1回
2024/01 訪問
料理は"食感"も大事ということを強く知ることができた。感動したランチ。
■先付 揚胡麻豆腐 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■先付 揚胡麻豆腐 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■御椀 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■八寸 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■八寸 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■強肴 鰹藁焼き ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■強肴 鰹藁焼き ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■強肴 鰹藁焼き ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■焼き物 あぶらぼうずの幽庵焼き ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■焼き物 あぶらぼうずの幽庵焼き ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■煮物 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■煮物 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 炊き上がる前 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 土鍋のごはん ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 土鍋のごはん ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 土鍋のごはん ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 蒸らす前のごはん ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 お新香とじゃこと赤だしと玉子焼き ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 玉子焼き ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 ごはん 蒸らし完了 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 赤だし ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■食事 お焦げ ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■甘味 わらび餅 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
■甘味 わらび餅 ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
2024/02/17 更新
奮発して銀座で日本料理のランチ。
このくらいの値段を出せば、どこでもこのくらいの満足感が得られるのだろうか。
普段あまり頂かないクラス(お値段)の料理なので評価ができないんだけど、、、
とにかく今回は大満足。
5点をつけたいくらいだけど、M1の審査員のように、まだ見ぬお店を考慮してこのくらいに留めました。
こちらのコースを食べログから当日の朝に予約して伺いました。
◆ ランチ懐石コース 10,395円(税込み)
【ランチ】【会食・顔合わせに】先付に始まり、御椀 八寸と銀座の名店で楽しむ懐石コース
「名物のかつをのわら焼きと厳選された旬の食材を最高な形でご用意しております。
五感で楽しめるコースとなっています。」
メニューは以下の通り
(メニューの内容は思い出せる限り思い出して記載しています。不正確かも知れません。)
■先付
・揚胡麻豆腐
■御椀
・髭鱈(ひげだら)/もち/かぶ/青菜
■八寸
・茶碗蒸し/ナマコと晩白柚の酢味噌和え/菜の花と子持ち昆布の辛し和え/牛タンコロッケ/カラスミのおにぎり?
■強肴
・鰹藁焼き
■焼き物
・あぶらぼうずの幽庵焼き
■煮物
・帆立/里芋/ブロッコリー
■食事
・土鍋御飯/お新香/赤だし
■甘味
・蕨餅
店内はカウンター席が6席と、個室あり。
私はカウンターの右端にご案内いただきました。
左端には常連のおひとり様。
1時間経ったくらいから外国人のおひとり様がカウンター真ん中にいらっしゃいました。
飲み物はお茶と水をオーダーし、コース料理の開始。
一品目は先付の「揚胡麻豆腐」
美味い!!
このコースが素晴らしいものだと確信させるほど、美味しかった。
パリッとした表面と、とぅるとぅるの胡麻豆腐。
表面の揚がってる部分がかなり薄くて技術を感じる。
思わず「これ美味しいですね」と板前さんに声をかけると、
「ありがとうございます。こちらは1品目として必ずお出ししてるんです。」とのご回答。
二品目は椀物
髭鱈(ひげだら)、かぶ、おもち、青菜の入ったすまし汁
優しい味でほっこりする。
髭鱈(ひげだら)は正式名称は「ヨロイイタチウオ」というらしい。
あまり市場に出回らない高級魚とのこと。
ホロホロですごく美味しい。
かぶが柔らかくて、お出しが染みててうまい。
お餅もあり得ないくらい柔らかい。
美味しすぎる。
三品目は八寸
茶碗蒸しには生麩と湯葉が入っていて、醤油味のあんがかかってる。
玉子は少し固め。
これもめちゃくちゃ美味しい。
小皿にはナマコとヴァンペイユの酢味噌和え
ナマコの食感がすごくいい。
固いんだけど、すーっとゆっくり歯が入っていく感じが心地よい。
ヴァンペイユのさわやかな酸味と酢味噌もとても相性がよくて、美味しい。
ひょうたん型の器には、菜の花と子持ち昆布のからし和え
これにはびっくりした。
菜の花ってほんとはあまり好きではない食材なんだけど、こちらはめちゃくちゃ美味しかった。
柔らかくも食感が残っていて、とても心地よい。
からし味がスッキリしてて、美味しい。
牛タンのコロッケの下にはシャリシャリ感のあるソース
くどくない、軽いコロッケ
これもとても美味しい
おにぎり?おにぎらず?
