3回
2023/02 訪問
参宮橋:思い立ったが吉日
メニューB6,600円、アミューズ牡蠣のコンフィ
メニューB6,600円、パテ・ド・カンパーニュ
メニューB6,600円、シューとバゲット
メニューB6,600円、アマダイのポワレ マッシュルームのソース
メニューB6,600円、豚肩ロースのコンフィ
メニューB6,600円、八角のグラニテ
メニューB6,600円、クルミ入りフォンダンショコラ ピスタチオのアイスクリーム
メニューB6,600円、コーヒー
ヒューガルデンホワイト880円
メニューB6,600円、アミューズ牡蠣のコンフィ
カオール デカンタ4,180円
メニューB6,600円、パテ・ド・カンパーニュ
メニューB6,600円、アマダイのポワレ マッシュルームのソース
ソーミュール グラス1,320円
メニューB6,600円、アマダイのポワレ マッシュルームのソース
メニューB6,600円、豚肩ロースのコンフィ
メニューB6,600円、仔羊のロースト バジルのソース+880円
肉用ナイフ
メニューB6,600円、豚肩ロースのコンフィ
メニューB6,600円、豚肩ロースのコンフィ
メニューB6,600円、グレープフルーツのカンパリゼリー寄せ ゴールデンパイナップルのソルベ
メニューB6,600円、クルミ入りフォンダンショコラ ピスタチオのアイスクリーム
ミルクとシュガー
木下シェフ
糸島でくつろぐ木下シェフと川崎シェフ
2023/04/02 更新
2021/11 訪問
参宮橋:第二次フレンチブームを牽引したシェフたち
バブル崩壊後、
90年代日本のフレンチを牽引したシェフたち、
神楽坂ルマンジュトゥ 谷昇氏、
銀座八丁目カーエム 宮代潔氏、
札幌モリエール 中道博氏、
四ツ谷レスプリミタニ 三谷青吾氏、
参宮橋レストランキノシタ 木下和彦氏
今、皆さん
60代から70歳にさしかかるところ。
この中で、
庶民でも少しだけ背伸びして愉しめるのが
ミタニとキノシタ。
コロナ禍で外食もままならぬ中、
なんとその
三谷青吾氏が20年11月急逝された。
数度お邪魔して、
その正統派料理を堪能させていただいた。
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13020505/dtlrvwlst/B192554248/
享年62歳である。
私には非常に衝撃的で、
その追悼の意味を込めて、
同時代を駆け抜けた木下氏のお店に行くことに。
木下氏は三谷氏の一つ下。
そして
調べてみたら、
私がキノシタに行ったのが
丁度10年前の同じ11月。
予約名を伝え
席に案内、コートは自分で。
木下氏以下4人で回す。
オーダーの自由度が高くなる
5,300円のコース。
私はアサヒ熟撰、
彼女はヒューガルデン
まずは乾杯しながら、
オーダーを決める。
アミューズは
イカと米のコロッケ
挨拶代わりにしっかり濃厚な熱々のコロッケ。
彼女は
・豚の耳と豚足のテリーヌのソテー白インゲン豆のトマト煮込み
・鮮魚のポワレ マッシュルームのソース
・鹿とフォアグラのパイ包み焼き
私は
・タスマニアサーモンのスモークとじゃがいものクレープ
・スープドポワソン
・牛すね肉の軽いクリーム煮込みバターライス添え
前菜はどちらも冷たいものかと思いきや
どちらも温かいものだった。
ジャガイモのクレープがバターたっぷりで
スモークサーモンの燻製臭とよく合う濃厚な味。
ワインは
赤のカラフェ
コルビエール ラングドック シラー・グルナッシュ
白のグラス
ヴィレクレッセ ブルゴーニュ シャルドネ
サーモンに
赤ワインを合わせて正解。
このラングドックは
重めのタイプ、
このままメインにもよく合う。
魚・スープのところで
白ワインを挟む。
このシャルドネは
割とフルーティ。
スープドポワソンは
クリアで濃厚な味、
これは凄い。
牛スネで赤ワインに戻る。
スプーンで肉はホロホロに崩れる。
旨みたっぷりで
ワインがよく進む。
メインの後に
ソルベが入る。
口がさっぱり。
デザートは
彼女が
クルミ入りフォンダンショコラと
ピスタチオのアイスクリーム
私は
モンブラン。
カフェは
ミントのハーブティ。
大満足の2時間ランチ、
お代は二人で21,483円。
ビストロという雰囲気なので
サービスはカジュアル。
味は濃厚な正統派。
あなたも是非!
