『小松左京』まめぞうさんの日記

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まめぞう (男性・東京都) 認証済

日記詳細

段ボールを整理していたら、オンディマンド版の小松左京の「牙の時代」が出てきた。
中学、高校の頃、小松左京に随分はまっていた。

当時、SF御三家と言って、星新一・筒井康隆・小松左京がもてはやされていた。
星新一も筒井康隆も大好きだったが、小松左京の科学に裏付けされたSFは現実味を帯びた小説。

地には平和を、復活の日、日本アパッチ族、明日泥俸、エスパイ、果しなき流れの果に、飢えた宇宙、
模型の時代 徳間書店、空中都市008、見知らぬ明日、青ひげと鬼、継ぐのは誰か?、ウインク、結晶星団、
アダムの裔、御先祖様万歳、時の顔、日本沈没、夜が明けたら、戦争はなかった、くだんのはは、
時間エージェント、虚空の足音、こちらニッポン…、ゴルディアスの結び目、物体O、五月の晴れた日に

懐かしい小説の数々。

小松左京はほぼ日本で初めてパソコン、アップルIIを使い始めたり、万博のプロデューサーをしたり、歌舞伎やクラシック音楽の応援をしたり実に多才な人であった。

11年7月に亡くなったがその功績は色あせない。

75年に出た角川文庫「牙の時代」がとっても好きで、何度も何度も読み返したのを覚えている。
凶暴、巨大化する魚、昆虫を描いた「牙の時代」、核戦争後分断され、砂漠に住む人間と都会に住む人間の接触を描く「毒蛇」

ずっと実家に後生大事に置いてあったのだが、阪神大震災の頃無くなってしまった。
随分経ってから読みたくなったが、角川文庫は絶版、古本屋でも見つからない。
ハルキ文庫で復刻されたが、牙の時代のこのカップリングは出てこない。

ほぼ諦めていたら、オンディマンドで小松左京の作品を自分の好きなように製本してくれることを発見!
2006年の事、電子書籍がまだ一般的になる前の話。
http://www.bookpark.ne.jp/

おかげで当時寝転がって何度も読んだ本をまた手に入れることができた。
小松左京の偉大さが色あせつつある今、なんとなく取りあげたくなった。

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