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玉赤
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焼き穴子
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鰻を巻き込んだ握り
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ゲソ
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鯖握りを、一貫は昆布をのせ、もう一貫は千枚漬けを乗せる
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小肌
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甘鯛と喉黒の塩焼き
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蛸の和え物
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私は「鮨」が大好きです。
料理で一番大切なのはゲストが幸せな時を刻めるように「ご馳走」という文字どおり奔走し、
心を込めて手間暇かけて調理したものをサーブする、ということではないかと思います。
その点、鮨はそのまんまの料理であり、
またゲストは料理人の一部始終をカウンター越しに観劇することができるのです。
まさに「Hand to Hand」で作られたものがそのままサーブされる、
偽りのないドラマティックなステージと言えますよね。
長年私は鮨は江戸前、東京のお家芸だと思ってました。
そして、10年ほど前に大阪での仕事の機会が増えた頃、大阪で鮨を食べたくなった時に
絶望していた私にこの店を教えてくれたのが、食通の芥川賞作家の友人です。
さて、タイトルに敢えて「Ghost Town」と書かせていただきました。
この街を愛する地元の方々にはこの表現を使用したことをお詫びします。
しかしながら、まさかこのエリアにゲストに至福の瞬間を提供する鮨屋があるとは思えない。
これが銀座や北新地のような華やかな場所にあるのではなく、かくも無機質なところに存在するがゆえ、
余計なことに気をとらわれず「旨い鮨で幸せになる」ことに五感のすべてを集中させることができるのではないかと。
だから、私には「Ghost Townに天国の扉あり」と思うのです。
ここの店主は強面に見えます。
しかしながら、薄いガラスのように繊細な心を持ち、
ゲストに幸せを感じさせるかに自分の美意識のすべてを費やす芸術家のような人です。
江戸前鮨とは色々違います。
ヒトサラごとに独創的な工夫が込められてます。
鯖握りを、一貫は昆布をのせ、もう一貫は千枚漬けを乗せる。
東京では味わえない快楽、鰻を巻き込んだ握りが旨い。
キンキに肝と芽ネギを乗せる。
小肌の新子は瓦葺のように仕上げる。
まるでミュージアムの展示を見ているように楽しい。
そして、どのヒトサラも理にかなった旨さは保障されている。
私の表現力が乏しく、これ以上お伝えすることができないのが申し訳ない限りです。
ぜひこの無機質な街に潜む「天国の扉」を開けていただき、
ステキに広がる「まさるワールド」を存分に体感していただければと思います。
masarucciが心からレコメンドする「鮨まさる」をよろしくお願い申し上げます。
最後まで読んでいただき感謝です！
Peace on Earth,
masarucci