レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2014/10訪問 2014/10/01
京都市下京区の寺町通沿いで、仏光寺通と高辻通の間の西側に位置する。
外観は暖簾を掲げて和を意識したような雰囲気で、店頭にはウォーターサーバーが設置されている。
店内はこぢんまりとしていて、ガラス面が広いので陽光が明るくて清潔感が漂う空間である。
メニューはラーメンが4種類で、それぞれスープは黒か白のどちらかを選択することができる。
トッピングの違いでそれぞれ分けられており、黒は濃口黒醤油で白が白醤油を使った出汁風である。
お冷は金属製のタンブラーに入れられていて、卓上にはとろろ昆布や山椒、胡椒、七味が置かれている。
ランチタイムはセットが充実しており、支那そばとこだわり和牛めしの組み合わせは1100円である。
支那そばの器はやや小ぶりで、和牛めしと小皿に添えられた柚子皮を木の盆で一緒に乗せて提供される。
白のスープは白醤油がベースなので、きれいに透き通っていて見た目も上品に仕上げられている。
和風出汁が効いているので繊細で洗練されており、あっさりとしていてほんのりと甘みが感じられる。
スープにとろろ昆布を加えると、主張は控えめながらも丸みのある旨みがまろやかに醸し出されている。
更に刻まれた柚子皮を入れると、風味豊かな香りが広がって爽やかですっきりとした味の変化が楽しめる。
とろろ昆布や柚子皮も見事に調和しており、さっぱりとしたコクと深みのある奥ゆかしい味わいである。
麺は中細のストレートで、やや硬めの茹で加減。
もちもちとした程良い弾力が感じられるので、存在感があって小麦本来の風味を味わうことができる。
スープとの馴染みも良くて麺肌がつるつるとしているので、なめらかな優しい口当たりである。
トッピングはチャーシュー、煮玉子、メンマ、白髪ネギ、板海苔が美しく盛り付けられている。
チャーシューは京都ポークが使われており、張りがあって身が引き締まっているので歯応えも感じられる。
煮玉子はとろとろの半熟で、ほんのりと甘くて産地にもこだわられているので良質さが伝わってくる。
メンマは極太ながらも柔らかく煮込まれており、しっとりしていてシャキシャキとした食感が楽しめる。
ネギは白髪ネギと青ネギが添えられているので、風味が良くてスープが引き立てられている印象である。
こだわりの和牛めしは脂身が多めながらも、上質な牛肉が贅沢にふんだんに使われているのが特徴。
牛肉は国内の産地と牛の個体識別番号が掲げられており、きめ細かくてしっとりとした質感である。
大ぶりにスライスされていて、甘辛く煮込まれているので柔らかくて脂の旨みがしっかりと堪能できる。
一つひとつにこだわりが感じられる内容ながらも、全体的にバランス良くまとまっている印象。
丁寧な応対を意識されているので気配りが心地良く、幅広い客層に支持されている人気の店である。
3位
1回
2014/04訪問 2014/04/30
各線梅田駅から徒歩圏内で、西天満にある妙香院付近に位置する。
外観はレンガ造りの佇まいで、間口は暗くて店頭の看板は電気が消されたままの状態である。
店内は飾り気がなく大衆的な印象で、もくもくと白煙が立ち込めていて非常に賑わっている。
入口近くのカレンダーには予約がびっしりと書き込まれており、かなりの人気の高さが伺える。
メニューは赤身やホルモンをメインに、様々な種類の盛り合わせが充実している。
発泡酒が中ジョッキで98円と破格で提供されており、ドリンクも幅広いラインナップである。
スタッフのおすすめで受動的に決まっていくものの、内容についても親切に説明してくれる。
究極のあぶり塩メガ盛りは、1380円。
トロモモとハートとクラシタスジの3種類の盛り合わせで、300gの重量である。
焼く時間は4秒・8秒・12秒と伝えられるので、肉の鮮度の良さに自信を感じさせられる。
トロモモは程よく脂身があって柔らかく、レモン汁を搾ってかけるだけでも十分味わえる。
ハートは全く臭みがなくてあっさりしており、生で食べられそうなくらいの新鮮さを実感できる。
クラシタスジはしっかりと旨みが凝縮されていて、柔らかくてとろけるような口当たりである。
外バラ250は一組一皿の特別奉仕で、極上のバラ肉が小皿にこんもりと盛り付けられている。
