まめぞうさんが投稿した千真野(東京/下北沢)の口コミ詳細

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移転千真野下北沢、東北沢、池ノ上/日本料理、海鮮

1

  • 夜の点数:3.9

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.2
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/12 訪問

  • 夜の点数:3.9

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.2
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

下北沢:岩手の食材と六角精児

師走、久々に訪れる。
黒ラベルの瓶をもらい、メニューとにらめっこ。

お通しが三点盛りから一品に替わった。
この日は粕汁。

これが温かくてうまい。
酒粕は強くなく、野菜が優しく煮込まれて身体を温めてくれる。

瓶ビールを二本開け、菊の司と七福神をどちらも燗でもらう。
〆鯖の酢の物、ここはいつも浅めに〆てあり、つけあわせの大根おろしがうまいのだ。
口に運ぶとほとんど生に近い鯖と粗めの酢を吸った大根のハーモニーが素晴らしい。

燗酒ふたつ同時に届く。菊の司は後を引く感じで七福神はスッキリ。

キタアカリ、安納芋とゴボウののり塩揚げ、予想通り上手に揚げている。
野菜の水分は十分残し、表面はカラリ、食べると旨味が口一杯に広がり、思わず笑みがこぼれる。気前よく使った海苔はパリパリ。塩も強くはない。

私は福香ビールと家内は御代櫻の冷や。
その紹介HPによると
「福香ビールは、釜石バイオテクノロジー研究所で奇跡的に復活させた石割り桜酵母で醸造したビールです。このビールの売上の一部を沿岸水産業の直接支援に使用したいと思います。」

頼まない手はない。麦芽を感じ、コクがあり甘めで後半スッキリとする。

南部鶏の塩麹漬け焼、非常に優しくまろやかな味。噛めば噛むほど鶏の旨味が口一杯。

私は中々お湯割りと家内は利休梅吟醸の冷や

牡蠣と白子とアン肝の小鍋が届く。
アン肝はもうひとつだが、この時期の牡蠣と鱈の白子がやっぱりうまい。
野菜たっぷりで滋味一杯。

以前よりライティングがより柔らかになった気がする。
お代は11,150円、ご馳走様!

***
初夏二軒目で訪れる。
若いお客さんが何組かいた。

少しずつ認知され始めたか、いいことである。
酔いを少し醒ますつもりでサッポロ黒ラベルの瓶を頼み乾杯。

定番メニューがリニューアル。
珍味ばくらい500円がリスティングされたので、ニシンと茄子の煮もの780円と一緒に頼む。

「ばくらい」とはホヤとコノワタの塩辛で、今は亡き杉浦日向子が記した「ごくらくちんみ」に載っていたことで覚えていた(新潮文庫P103)。食するのは初めて。

食材からすると東北、日本海であるが、開発したのはヤマ食という岐阜の業者。
名前の由来は、ほやの形が「機雷」に似ており、機雷→爆発→ばくらい(莫久来)と命名したそうだ。

時間がたった時のホヤの苦みもなく、塩辛くもなく、さわやかな一品で酒の肴としては最高。

入れた焼酎のボトルは残り一ミリということで、女将さんの方で水割りにして出してもらう。
ニシンと茄子は相変わらず安定した味。

ここもおまかせコースなどを始めてもいいかもしれない。
ご馳走様!
*****
辰年初めての訪問。
酒屋から毎年もらうという立派な干支の置物はきちんと立派な龍に置き換えられていた。

外は寒かったので生ビールはよしてサッポロ黒生の瓶で乾杯。
そのあとは宮崎の芋焼酎、橘をやはり緑茶割ではなくお湯割りで。

お通しはひたし豆、昆布〆、白菜漬物と正月の名残である。

まぐろぬた、〆サバみぞれ酢和え、キタアカリと蓮根の海苔塩揚げ、豚ベーコン焼き、出し巻き玉子。

ぬたの味噌が非常にさっぱりと上品、砂糖などは使わないとのこと。
〆サバを大根おろしでいただくのは新鮮。
海苔塩揚げはアイデアがすごい!甘い甘いキタアカリと蓮根が、海苔と塩でよりひきたつ。
ベーコンは脂がとろける。
今まで、ここの出し巻き玉子を食べていなかったことに後悔。この淡いダシの入り方が絶品!

