Malouinさんが投稿したロワゾー・パー・マツナガ(北海道/杉並町)の口コミ詳細

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『ミヤシュラン』(”ミヤ”って間違ってる? いえ、分かる人にだけ分かります)

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ロワゾー・パー・マツナガ柏木町、杉並町、深堀町/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2017/09 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

通常利用外口コミ

この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。

☆~一言で言えば : taste the fruits of 6years solo knight-errantry in France

*** マロワン<Malouin>の Smug tongue,,,,, Just for your information,,,,,

◎心はどれだけ幸せだったか?

恒例の「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」のイベントで、函館 五稜郭の近くにあるというこのレストランの食事会に参加。

場所は都内某所で、長いテーブルに8組が向かい合って座る相席でショットガンスタート形式。今回は午餐で、 Jean-François Parozスイス大使夫妻も同席された。

一昨日に同じイベントでディナーを頂いたローブランシェのログでも説明の通り、このイベントでは同じ場所、同じ料理助手とサービスマンで日替わりで数人のシェフが登場する。よって料理以外は、シェフが采配していないので、料理以外の評点はvia mediaで全て3.5としてある。因みに食器も同じものが使用されるほどで、皿の上の料理だけで、それぞれのシェフがスクラッチ勝負で、招待客との向かい合う。だから客の方も、より味覚だけに鋭敏になれるのが、このイベントの愉しさとも言える。

そしてL'oiseau par Matsunaga。やっぱり食で心が幸せになれるかどうかは、料理の深み次第だという当たり前のことを再認識させてくれる素晴らしさだった。

◎舌はどのくらい唸ったか?

全ての皿で舌は大いに唸った。

枝豆のフラン。よくあるアミューズだが、豆の味が深い。

ゴールドラッシュのスープ。甘い、ただ甘いだけでなく濃厚なのに爽やか。

ズワイガニのトルティーヤのせ。このカニは鮮度は良いが旨味は今ひとつ。少しライム的な酸などが欲しいところ。

本鮪。戸井産と似たような質・漁法という松前産とのことだった。鮨ではないので産地の違いまでは舌にはわからないが、この鮪への火入れが絶妙で、パートブリックに巻く前の鮪の重ね方にも工夫があり味が混ざり合って輻輳的に美味い。中央に添えられたホイップ状のソースとのマッチングも良い。本日一番に舌が唸った皿。

鳥取地鶏ピヨ。ピヨというのは、大山どりと違い、シャモとの交配種とのこと。腿と胸の2種が供されたがいずれもしっかりした肉感。火入れを間違うとパサくて硬い仕上がりになりそうな鶏肉だが、シェフの火入れは秀抜で、しっかりしたソースと合わせてこの肉の旨味・食感を堪能でき舌が唸った。肉が硬めの腿には鶏皮が巻かれてトロッとした仕上げにされていたのも良かった。添えられたマッシュルーム、王様しいたけは些か凡庸な味付けながら皿全体としては、仏料理店でのアラカルトではまず鶏肉(一方で鴨・鳩は好んでオーダーします)を頼まない私にも楽しめた。

ディゼールは、ショコラノワールが特に良かった。ショコラ系のスイーツは軽やかで濃厚というのが好みだ。コーヒーのお供として出されたプティなカヌレも良い。

◎足が自然と、またここへ来たいと動くか?

旬の違う雲丹と蝦夷鮑のいづれか プラス 活き烏賊刺し(最近は不漁とこと)を食することを主たる目的に、2年に3回ぐらいのペースで道南を訪れているが、次回は、足が自然とこの店にも行きたいと動きそうだ。

◎会計担当の我が家の財務大臣の反応は?

wish to eat more dishes of this chef in the near future.

☆In a word ~一言で言えば :  taste the fruits of 6years solo knight-errantry in France
●他の人は言わないかもしれないA straight tip

ここまで、日本のフレンチが高いレベルになってきている中で、”査証がなかなか取れずに不法滞在的な苦労をしながらも日本人シェフの渡仏機会拡大への路を開いた時代の日本のフレンチ黎明期のシェフ達への敬意は別にして”、今や、フランスでの修行の価値をむやみに礼讃するつもりはない。

特に一つの店で数ヶ月程度だけの勤務を渡り歩いて帰日して、”フランスの、(イタリアの、スペインの、) 星付きのどこそこの店にいました”と謂うシェフの店の中には味が???のところもかなり多い。(特に今は亡きエル・ブジ勤務を謳っている時(W))

一方で、松永シェフは、最初の1年間はリヨンでの語学だけ研修から初めて、継続して6年以上にわたり滞仏し、その間に勤めたそれぞれの店(3⭐️、2⭐️)で、年の単位でその店の主軸として勤め上げた来た事(しかも家族を函館に残しての単身赴任で)が、松永シェフの現在の皿の力として反映していることは疑いの余地がない。
やはり、フランスで真剣に勝負した人の皿は何かが違うと改めて感じた。


*このイベントは、シェフの頑張りに比してサービス陣の接遇と用意されたワインなどが、かなり???なのが毎年気になっていたが、今年はサービス陣が一新され、核になおるサービスマンが配された事で格段にイベントの質の向上が感じられた。

2020/04/03 更新

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