ジョンあさあきさんが投稿したcommunico(奈良/菜畑)の口コミ詳細

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ジョンあさあき (60代後半・男性・奈良県) 認証済

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閉店communico菜畑、東生駒/イノベーティブ、イタリアン、フレンチ

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2022/06 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

一つ星獲得も通過点に過ぎないのでは

今回は生駒方面に遠征。
近鉄沿線に来る機会は少ないのですが、今回は幸運にも
新たにミシュラン一つ星を獲得した「COMMUNICO」さんの
予約を取ることができました。

予約を入れたのは一つ星獲得の数日前。ラッキーとしか
言いようがありません。

お店の場所は、ケーズデンキ東生駒店の道路を挟んだ
対面 西側交差点の南角にあります。

車を近隣の駐車場に停め、お店に向かいます。
お店は遠目からでは何のお店か判断できない佇まい。
初めて伺う場合、店頭に掲示されているお店のコンセプトと
メニューで辛うじて「COMMUNICO」さんであることが
判断できるでしょうか。

店内に入るためには重厚なドアが立ちはだかっています。
ビビりながら扉を開くと少しのスペースを残し、更に
カーテンが設えられていました。

それほど広くない店内は本来そのドア1枚で外部と仕切られて
いるのですが、外気温、風、はたまた店内の様子を仕切る
ために設けられているのではないでしょうか。(知らんけど)

予約の名前を告げ、案内されたのは一番奥側のテーブル。
店内のキャパは4人掛けテーブルが2卓、2人掛けテーブル
が2卓。うち2人掛けテーブル 1卓は入口すぐ右手の
丸テーブルで、さながらカップルシートのようです。

事前にお願いをしておいたのは、7皿のコース(7,700円 
サービス料別途5%)というもの。
更に、10皿(13,200円)のコースも用意されています。
蛇足ですが、7月よりサービス料を10%に改定される
ようです。

まずはドリンクをオーダーします。
本来ならワインといきたいところなんですが、何せ車。
帰路の運転は妻に任せてとも考えましたが、忖度?怖気づいて?
スペイン産のノンアルビール(880円)、妻はイタリア産
スパークリングぶどうジュース(1,320円)をお願いしました。

アペリティフ(付きだし)の前にテーブルに運ばれてきたのは
卓上のランプ。この演出に些か驚きましたが、お食事の
始まりを知らせる狼煙(笑)の意味合いがあるのでしょうか。
(知らんけど)

テーブルに置かれた炎を眺めていると心が落ち着くように
思います。ディナーなら更に素敵な空間になるだろうなー、
と思っているとアペリティフがやってきました。

アペリティフは、
・久保本家酒造の酒粕を練り込んだグリッシーニ
・大和橘のジャムを詰めたイタリア産グリーンオリーブの
 オイル漬け  です。

実はね、以降のお料理もシェフ、スタッフさんに優しく&
丁寧に説明頂いたのですが傾聴しても記憶できません。
それを察したシェフから詳細に教えていただけました。
なので、とても詳しく記載します、ね。

グリッシーニは細長く歯ごたえのいい硬パンといえば
いいのでしょうか。グリーンオリーブのオイル漬けは
フレッシュな味わいと香りが楽しめました。

続いてはアミューズ
・鎌田農園の新玉ねぎのパンナコッタ スナップエンドウの
 ピューレとコリアンダーオイル ミモレットとバクテシア
(マメ科の紫のお花)添え

まず目を惹いたのは鮮やかな色合い、爽やかなグリーンに
ミモレットのオレンジ色と紫のお花。暫し見惚れてしまい
ました。
お味も玉葱の甘み、ピューレ、ミモレットの味わいと何層
もの味わいを堪能しました。

冷前菜
・大和榛原牛腿肉とビーツのタルタル ネズの実の香りの
サワークリームのムース ペコロスのピクルス ビーツ
のヴィネグレット アマランサスのサラダ

長いメニューですね。(笑)
こちらも華やかな一品。色鮮やかなお野菜の下にお肉の
タルタルが潜んでいました。小さめに角切りされたお肉と
ビーツは少し酸味を感じる味わいで爽やかな食感でした。
これがまだ前菜なんて驚き。更に、期待が膨らみます。

温前菜
・甲イカのミンチを詰めた、朝採り花ズッキーニ 松田農園の
フルーツトマトのソース 新ニンニクの泡 ハーブのサラダ

ズッキーニは旬を迎え、過日も家でいただきましたが、
花ズッキーニは家庭ではいただけませんね。
お花の内部にはイカのミンチがイカ墨のソースに絡められ
潜んでいました。フルーツトマトの甘みが印象的な
一品でした。

パスタ
・焼き茄子のソースで和えた冷たい三輪手延べパスタ
焼き茄子のマリネとキャビア 赤芽紫蘇添え

三輪素麺?いえ、三輪の手延べパスタとは驚きましたが、
しっかりとした歯ごたえのある太平麺。頭上にキャビアを
冠していることにテンションが上がりました。

更に驚いたのはお味。焼きナスの焼き目の香ばしさの
味わいがソースに出ているのです。驚きです。

メイン
・倭鴨のロースト 新牛蒡と蕗と実山椒 マルサラ酒のソース
カカオオイル 新牛蒡のピューレとシブレットの花

皮目にしっかりと焼きが入れられた倭鴨。実山椒が
濃厚なソースに爽やかさを吹き込んでいました。
新牛蒡のピューレの美味しさにも驚きです。

さて、お料理の美味しさに魅了されていたこともあり、
コースはデザートになるのですが、勧められるままに
チーズの盛り合わせをお願いしました。

まあ、少しでもこの時間を楽しみたいという思いからですね。

タイプの違う3種のチーズに蜂蜜とドライフルーツの練り
込まれたパンが添えられます。違った味わいを楽しむ
ことができました。

さて、デザートです。
・焼き立てのホワイトチョコレートのスポンジケーキ
カモミールのクリームとカモミールのジェラート
カカオバターを削って、古都華の温かいソース

供されたデザートの上に更に目前でカカオバター
が削り掛けられます。途中でケーキにいちごソース
を注ぎかけていただくことになります。

でも、一番印象に残るのはカモミールのジェラート。
甘みが抑えられたジェラートのお味は忘れられない
ものなりました。市販されてないかな?

最後にお茶とお茶菓子が供されます。
・お茶菓子は吉野の蓬のスフレチーズケーキ

お茶はね、スタッフさんが、茶葉等を目前に持て来られ
6種の中からセレクトすることができるのです。
その中には生のハーブもありましたが、「べにふうき」
「春摘み」というティーをお願いしました。

全てのお料理に主に大和のお野菜が利用されていました。
お味はベースのソースの味わいにお野菜やアクセントの
ハーブ等幾重にも折り重なるお味を楽しめるお料理と
いえるのではないでしょうか。

店名の「COMMUNICO」、「local gastronomy」の
表記にもオーナーシェフの想い、拘りが現れています。

気軽に日常使いというには少し敷居が高いかもですが、
素敵なお料理、フレンドリーで暖かいスタッフ、雰囲気、
ミシュラン一つ星も単なる通過点となるお店ではないで
しょうか。

入店からお店を出るまで2時間半も滞在してしまいましたが、
時間を長く感じることもなく、むしろ短く感じる位素敵な
お店でした。

ご馳走様でした~。

2022/06/06 更新

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