相変わらず、大将も女将も愛想がないが、これだけ秀逸な料理を食べさせられた日には敵わない。
女子と女性客が増えたようである。

御馳走様!
******
日曜、フジテレビの「ウチくる!?」を見ていたら、「相棒」鑑識係米沢守で有名になった六角精児がゲストだった。

下北沢の店を案内していた。
そしたら見覚えのある格子戸が画面に。

果たしてここ「千真野」であった。

六角氏は普通によく訪れるそうだ。女将は最初の奥さんの時からよく知っているとのこと。

番組で焼酎を緑茶で割っていたのを見て、こっちも真似ることに。
勝手に「六角割り」と名付けた。

この日いただいたもの
・〆鯖の酢のもの780円
・オクラと地鶏笹身のエゴマ(じゅうね)和え550円
・穴子の白焼950円
・豆腐と茄子と長芋の揚げ出し750円

今日も美味しく頂いた。
ここの主人は岩手の千厩出身なので、岩手の食材を積極的に使っている。

是非、東北の応援にこのお店で食事してもらいたい。

******
卯年初めての訪問。
まとめて頼むと大将が出す順序、タイミングを構成してくれる。

・〆鯖の酢の物:鯖本来の味を楽しめるように浅くつけてある。

・蓮根のすり流し椀(牡蠣・メカブ):うまい新鮮な牡蠣、粗微塵の蓮根のシャキシャキ感、メカブのねっとり感のハーモニー、体の芯からあったまる。

・ニシンとゴボウの煮物:ホクホクに煮込まれたニシンとゴボウ。味付けが優しい。

・門崎丑(かんざきうし)のタタキ:岩手の牛だそうだ。塩、ポン酢、醤油で楽しめる。口の中でとろけた!

・カスベ(生エイヒレ)の唐揚げ:揚げると中のエイヒレはトロトロ。

******
「静」の店である。
目を閉じ瞑想する名だたる剣豪のように、大将は「静」に構える。
刀を包丁に持ち替え、本当にアジのある料理を生み出してくれる。
女将もその剣豪を支えるべくそっと寄り添っている。
間違いなく旨い料理である。
そのうえ、コストパフォーマンスも相当高い。

岩手出身の大将なので牛、豚、鴨など岩手の食材を最大限に生かした京料理が供される。

あのさとなおラーメンの石神も紹介しているがそれを紹介するまでもなく旨い。とにかく旨いのである。

その日のメニューの黒板が目の前に置かれ、さぁ今日は何にするかな、と考える時間がとっても楽しい。

下北沢にも40代、50代が入れるお店がいくつもありが、その中で、ここ千真野が味といい、CPといい最高。

人によっては愛想がないというかもしれないが、愛想たっぷりで普通の味の店と、愛想下手で特上の味の店のどっちがいいかといえば、まめぞうとしては間違いなく後者である。

[五版]
初秋のメニュー
つきだしは、自家製さつま揚げ、鹿肉の甘辛煮生姜風味、ピーマンとジャコの山椒炒め
アジのなめろう・・・あっさりして焼き海苔に包んで
オクラと長芋とササミの梅肉和え・・・梅が邪魔をせずさわやかに
海老と玉ねぎとエリンギの陶板焼き・・・塩味さっぱり
岩手鴨と夕顔の小鍋仕立て・・・鴨の味わい、出汁を吸ったホクホクの夕顔をバジル風味で

[四版]
初夏のメニュー。お椀物のメニューが消え、代わりに夏野菜をつかったさっぱり系のメニュー。
本日選んだのは
ニシンと小芋の煮物:いつもながらあっさり上品な味付け。
水茄子と胡瓜の浅漬け:水茄子をしゃきしゃき頂くと季節を感じる。
アジのなめろう:予想したとおり、こちらもあっさりとした味付けで鰺そのものの旨味が楽しめる。
アナゴ白焼き:ふわっと仕上がり、思わず笑顔が。
輪台豚ベーコンとトマトとアスパラの陶板焼き:夏が熱々で供される。
今日も満足。