牛すね肉の軽いクリーム煮込みバターライス添え
アミューズ イカと米のコロッケ
アサヒ熟撰
アミューズ イカと米のコロッケ
アサヒ熟撰、ヒューガルデン
アミューズ イカと米のコロッケ、コルビエール ラングドック シラー・グルナッシュ
コルビエール ラングドック シラー・グルナッシュ
アミューズ イカと米のコロッケ
豚の耳と豚足のテリーヌのソテー白インゲン豆のトマト煮込み
タスマニアサーモンのスモークとじゃがいものクレープ
コルビエール ラングドック シラー・グルナッシュ
タスマニアサーモンのスモークとじゃがいものクレープ
パンとシュー
タスマニアサーモンのスモークとじゃがいものクレープ
ヴィレクレッセ ブルゴーニュ シャルドネ
鮮魚のポワレ マッシュルームのソース
ヴィレクレッセ ブルゴーニュ シャルドネ
スープドポワソン
お水
スープドポワソン
スープドポワソン
スープドポワソン
木下シェフ
鹿とフォアグラのパイ包み焼き
牛すね肉の軽いクリーム煮込みバターライス添え
牛すね肉の軽いクリーム煮込みバターライス添え
ソルベ
クルミ入りフォンダンショコラとピスタチオのアイスクリーム
モンブラン
ハーブティ
2022/01/10 更新
2011/11 訪問
参宮橋:カジュアルだが落ち着いたフレンチ
オープンキッチンである。
シェフは声を荒げることはない、更に指示を出す大きな声ひとつ、ついぞ聞こえなかった。
ホールの爽やかな若い男性もインテリジェントな若い女性もスマートでクレバーでハーティな応対。
心地よい雰囲気、サービスだが、サービス料は一切取らない。
当たり前といえば当たり前なのだが、こういうお店の姿勢はありがたい。
休日の18時頃伺った。
京王新線初台駅南口を出てセブンイレブンとセイジョーの十字路を左に入っていく。大きな信号を二つ越えたらローソンの向かい。
荷物を入口で預かっていただき、一番奥の二人席に案内。
飲み物のリストを渡され、生ビール840円と柑橘系のベルギービール、ヒューガルデン840円を頼む。
乾杯をすると、食事のメニューを渡してくれた。
5,300円のメニューBにする。
前菜:定番8種+当日の2種(牡蠣、ブーダンノアール)からひとつ
スープ、魚料理:3種からひとつ
メイン:定番6種+当日の1種(青首鴨)からひとつ
デザート:4種からひとつ
飲み物:5種からひとつ
色々悩んだ末、
私は
・アンチョビソースとクリームチーズのプティシュー
・ブーダンノアール
・ヴィシソワーズ、冷たいポロ葱のポタージュ
・仔羊の瞬間燻製のロースト、ジュのソース 仔羊のマカロニグラタンと一緒に(+840円)
・蜜柑とヨーグルトのシャーベット
・胡桃入りフォンダンショコラとピスタチオのアイスクリーム
・とうもろこし茶
彼女は
・アンチョビソースとクリームチーズのプティシュー
・野菜の詰め物をしたヤリイカのポワレと真蛸のジェノベーゼ、サラダに仕立てて
・新鮮な鯵と甘海老の温かいスープ・ド・ポワソン
・黒毛和牛のステーキとフォアグラのソテー トリュフのソースで(+1,050円)
・蜜柑とヨーグルトのシャーベット
・紅あずまのクレームキャラメルと栗のクリーム バニラのアイスクリーム
・カモミールティ
料理を頼んだところで、ワインブックをもらい、タンニンはあまり強くなく果実味を感じるやや重い赤ワインを頼んだところ
2010年ドメーヌ マヴィ ラ・フェルマーテ ACリラック 5,800円
ネットで調べると
ドメーヌ・マビィは1944年から続く南フランス、コート・デュ・ローヌの蔵元。アヴィニョンから北のタヴェルに60haの畑を所有。ドメーヌ・マビィの農法は完全有機栽培。収穫量を1ヘクタール当り33hlまで落とし込んで造るワインは、口当たりはスムースで極めてエレガント。ブラックベリーやペッパーのようなスパイス、リッチな濃縮感は感動的。
アミューズのアンチョビのプティシューはクリームチーズにアンチョビの香りと味が予想通りでビールによく合う。
ブーダンノワールは説明されないとアップルパイかと思う人もいるであろう絶品。
豚の血の臭みは完全に消されており、アップルパイの生地にあたる部分がブーダンノワールだと思っていただければよい。
