HAMACHI!さんが投稿したITAMESHI (東京/五反田)の口コミ詳細

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まわりの元気ぐるめ

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閉店ITAMESHI 五反田、大崎広小路、不動前/日本料理、イノベーティブ、ワインバー

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.4
      • |酒・ドリンク 4.2
1回目

2018/09 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

「ネタバレ」あり!クリエイティブで美味しく,エンタメ成分高めな「ITA MESHI」 五反田

グルメな友人にも恵まれているHAMACHI!です。
五反田に,オープンして間もない,「何が出てくるか予測できないけど,美味しいお店ができたよ」と,誘ってもらい,行ってきました。
五反田の駅からは,10分くらい歩くかな。目黒川を超えたちょっと先です。

おお!クールな店構え。
大きな暖簾をくぐってみると,スタッフさんが笑顔で迎えてくれます。

カウンターに案内されました。
キッチンの様子が手に取るようにわかります。

ここ,特等席かも。
奥に個室があるので,

ちょっと覗かせてもらいました。
向こうのカウンターから,お料理が出るようです。
上手くできてる!

「いぶし銀」のようなカラーで統一された店内。
オシャレですね。
「何が出てくるか予測できないけど」ってなんだ?そりゃ?

コレです。
「交響食第一パン…」って,ダジャレ?
もうね,ここまで読んで,行きたくなった人は,この先読まないで,予約して行っちゃって下さい。
以下,ネタバレになります。

先付「P.P.A.P」
P.P.A.Pって,あれですよね?
あ,でも,「ペン」は,入ってません。

この料理にマッチするのが,こちらの「VALDIVIESO」。
スパークリングワインです。
このお店,料理とのペアリングを吟味してオススメしてくれるので,料理とドリンクをしっかり堪能したい人には,ペアリングコースが良さそうです。僕はそれ程飲めないので,あとは,ちょっと控え目に…
と,ドリンクメニューを見たら,

な,なんですか?「バブル時代の定番バイオレットフィズ」って!
いや,たしかに,定番だったとは思いますけれど,こんな感じで,ちょっとクスッとさせる要素がドリンクのメニューにも。
で,先ほどの,「P.P.A.P」
Pパイナップル,Pパクチー,A甘エビ,PプロシュートのP.P.A.Pです。
え?「甘エビ」だけ日本語?いや,あまり突っ込まないであげてください。
「ぜひ,一口でいってください。」
で,「このスパークリングワインを」との指示通りいただいたら,
相性のいい組み合わせが口の中で重なっていく楽しさ!
パクチーは,最初パセリで考えたとのことでも,パセリだと物足りないのでパクチーになったと裏話も。
Valdivieso(バルディビエソ)は,軽くてちょっぴり辛口,フルーティなスパークリングワインで,「マリアージュ」って,こういうことなんだなと,出だしから感激。
続いては,

なにやら木の枝のようなものが運ばれてきました。
枯れ木に花が咲いていくように,

お料理が乗せられていきます。
題して,「目黒川と桜」。
上手いなぁ。
そうそう「イタメシ」って言葉も,バブル時代の言葉ですよね。
僕らは,自然に入ってきますが,今だと,「イタリアン」ってちゃんと言うような気も…(笑)。
で,このお店の名前「ITAMESHI」は,そのイタリアンの「イタメシ」と,「板前」さんが作る「飯」をかけているんだそうです。
和とイタリアンにこだわらず,世界各国の料理を取り入れて展開する,創作料理。

ぷるんぷるんのパンナコッタの豆腐バージョン
ま,言ってみれば,冷や奴です。
でも,プルンプルンなんですよ。濃厚な豆腐と鰹節,それに乗せられた紅大根の食感。

「目黒」といえば「秋刀魚(さんま)」ですよね。
いや,知らない人にはわからないかもしれませんが,目黒で秋刀魚が有名なのは,古典落語の「目黒のさんま」から来ているんです。
秋刀魚とマスカルポーネの組み合わせ,面白いなぁ。
で,

ポリポリと食感も楽しめる,ゴボウの胡麻和えで,

桜が完成。
ワクワクしながら,先に渡されたメニューを見て想像をするんですが,その想像を超えたものが出てきます。

もう一杯は,カールスバーグの生。
綺麗に注いでくれると,気持ちも上がります。
さぁ,次は,なんだろ?「酢豚」?

え?酢豚?これ,酢豚?

脂の乗った豚の頬肉とバルサミコ酢で,「酢飯」。
お寿司で,酢豚とは,これまたクリエイティブ!

キッチンから,次に出てくるものがチラチラと見えるのですが,次は…

お椀「縁+平和」
これ,抹茶じゃないの?

抹茶をかき混ぜる「茶筅」もついてきました。
「間違えて,かき混ぜないで下さいね。」と板前さんから,一言。

よく見ると,クルトンが入っているではないですか!

