mariannneさんが投稿したKOBAYASHI(東京/六本木)の口コミ詳細

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まやのグルメ・酒場日記

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KOBAYASHI六本木一丁目、六本木、麻布十番/中華料理、イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2025/06 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

ミシュラン16年星獲得店の名シェフが腕をふるう❗️驚きと感動が続く、最先端モダンチャイニーズ。


10秒でわかる「KOBAYASHI」

▶︎ミシュラン星付きシェフが開いた最先端中華店。
▶︎シェフの料理ショーを見ながら食事を愉しめる!
▶︎シックで品のある空間&高級ホテルのような接客◎

ミシュラン16年星獲得店である、伝統的な
中国料理の名店「桃の木」で腕をふるっていた
小林シェフが昨年6月にオープンさせた新店。

これまでの伝統的なスタイルとは異なる、
攻めのモダン中国料理を取り入れたおまかせコースを、
小林シェフ自らが腕をふるい提供してくれます。

最大8名座れる落ち着いた佇まいのカウンター席は
「ULTRA K」と名付けられ、シェフ自らが自身の
料理を超えていく、という思いが込められているそう。
何品かのお料理は、目の前のキッチンでシェフが
鍋をふり、その様子を目の前の特等席で眺めることが
できるという、ライブ感も愉しむことができます。

そんなカウンター席で、小林シェフが手間と時間を
かけ、研ぎ澄まされた感性のもと作り上げる
シン・KOBAYASHI中国料理を堪能してきました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いただいたメニューは、こちら‍♀️

▶︎「1周年記念 6月・7月
 シェフおまかせコース」38,500円

 ※ドリンク割愛
 ※別途サービス料10%がかかります
 ※税込価格、2025年6月訪問時の内容です
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

▶︎梨山烏龍茶

席に着くと、まずはウェルカムドリンクとして
グラスに注がれた一杯の烏龍茶をいただきます。

台湾産の最高級の茶葉を使用したという烏龍茶は、
普段飲んでいるそれとはあまりにも風味も味も
異なり、品のある甘みと香りが素晴らしい!
喉をしっかりと潤わせ、これから始まる
KOBAYASHI劇場の幕開けを楽しむ準備は万端。

▶︎ミックスナッツの飴がけ

烏龍茶で喉を潤わしていると、コース料理が
始まる前に小皿に盛られたナッツが提供されます。
「お料理の合間にどうぞ」とのことです。

シナモンの香りがふわっと香るナッツは、飴がけ
とは言いつつ、甘さ控えめで、むしろ塩味と
ナッツ本来の旨みが引き立つような味わい。

▶︎金目鯛のしゃぶしゃぶ

ここからいよいよ、コース料理がスタート。
「本日の金目鯛は勝浦産の金目鯛です」と
見せていただいた金目鯛は、びっくりするほど
大きく、見るからにおいしそうなもので、
さすがはハイクラスなお店だなあと感動!
その金目鯛を、プリッとした食感を感じるくらいに
分厚くカットし、金華ハムや干し貝柱を使った
黄金色の頂湯スープにしゃぶしゃぶしていただきます。

それだけでも涙が出そうなほどおいしいのに、
自家製の食べるラー油や腐乳を使った醤油ソース、
品のある味わいの塩だれ、パクチーなどと
共にいただけば、旨さも愉しさも倍増!

▶︎近江鴨のロースト

低温調理された美しい色の近江鴨は、口に入れた
瞬間、とろけるような滑らかさと柔らかさ。
中国醤油に八角やラー油などさまざまな素材を
合わせた極上のソースとの相性バッチリ!

添えてある刻み野菜を一緒に巻けば、食感の
良さがプラスされ、さらにはお皿の端に盛られた
五香粉を加えれば、さらに味わい深い一皿に。

▶︎トマト、ジャガイモ、きゅうりと搾菜

夏の暑さを吹き飛ばしてくれるような涼しげかつ
華やかな盛り付けの野菜の料理たちは、それぞれ
トマトのライチ漬け、じゃがいもの炒め物、
きゅうりと搾菜の和え物と野菜の旨み、甘みを
最大限に引き出したシンプルかつ究極の逸品。

驚くほど細く、美しく、均一にカットされた
じゃがいもは、目の前で小林シェフがレシピに
ついてあれこれとお話しながら炒めてくれるのですが、
その様子はまるで、臨場感溢れるクッキングショー。
「実はこれは隠し味なんですが…」なんて、
シェフの秘密のレシピも聞けてしまいます。
中華鍋といえば、真っ黒な鉄鍋をイメージしますが、
あえてアルミの鍋を使い、色味や風味の繊細な
野菜料理を炒める場合のワンポイントテクニック
なんてものも知ることができ、これが面白い!
小林シェフの料理に対する熱意はもちろん、
気さくなお人柄も窺い知れる貴重な時間です。

