レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2016/12訪問 2016/12/29
京都市中京区の堀川通にある堀川三条交差点付近で、京都三条会商店街の岩上通と猪熊通の間に位置する。
外観は所々に赤い提灯をぶら下げて装飾された佇まいで、味噌店の大きな看板がそのまま掲げられている。
店内は町家を改装して黒を基調にまとめられており、中国の文化を融合させたような独特の雰囲気である。
ランチメニューは800円に統一した価格設定で、定番や週替わりが用意されていて種類が充実している。
すべてのランチメニューに200円を追加すると、小籠包が2つとデザートをセットにできる内容である。
ランチはライスとスープにザーサイがセットで、ご飯のおかわりや平日はおかゆに変更することができる。
小籠包は適温のスープがたっぷりと包まれており、皮が薄くて旨みが凝縮された上品な味わいを楽しめる。
細かく刻まれた針生姜が小皿で一緒に添えられるので、黒酢をかけて小籠包に乗せても相性が抜群である。
海老と玉子のチリソース煮は揚げそばに乗せられており、エビチリを玉子でとじてから仕上げられている。
エビは張りがあって大ぶりなぷりぷりした質感で、玉子はふんわりしていてまろやかな優しい辛みである。
揚げそばはチリソースが馴染んでしっとりしており、玉子と一体感があって辛みの中に甘みも感じられる。
スープはカップに入っていてコーンと玉子がバランス良く、わずかにとろみがあってあっさりとしている。
ザーサイは甘辛さが絶妙なコリコリとした食感で、デザートの杏仁豆腐は濃厚でしっかりした甘みである。
小籠包は上海出身の点心師が一つひとつ作っており、皮や餡の素材や鮮度にもこだわられているのが特徴。
ランチタイムは店頭に行列ができる程の人気ぶりで、様々なシーンに合わせて利用できる印象の店である。
3位
1回
2016/04訪問 2016/04/10
京都市の東山区にある縄手通と花見小路通との間で、四条通から切通しを上がった角地に位置する。
外観は町家を改装された落ち着きのある佇まいで、店頭に杉玉が吊るされていて和の趣が漂っている。
店内は1階がカウンターのみの大衆的な雰囲気で、活気があって温かみを感じる和やかな空間である。
メニューは壁のあちこちに貼り出されており、日本酒と相性の良い料理が豊富に取り揃えられている。
滋賀の酒蔵である岡本本家の直営で、日本酒は単一銘柄ながらも価格が抑えられているのが特徴である。
日本酒は近江米を用いて昔ながらの製法にこだわられており、数字は精米度合で色は瓶を表されている。
しぼりたて生原酒は290円で、グラスの受け皿に溢れるまで一升瓶から直接なみなみと注いでくれる。
華やかな香りと爽やかなコクを兼ね備えられた味わいで、甘みがあってすっきりとした口当たりである。
食べたいお造り三種盛は20種類近くの中から、好きな種類を3つ選んで盛り合わせにして提供される。
大葉や海藻クリスタルを一緒に添えられた丁寧な盛り付けで、見た目からも鮮度の良さが伝わってくる。
価格の異なる3種類を選ぶことができるので、内容は天然真鯛、本マグロ中トロ、トロサーモンである。
天然真鯛はしっとりした質感でぷりぷりと身が締まっており、淡白ながらもほのかに旨みも感じられる。
中トロはとろけるように脂が乗っており、トロサーモンは上質な旨みの中にほんのり甘みを堪能できる。
鯖寿司は鯖が分厚くて食べ応えも十分で、皮の模様が美しくてまろやかな浅締めに仕上げられている。
シャリと鯖の間に生姜が挟まれており、しっとりした質感で優しい甘みと酸味のバランスが絶妙である。
白えびのかき揚げはサクサクと揚げられた状態で、塩が全体に振りかけられていてしっかり効いている。
寒ブリの西京焼はほくほくした食感で柔らかく、西京味噌の上品な甘みで素材の旨みが存分に楽しめる。
のどぐろの一夜干しは旨みが凝縮されており、くじら竜田揚げは下味が付けられていて風味豊かである。
ミックス南蛮漬は様々な種類の魚で、それぞれ旨みが引き立てられていて酸味がさっぱりと感じられる。
立地が祇園ながらも席料やお通しがなく、蔵元直送の日本酒をリーズナブルに飲み比べすることができる。
全体的に良心的な価格設定で、観光客や外国人も入り混じる幅広い客層に親しまれている印象の店である。
京都市の中京区にある先斗町の中程の西側で、四条通から上るとしだれ桜京庭園付近に位置する。
外観は町家を改装したような趣のある佇まいで、店名が記載された大きな赤い提灯が掲げられている。
店内は黒を基調にして照明が抑えられており、統一感があって温かみ溢れる落ち着いた雰囲気である。
メニューはもつ鍋を中心に一品料理も充実した内容で、ドリンクの種類が豊富に取り揃えられている。
ドリンクは日本酒が20種類、焼酎は50種類、梅酒は100種類と選択肢が幅広いラインナップである。
各席の卓上にはIHヒーターが設置されており、もつ鍋はスタッフが最初から最後まで仕上げてくれる。
付きだしは鶏チャーシュー、スモークレバー、おからサラダで、人数分まとめて三段箱で運ばれてくる。
小鉢は野菜のみを炊き上げたおばんざいで、長い待ち時間が発生するとサービスしてくれる一品である。
もつ鍋のスープには化学調味料が使われておらず、10時間以上かけて天然素材のみで仕込まれている。
まろやかな白味噌仕立てでニンニクも効いており、白濁していて風味豊かで自然な優しい味わいである。
具材はもつ、キャベツ、ニラ、もやし、水菜、牛蒡、揚げだし豆腐で、煮込みながら味の変化を楽しめる。
薬味はすりごま、韓国唐辛子、柚子胡椒、黒山椒で、糸かつおも別の容器に入れて一式が用意されている。
もつは丁寧に下処理されているので臭みが一切なく、ぷるぷるした質感で脂の甘みがほのかに感じられる。
野菜は柔らかくなるまでじっくり煮込まれるので、濃厚なスープに馴染んでコクのある甘みを堪能できる。
〆の全粒麺は小麦の種皮が練り込まれているので、程良く弾力があってもちもちとした独特の食感である。
肉味噌ごはんは甘辛い肉味噌と薬味が添えられており、良質な肉のミンチと老舗の味噌が合わられている。
ご飯はボリュームがあって食べ応えが十分で、肉味噌を乗せたり薬味を混ぜたりして楽しむことができる。
わらび餅は自家製で黒蜜が添えられており、ほんのりと甘みがあって黒糖の風味がしっかり伝わってくる。
食後は小ぶりな器に入った抹茶アイスと一緒に、一保堂茶舗の茶葉を使った温かいいり番茶が提供される。
週末は予約ができないので絶えず行列が発生しており、待ち時間は不可避ながらも満足度の高い店である。