキリの醤油ベースだがこれも食べやすい。
ジンギスカンはじめ焼肉はごはん頼んで肉ワンバンがオレの常だが、ここではごはんなくてもいいね。
あとは道民には懐かしいロールスライス、これも味なし。オレの地元はこのロールをタレに浸からせて食べたからちょっと違うんだけど、昔の固くて臭くて筋っぽいのを味つきでごまかしたマトンとは大違いでこれもいい。ロールのときは店員さんがタレに酢を足す食べ方を勧めてくれた。
ちょっと味変になって飽きがこない。
で、しまいには赤平産生ラムにも手を出す。他のものよりお値段倍くらいするけど、やっぱ地物はいいね。
また違う味わい。
結局飲み放題だけつけて肉や野菜はお好みにして4000円弱。いろいろ頼んでこの値段なら十分お得かと。
自分の知ってるジンギスカン観を新たにしてくれたこのお店、次はいつ来られるかなあ。
8位
1回
2016/10訪問 2016/10/22
そばを食べるときは必ずしも天ぷらが必要じゃないんだけど、ここのFacebookを見てますといつも食欲をそそる天ぷらとそば。
もう、行きたくてしょうがないのです。
しかし、以前お店に伺ったら車は停められたものの、1時間待ちとの宣告。いくらなんでもそこまで時間はなかったので断念してたのです。
しばらくチャンスはなかったので忘れかけてたのですが、意外にも11時前に体が空いたのです。ふとここのことを思い出して寄ってみた次第。
焦りがあったのか、5分前にはお店前到着。もちろんのれんは出てません。
しかし、Facebookは4時間前に本日もお待ちしておりますのエントリー。開店はもうすぐです。
のれんを出すおねえさんの合図とともに食い気味に店内へ。
メニューを見ながらほんとに天ぷらモノがたくさんあるのに驚き。これはせいろとか粋がってる場合じゃないぞ。天ぷら天ぷら!
えび、小柱、ほたてなどが挙がる中に、あさりの天ぷらなるものを発見。
こちらであさりを具材にしてるのは珍しい。ただし北海道では厚岸(牡蠣だけじゃないのだよ)を始めとしてあさりの産地は多い。しかもサイズが大きくその食べ応えはかなりのもの。
うむ、物珍しさでこれに決めた。
家人は海老とほたてのかき揚げ丼セットに(小柱だったかもしらん。失念)。そばは冷たいの。
一番手なので待ち時間はそれほどかからじ。10分くらいかなあ。
一見してそばがきれい。手打ちのざらついた表面に薄いアイボリー。そしていつもパソコン越しに見てる円筒形の天ぷら。
見るからに食欲をそそる形です。
天ぷら用には抹茶塩も。つゆの味とお好みで。
そばは細身ながらコシがあります。このコシだとこれより太いとちょっと食べにくいでしょう。つゆもいい塩梅のしょっぱさでちょちょっとつけて食べるのに丁度いい感じ。これは美味しい。
伸びる前に食べなきゃとそばを攻めてましたが、天ぷらも熱いうちに楽しまなくてはもったいない!
箸でグサグサと崩し、あさりの風味を楽しみます。風味というより食感ですね。でも美味しい。
こちらの天ぷら、玉ねぎではなく長ねぎが入ってるんですね。それとみつば。
これ、個人的には好みです。玉ねぎが主張しすぎるとどうにもそばと合わないような気がしてて、でも好き嫌いかと諦めていたので(笑)、この英断には拍手を贈りたい!(大袈裟)
丼ものの甘ダレも食が進むし、なんともいいそばで感激だなあ。
9位
2回
2017/06訪問 2017/06/05
何度もここのパンは買ってるのですけど、ヨーカドーやきたキッチンなどばかりでここの建物には来たことがない家人を連れてやってきました。
久しぶりなので道間違えちゃった(笑)
さて、お邪魔したのは昼頃だったのですが、なんと残りはわずか。私達の前にもちょこちょことお客さんが出入りしておりましたし、日によって違うのでしょうが勝負するなら早めがいいのでしょうね。
棚に並ぶ卸す用のパンたちを恨めしく(笑)だからといって眺めても無い袖は振れぬので、残りの中から黒豆の長いパンとちくわパンを購入。
すぐ食べてしまったので写真撮るとかしませんでしたが、ちくわパンはコッペパン状のパンにツナ入りのちくわが刺さっております。パンよりも長いちくわが迫力あり。
はみ出たちくわのカリカリ感とパンに包まれた部分のふんわり感の違いなんかも楽しみながら、いただきました。
黒豆のパンは、ミニバゲットくらいの推定30㎝超のパン。
ただ切ってみるとフランスパン的なカリカリふわっととは違ってて、もっちりとした、皮にも歯応えがある食感が楽しめます。
黒豆がたくさん入ってるのもいいですねえ。噛めば必ず黒豆が口の中いっぱい。
美味しいなあ。
行くたびに違うパンがあって、あれこれ試す喜びがあって。そんな喜びにあふれたパン屋さんですよね。
ラフィの名前はよく聞いているところで、ヨーカドーにもパンが並んでたり、店主の方がブルキナファソの野球少年を支援してたり(だから店内にバットを飾っている)、パン教室を近郊でも開催してたりといろいろアクティブな印象。
一度こちらで買ってみたかったのです。
地図でははっきりわからなかったのだけれど、実はずいぶん市街からも離れ、周りは畑ばかりなところ。ナビじゃなく地図だけだと不安になるくらい。
しかも最初間違ってご自宅をのぞきこんじゃって「あれ、OPENって書いてるけどやってないなあ」なんてアホなことやってたりして。
皆さん、店舗は左の建物ですよ!(笑)
入ってみると中は意外にも広め。いや、パン屋さんとしてはという話。最近お気に入りのパン屋さんはどこもこぢんまりしてて、3組しか入れないところもあるからね。この日はパン教室を開催してたようで、焼き終わったみなさんがパンを並べて試食してたんだけど、これはイートインできるってことなのかしらん。まあ、そこはわからじ。
入ってすぐにさっきも言ったバットが提げてあり、その奥の棚は予約のお取り置き(ってのがあるんだね)。レジに向かっていくといろいろなパンが並びます。パン屋さんに行くとあれこれ買いたくなって困るのであまりキョロキョロせずに(笑)、ここはグッと堪えてクロワッサン、試作のベーコンチーズ、ちょっと迷ってバゲットにします。もう、美味しそうなのばっかりだよ! 気になったもう一つの試作、ホウレンソウとチーズはパン教室でも作ってたらしく、それを一口味見させてもらいましたが、いいお味!
