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閉店武蔵屋日ノ出町、桜木町、馬車道/居酒屋、日本酒バー、日本料理
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夜の点数:5.0
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 3.5
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|サービス 3.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味3.5
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| サービス3.0
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| 雰囲気4.0
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク3.0 ]
いつまでもそこにあり続けてほしい、奇跡の居酒屋
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舞台『野毛 武蔵屋』のパンフレット
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お店には見えません
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おから
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酢玉ねぎ
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納豆
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鱈豆腐
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お新香
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看板猫のチャップ
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人懐っこい♪
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2013/01/13 更新
【再…訪】(2013/01)
今回は野毛を愛する会(仮称)の3名で訪問。
オープン前から並んでなんとか入れましたが開店と同時に満席。
相変わらずの人気です。
喜久代おばあちゃんの元気そうな姿を拝見できてまずは一安心。
時間が止まったような空間で年配の常連さん達に囲まれるとそれだけで敬虔な気持ちになります。
今回武蔵屋初体験のOちゃんはおばあちゃんの笑顔とこの店内の雰囲気に触れただけで、もう感動でうるうる状態…。
また一人、武蔵屋ファンが誕生した瞬間でした。
先日新聞の神奈川版にこちらで5年間勤め上げたバイト長の佐藤くんがこの春就職のため武蔵屋を卒業するという記事が載っていました。
人事状況まで新聞に取り上げられるというがこのお店の凄さを物語っているわけですが、それにしても就職先がお店のお客さんの紹介とのことですからなんという武蔵屋人生!
こうしてこのお店が様々な人の岐路に影響を与えるエピソードは私が聞いただけでも数えたらきりがありません。
そういえば私がこのお店に初めて来たのも佐藤くんくらいのお年頃だったことに思い至りました。
それからいろんなシチュエーションで訪れたけどいつも変わらず迎えてくれた武蔵屋。
ここへ来ると気に病んでいた事がどうでもよく思えたり、瑣末に考えていたことが実は重要に思えたりという不思議なスピリチュアル効果を感じます。
時系列無しにこのお店の魅力を語ることはできません。
人それぞれの人生にそれぞれの武蔵屋があり、それが一つのお店になっている感じ。
人と時間が作り上げた唯一無二の空間であることを今回の訪問で改めて実感したのでした。
(2012年2月:舞台になった武蔵屋篇)********************************************
先日ランドマークホールで上演された、武蔵屋をモデルにした舞台『野毛 武蔵屋~三杯屋の奇跡~』を観て来ました。
劇中で先代の銀蔵さんが酔い客を断った時のセリフで『酒は三杯』の意味が語られます。
一杯目は今日の疲れを癒すため
二杯目は明日への活力をつちかうため
三杯目は自分を陽気に、人を楽しくさせるため
そうだったんだ…。
公演の数週間前にお店に伺ったら舞台で主演された女優の五大路子さんがいらっしゃっていました。
華やかな雰囲気を振りまきながら楽しそうにご飲食されていましたが、実はじっくりお店の様子や喜久代おばあちゃんを観察されていたのでしょう。
おばあちゃんが乗り移ったかのようなインスパイアぶりが凄かった。
戦後すぐの食料難に何とか食材やお酒などを仕入れて始まり、それから時代に逆らわず流されず…。
武蔵屋の詳細を知る程に今ここにこうしてあることが本当に奇跡なんだと実感します。
なにしろ現存する居酒屋が舞台になるくらいですから。
今もなお、こうして奇跡を起こし続ける武蔵屋なのでした。
(2010年9月初レビュー)********************************************************
看板も暖簾もメニューもなく、決められた料理が順に供され、お酒は三杯まで。
そのユニークな特徴に、最初はちょっとした話題作り目的での訪問でした。
扉を開けた時、歴史に裏打ちされたあまりの本格さにすっかり打ちのめされてしまったのでした。
古い日本映画に出てくるような年季の入った店内でいかにも通い慣れた風の年配のお客さんが店主のおばあちゃんと静かに談笑する姿は私の踏み入れたことのない大人の世界。
そんなお店を興味本位で訪ねた自分がなんとも足が地に付いていない存在に感じました。
そして何より感動したのはそんな見るからにアウェイな客の私に店のおばあちゃんは常連さんとわけ隔てなく接してくれたのでした。
「このごろはいろいろと見てこうやって若い人も来てくれるのよね、ありがたいことだわ」
受け入れてくれているということを感じさせてくれるなにげない気遣い。
最初は気後れしてしまった私もいつの間にかリラックスしてゆっくりと過ごすことができました。
古くて珍しいという点に興味が惹かれがちですが、このお店の最大の魅力は店主のおばあちゃん姉妹の人柄に他ならないのです。
私はいっぺんでファンになり、それからは心を入れ替えて純粋にこのお店を楽しむために神妙な心持ちで訪問するようになりました。
時々長期休業があったりしてタイミングが合わずしばらくご無沙汰していたのですが、
今年(2010年)7月、朝日新聞の五線譜というコラムに、店主の喜久代おばあちゃんが米寿を迎え、七夕の日のお祝いにはなんと200人が駆けつけたというのが載っていて、久々におばあちゃんに会いたくなり、お店の夏休みが明けた9月に何年かぶりに訪問してみました。
久々の武蔵屋は若い人が何人もお店を手伝っていてだいぶ雰囲気が変わっていました。
学生さんとのことだけれど賃金目当てのアルバイトというよりは『武蔵屋を守る会』といった雰囲気。
おばあちゃんは「みんなが手伝ってくれて本当に助かるのよ~、みんな良くやってくれるのよ~」と以前通り変わりなく元気そうです。
看板猫のチャップも健在でなんと20歳とのこと。このお店には長寿の空気が流れているようです。
米寿の記事を見て、近頃はずいぶん遠くからもお客さんが訪れるとのこと。
「今度のは全国紙だからすごいわ~。こないだは宇都宮からいらしてくれて。ありがたいことだわね~」
おばあちゃんからはこの『ありがたい』と『助かる』という言葉が本当に良く出てきます。
何事にも感謝の気持ちを忘れない姿勢にしみじみ心が洗われる思いがします。
お酒の前にビールを戴き(一人ビール1本まではノーカウント)ビール用にお通しのナッツがきます。
その後は酢玉ねぎと卯の花煮で一杯目、納豆と鱈豆腐で二杯目、お新香で三杯目。
給仕はほとんどお手伝いの方達で賄われ、三杯目のお酒でようやく『真打ち登場』です。
おばあちゃんのお酌、全く衰えを知りません。たぶん持つだけでも重い鉄瓶を、注ぎながら頭上まで上げ(これは温度調節とアルコール調節?)寸止めで表面張力ギリギリまで注いでくれます。流石…!
日々、魚や大豆類などを中心にしてお酒も三杯までにしておけばきっといつまでもこうして元気で穏やかに暮らせるのでしょう。
いつもそう思うのですが、未だにまったく反省だらけな毎日の私…。
「なるだけどこにも寄らずにお帰りください」
と、またいつもの暖かい決めゼリフを聞いて店をあとにしたのでした…。
ああ、いつまでもそのままそこにあって欲しい。
大切なお店、武蔵屋。