リンゴを焼いた甘味と香ばしさの中から濃厚な豚と血の味が口一杯に広がる二段構えの味の変化。
もし行ったときにあれば是非頼んでもらいたい逸品。もちろん、バケットで皿をきれいに拭う。
スープはそれなりの量があり、しっかりとした味付け。
冷たいポロネギ風味のジャガイモのポタージュ。
きっとバターでポロネギとじゃがいもを炒めてからブイヨンを加えて煮、裏ごしして生クリームで伸ばし、冷やしたもの。
王道の一皿である。
最近仔羊を食べる機会が多いので、+840円でここでもメインは仔羊にした。
運ばれてきて驚き!普通仔羊のローストは2本のところ、ここは3本。
さらにミニグラタンが来たので何かと思ったら、仔羊を炒めて出てきたスープを使ってのマカロニグラタン。
ポーションとしては凄い量。
ひと口仔羊のローストを食べてビックリ!これは相当いい肉である。
本当に柔らかくてジューシー。
ガラムマサラで食べたキロ5,800円の最高級ラム肉以来の旨味に大感動。
蜜柑とヨーグルトのシャーベットで口直しをしてデザート。
胡桃入りフォンダンショコラとピスタチオのアイスクリームととうもろこし茶。
フォンダンショコラは中に温かいチョコレートが詰まったチョコケーキ。割ると湯気が出てきた。
チョコもピスタチオアイスも大人の甘さ。
とうもろこし茶は予想した味だがそれ以上に旨味が深い。
お腹パンパンではないが、十分すぎる量である。
これだけの味とサービスで二人で二万円弱。
是非また再訪したい。
御馳走様!
前菜:ブーダンノワール
仔羊の瞬間燻製のロースト、ジュのソース
仔羊のマカロニグラタン
アミューズ アンチョビとクリームチーズのプチシュー
ヴィシソワーズ、冷たいポロ葱のポタージュ
仔羊の瞬間燻製のロースト、ジュのソース 仔羊のマカロニグラタンと
アミューズ アンチョビとクリームチーズのプチシュー
前菜:野菜の詰め物をしたヤリイカのポワレと真蛸のジェノベーゼ
鯵と甘海老の温かいスープドポワソン
黒毛和牛のステーキとフォアグラのソテー トリュフソースで
蜜柑とヨーグルトのシャーベット
胡桃入りフォンダンショコラとピスタチオのアイスクリーム
胡桃入りフォンダンショコラとピスタチオのアイスクリーム
紅あずまのクレームキャラメルと栗のクリーム バニラアイス
バケット
とうもろこし茶
カモミールティ
2022/01/10 更新
恵比寿と広尾の中間、
明治通り広尾五丁目交差点のすぐ南、
渋谷川にかかる橋の袂にある
フレンチレストラン「アラジン」
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13004454/dtlrvwlst/B115627551/
現在、山田和彦シェフが率いる。
2014年に訪れ、
フォアグラ、ザリガニ、仔羊を堪能した。
実はその時は山田シェフではなかった。
1993年にアラジンを開業させた
レジェンド川崎誠也シェフだった。
2019年にアラジンを勇退し、
後進の山田シェフにあっさり譲ったのである。
そして、
川崎誠也氏は縁のない福岡県糸島市が気に入り、
夫婦で移住。
2020年9月に
趣味のように
「アラジン デザートカフェ」
https://tabelog.com/fukuoka/A4009/A400901/40055919/
を開業(現在はお休み中)。
そのFBにキノシタの木下和彦シェフが
川崎誠也シェフとワインを呑みながら
日向ぼっこをしてる写真を見つけた。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100054342381124
1959年生まれの
木下シェフにお聞きしたら、
4年先輩の川崎シェフを私淑し、
自分の行く末を考える上で
北九州出身である事から糸島まで行き、
話を色々聞いたという。
その時のスナップ写真であった。
お店も客も
いつかはお互い何かの理由で
キノシタに行けなくなる日もあるかもと
思い立ったが吉日、
ランチを予約。
プーチンのウクライナ侵攻で、
燃料費高騰、飼料高騰、円安、
特に欧州からの輸入食材が急騰したまま。
ここも自由度の高いメニューBが
5,830円から6,600円に値上がりしていた!
