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夜の点数：5.0
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￥2,000～￥2,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 5.0
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 3.5
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［ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気5.0
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| 酒・ドリンク3.5 ］
20数年ぶりに食べて、その美味さを認識しました
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創業98年目の八栄亭
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黙々と素早く炭焼きで。
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たまひも
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鴨ねぎ
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しんぞう
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骨付きもも焼き（切られて出されているの図）
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ししとう
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2009/10/24 更新
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かつては東の吉原、西の福原と呼ばれていた神戸・福原を含んだエリア“新開地”。
以前は根性がないと中々足を踏み入れることができないエリアでした。
かなり背伸びをして小学6年の時に友達と、かの淀川長治氏も子供の頃から通っていたと言う神戸を代表する映画館「聚楽館」に足を運んで「JAWS」を観て、怪しいおっさん達の往来するこの界隈を恐る恐る歩いたのは30年以上も前のこと。
高校時代には名画座となった聚楽館に足繁く通っていましたが、新開地と湊川公園(福原方面)を大きな山手幹線道路を越えることはなく、大学を卒業、就職して暫くしてから、やっと湊川公園方面に足を踏み入れることができました。
初めてこのエリアに足を踏み入れた時に時間調整のために(何故かは聞かないで下さい)寄ったのが、この【八栄亭上店】。お店の佇まいは当時のまま。
福原エイズ騒動(日本で初めてのエイズ患者が確認されたのが福原のSL)、阪神・淡路大震災を経た今は、あの頃の喧騒はどこえやら。まるでひなびた平日の地方の温泉地のような寂しい状況になっている中で、こちらのお店は毅然と存在していました。
夕方5時。先に入っている筈の知人2人を探して引き戸を開けると、10席ほどのカウンターと4人掛けテーブルは既に満席。4代目(!)若女将の指示で常連さんが奥から丸椅子を出してカウンター、しかも焼き台の真ん前に陣取っている2人の後に急拵えの席を作ってくれました。飲み物のオーダーもそこそこに立て続けに焼き物をオーダーしちまいました。
こちらのお店は焼き物はどれも1皿2本(300円)ですが3人組だと、言わずとも3本にして出してくれます。
鴨ネギ、骨付もも焼き、ししとう、一品料理のささみワサビ…
食ってビックリ！
美味い！どれも美味過ぎる！！
追加で、玉ひも、しんぞう等々を追加。“はつ”と思っていた「しんぞう」は普段食べている“はつ”ではありませんでしたが食感・味共、絶品でした！！…これどの部位やろ？！
創業来98年の間、注ぎ足し注ぎ足しされたタレは甘からず辛からずスッキリしていて、適度な塩気と絶妙な旨味を醸し出しています。
初代女将である八重さんが、このタレの甕をもって神戸大空襲をくぐり抜けたという話は有名で、全国的に戦中にタレを抱えて逃げたと言う話が残っていますが、こちらのお店の話が全国に伝播して置き換えたという説もあるぐらい。
伝説のタレは、若い頃に食べた時に得られなかった感動を与えてくれました。
いろんな味を知って、20数年ぶりに戻ってその美味さに改めて気付きました。
小さな焼き台で忙しくしていながらも、適度に構ってくれて、いなしてくれる三代目、四代目の接客にも感服しました。
私の中ではNo.1の焼鳥です。
東京から来た居酒屋フリークの2人も大絶賛いただくことができて、こちらまで誇らしい気持ちになったのでした。
神戸に還ったら行きたくなるお店ですね。