2回
2025/05 訪問
まさに唯一無二。ビア劇場、開幕!!
港区六本木のビル2階にある、食べログシルバー選出店。
美食家として有名なビアさんが手掛ける、
和食×タイのイノベーティブレストランです。
実は10年近く前からビアさんを存じ上げていて、
お店のオープン前からいつか伺いたいと思っていたお店。
あっという間にシルバー受賞というさすがの快挙。
ミーハー魂全開で、やっと伺うことが叶いました!
感想、、、はもう、何から綴ればいいのやら。笑
一言で言うなれば、間違いなくここでしか出会えない食の科学。
タイ料理にない、出汁や和食の調理をベースに、
日本料理にない、にんにくやスパイスを使って。
どの料理も”タイと言えば”の酸辛がなく、奥行と味わい深さを感じます。
素材の組み合わせも本当に面白く、
「それとそれを合わせるの?!」「なるほど。こういう味わいになるのか!」と毎口楽しませてもらえます。
正直なところ、味覚に強い人でないと分析と落とし込みは難しい印象。
ただ、間違いない経験と知見が広がる、一度伺ってみて欲しいお店です。
おもてなしとこだわり、遊び心が入っているのも好きなポイント。
得るべくして得られた、シルバー受賞だと思います。
ぜひチェックしてみて!
----------Order----------
■ディナーコース(33,000円)
第1部
・雲丹 黒鮑 そら豆
・毛ガニ 百合根
・河豚 発酵白菜 朝天辣椒 八角 山椒
・フカヒレ タイ薬膳
・蛤 オースワン
・マナガツオ ホラバー味噌
・和牛 ラープ
第2部
・サムラップ・アーハーン・タイ
・カノムピアックプーン
・できたてアイス 苺 ジャスミン
・モーリー・チュイレ 1996
■ベアリング(14,600円)
・ドメーヌ・パスカル・ドケ
・シャトー スデュイロー V.V. グラン ヴァン セック 2023
・シクレヌ ラ・テラス・デリーズ 2017
・ドメーヌ ド モンティーユ ピュリニー モンラッシェ 2021
・イマラヤ ル・ ロック・デ・ザンジュ 2018
・ドメーヌ アンドレ ペレ コンドリュー シェリー 2022
・ドメーヌ・ド・クリスティア シャトーヌフ・デュ・パプ 2010
・シャトー・ボイド・カントナック 2000
+tax10%
----------Review----------
今回は完全に自分のための備忘録。
正直長いです。許して。笑
まずは冷製。
新潟佐渡産の黒鮑に文旦、そら豆のペースト
ジュレにタイのハーブ、雲丹を合わせて。
▶初めはハーブの清涼感。
その後薄切り鮑の食感、そら豆の甘さが追いかけます。
由良の雲丹は本来の旨味がしっかり。
出汁ジュレがまとめてくれて、調和が素晴らしいです。
毛ガニはトムヤムクンで。
温泉水で育てたタイの伊勢海老は旨味を余すことなく出し切って、
発酵トマトやその他複数の出汁を合わせてスープに。
下には月光百合根をマッシュして。
▶ 本来は酸味辛味ですが、これはトムヤムクンを疑う程円やかでコク深い。
蟹は火入れで水分が抜け旨味が濃くなり、百合根の甘さとよく合います。
ちなみに器には象と松竹梅が描かれていて、タイと日本の縁起良さが掛け合わさっていました!