海苔の上にごはん(もち米とのこと)とカラスミを削ったもの。
ふわふわのごはん。
美味しい。
続いてこのお店の名物、鰹のわら焼き
カウンターだから、調理工程が見られるのが楽しい。
木箱に入った鰹の切り身を取り出し、串うちをして藁で炙る。
刺身包丁で鰹を切る。
スライスとブロック形の2種の切り方で提供。
付け合わせと薬味は、オニオンスライスと分葱、にんにくにワサビ、ポン酢。
ワサビは目の前で一所懸命すってくれたてたもの
鰹はワサビとニンニクスライスと塩でいただくのがおすすめ。
藁の香りが感じられるとのこと。
鰹はとても柔らかい。
筋を感じない。
美味しい。
次は焼き魚で、あぶらぼうずの幽庵焼き
ほろほろもほろほろ。
脂が乗ってて、そこに味噌の味。
旨すぎるやろー!
少しあぶらぼうずについて調べてみた。
体長180cm、体重90kgに達する深海魚。
「全身が大トロ」と言われるくらい脂が乗ってることで有名だそう。
名前の由来も体の約40%が脂肪分だからとのこと。
薬味は大根おろし
ゆずも入ってるかな?
辛味あり
鬼下ろしなのかな、かなり荒くすってあって、大根の固まりあり
脂が乗っててほろほろ
うますぎる
皮もうまい。
煮物は、帆立と里芋とブロッコリー
下仁田ネギのソース
帆立は大振りでぷりぷり。
里芋は滑らか。
ブロッコリーまで美味しい。
そして、このソース、うま。
自宅だったらソース全部舐め回してた
お米は土鍋で炊いてくれるんだけど、炊く過程の4段階で提供してくれる。
1.炊きあがる前
2.蒸らす前
3.蒸らし後
4.お焦げ
面白い。
まずは1.で、芯のある状態をちょっとだけ。
確かに固い。
次は2.の炊き上がり状態
まだ固い、でも美味しい。
けど好きな人もいるかも。
蒸らしが大事ということがよく分かる。
そして3.の蒸らし後をいただく。
同時に5種のお新香と赤だし。
お新香は、いぶりがっこ、山芋、糠漬けにあさづけ
小皿にはじゃこと生山椒。
これがどれもめちゃくちゃうまい。
浅漬けは、シャキシャキ。
山芋もシャッキシャキ。
すごいシャキシャキ感。
生山椒、スパイシーで噛むとさわやかさが口の中ではじける。
そして玉子焼き。
ふっわふわ。
魚のほぐし味(たぶん、あぶらぼうずの幽庵焼き)が中に入ってて、付け合わせは鬼下ろしの大根
美味しすぎる。
ごはん何杯でもいけるけど、お代わりは1杯でやめといた。
赤だしには豆腐となめこ
どちらも食感がよい
最後におこげ。少し醤油を垂らして。
美味しい。醤油せんべいみたい。
最後に甘味。
わらび餅か黒豆のアイスが選べるとのことで、わらび餅を選択。
これも用意してる様子を目の前で見られて面白い。
わらび餅がとにかくとろとろ。
ほぼ水やん。どうやって形を留めてるん?と言いたくなるくらいにとろとろ。
めちゃくちゃ美味しい。
2時間、ずっと楽しいコースだった。
お相手をしてくださった板前さんの接客の距離感も絶妙で、ホスピタリティも素晴らしい。
自分としては奮発したランチだったけど、充分な満足感。
自信をもっておすすめできるお店。