まめぞうさんが投稿したル・ブルギニオン(東京/六本木)の口コミ詳細

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ル・ブルギニオン六本木、麻布十番、広尾/フレンチ

2

  • 夜の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.3
  • 昼の点数:4.2

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.2
2回目

2024/03 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

六本木:フレッシュな気が流れ続ける24年

久々に訪れる。
今年で創業24年ということなのだが、
懐かしい庭と部屋でありながら、
古さは感じさせない。

きちんと客の名前を呼び、
元気のいい出迎え。

ソムリエとギャルソンにコートを預け、
席に案内。

入ってまだ2ヶ月のギャルソンヌが
この日の我々のテーブル担当。

5,500円+税サのプリフィックスランチ。
アミューズ+前菜(チョイス)+魚+肉(チョイス)+デザート&カフェ。

22年2月に始まるプーチンのウクライナ侵攻以来、
食材、燃料費、円安のトリプルパンチで
イタリアン、フレンチはどこも値上げせざるを得なくなり、
庶民には手が届き辛くなっている。

ここル・ブルギニオンでは
10年前同じコースが税サ込みで5,346円、
今回のが6,655円なので
10年間の平均上昇率が2.46%

一方総務省統計局のHPから
消費者物価指数が
2024年1月が106.9に対し
2014年が97.45だったので
平均上昇率が1.03%
(2020年100に対し2024年1月が106.9、2014年が99.2に対し2020年が101.8を換算)

確かにここでも世間一般よりは
値上がり率に影響が出ている。

ビール小瓶を2つお願いし、
グラスに注がれた状態でサーブされ、
早速乾杯♪

続けて
メニューの説明を受ける。

美女は
前菜を
スミイカとアヴォカドのレタス包み
メインを
ラムのパイ包み焼き

私は
前菜を
アンディーブのサラダとホタテのカルパッチョ クルミとゴルゴンゾーラ
メインを
牛ハツのロースト

ということで、
白ワインのボトル+赤ワイングラスにすることで
予算と好みを伝えると、
ソムリエが
これから出る
ホワイトアスパラ用に
準備して、
まだリストには載せてませんがと、
仏中西部ロワール地方トゥレーヌの
ソーヴィニヨンブランを用意してくれた。

少し果実味はあるが、
酸味が強めのドライ寄りな白。

温かいグジェールが置かれる。
旨みたっぷりの豚のリエットが
チーズが練り込まれたシューの中に。

続いて
前菜のホタテのカルパッチョ。

ホタテに竹炭のチップが立てかけられ、
真ん中にクルミがもろみ味噌の様に置かれる。
これにゴルゴンゾーラがあるので、
結構クセが強いものを想像したら、
全く違う。

メインのホタテを前面に活かしている。
クルミは見た目と違い、
非常にあっさりとした味のペースト状で、
ゴルゴンゾーラも風味付け程度で主張は少ない。
気持ちほろ苦いアンディーブのシャキシャキの食感と
甘みを感じるホタテがいいハーモニー。

この日の魚料理は
ヒラメのパリパリソテー コンソメスープ仕立て
チキンとキノコでとったコンソメスープに
パリパリに焼かれたヒラメが浮かぶ。

このスープが非常に上品な仕上がりで、
やはり主役のヒラメを邪魔しない出来上がりは素晴らしい。

バゲットが美味しいので聞いてみたら、
ビゴ東京から社名変更したコパン・ド・フジモリのバゲット、
こちらもあくまで料理が主役と云う仕上がり。

肉料理に合わせ、
果実味のあるグラスをとお願いしたら、
ブルゴーニュのピノノワールの
上等なのを出してくれた。

肉はハツをお願いした。
焼肉でもハツは好物なので、
これは嬉しい。

心臓のもつミネラル感を感じる
味わいが好きなのだが、
期待通りの仕上がりで美味しくいただく。

デザートは
美女は
苺とキンカンのサラダ練乳のソルベバジルのグラニテ
私は
赤ピーマンのプリンヴァニラアイス添え

カフェは私は
ミントティ
にする。

最後に
菊地シェフが登場し、
10年前と変わらぬ満面の笑みでテーブルを回る。

24年も経つのに、
スタッフは元気で勢いがある。
とてもいい新陳代謝を続けているのだろう。

大満足でご馳走さま。

この日頼んだもの:
ランチコース6,655円x2
スーパードライ小瓶968円x2
ギー・アリオン デュ・オー・ペロン ソーヴィニヨン ヴィエイユ・ヴィーニュボトル9,256円
モレ・サン・ドニ レ・クレ・ジヨン オドゥール・コカールグラス2,904円x2
合計30,310円