河豚は揚げ物スタイル。
辣椒を纏わせて揚げ、上には発酵白菜と桜パウダー。
唐辛子は飾りなのでご注意を。笑
▷まずは朝天辣椒の香り高さを堪能できます。
一口食べればフグがぷりっぷりでむっちり弾力。でもふわりと解れます。
辣椒に山椒、八角を合わせてあり、仄かなスパイシーさが鼻を抜けます。
発酵白菜が絶妙な引き算。
お店のシグネチャーメニューはフカヒレ。
気仙沼のフカヒレを検品から行い、お店で天日干し。
漂白はせず、3日かけて手で掃除されるそう。
スープはすっぽんと鶏白湯、後半は自家製黒酢をかけて。
▶ なるほど、これがフカヒレなのか。
とっても柔らかくお箸で解けるのに、繊維1つ1つの存在感があります。
これまでのフカヒレとは別物の様。私、フカヒレを初めて食べたんだなぁ。
スープはもったり絡む、濃厚なテクスチャー。
スプーンでこぞって最後まで頂きました。
黒酢はそのまま飲める程酸味穏やか。フカヒレが引き立ちます。
お次は蛤のホイトート。
本来は牡蠣ともやしで作るお好み焼きを、
蛤と、岡山県産黄ニラと蕗で。美会風に。
オムレツは田中農場の初産タマゴ。縁起の良さばっちりです。
▶ 蛤は水分が抜けてむっっちり。こんなに濃ゆくなるんだなぁ。
卵は出汁が効いてとろとろ、まさに飲めそう。
フキの苦味、細かく刻まれたにんにくが良い仕事してます。
マナガツオ西京焼き
レモングラスと白味噌のソース
バジルオイルと揚げたゴボウ
▶︎白味噌とバジル、なるほどこうなるのか!
甘味と旨味が強い西京焼きに白味噌、そこに香り華やかなバジル。
揚げたごぼうの食感、細かくカットされたレモングラスで
強めの清涼感が引き算になっています。
これはかなり新しい!
メインは近江牛カイノミのラープ。
脂を合わせた近江牛ハンバーグの上にはたっぷりのキャビア。
下には発酵させたタケノコを使ったラープを添えて。
▶タイの定番、酸っぱ辛いラープがこうも変化するのか!
近江牛はスプーンで切れる柔らかさで、出汁で旨味あるラープはタケノコが主役。
塩気が少々物足りないところを、たっぷり乗ったキャビアの塩気で完成されます。
なんてマリアージュが素晴らしいんだろう。
かなり印象的です。
ここまでで第1部、ここからが第2部です。
【サムラップ・アーハーン・タイ】とは、
タイに昔から伝わる、ご飯とおかずの伝統的な食事スタイル。
1部食べたよね?と疑う程、種類豊富な食事が出てきます。笑
・トムセープ
・ガイヤーン・カミン
・パップン・ファイデーン
・グリーンカレー
・炊き立てジャスミン米
トムセープはイサーン地方のスープ。
甘鯛ぷわぷわで、レモングラスが効いていて程よい酸味。
口内さわやかなお口直しです。
ガイヤーンは軍鶏の朴葉焼き。
軍鶏実って実はタイから渡来しているそう!
驚く程お肉が柔らかく、旨みが強い。
ターメリック等スパイスが効いた肉汁が美味しくてご飯に合います。
パップン・ファイデーン は空心菜炒め。
ここまで香ばしい空心菜初めて食べた!
炭でスモークし、出汁で炊いてるそう。
グリーンカレー は猪と筍。
辛さは抑えてあって、濃厚過ぎる程コクと旨みを感じます。
猪肉に驚きましたが、筍食べて育つので合わない訳がないんだなぁ。
追加できる近江牛のマッサマンカレー。
グリーンよりもこちらの方が辛め。
ぼっわんぽわんな水分保持と柔らかい近江牛に感動です。
土鍋で炊かれたジャスミン米は、ふっくら甘味があって至高。
ちなみにお代わり自由。
お酒を飲むと食べられなくなる体質なのが悔やまれる程、
全部美味しくて食事が終わるの悲しかったです。笑
デザートは2種。
カノムピアックプーン はタイ風葛寄せ。
ほんのりした苦みはタイの笹の葉。
小豆の優しさと塩気、苦みのバランスが良い、大人のデザート。
できたてアイス 苺 ジャスミン。
これも驚く程美味しかった!
