まめぞうさんが投稿した佐賀牛 季楽 銀座 (東京/銀座)の口コミ詳細

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佐賀牛 季楽 銀座 銀座、有楽町、東銀座/鉄板焼き、ステーキ

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2011/02 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

銀座:農協が経営するレストラン

言葉がない.....それほど感動、堪能した!
ぜひとも3,800円握りしめてランチ鉄板焼きに行って欲しい(税サ込)。

他の鉄板焼きのお店に行けば8千円から1万円かかるステーキランチがこの値段で食べられるのである。
しかも、ホスピタリティがとんでもなく素晴らしい。

さらに食材のこだわり、食器のこだわりも半端ではない。
銀座とはいえ、ここは農業協同組合いわゆる農協が経営しているのである。

しかも、あのピン芸人はなわが2003年に出した「佐賀県」でようやく世間に認知された佐賀県の農協である。
担当のシェフは佐賀県のアンテナショップです、と語ったが、アンテナショップの域をはるかに超えている。

早く食わせろって?
失礼失礼。

前菜四種。野生のイノシシと牛蒡のテリーヌ、鮟鱇の肝、佐賀牛のタタキ、玄界灘のメカブ。
イノシシと牛蒡の野生がいきなり脳天につきささる。濃い味だ。

アンキモは青菜にからまって上品な味。玄界灘の荒波にもまれたメカブは心なし根性があるような気がする。
そして、佐賀牛のタタキ、ジュレとネギがのり、なんと滋味深い味だろうか。

その多くが佐賀県産のうえに、そのビジュアルと味にいきなり高みに引き上げられ、おいおいこれで3,800円のコース?と期待が一気に膨らむ。

シェフが使うニンニクを見せてくれていきなりたまげた。ニンニクの一片が普通のニンニク丸ごとと同じ大きさのジャンボニンニクなのである。
関西でいうツカミはOKという流れである。

旬の野菜を鉄板で焼き始める。
ホワイトアスパラガスは旬が短く、南から北へ一気に移っていく。旬のホワイトアスパラガスは焼くとジューシーで美味い。

ここのはそのうえ立派なホワイトアスパラガス。焼いているのを見ているだけで自分の顔がほころぶのがわかる。
まずは何もつけずにいただくと思った通りジューシーで甘い。

アーサイという新しい野菜が焼かれる。四川児菜と書くらしい。
フキノトウやタラの芽のように春を感じる野菜である。一口食べると春を感じる苦みが少し、これがいい。

国産牛が焼かれ始める。目の前にニンニク醤油、岩塩、柚子胡椒、ワサビが並べられ、心沸き立つ。
ミディアムレアで頼んだサーロインがフランベされ、豪快に炎が上がる。

まずは何もつけずそのまま。うーんジューシーで美味い!
それから順番にニンニク醤油、岩塩、柚子胡椒、ワサビにつけていただく。

五種類の味が楽しめる。幸せ!
150gの肉だが一気に焼かず、二回に分けて焼いてくれるのがありがたい。

もちろん野菜も忘れていない。玉ねぎ、サツマイモ、もやし以外はいずれも佐賀県産。
美味しく頂く。

ご飯の前に爪楊枝が出されるのだが、これがまたカツオの尻尾を削ったものという珍しいもの。
爪楊枝より細く、思ったより硬く使いやすい。

こっちのタイミングで釜で炊かれた佐賀県産ヒノヒカリの白ご飯が供される。
ご飯を炊く専任の方がいるらしく、誰もまねできないとのこと。

香の物と味噌汁と一緒に出される。
いうまでもなく美味くて甘い。おかわり必至である。

食事を終えると食器が下げられ
名尾和紙が敷かれる。

デザートである。
金柑と抹茶のサンドケーキ、蜜柑のシャーベット、苺とヨーグルトのプリン

もちろん佐賀県産の食材。
コーヒーか紅茶を頂ける。

ご馳走様!
感動の食事をありがとう!

これではまだ終わらない。
考えてみれば当たり前だが、食器は有田焼、唐津焼である。

深川製磁の器が積極的に使われるだけでなく、三右衛門の作品も使われる。
三右衛門とは有田の今泉今右衛門と酒井田柿右衛門、唐津の中里太郎右衛門の事である。

なぜ私がそんなに詳しいかというとシェフの受け売りだからである。
ここのお店の偉大なところはその社員教育である。

佐賀県の歴史、文化、地理、産物すべてにわたり定期的に勉強会があり、
更に現地まで赴き、呼子のイカを実際にそこで食べるなどして机上の知識ではなく経験した知識を身につけさせるそうである。

佐賀出身の人たちも当然訪れるので、食材の産地も佐賀県○○市○○町まできちんと把握している。
毎日、佐賀新聞とともに玄界灘の当日の魚も空輸されるそうだ。

常に客の微妙な動きを見ていて、さりげなく椅子を引き、さりげなく水を出し、客がその気になれば焼き物の話をする。
ここの従業員は皆この店を愛していることが良く伝わる。

ここはホテルの経営でも料亭の経営でもない。
農協の経営なのである。

ここに客も農協も従業員も歓喜するWin Win Winのビジネスモデルがあった。
脱帽。

(写真アップ:肉・釜炊きご飯・前菜4種・野菜・美しい器・お漬物・爪楊枝・和紙・デザート・お茶・鉄板・一階エントランス)

  • フランベされるサーロイン

  • 見よ!この釜炊きの白いご飯ヒノヒカリ

  • 本日の食材

  • サーロインステーキ150g

  • 旬のホワイトアスパラ

  • お高いお茶碗、向こうの柄が透き通って見える

  • 炊きたてのご飯ヒノヒカリ

  • つやつやご飯ヒノヒカリのアップ

  • 前菜4種-佐賀県産

  • 佐賀県産の野生猪と牛蒡のテリーヌ

  • 玄海灘の鮟鱇の肝

  • 佐賀牛のたたき

  • 玄界灘のメカブ

  • ジャンボニンニク(左奥が普通のニンニク)

  • ジャンボニンニク

  • ジャンボニンニク

  • 旬のホワイトアスパラ

  • サツマイモ

  • タマネギ

  • モヤシ

  • 美しい器

  • 美しい器

  • 美しい器

  • 美しい器

  • 美しい器

  • お漬物

  • お漬物

  • 味噌汁とご飯

  • カツオの尻尾で作った楊枝

  • カツオの尻尾で作った楊枝

  • 佐賀の手すき和紙

  • 佐賀の手すき和紙

  • デザート

  • 紅茶:深川製磁3点セット

  • もやし炒め

  • お釜とお櫃

  • 深川製磁のジュエリボックスが角砂糖入れ

  • ウサギが隠れていました

  • 1Fエントランス

2011/05/09 更新

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