[三版]
秋が近づいてきた。
鱧のおとし:東京でいただく鱧はパサパサしていることが多いが、ここのはふわっと。ワサビを少しのせてそのまま食べてみたり、梅ソースにつけてみたり。
鳥レバーの山椒煮:レバーとハツを上品に煮てある。レバーのふわっととハツのコリっとがいい食感。
秋刀魚の竜田揚げ:今年は秋刀魚も早いそうだ。身がふっくらした秋刀魚が薄い衣で揚げられサクッと。
岩手牛と賀茂茄子と豆腐の煮物:ここに来たら、必ず椀物を一品頼むことをお勧め。この日は牛と焼茄子、焼豆腐が上品なスープの中で気持ちよさそうに身を浮かべている。絶品なり!
生姜の奈良漬カマンベールチーズ乗せ:メインの後のお酒のあてによく合う一品。
二人で生ビール3杯、芋焼酎たちばなのボトルでしめて1万2千円いかず。
何とお得な事。

[二版]
真夏が近づく季節、旬の魚と野菜を頂くと幸せ。
水茄子の浅漬け:本当にあっさり。醤油につけずともそのままでも十分うまい。
鯵のなめろう:しっかりした味付けと思いきや、やはり京料理。新鮮な鯵のうまみをそこなわないよう味噌の味付けがとっても上品。水茄子に載せて茗荷をちらしてみたらこれもうまい!
穴子白焼き:身がふっくらして、わさびを少し載せ、醤油、塩、そのままのいずれもオーケイ。
賀茂茄子と夏野菜の田楽:炙った夏野菜がとっても滋味。田楽味噌がまたいいアクセント。
谷中豚の肉じゃが:ここの揚げ出しなど、スープに浸されて出てくる品はそのスープの上品さに脱帽!谷中豚のバラが旨く、じゃがいももいい味。
雲丹の長芋のせ:この時期の雲丹は本当においしい。

[初版]
生ビールで始め、三種の前菜-マグロのヅケ、九条ねぎとイカのヌタ、カマンベールチーズの入ったポテトサラダ。
小肌の南蛮漬け。
菜の花と湯葉の胡麻和え。
麦焼酎中々のボトル。
蛸の柔らか煮と海老芋。
岩中豚の塩・胡椒炒め。
生姜の奈良漬とカマンベールチーズ。
ぶり大根煮。
以上二人で1万2千円。

  • 黒ラベル

  • お通しの粕汁

  • 菊の司と七福神

  • 〆鯖の酢の物

  • キタアカリ、安納芋とゴボウののり塩揚げ

  • 御代櫻

  • 御代櫻

  • 福香ビール

  • 福香ビール

  • 復興ビール

  • 南部鶏の塩麹漬け焼

  • 中々お湯割り

  • 利休梅吟醸

  • 牡蠣と白子とアン肝の小鍋

  • 珍味ばくらい500円

  • 出し巻き玉子

  • キタアカリとレンコンの海苔塩揚げ

  • にしんと茄子の煮もの780円

  • 門崎丑(かんざきうし)のタタキ

  • 〆鯖みぞれ酢和え

  • 豚ベーコン焼き

  • 穴子の白焼950円

  • アジのなめろう

  • 〆鯖の酢のもの780円

  • 豆腐と茄子と長芋の揚げ出し750円

  • マグロヌタ

  • 岩手鴨と夕顔の小鍋仕立て

  • 海老と玉ねぎとエリンギの陶板焼き

  • オクラと長芋とササミの梅肉和え

  • 蓮根のすり流し椀(牡蠣・メカブ)

  • 鰊と牛蒡の煮物

  • 豚ベーコン焼き

  • 出し巻き玉子

  • オクラと地鶏笹身のじゅうね(エゴマ)和え550円

  • アジのなめろう

  • 〆鯖の酢の物

  • カスベ(生エイヒレ)の唐揚げ

  • 蓮根のすり流し椀(牡蠣・メカブ)

  • 門崎丑(かんざきうし)のタタキ

  • 海老と玉ねぎとエリンギの陶板焼き

  • 岩手鴨と夕顔の小鍋仕立て

  • オクラと長芋とササミの梅肉和え

  • お通し

  • お通し

  • 6月のつきだし

  • 本日のお通し

  • 自家製さつまあげ(つきだし)

  • ピーマンとジャコの山椒炒め(つきだし)

  • 鹿肉の甘辛煮生姜風味で(つきだし)

  • 緑茶割りセット(六角割り)

  • リニューアルした定番メニュー

  • 12年5月のある日

  • 辰年

  • ウサギの置物

  • 清潔でお香がたかれた化粧室

  • 清潔でお香がたかれた化粧室

  • 本日のメニュー

  • 定番メニュー

2013/01/01 更新

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