バラ肉にたれがかけられており、炙るように焼き上げるだけで溢れ出る脂の甘みが楽しめる。
しっかりと脂が乗っていてこってりしているものの、濃厚で上質な旨みを堪能することができる。
黒毛和牛なので全体的に肉質は抜群で、まるで隠れ家のような雰囲気を醸し出しているのが特徴。
リーズナブルな価格設定ながらも、盛り合わせはボリュームがあるので満足度の高い店である。
京都市中京区で、御幸町夷川から10m上がった東側に位置する。
外観は白を基調にした落ち着きのあるモダンな佇まいで、すっきりとしていて上品な雰囲気である。
店内は間接照明で明るさを抑えてスタイリッシュに演出されており、窓からは坪庭を眺めることができる。
カウンターは立派な一枚板で、床もすべて無垢の木で作られているので温かみが感じられる空間である。
元々は車のガレージだったので、天井にも面影があって壁がむき出しのままで無骨な部分も垣間見える。
ランチメニューは3種類の価格帯で、シェフおすすめのコースや要予約のブイヤベースも用意されている。
メニューBは、前菜、スープ、メイン、パン、食後に飲み物が付いて2000円という価格設定である。
前菜、メイン1品、デザート、飲み物は選べて、300円を追加するとデザートを付けることができる。
ドリンクはスパークリングワインで、フランソワ モンタン ブリュットのハーフボトル。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られており、繊細な酸味でフルーティーな味わいを堪能できる。
アミューズはジャガイモのミルフィーユ仕立てで、プレートにバジルソースが添えられている。
一口サイズに生地が重ねられており、サクサクとしていてペースト状のジャガイモをまったりと味わえる。
前菜は軽くスモークしたノルウェーサーモンのコンフィで、ポーチドエッグとサラダが添えられている。
サーモンは塩気を抑えてゴマがあしらわれており、ポーチドエッグを崩すと黄身がとろんと流れてくる。
低い温度でじっくりと加熱されているので、レアな質感も兼ね備えられていてしっとりと柔らかい。
サラダはオリーブオイルと塩で薄らと味が付けられているので、シンプルながらもあっさりと味わえる。
サーモンは厚切りの大ぶりなので、メインと錯覚するかのようにボリュームが感じられる内容である。
パンは自家製のバゲットとブールの二種類で、生ハムが練り込まれたバターがプレートに添えられている。
バケットはクラストがパリッとしていてクラムはむっちりしており、ブールは全体がソフトな質感である。
パンはリベイクして提供されるのでほんのりと温かく、食べ終わると追加が必要かどうか確認してくれる。
菊芋のポタージュはコーヒー豆を挽いて風味付けされており、薄く揚げた菊芋がトッピングされている。
どろどろした滑らかな口当たりで、コクがある濃厚な甘みで素材が生かされたまろやかな仕上がりである。
フォアグラが入った和牛ハンバーグはこんがり焼き上げられており、マッシュポテトの上に鎮座している。
ソースは甘みのあるポルト酒をベースに煮詰めて作られているので、さっぱりしていて風味豊かである。
ハンバーグには小さくカットされたフォアグラが入っており、適度に柔らかくて旨みが凝縮されている。
付け合わせはエシャロット、ナス、サンドマメ、青菜で、ソテーされてから積み上げられた状態である。
旬の食材や京野菜の使い方が絶妙で、旨みが最大限まで引き出されていて素材にもこだわりを感じられる。
ウフアラネージュはキューブ型で、メレンゲの表面はバーナーでしっかりと焦げ目が付けられている。
メレンゲはふわふわとしていて軽やかなので、自然にしゅわっととろけるような優しい口当たりである。
レモンカスタードソースが敷かれており、散りばめられたクランブルのサクサクとした食感が香ばしい。
メレンゲと見事に調和しているので、トッピングされたキャラメルアイスと相まって温度差も楽しめる。
それぞれが重なり合って奥ゆかしく、わずかながらにソースから感じられる程良い酸味が爽やかである。
食後の飲み物はコーヒーか紅茶で、コーヒーは酸味が抑えられていて深みのある苦味を心地良く味わえる。
全体的にサーブのタイミングも良く、帰り際にはオーナーシェフが挨拶に来てお見送りしてくれる。
ナイフとフォークに箸まで一緒に並ぶカジュアルさが特徴で、気軽にフレンチを楽しめる印象の店である。