2回
2016/07 訪問
旭川発祥のスープカレー
まだスープカレーという名前が浸透する前から、ここはカシミールという名前のスープ状のカレーがありました。
辛さも1番から20番まであってまだ若かりし頃、どこまで挑戦できるか少しずつ番手を上げていって競い合ったものだったなあ。そのときは10番ちょっとで根を上げてしまったけれど。
そのときのノスタルジックな思いがあって、思い出すたびにこの店にはよく来るけれど、「あ、この味」と昔に戻れるのです。
チキンカリやカシミールもよいけれど、最近のお気に入りはマトンカリ。ややまろやかなカシミール系のスパイスとは違って、鋭さを増した感じで迫ってきます。マトンも臭みがなく、食べた後の満足感といったら。この一言に尽きます。
チキンカリやカシミールは、同じインド風でもスパイスの配合が違う感じ。スパイスには疎いのですが比べてみると一目瞭然です。
ところで一度ごはんの代わりにナンを頼んだことがあったけれどこれは失敗でした。小さい割に値段が高いし、タンドールで焼くような本格的なものとは程遠く、あくまでもパンです、あれは。あくまでライスと一緒をオススメします。
あ、ここに来るお客さんは日本風カレーをよく頼む方が多いようです。一度食べたことがありますが、あまりにも普通っぽい家庭の味なので、それを求めて皆来てるのでしょうか。ちょっと不思議。
ノスタルジーならインド本店に書けばよいのだけれど、本店も今や(と言ってもずいぶん前)立派な建物になってしまったし、こちらの方が大きな窓から眺める外の風景が好きなのでこっちに書くことにします。
【追記】本店がなくなって街中のも長続きせず。残るのはここだけなのでこれからも応援したいものです。
【2012年9月】
前回から1年以上ぶり。メニューが新しくなった模様。順番が野菜カシミール、野菜インドカリからだなんて札幌風スープカレーを意識した結果なのかしらん。
でもブレることなくカシミールを。福神漬が合うインドカレーってそうそうない。
昔のよりチキン小さくなったってこの味はここだけのもの。今回も満足した。
【2013年9月】
ほぼ半年ぶりのインド。最近は閉店が早くなったのと混んでることが多いのとで、入口で引き返すこと数回。今日も出来上がりまで50分待ち。味は満足だけどちと疲れた。
【2016年7月】
1年ぶりのインド。今日は7時半ラストオーダーとのことで、まっすぐ向かってよかった。
カシミールを5番で。そこそこ辛いのだが、結構いけちゃうのが不思議。シナモン、ナツメグ、クローブあたりがいい感じで尾を引くんだよね。
多少変わっても、やはりここの店はここだけの味。
で、俺は相変わらず札幌スープカレー式のごはんを浸す食べ方が嫌いで、ルーをちょっとずつかけながら。その方が絶対旨い。
2016/07/03 更新
いつものカシミールなので特別コメントもなく(笑)
そうは言っても毎回状況も違えば印象も違うわけで。
どうやら飲食店の人手不足はこの店も例外ではないらしく、スタッフの関係でこの日は8時オーダーストップとのこと。
アルバイト募集要項はまかないの詳細(カレーだけじゃないと力説)まで記してあって、それも含めてずいぶん魅力的なことになっている。何だったら俺が代わりたいくらいだ(笑)
それにしても、この味を食べられるのはりむカフェがカレーを出さなくなって久しいのでもうここだけなわけで。大町にあった本店が懐かしい。街ナカなんかも。
で、この味、猛烈に食べたくなるのに、どうにも混んでたり早めに終了したりで振られることが多い。入れてもカレーなのに待ち時間が長い。そういうとこだけ残念なのよね。
個人的には家庭の味なルーカレーをやめればみんなをそんなに待たせないでもすむんじゃないかと思うけど、けっこうルーカレーも出てるんだよなあ。
電話かけてルーをTo Goというのが賢いやり方なんだろうな。
それにしても、らっきょうが有料になってしまった。いつものやつが入荷できなくなったかららしい。俺は福神漬派だからいいんだけどね。
福神漬が似合うスープカレー。それがインドのカレーなのだ。