Mamosan2525さんが投稿した鮨処 石ばし(福岡/赤坂)の口コミ詳細

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鮨処 石ばし赤坂、薬院大通、桜坂/寿司

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  • 昼の点数:4.7

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2024/09 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

福岡の海の恵みを堪能する贅沢ランチ – 鮨処 石ばしで過ごす至福の時間

博多の街並みを歩いていると、ふと風に乗って潮の香りが漂ってきます。福岡といえば新鮮な魚介が自慢の街。その海の恵みを余すことなく堪能できるお寿司屋さんを探して、私は福岡市中央区にある「鮨処 石ばし」を訪れました。このお店は、地下鉄赤坂駅から徒歩10分ほど、住宅街にひっそりと佇む隠れ家的なお店です。事前にWEBで予約を取り、ワクワクしながら訪れました。

入り口には落ち着いた雰囲気の暖簾がかかっており、中に入ると木の温もりを感じる空間が広がっています。カウンター12席のみの店内は、とても静かでゆったりとした空気が流れており、まるで時間が止まったかのような感覚を味わえます。ここで、目の前に立つ職人さんが一貫一貫丁寧に握るお寿司と向き合うことができるのです。職人さんとの程よい距離感も心地よく、会話を楽しみながらも集中して食事を堪能できる特等席に座ることができました。

この日の注文は「お昼のおまかせ」。つまみ1種と寿司12貫、さらに赤だしが付いているという充実した内容です。まず、最初に提供されたのは「つぶ貝」の煮付けです。つぶ貝は程よい弾力があり、煮込まれて柔らかくなった食感が絶妙でした。貝の甘みと旨みが口いっぱいに広がり、一口目から「鮨処 石ばし」の丁寧な仕事を感じることができました。少量でもその深い味わいに驚かされます。

続いて出されたのは、寿司12貫の一つ目。「やりいか」です。福岡の海で獲れた新鮮なイカは、透明感のある見た目が美しく、口に運ぶとそのねっとりとした食感が舌に絡みついてきます。噛むごとに甘みがじわじわと広がり、まるで福岡の海そのものを味わっているかのような感覚に陥ります。

次に出てきた「真鯛」は、地元で獲れたもの。噛むと程よい歯ごたえがあり、その中に魚本来の旨みがしっかりと感じられました。シンプルな味付けでありながら、鯛自体の素材の良さを最大限に引き出した一貫です。職人の技が光る一品に、自然と顔がほころびます。

「中トロ」は、長崎五島のまぐろから提供されました。この中トロは、一口食べると、口の中でとろけるような脂の甘みが広がり、なんとも贅沢な感覚を味わえます。脂がのりすぎず、赤身とのバランスが絶妙で、まろやかな味わいが続く一貫です。まるでまぐろが口の中で溶けていくかのような、至福の時間を楽しむことができます。

一方、「赤身」は同じ長崎五島産ですが、中トロとはまったく異なる力強さを持っています。しっかりとした旨みが噛むごとに感じられ、味わい深く、舌に乗ると濃厚な風味が広がります。こちらは、脂の甘さではなく、まぐろ本来の肉質を感じられる深い味わいで、職人の巧みな仕事が詰まった一貫です。

「宗像アジ」も福岡の代表的な魚です。アジ本来の濃厚な旨みをしっかりと感じることができ、その上に添えられた薬味が絶妙に調和しています。薬味の香りが鼻をくすぐり、口の中をさっぱりとリフレッシュさせてくれるので、アジの豊かな風味が際立つと同時に、後味の爽やかさが印象的です。

続いて登場したのは、「大分の天然縞鯵」です。こちらは宗像アジとは対照的に、よりさっぱりとした味わいでありながら、しっかりとしたコクが感じられます。脂が少なめで上品な味わいが口いっぱいに広がり、さわやかな余韻を楽しめる一貫です。縞鯵の持つ繊細な旨みが舌に残り、シンプルでありながら格別の美味しさを提供してくれます。

「唐津の車海老」は、火を通したことで旨みが凝縮され、そのぷりぷりとした食感がたまりません。海老の甘みと香ばしさが口の中に広がり、噛むたびに旨みが押し寄せてきます。この車海老の濃厚な味わいが、ご飯と絶妙にマッチしており、一口ごとに幸福感が増していきます。

「長崎五島のカツオ」は、脂のノリが抜群です。表面が軽く炙られており、その香ばしさがカツオの旨みを引き立てています。食感はしっとりと柔らかく、口に運ぶたびに濃厚な味わいが広がります。このカツオは他にはない特別な風味を感じさせる一貫です。

「太刀魚」は、目の前で炭火で丁寧に炙られ、パフォーマンスも楽しめる一品です。炙られたことで太刀魚の香りが一層引き立ち、スプーンでほぐされた柔らかな身が、ふんわりと口の中で溶けます。淡白ながらも香ばしさが加わった太刀魚の美味しさは、鮮やかに記憶に残ります。

次に登場したのは、「ホッキ貝」。炙られたことで、貝の旨みが一層凝縮され、香ばしい風味が口の中に広がります。プリッとした食感とともに、噛むたびに貝の豊かな味わいが楽しめます。しっかりとした噛み応えがありながら、口の中でほどけるような繊細さも感じられ、一貫ごとに職人の技が感じられる一品です。

一方、「ホタテ」は低温調理されており、まるで柔らかな絹のような食感。ホタテ本来の甘みが口いっぱいに広がり、その優しい旨みが心地よく残ります。柚子が軽く振り掛けられており、その香りがホタテの甘みを引き立て、さっぱりとした後味が印象的です。生と調理された食感が絶妙にバランスを取り、口に運ぶたびに異なる楽しさを提供してくれます。

最後に提供された「干瓢巻き」は、シンプルながらも締めにふさわしい一品でした。ほんのりと甘い干瓢が、食事全体のバランスを整え、満足感とともに終わりを告げます。合わせて提供された赤だしは、味噌の深いコクが感じられ、口の中を優しく包み込むような温かさが心地よかったです。

食事のお供には、米焼酎をロックで楽しみました。この焼酎はお寿司の繊細な味わいを邪魔することなく、むしろその旨みを引き立ててくれます。また、梅酒のソーダ割りも試してみましたが、さっぱりとした後味が寿司との相性抜群で、食事の合間にリフレッシュできました。

「鮨処 石ばし」で過ごしたランチタイムは、まさに至福のひとときでした。静かで落ち着いた空間で、職人の技を間近で感じながらいただくお寿司は、ただの食事を超えた特別な体験です。福岡の海の恵みを存分に味わうことができ、日常の喧騒から離れて心からリラックスできるひと時を過ごせました。これからも、福岡を訪れるたびにこの場所に戻ってきたいと思える、そんな素敵なお店です。

2024/10/04 更新

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