蜂蜜の様に気品ある香り、口に含むとジャスミンフラワーの穏やかな風味。
後半は苺の爽やかさが広がります。
なんて滑らかなんだろう。ずっと食べていたい。
パンダンリーフとチェンマイの緑茶。
葉特有の青さがまた美味しさ。
タイらしい味わいと、ゾウの茶器に癒されました。
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総じて、来れて良かった最高だった!
ワインペアリングにしたんですが、どれも頂いたことがないものばかり。
マリアージュって普段あまり感じないのですが、こちらはほんと素晴らしかったなぁ。
ちなみにドキドキで予約したのですが、一足入ればもう美会ワールド。
ビアさんもお料理説明、味の組み合わせや特徴を丁寧に説明してくださり、
お店とお料理への愛を感じました。
また行けるように、仕事頑張ります!!
ご馳走様でした✨
ここまで見てくださりありがとうございます!
本日これにて、閉幕!!
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投稿見ていただき有難うございます!
お店が気になったら
下の【お店を保存】から保存頂けたら嬉しいです♪
皆さんの大切な1食を選ぶ参考になります様に✨
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2025/05/26 更新
オープン前から存じ上げている、美食家ビアさんのお店。
今年の5月に伺い、感動して半年と立たず再訪しました!
タイ料理×和食という明確な答えのないイノベーティブなのに、
食べた後にここまで「なるほど。これが正解だなぁ」と味の着地点が見える。
これ、凄いと思うんですよね。
前回よりも更にレベルアップされていることに改めて素晴らしさを感じました。
あと、ここの好きなところはタイの文化に触れられるところ。
毎度雑学だったり、知らないお料理を学べる時間になるのもとても好きです。
今回も心からお料理と向き合い楽しませて頂けました✨
お料理は下記ご参照です!
(長いよ!笑)
----------Order----------
【 おまかせコース(33,000円) 】
~第1部~
■クンチェーナンプラー 牡丹海老 発酵青マンゴー
■鱧 淡路産 百合根
■ポピアトート 鰻
■フカヒレ オップウンセン
■黒鮑 佐渡島 パッタイ
■太刀魚 小柴産 ミアン・プラー
■近江牛 神戸ビーフ ラープ
~第2部~
サムラップ・アーハーン・タイ
■トムセープ タイハーブ 帆立
■ガイヤーン クミン ターメリック(朴葉 黒さつま鶏)
■パッパクブン・ファイデーン(空心菜 備長炭)
■鱧 オースワン
■炊き立てジャスミン米
~デザート~
■カノムピアックプーン
■できたてアイス パイナップル ジャスミン
----------Review----------
~第1部~
■クンチェーナンプラー 牡丹海老 発酵青マンゴー
エビを使ったタイの料理をボタン海老で。
印象は非常に爽やか。
梨のフレッシュさと食感が良く、海老の甘味と、発酵特有の香りが広がります。
焼き茄子のピューレと卵の質感も絶妙。
■鱧 淡路産 百合根
優しい和出汁に合わせることが多い鱧を、辛酸を抑えた濃厚なトムヤムクンで頂く斬新な一品。
白麗茸とホワイトアスパラ、セロリが入ることで食感が活き、下に敷かれたマッシュ百合根が全体を包みます。
絶妙な出汁使いとタイ香辛料で昇華するスタイル。
頂いていてとても面白い一品でした。
■ポピアトート 鰻
海鰻をライスペーパーで揚げ春巻きにし、発酵した米のソース(鹿児島のみき)と塩漬けの黄身酢おぼろ、ごぼうのパウダーを合わせて。
口に含んだ瞬間、タイの生姜(クラチャイ)の風味が広がり、
その後衣の軽さ、鰻のふわっとした旨味、みきのぽてっとしたテクスチャーに酸味が追いかけます。