で,ミドリとヘイワ?
ミドリは,グリーン ヘイワは,ピース…
グリーンとピースで,
はい!「グリーンピース」のポタージュスープです。
これまた,一本やられました。

お客様のお腹の具合を考えると,このタイミングということで,運ばれてきたのが,メニューの最初に書いてあった,
添え物「交響食第一パンバパパパーン 笑ってハイチーズ!!」
なんだよ,それ?
目の前に運ばれてきても,全くわかりません。
黒いのは炭?
藁は納豆?
頭の中がますます混乱します(笑)。

バパパパーンと,藁を開くと,中身はチーズ。
これは,ブルーチーズとクリームチーズのコンビネーションで練られたもの。
で,パンに塗りやすいように作ったとのこと。

そう,黒いのは,もちろん炭ではなくて,「パン」でした。
なんだか,美味しいけど,楽しくなってきちゃったぞ。

次は,

これが運ばれてきて,

向付「本日のお刺身三点盛り」です。
本鮪とマコガレイは,バルサミコポン酢で,

ヤリイカは,納豆醤油で。
おお!この組み合わせがありましたか!
ねっとり感とコクが強まりますね。

ツマまで,美味しい,バルサミコポン酢。

次は…

おお?

お肉が焼かれて,ウズラの卵がのせられて…

焼物「カルボナーラ米と自由自由」
カルボナーラだから,パスタかと思いきや,リゾット風で,
「自由自由」は,「じゅーじゅー」焼肉です。

生コショウが付いてくるので,

卵を崩して,

生胡椒も入れて,焼肉で巻いて,ぱくりと一口で。
香ばしさ,焼きの巧さ,チーズの甘さとコク,で,ちょっぴりスパイシーなカルボナーラ入り焼き肉が完成。
お肉は,尾花沢のミスジ。雪降り和牛と呼ばれているそうで,とても柔らか。

飲み物は,軽めに,「モスコミュール」
ね?可笑しいでしょ?角度が。
「モスコミュール」もバブル時代に流行りましたよね。
今でも,僕は,飲みますけれど。
先ほどの黒いパン,「食べ過ぎないで下さいね。」って言われた訳がわかりました。

「ボディーブロー」です。
低温調理の鳥のレバーのマリネは華やかな味付け
コリンキーカボチャのピクルスがついてきます。
ポリポリするからポリンキーかと思ったけど,そんなカボチャありません。生でも食べられる黄色いカボチャ「コリンキー」です。
ボディブローを待つまでもなく,徐々に胃袋に効いてきます。

箸休め「アジアの味やぁー」"
これも,「一口」で食べて下さいと。

中には,アイス?
また,オヤジギャグが入ってます。が,嫌いじゃありません。
むしろ,どんどんやってください。
ココナツアイスとグリーンカレーが入ってます。
で,口の中でアジアになる
美味くできてます。
面白い!
パリパリの最中を一口で食べる。「一口で」が味わい方,食べて納得。
おしとやかに半分くらいで嚙みきると,中からグリーンカレーがこぼれるので,要注意とのこと。
一気に一口でいきましょう。

フォアグラが見えちゃった!

マリナーラトマトと,フォアグラ。
「元祖」は,まだ誰もやってないから。
真似されたとしても,このお店が「元祖」を名乗れます,確かに。

旨味の効いた魚介のスープと,リゾットの香ばしさ。
トマトの爽やかな酸味でくどくならないが良いですね。
食欲をまだ刺激してくれます。

おお,何やら,始まりましたよ!
そう,これが,友人との間で,最も謎だった料理。

「Oh!91083」
「3」が,ちょっと苦しいです(笑)。

正解は,こちら。
「蛸」「Oh!91083オクトパス」です。
中に炭が入ってます。
藁の香りで燻蒸されて,朴葉の上でほんのり温かいタコの桜煮。
柔らか!
こうきたかぁ!

モスコミュールがとても美味しかったので,自家製のジンジャエールを頼んでみました。
これも,優しい味。とろみと優しい茂樹でノドが活性化します。
で,次は,ご飯。
選べるのですが,僕は,「魯肉飯」を選びました。

と思ったら,パスタです!

八角の香りで,台湾にひとっ飛びした気分に。
平打ち麺のタリアテッレがよく合います。
仕上げは,デザート。

と思ったら,卵焼き?
いえいえ,「プリンとミルクのシャーベット」です。
見た目卵焼きとのギャップががまた楽しいですね。
目をつぶって食べるとたしかにプリン。
懐かしさを感じる甘み。キャラメルはちゃんと苦味も。
一緒に出されたのは,コーン茶。
香りにすっかりやられます。
ああ,美味しかった。

クリエイティブな多国籍料理。「イタ飯」かと思ったら,最後は台湾で〆るみたいな予測のつかなさと楽しさ。
キッチンの高さが低いのもエンタメ成分高め。予約を取るときは,少人数なら,カウンターがオススメです。
ランチやアラカルトは,しばらくやらないようです。いや,この仕込みや料理の仕事量を考えると,ちょっと厳しいですよね。コースが楽しいと思います。で,コースの内容は,シーズンごとに…とおっしゃってましたが,あのダジャレの料理のタイトルと内容とペアリングを考えるのは,また,これもものすごく手間のかかることなのではないかと思います。楽しみですけれど。
というわけで,お店を出るときに,「次は、誰と一緒に来ようかな」って思ってる自分がいました。
ごちそうさまでした。

2018/09/10 更新

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