5回
2022/09 訪問
☆〜三言目には、Arcadia to enjoy the finest wine and Sanda beef
今日の三田牛は最高でした。
三宮の麤皮の三田牛を超える旨さ。焼き加減、そしてチャコールの香りを残す焼き目が巧みすぎる。
北斗さんの技でこそなせる完成度。
この肉の写真は旨さをお伝えするために多めに掲載。
この肉をこのように食せるのは大袈裟に聞こえるかもしれないが、日本に産まれた喜びを感じる瞬間だった。食に見返りを期待しない投資を続けるには、こういう瞬間が大事。
今日はワインもすごかった。 2006のPuligny-Montrache(写真ご参照)はオレンジワインかと思うほどの熟しかたで感動。1982のPouilly-Vinzellesにいたっては、只々sigh、、、、
余談ながら、次の予約は、遂に1年後には入れられない事態になり、約1.5年後に。
この店で新たな予約を取るのは、ほぼ無理な感じ。だからこうして食べログでレビューするのも些か憚られる。レビューを読まれて興味を持たれても、、、、newcomerが予約を入れられるchanceはあまりに小さそうで、、、、、
これも昨今のFoodie Frenzyのなせるわざか。
このfrenzyは日本に限らないが、、、、コロナ後に再び開国すれば、さらに酷くなるのだろう、、Ugh、、、、、
2024/01/05 更新
2020/06 訪問
☆~一言で言えば :One of completed model of solo-ope.
*** マロワン<Malouin>の Smug tongue,,,,, Just for your information,,,,,
◎心はどれだけ幸せだったか?
6ヶ月前に予約した日が、丁度、東京アラートが解除された直後という事でこれも巡り合わせかなと感じての訪問。
窓際のカウンター席に案内されて、何十年も見慣れた西麻布界隈を、この高さから見下ろすのは初めてで、とても新鮮な感じがした。
Caringに溢れたシェフのもてなしと相まって心はとても幸せに。
◎舌はどのくらい唸ったか?
ソロオペ(ワンオペ)の完成型とも言える皿が供され、どれにも舌が唸った。
それぞれは広義のフレンチ・イタリアン的な内容だが、カテゴリーを超えた食の愉しみを考え抜かれた皿ばかりだった。
キッチンのスペースにも限りがある空間なだけに、それぞれの皿はある程度は定番化していると思われたが、良いワインとのマリアージュが計算された構成。
その中でもメインの三田牛のrôtiが傑出。
三田牛を頂くのは神戸の 麤皮 以来だが、もちろん肉自体も素晴らしい。
ただ、肉の素材の良さよりも、長谷川シェフの、フレンチでの豊富な経験と腕前を実感して驚いた。
そして、やはりフレンチというのは火入れの料理だなと再認識させられた。
長谷川シェフの皿は、火入れと塩梅(塩加減)が絶妙。
三田牛のrôtiでは赤身の部分も旨いが、脂身の部分の甘さが舌に染み入る感じは久々だった。
わかりやすく言うと、今回、供された量の3倍でも食べられるほどに舌が唸った。(要はもっと食べたかった!)
◎足が自然と、またここへ来たいと動くか?
今や、半年先の予約すら厳しく、織姫・彦星のごとく1年に一回、長谷川シェフとお会いできる。
◎会計担当の我が家の財務大臣の反応は?
Being able to drink fine wine by the glass is worth it, even if it costs 3500 per glass.
☆In a word ~一言で言えば :
One of completed model of solo-ope.
●他の人は言わないかもしれないA straight tip
シェフの人柄や話力を鑑みれば、本当は食い切り割烹のような対面カウンターの店作り(例で言えば現在のカーエム)が一番ふさわしいと思えた。いつかはそういうところに移転されて、シェフと話しながら楽しめる日が来る気がする。
2020/06/27 更新
予約は相変わらず超困難な名店にて、毎年一度だけお会いできる(w)グルマンディーズの三田牛。
今年は、去年(~四言目には)よりサシが少なめだが、その僅かなサシから溢れ出る甘い脂が赤身とのバランスが良くて素晴らしく旨い。
パートナーからも昨年より更に美味しいとの褒め言葉。長谷川オーナーは三田牛の業者とは毎回綿密に打ち合わせて仕入れていると言われていたが、その成果は十分だ。
肉自体もいいのだが、火入れも相変わらず素晴らしい。外に皮目のように炭焦げした部分の風味、塩加減も程よく、添えられたマスタードには手をつけずにペロっと食べ切る。もう一枚食べられるぞ!と舌は唸るが、何ごとも程々にが良ろしかろうと自制する。すでに前菜、鱈のベニエ、蟹のリゾットなどで満腹に近いはずで、もっと肉が食べたいと感じるのはその旨さに参った脳の錯覚だろうから。
そう言えば、今回は名物の海老のパスタでなく蟹のリゾットが供されたが、ちょっとcentollo relleno を彷彿とさせる味で舌が唸る。
泡を呑んだ後のワインは、SERAFIN PERE ET FILS のGEVREY CHAMBERTIN 2017を抜栓していただく。
まったりしたアロマと上品な果実味に満悦。
(背後のテーブル席の見知らぬ方から、期せずしてボランジェPNのお裾分けをいただく。ありがとうございました!)
食後はLES ARUMS DE LAGRANGEの古酒 (1996年!)を出していただいて〆る。
今年もクリスマス直前の西麻布THE WALLを見下ろしながら、穏やかで素晴らしい時間を過ごす事ができた。長谷川オーナー、今年もありがとう。
また来年お会いしましょう。