メニューBは
7種の前菜、3種のスープ・魚料理、
8種のメイン、6種のデザート、5種のカフェ
からのチョイス。
ヒューガルデンホワイトを頼み乾杯♪
この日は気温があがり、
店内に陽光が射すので美味い!
美女は
パテ・ド・カンパーニュ
スープドポワソン
仔羊のロースト バジルのソース+880円
グレープフルーツのカンパリゼリー寄せ ゴールデンパイナップルのソルベ
私は
パテ・ド・カンパーニュ
アマダイのポワレ マッシュルームのソース
豚肩ロースのコンフィ
クルミ入りフォンダンショコラ ピスタチオのアイスクリーム
デザートも最初にチョイスするようになった。
赤ワインのデカンタ、
白のグラス
も頼んでおく。
ビールを呑んでると、
バゲットとシューが届く。
ヒューガルデンをもう一本お願い。
シューの生地に
オニオンソテーと
グリエールチーズ
を練り込んでいるので
旨みたっぷりでビールのいいアテ。
アミューズが
牡蠣のコンフィ。
菊芋のピューレの中に
牡蠣が隠れる。
冷製で、味がしっかり、
これもビールによく合う。
先ほどカレーの香りがしたなと思ったら、
ここにカレーが少し垂らされていた。
冷たくても香ってきた。
赤ワインは
果実味少な目で酸味があるタイプ。
タンニンは感じない。
パテカンが届く。
これがちょっと凄すぎ。
これだけでお酒を何杯も呑めちゃうw
レバーの香りもほのかに正統派のパテカン。
添えられた
キャロットラペ、レンズ豆、胡瓜ピクルス
もまたかなりのいい仕事。
ラペは酸味少な目でシャキ、
レンズ豆は気持ち酸味があり旨みたっぷり、
ピクルスは酸味しっかり。
アマダイのポワレ、
直前にちゃんと
ドライな白ワインのグラスを出してくれる。
ツンデレそうに見えながら、
ここのホール女性はかなり仕事ができる。
このポワレ、
キノコが濃厚、
マッシュルームだけでなく
何種類かのキノコが入り、香りが凄い。
アマダイの旨みを相当引き立てている。
豚肩ロース、
彩り鮮やかな温かいラタトゥイユがかかり、
更に半熟の目玉焼きがのっかる。
これはまるで
目玉焼きハンバーグのフレンチ版。
豚肩ロースはとろとろに柔らかい。
ソースが濃厚でワインが進む。
デザートの前に
八角のグラニテ
八角はスターアニスとも呼ばれ、
中華の香辛料で使われるが、
アニス(ウイキョウ)とは違う種。
が、アニスに近い香りで
ちゃんと成立してるグラニテ。
カフェはコーヒーをお願い。
温かいフォンダンショコラ、
飲みやすくクセの無いコーヒー。
隣のテーブルの4人組もデザートのタイミング、
ひとりが洗面所に立ったら、
店はすぐに切替え、
3人分運ぶ。
その後、戻って来た絶妙のタイミングで
その人の分が運ばれた。
カジュアルな店だが、
こういうサービスを見るとなんだかうれしい。
キノシタの世界を堪能できて
本当に来てよかった。
クレカでお支払い。
木下シェフ自ら
わざわざドアを開けて見送ってくれた。
この日頼んだもの:
ヒューガルデンホワイト@880円x3
カオール デカンタ4,180円
ソーミュール グラス1,320円
メニューB@6,600円x2
メイングレードアップ+880円
5%サービス料1,111円
合計23,331円