  • 牛ハツのロースト

  • スーパードライ小瓶968円

  • グジェール

  • ギー・アリオン デュ・オー・ペロン ソーヴィニヨン ヴィエイユ・ヴィーニュボトル9,256円

  • スミイカとアヴォカドのレタス包み

  • アンディーブのサラダとホタテのカルパッチョ クルミとゴルゴンゾーラ

  • コパン・ド・フジモリのバゲット

  • ヒラメのパリパリソテー コンソメスープ仕立て

  • モレ・サン・ドニ レ・クレ・ジヨン オドゥール・コカールグラス2,904円

  • ラムのパイ包み焼き

  • 牛ハツのロースト

  • 苺とキンカンのサラダ練乳のソルベバジルのグラニテ

  • 赤ピーマンのプリンヴァニラアイス添え

  • ミントティ

  • ギー・アリオン デュ・オー・ペロン ソーヴィニヨン ヴィエイユ・ヴィーニュボトル9,256円

  • グジェール

  • アンディーブのサラダとホタテのカルパッチョ クルミとゴルゴンゾーラ

  • ヒラメのパリパリソテー コンソメスープ仕立て

  • 牛ハツのロースト

  • ギー・アリオン デュ・オー・ペロン ソーヴィニヨン ヴィエイユ・ヴィーニュボトル9,256円

  • ギー・アリオン デュ・オー・ペロン ソーヴィニヨン ヴィエイユ・ヴィーニュボトル9,256円

  • アンディーブのサラダとホタテのカルパッチョ クルミとゴルゴンゾーラ

  • ヒラメのパリパリソテー コンソメスープ仕立て

  • モレ・サン・ドニ レ・クレ・ジヨン オドゥール・コカールグラス2,904円

  • 赤ピーマンのプリンヴァニラアイス添え

  • ランチメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ランチメニュー

  • ワインリスト

  • ワインリスト

  • デザート・カフェメニュー

  • カフェメニュー

  • デザートメニュー

2024/05/02 更新

1回目

2014/11 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

六本木:磐石のフレンチ、コスパも最高

14年11月:
ランチで訪れる。
4,500円(税サ別以下同じ)
のアミューズ+前菜+魚or前菜+肉+デザート+ドリンクでお願いする。

サッポロ黒ラベル小瓶(800円)
をまずは頼んでゆっくりメニューを決める。

美女はズワイ蟹と数種の蕪のマリアージュ、
キノコのスープと王様シイタケのベーニエ帆立貝のムース添え、
ウズラのパイ包み焼き。

私は鴨と豚と白レバーのテリーヌ サラダ添え、
モンサンミッシェルのムール貝と鶏ササミのリゾット、
ウズラのパイ包み焼き。

ワインは
2009年のマルサネ(8,000円)でお願いする。

例によって豚のリエットのグジェールでスタート。
温かくいい塩加減だがしっかりした味付け。
シューのチーズ味が美味しい。

ワインは最初は酸味が立つが
次第に果実味が増してくる。

テリーヌは脂多めで
レバーの風味と肉の風味が丁度いい混ざり具合。
非常に上品な味の仕上がり。

美女のズワイガニはとっても美味しいらしいが
玉ネギが少し強かったようだ。

リゾットはお見事、
ほんの少し芯の残った米に
濃厚な味が染みこんでいる。
旨味が凝縮され貝と鶏のいいダシ。

美女のスープは椎茸が主張し、
いい味だそうだ。

パイ包み、
薄い生地のパイの中にウズラとポルチーニ。

バターのいい香り、
しっかりした味付けなのだが上品。
脂のねっとり感が生かされウズラから作られた肉汁ソースは美味。

デザートは美女はモンブラン、
私はアールグレイのクレームブリュレ。
甘さ控えめで美味しい。

ハーブティをいただきご馳走様。
税サ込で22,096円、大満足。

14年5月:
2000年に菊地シェフが始めた今や人気のお店。
シェフは笑顔のいい穏やかな雰囲気の方である。

新宿「ハヅキ」の私のレビューをきっかけに
友人と食事をすることになり、
予約の電話を入れたらラッキーなことに3人の席が取れた。

ディナーのプリフィックスコースは
5,500円、7,000円、10,000円の三種(これにサービス料10%と消費税が加算)。

お店はたしかに小さくこじんまりしている。
奥に4人の小部屋があるが、
メインダイニングは2人テーブルが8つ、ホールは男性2人。

サッポロ黒ラベルの小瓶(800円)を頼むとオリーブが出され、
グラスにビールが注がれる。
お連れ様はグラスシャンパン(1,300円)とビール、
乾杯してメニューの説明が口頭で始まる。

