まめぞうさんが投稿したサラマンジェ・ド・イザシ・ワキサカ(東京/虎ノ門)の口コミ詳細

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移転サラマンジェ・ド・イザシ・ワキサカ虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、内幸町/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/11 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

虎ノ門:三人の連携でいただく肉たち

12年11月:
世話になった先輩との会食。
内臓系や鶏が苦手ということで先乗りしてスーシェフと相談。

サラダガストロノミックを取り分けて、セップ茸とトリュフのリゾットをそれぞれ頼み、メインを各々という段取りにした。

間もなく先輩が現れ、カウンターに並んで座る。
先輩は白ワイン、私はハイネケンを頼んでアミューズのオリーブをつまみながらメインをあれこれ。
残念ながらこの日はバヴェット(カイノミ)はないとのこと。

先輩はスズキを選び、私は鹿にした。

さっそくサラダガストロノミック(2,300円)が出てきて取り分け。
フォアグラ、鴨の生ハム、チーズが入ったサラダ。
塩気は少なく、フォアグラ、鴨、チーズの深みがいい味わいになっている。重すぎず軽すぎず。

ワインはルロワ・ブルゴーニュ・ルージュ2000(7,500円)をボトルでお願いする。
果実味はしっかり、そして酸味を感じる上等な味。

セップ茸とトリュフのリゾット(2,500円)はごく少量。
フランス語ではセップ、イタリア語ではポルチーニ。このリゾットは美味しいに違いない。
口にするとやはり、いい旨味と甘味に贅沢に大きなトリュフのスライス。味と香りのダブルパンチ。

そしてメインは先輩はスズキのクリームソース(2,600円)、私は日本ジカのグランヴヌール(4,000円)。
脂のない引き締まった鹿肉が赤葡萄酒の海に浸されている。

ナイフでスッと切れ、口に運ぶと、ベリーの酸味と生クリームのねっとり感を感じつつ、あっさりとした鹿肉に深みが増す。

食後はミモレット、マンステール、ロックホールを少しずつ(1,500円)切ってもらい、残ったワインで流し込む。
先輩はダブルエスプレッソ、私はコーヒーでくつろぐ。

久々だったので話は尽きない。色々と刺激になる話を教えてくれたが、後ろ髪をひかれながら席を立つ。

帰りに脇坂さん、年明けに銀座7丁目に移転すると教えてくれた。
オヤジの挑戦である。この話がこの日一番刺激を受けた(笑)

ご馳走様!

12年8月:
京王新線幡ヶ谷駅の南にサンフォコンというひとりビストロが12年4月にオープンした。
最初は客が入らず千葉シェフは暇にまかせてブログを一所懸命更新していた。これが結構面白い。

サンフォコンを知るきっかけはBByumaさんのレビュー。
サンフォコンの千葉シェフは渡仏する前、ここの脇坂シェフに頼み込んでサラマンジェで半年修行させてもらったということ。

サラマンジェ?サラマンジェ!おいおい、あの辛口レビュアーさんの行きつけじゃないか、これは行かねば、とようやくお盆に予約が取れた。

銀座線虎ノ門駅一番出口をあがり、虎ノ門交差点側に少し戻りすぐの路地を下がる。
ファミマの角を左折し一本目を右折、また一本目を思い切って左折、一番奥の年季の入った森谷ビルの地下。

年季の入ったビルだけあって、この日、レストランの右1/3の電気が落ちて復旧できず、店のトイレが使えないということでビルの4階まであがって用を足すことになっていた。初めてにして貴重な経験である(笑)

一番乗りの客だったせいかカウンターでもテーブルでもと言われた。
営業時間前の4時半に予約電話を入れた時は、カウンターかテーブルかは店の都合で決めさせてくれとのことであった。
きっと客が時間通りに来ないからだろう(笑)

シェフの前がよかったが暑くなるのは必至だったので右端のカウンター席に座らせてもらう。
手元が完全に丸見えの状態。この日は脇坂シェフ、ソムリエ兼スーシェフ、アシスタントの男三人でまわす。

ハイネケンの生600円を注文してメニューを検討。
アミューズに小さなオリーブ。

地下の隠れ家、カウンター6席に二人用テーブル5脚。
この日の一回目は四人客、三人客、二人客がテーブル席。二人客三組がカウンター席。
BGM は無い。

ソムリエと相談しながら、
サラディエ・リヨネ1,400円、フレッシュジロール茸とヤリイカのソテー2,000円、ブーダンノワール900円、バヴェットのソテー エシャロットソース3,600円に決定。

