まめぞうさんが投稿した奈る実(東京/神泉)の口コミ詳細

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奈る実神泉、渋谷、駒場東大前/日本料理、ふぐ、日本酒バー

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/11 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

神泉:元花街のお得なフグ料理

フジテレビ日曜12時の「ウチくる!」に井筒和幸監督が登場した。
もちろん、メガホンを取った「黄金を抱いて翔べ」の番宣である。
http://www.ougon-movie.jp/

一軒目が渋谷肉横丁の「浜焼こげめ」、二軒目が焼肉「清香園」、そして三軒目がここ「奈る実」であった。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/uchikuru/bn1210.html#618

井筒監督が非常に旨そうに河豚を食べていたら、高校時代の恩師が登場し、恐縮至極という絵。
よく見てると随分安く河豚を提供している店だとわかった。

店のHPで調べると、なんとふぐコースが6,000円(税抜き)で提供されているという。もちろんトラフグである。
http://narumi763.wordpress.com/

しかも焼き白子が1,500円~と破格!
すぐに店に予約の電話。ふぐコースに焼き白子をつけて、とお願いする。

京王井の頭線神泉駅南口に出て、左、坂を下がり、踏切の前を横切り、細い階段を上がっていく。
登り切って、左折して左二軒目。斜め前は食べ放題中華の「龍盛菜館」、まっすぐ行くと「産直屋たか」

店の佇まいは居酒屋、小料理屋という雰囲気。
二人で訪れドアを開けると右手にカウンターと厨房。

名乗ると、奥の小上がりに案内される。すぐに大将が布おしぼりを出してくれる。
掘りごたつ式の畳の部屋。二人席と6~8人席。
二人席のほうに座って、瓶ビール(600円+税)を注文。

先にお値段を書くと、
ふぐコース6,000円(税抜き)の構成は以下の通り。
・マグロの酢味噌和え
・ふぐ皮の煮こごり
・てっさ(フグ刺し)
・ショウサイフグの唐揚げ
・てっちり鍋(フグ鍋)
・雑炊とお新香
・柿の形のあんころ餅

てっさの後に活白子(2,000円+税)
活白子の後に焼き白子(1,500円+税x2)
唐揚げの後に白子豆腐(1,000円+税)

ヒレ酒はホットペッパークーポンで4人まで無料、継ぎ酒は500円+税。
瓶ビールは2本、ヒレ酒は8杯で税込23,310円。

おいおいこんな安くていいのかい、というお値段である。

で、ビールまで巻き戻すと、マグロの酢味噌和え。この酢味噌が絶品。甘くなくやや辛いのだが、個人的にはあまり得意ではない生のマグロが非常に引き立ってこれはビールも進む。聞くと大将、自慢の酢味噌なんですと笑う。

ビールをもう一本もらうと、煮こごりが出てくる。
大将が皮だけで作ってるとガイド、きれいに透き通り、しっかりダシが効いている。

続いててっさ。このてっさ、ある程度熟成させているのか、プリプリというよりねっとり感、もみじおろしとポン酢ダレが非常に味わい深く甘みと酸味と辛味のいいハーモニー。

ヒレ酒、とってもよく焼いた真っ黒なヒレのお陰で日本酒は琥珀色に。そしてもちろん香ばしい。
大将は、ヒレが持つエキスが流れ出すのがもったいないので飲むときは蓋の上に出すように指示してくれる。

この日は新鮮なトラフグが入ったので生の白子があるが食べるかと大将が挑発する。
すぐに挑発に負けると、スライスされた生の白子。初めての経験である。

てっさのポン酢たれにつけていただく。淡白だが、歯ごたえがしっかりありプリプリ。噛むとだんだん甘みが出てくる。
ヒレ酒の継ぎ酒をお願いすると大将が照明を消し、暗黒の中、継ぎ酒を注いだ瞬間、火を点け、青い炎があがる。すぐにまたお酒は琥珀色。

待ちに待ったトラフグの焼き白子が出される。
20代後半初めて食べさせてもらい、世の中にこんな旨いもんがああるんかと思った逸品。

火を入れてアミノ酸の膜がしっかりでき、中はトロトロ、香ばしい磯の香りがし、甘い、悶絶とはこのこと。

唐揚げはトラフグよりもショウサイフグのほうがずっしり感があるらしく、これだけは違うフグ。
大将がそういう通り、身がたっぷりの満足のひと品。こんなたっぷりのフグ唐揚げも初めて、味付けはしっかり。

白子豆腐食べるか?とまた大将。
のせられて頼む(別料金なので注意(笑))

非常に淡白な味わいでするっと喉を通り、口直しに丁度いい。

継ぎ酒3杯目でてっちり鍋が出される。てっさのポン酢とは違い、少し酸っぱく酸味が強い。
フグの切り身は小さ目だが、数多く入っていて十分満足。

継ぎ酒4杯目。まだまだフグヒレのエキスが出てくる。
お新香と雑炊。どちらも柚子が十分効いている。

柿の形をしたデザート、求肥の中にあんこ。
さりげなく美味しいお皿を勧めてくる大将は商売上手(笑)

身体が火照ったので水をもらう。
この水にフグヒレをいたずらで入れてみたら、なんとエキスがまだ出てきた。

創業43年の家族経営のフグ料理屋、定期的に通ってみたい。
ご馳走様!

  • ふぐコースのマグロの酢味噌和え

  • ふぐコースの煮こごり

  • ふぐコースのてっさ

  • 活白子

  • 焼き白子

  • ふぐコースの唐揚げ

  • 白子豆腐

  • ふぐコースのてっちり鍋

  • ふぐコースのてっちり鍋

  • ふぐコースのお新香

  • ふぐコースの雑炊

  • ふぐコースの柿餅

  • 瓶ビール600円+税

  • ふぐコースの煮こごり

  • ふぐコースのてっさ

  • ヒレ酒

  • ヒレ酒

  • 炎をあげるヒレ酒

  • 炎をあげるヒレ酒

  • 箸置きと小皿

  • 座敷の天井

  • ふぐの日9/29

2012/11/24 更新

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