この食べ方新しいなぁ。うざくもありますし、確かに鰻と酸って合うよね。
牛蒡の土らしさがまた全体を引き締めてくれていました。
■フカヒレ オップウンセン
お店のシグネチャー、フカヒレに春雨を合わせて。
スープはスッポン、鶏白湯、タイの薬膳。
濃厚パンチあるもの同士なのに重さが一切なく、一滴も残したくなくなります。
フカヒレはスッポン出汁で炊いてから焼いていて表面のみカリッカリ。
解した時の太さに春雨を合わせてあり、口に含むのが非常にスムーズ。
独自ブレンドの黒字も全くトゲがなく、よりフカヒレの旨味を底上げしてくれます。
■黒鮑 佐渡島 パッタイ
鮑の肝でとったまろやかなソースに辛味控えめなパッタイを絡めて。
岡山黄韮の小気味よい食感とそぼろ卵が引き立てます。
鮑は主役ですが、薄くカットすることで全体と綺麗に馴染みます。
これまでの中で一番知っている味の組み合わせ。
だからこそ感じる、良い意味で「いちいち美味しい」一皿です。
■太刀魚 小柴産 ミアン・プラー
ふわふわな太刀魚にはぷっちぷちのエゴマの実を纏わせ、上にはソースになる冬瓜と発酵茗荷。
細く切った胡瓜・新生姜、エゴマの葉で軽さを加えてあります。
発酵茗荷の酸ととろける冬瓜、と太刀魚の脂がかなり高相性。
エゴマの実の食感が個人的にとっても好きだったなぁ。
■近江牛 神戸ビーフ ラープ
メインは、近江牛サーロインと神戸牛カイノミのハンバーグでラープを。
以前伺った時はカイノミのみだったんですが、サーロインも併せることで旨味とコクが加わり断然仕上がってる!
お肉の強い旨味にキャビアの濃厚だけど穏やかな塩気と旨味。
細かくなった発酵蓮根を使ったラープが引き算になっています。
前回も美味しかったのに、各段にレベルアップしている、、この体感凄かった、、!
ここまでが1部、この後2部が始まります。
~第2部~ サムラップ・アーハーン・タイ
■トムセープ タイハーブ 帆立
■ガイヤーン クミン ターメリック(朴葉 黒さつま鶏)
■秋刀魚のグリーンカレー
■パッパクブン・ファイデーン(空心菜 備長炭)
■鱧 オースワン
■炊き立てジャスミン米
ご飯と複数のおかずを楽しむ、タイの伝統的食事スタイル。
まずは帆立の真丈が入ったレモングラス香るトムセープでお口直し。
ガイヤーンは朴葉包みスタイルで、ソースをご飯にかけて頂きたくなる美味しさ。
グリーンカレーは秋刀魚の味噌と脂の旨味が良く、空心菜は炭火のスモーク感を楽しめます。
個人的お気にいりはオースワン。卵とじなのですが、鱧と濃厚な出汁がとても良く合っていました。
最後にデザートが2種。
■カノムピアックプーン
タイの葛寄せ。笹の葉に小豆とココナッツを合わせます。
塩気と苦味、甘味のバランスが良い大人な味わい。
■できたてアイス パイナップル ジャスミン
穏やかな甘さで、ふわあと消えていくシルキーさ。
あと残りなく、非常に綺麗な味わいです。
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総じて、やはり素晴らしいの一言。
フランスワインペアリングも料理の個性を惹き立てる絶妙さですし、ノンアルコールも美味。
ジャスミンパールのお茶とモクテルの”ヤームイェン”がとっても美味しかったなぁ。
ちなみに超個人的にですが、
こちらはお料理と向き合うが好きな方と行くのがおすすめです。
お話するのも良いけど、お店の空間を全力で味わわないと勿体ない!
ご馳走様でした✨
ここまで見てくださりありがとうございます!
本日これにて、閉幕!!
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投稿見ていただき有難うございます!
お店が気になったら
下の【お店を保存】から保存頂けたら嬉しいです♪
皆さんの大切な1食を選ぶ参考になります様に✨
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