3つのプリフィックスそれぞれで
前菜、魚、肉料理の内容が違うのに驚く。

小さなお店であること、
昨今の食材高騰を考えた時に
それだけのバリエーションを準備できる余裕を感じた。

今回は初めてだったことと、
事前調査から5,500円のコースをお願いする。

前菜+魚+肉+デザート+コーヒー
という組み合わせだが、
魚を前菜に変更することも可能。

で、
私は前菜2+肉という構成でお願いすることにした。

鮎のリゾット、
ブーダンノワール、
牛ほほ肉マディラワイン煮。

ワインは2007ブルゴーニュ ピノノワール(7,000円)のボトル。
BGMは軽快なクラシック曲。

アミューズはグジェール
豚のリエットとクリームがはさんである。

シューは温かく、
脂少な目の豚のリエットは味わい深く、チーズは弱め。
これから出て来る料理の力強さを予感させる一品。

鮎のリゾット
十穀米の上にいかにもパリッと焼かれた鮎がのり、
その上にキュウリ。

スプーンでいただく。
パリパリの皮、
ふっくらとした身、
十穀米は芯が残る炊き方で、
よく噛んで味わうよう示唆されている。

よく咀嚼することで鮎の旨味を十二分に感じ、
米にダシが染みているのもよくわかる。

クレソンのほのかな苦みが、
鮎の肝の苦みを爽やかに代弁している。

そして食べ終わる最後に
本当の肝ソースがガツンと主張し、
今年も鮎の季節がやって来たことを
しっかりと記憶させてくれた。

ブーダンノワール
形態はソーセージタイプではなくテリーヌタイプ。
リンゴピューレが添えられている。

テリーヌというより、
チョコのスポンジケーキというビジュアル。

まずは何もつけずにほんのひと口。
予想通り、ガツンと濃厚な豚の血。

酸味よりも甘みが凝縮された
リンゴピューレ。
豚の血との見事なハーモニーで
素晴らしい味わい。

牛ほほ肉マディラワイン煮
グリーンアスパラと豆苗がそえられる。
ブーダンノワールでもそうだったが
ここの野菜は新鮮で濃い味。

牛ほほ肉は小ぶり。
ナイフを入れるとほろほろと切れる。

やはり、しっかりした味付けで
牛とコラーゲンの塊が喉を通り、
自分の身体がその滋味を感じる。
もうほんの少しいただきたいと思うところで
食べ終わる演出が心憎い。

しかし、気が付くと
量的にはこれで十分の腹具合。

これだけしっかりした味わいの料理には
ブルゴーニュ系の果実味溢れるワインが合うように思う。

パンは店が狭く窯を入れられないこともあり、
銀座プランタンの「ビゴの店」のパン。
期せずして今日同席した友人の一人は西宮出身、
私は神戸。
もうひとりは神戸のパンやケーキ好き、
なんだか懐かしいパンをいただいたような気がした。

デザートは
最近流行のルバーブを使ったババロア
更に濃厚な小菓子も出て
ハーブティと一緒にいただく。

お代は3人で32,551円。
是非また訪れたい名店、
次はもう一つ上をいただいてみたい。

ご馳走様!

  • 豚のリエットのグジェール

  • 鮎のリゾット

  • ブーダンノワール

  • 牛ほほ肉マディラワイン煮

  • オリーブ

  • サッポロ黒ラベル

  • 2007ブルゴーニュ ピノノワール

  • 2007ブルゴーニュ ピノノワール

  • 豚のリエットのグジェール

  • 「ビゴの店」のパン

  • 鮎のリゾット

  • ブーダンノワール

  • 牛ほほ肉マディラワイン煮

  • ルバーブソースのババロア

  • ハーブティ

  • 小菓子

2024/02/25 更新

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