家への土産にして、早速いただきましたが、クロワッサンの層の重なり方がすごい。サクサクとしてバターの風味がよくて。ベーコンチーズはシナモンロールっぽく巻きが入っておりまして(これも変わってるよね)、中にさいの目がちょちょっと。この塩梅がいいですねえ。そしてバゲット。余計なものが入ってないのですねえ。噛めばクラストの風味が口に広がってきます。クラムのしっとりとした柔らかさも心地よいですねえ。
全体に小麦の美味しさが味わえて、しっとり感も残して口の中で心地よいのが最高でした。最近のパン屋さんは美味しいところがいっぱいでそこに優劣をつけるなんておこがましいですな。また寄っていろいろ試してみたい!
10位
1回
2016/07訪問 2016/08/04
まずはケチから書かせていただく。
といってもどうでもいいケチだし、不味いという話ではないのでご安心を。
黒松内町では特産物手作り加工センター「トワ・ヴェール」というのがある。
黒松内町の農産物、豚肉や牛乳などを使っていろんなものを作ってるそう。そこは小高い丘に位置するもので、ブナの森に囲まれ自然あふれる建物、緑色の屋根がトレードマークで、そこからカッコつけて(なんだろうな)フランス語で緑の屋根という意味の名前をつけた。
それはまあいい。
で、それを人の集まる道の駅にも置いて味わってもらえるようにしよう、と考えるのも自然なことで、それの第2弾ということで道の駅の愛称を「トワ・ヴェール II(ドゥ)」と名づけたのだが、そこにあるのはパン屋にピザ屋にアイス屋。
パン屋も調理パンなんかが多くておよそフランスっぽい中身ではない。
しかも、今回食べたピザはソーセージやウインナーが特徴的なので、生地もドイツパン風だそう。ピザはもはやイタリアだけのものじゃないのでそれもいいのだが、名前がピザドゥ(pizza do)、この建物のIIにかけての名前かと思ったら、doドゥじゃ意味通じないじゃん! フランス語でもドイツ語でもないよ! IIはdoeだよ! というわけで生半可な知識で(もちろん私もよくは知らない)フランス語使っちゃって、ドイツ風のピザを焼いたりしてるのよね。
というわけで、ここまで長々書いてきたわけだが、このピザがめちゃくちゃうまいのよ。
ピザに乗せるソーセージ類ってたいていサラミくらいでしょ? もしくはうすーく切ったウインナー。
ところがここのはぶつ切りでしっかり歯応えが楽しめ、ゴリゴリと旨味が味わえる。チーズも黒松内町産で(だからピザという発想になったのだろう)、そして何といっても食べ応えが十分なのよね。
絶対物足りないだろうと思ってMサイズにしようか迷ってたんだけど、他にも食べるものがあるかもということでやむなくSサイズに。ところがこのSサイズがまたボリューミーなのだ。
確かにSサイズでも1200円前後するのでそこそこのものだと想像されるのだが、まさかここまでだとは。多分22~23cmくらいのものなんだけど具だくさんだから結構お腹いっぱいになってくるわけ。
ウインナーも結構乗ってるしチーズもたっぷり。Sサイズだと耳だけが大きくて具が足りないだろうと思ってたのを反省。いいバランスなのよね。
じゃがいもとチューリンガーヴルスト、スモークヴルスト、生ベーコンのザクセン。ホワイトロースハムとスモークヴルストのシュテルン。
どちらも肉々しいのにピザ生地の旨味とチーズと野菜とで美味しく味わえたなあ。
これ、1週間たってまた食べたくなって思い出すだけでヨダレがたまってくる。
正直アクセス的に便のいいところではないけど、遠回りしてでも味わうべきピザ。
ウインナーも旨いけど、それだけ買って帰ってもここまで感動しなかったろうなあ。
初めて伺ったお店が多くランクインしました。
ダバ・インディアの高級過ぎないところ。
ポッケのジンギスカン観(カンカン笑)を変えてくれた衝撃の味。
ピザドゥのウインナーぶつ切りにもやられました。
ラーメン屋も初めて行ったところが多かったのですが、決してランクインに値しないわけではなく、当たり前すぎてなかなか上に来ないという。
市内にもまだまだ美味しいお店があるんだなあと再認識した一年でした。