赤ワインはブルゴーニュのドメイン・ジョセフ・ロティ2009 6,500円をお願いする。

この後、続々お客さんが入ってきてしばらくお店の三人は戦場にいるよう。
サラディエ・リヨネとバケットが出される。

かなりの量である。
ニシン、レバー、ベーコンにルッコラを中心とした大量の野菜。

食べてみたら油脂たっぷりの肉食系のサラダである。
野菜も野趣あふれるとまではいかなくとも強めのルッコラ。

赤ワインはタンニンを少し感じ、その後果実味がやってくる。
飲みやすいワインである。

フレッシュジロール茸とヤリイカのソテーはシェアされてでてきた。
ジロール茸は意外とアッサリの仕上がりでヤリイカはジューシーで柔らかい。

ブーダンノワールはなんと900円という値段にびっくり。
レンズ豆、バナナ、リンゴの海の上にどーんと横たわる。

思ったよりもあっさりした豚の血。後から甘さがやってくる、あとからしっとりが追いかける。
リンゴは細かい賽の目で酸味担当、バナナが甘みを演出。チーズの風味もやってくる。

ボトルが空いたのでグラスの赤をそれぞれ。
家内はローヌのコート・デュ・ヴァントゥー600円、私はブルゴーニュのピノノワール1,500円

バヴェット(カイノミ)のソテー
ここのスペシャリテのひとつで、シェフのブログにもこの部位への思いの説明がある。
http://salle-a-manger.de-blog.jp/oyaji/2011/06/post_3cca.html

どーんと250gはありそうな贅沢な量の牛のステーキである。
半分ずつシェアしても結構な量である。ナイフですっと切れ、とろけるサシが入っている。
塩気が少なく、その脂で甘みを十分感じる。

シェフ以下3人は常に考えながら動き続ける。若いアシスタントはまだまだシェフの思い通りには動けず、シェフから小声で注意を受ける。
忙しい中の電話にも穏やかに受け答え、ソムリエも自ら厨房に入ってナイフを使う、盛り付けもする、そのうえ今日は4階の化粧室の案内まで加わる。

動け、動け、さもないと銃弾で撃ち殺されるぞとシェフが心の中で叫んでいるようにも見える。
後日、ここを卒業した千葉シェフと話をしたが、脇坂シェフは仕事場では細かく厳しいが、実に面倒見がいいそうである。

10年以上前、締切りに追われ、朝まで場所をいくつも移りながら必死でいくつものレポートをスタッフと一緒にソフトランディングさせていた時の壮絶な自分を思い出した。

ようやく手が空いた脇坂シェフと辛口レビュアーさんの話をした。
サンフォコンの話もすると是非通ってくれとのこと。

お代は18,500円、十分満足した。
確かに他の店よりも客の年齢層も高く、男性比率も高い。
神戸出身なのに濃い味が大好きな辛口レビュアーさんのお気に入りとあって、サラマンジェもさぞ濃い味かと思いきや、決してそんなことはなく濃い目ではあるが塩梅のいい料理を提供してくれる。

ご馳走様!

[おまけの話]
脇坂シェフにも言われたので、ではサンフォコンでデザートを食べるかと思って電話をしたら残念ながら満員。
千葉シェフにサラマンジェの帰りだと告げると、なんとその辛口レビュアーさんが今目の前に座っていらっしゃいますよと返事。
替わりにちゃんと行ってくれていた(笑)

  • セップ茸とトリュフのリゾット2,500円

  • 日本ジカのグランヴヌール4,000円

  • サラダ ガストロノミック2,300円

  • セップ茸とトリュフのリゾット2,500円

  • スズキのクリームソース2,600円

  • 日本ジカのグランヴヌール4,000円

  • チーズ

  • ミモレット、マンステール、ロックホール1,500円の半分取り分け後

  • チーズにつくパンとマーマレード

  • コーヒー400円

  • バヴェットのソテー エシャロットソース3,600円

  • アミューズのオリーブ

  • サラディエ・リヨネ1,400円

  • フレッシュジロール茸とヤリイカのソテー2,000円

  • ブーダンノワール900円

  • バヴェットのソテー エシャロットソース3,600円

  • ブルゴーニュ ドメイン・ジョセフ・ロティ2009 6,500円

  • サラディエ・リヨネ1,400円

  • フレッシュジロール茸とヤリイカのソテー2,000円

  • ブーダンノワール900円

  • バヴェットのソテーの準備

  • バヴェットソテー中

  • バケット

  • ハイネケン600円

  • ブルゴーニュ ドメイン・ジョセフ・ロティ2009 ボトル6,500円

  • グラスの赤4種

  • 選んだ赤のグラス

  • iPadのワインリスト

  • カトラリー

2012/11/26 更新

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