▶︎KOBAYASHI 特製XO醬 ULTRAstyle

ここで登場したのは、熱々ぐつぐつのまま提供される
小さなストウブに盛られた中華版アヒージョ。
小林シェフのスペシャリテである特製の豪華すぎる
XO醬をふんだんに使用した極上の逸品です。
具材は、あえて小さめにカットせずに素材そのままの
味や食感を愉しめるトリガイ、タイラガイ、
さらには、能登の高農園から毎日届く野菜たち。

高農園とは、赤土の土づくりからこだわる
有機野菜を育てているこだわりの農園らしく、
その農園と契約して毎日、その日獲れたばかりの
旬の野菜を届けてもらっているのだとか。
なので、使う野菜は毎日異なるのだそうで、
そのサプライズ感も楽しいですね。

さらに追いXO醬できるように、と別皿で
帆立の旨みがグッと引き立つXO醬をもらえます。
それをさらにかけていただけば、海の幸、山の幸、
旨みたっぷりのオイルに、脳内が溶けるおいしさ!
使いきれなかったXO醬は、後のおつまみに。

▶︎頂湯スープ

金目鯛のしゃぶしゃぶでも登場した頂湯スープ。
今度は、1.5mmほどに切り揃えられた金華ハムの
みじん切りを仕上げに鍋に入れ、小林シェフが
目の目のキッチンでさっと火入れして出来上がり!

それを、触れるのにちょっと緊張してしまうほど
薄い景徳鎮の白磁の茶碗によそってくれます。
蓋を開けた瞬間、ちょっとこれはやばい…!
言葉にできないほどの香り、味わいに悶絶。

▶︎四川風オマールブルー

通常のオマール海老よりも3、4倍の値段が付くと
言われるオマール海老の王様「オマールブルー」。
その海老を素揚げし、四川風に仕上げた海老の
ビスクソースの海に浮かべた、豪勢な一皿。

濃厚なソースは程よくピリ辛で、これが絶品!
揚げワンタンと揚げネギの食感の良さも◎
ありそうでなかった、シェフ独自のエビチリです。

▶︎フカヒレの姿煮

気仙沼のヨシキリザメを使ったスペシャリテ。
蓋を開けた瞬間、全体が露わになるフカヒレは、
びっくりするほど大きく、厚みもあります。
シャキッとした食感とプルプルとした食感、
どちらも味わえるフカヒレは驚愕のおいしさ。
端を入れるとすっとほどけるほどの柔らかさです。

そのおいしさをさらなる高みへ引き上げるのは、
とろみのある超濃厚な旨みたっぷりスープ。
このスープ、残すのもったいないなあと
思っていたら登場したのが、一口サイズのおこげ。
このおこげがまたおいしくて、おいしくて…。

▶︎KOBAYASHIとNUMAMOTO

「世界一の技術を持つ肉師」とも言われる
ミートスペシャリスト・沼本氏が育てた
最高品質の高森和牛のもも肉(シンシン)を使った
四川料理を代表する激辛メニュー、牛肉の水煮。
実は辛いものは苦手という小林シェフが作る水煮は、
他店で味わうものとは一線を画す、風味の豊かさ、
味わい深さ、辛さの中にある旨みが素晴らしい一品。

こちらのお料理も、目の前で小林シェフが仕上げて
くれるのですが、その間からワクワクが止まらない!
そうして目の前についにやってきた一品は、
香りよし、味よし、食感よし、でもう最高!
お肉とソースの一体感が素晴らしく、一口頬張った
瞬間、頬が自然とゆるむ極上の味わい。
こんなに旨みがあって、品のある水煮は人生初!
ちょこんと盛られた白米も出してもらえるので、
もちろん、お肉とソースをのせていただきます。
すみません、ご飯あと10膳ほどくださーい!

▶︎豚肉と黄韮そば

〆の食事に、小さめの丼に盛られたラーメン登場!
具はシンプルに、豚バラ肉と香り高い黄韮。
スープは、旨みと甘みがガツンとくる醤油ベース。
そのどちらも素晴らしくおいしいのですが、
一番驚いたのは低加水のストレート細麺。
合間にシェフのお話を聞いていたので、ゆっくりと
味わっていたのですが、全然麺が伸びないんです。
ラーメンまでこんなにハイレベルとは…驚愕!!

▶︎貝柱の炒飯

ラーメンをいただいている間に、メニューには
なかった炒飯の調理が目の前で始まります。
タイ米のような細長いお米を最初に鍋に投入し、
そこに卵と油を落として、お米一粒一粒に
卵をコーティングするように炒めるのが、
小林シェフ流のおいしさのポイントだとか。

なんて…言葉では簡単に書けるけれど、
実際の調理風景を目の前で見たら、きっと誰もが
言葉をなくすほどのキレッキレの炒め技!!
完成した炒飯は、私がこれまで見てきたどの炒飯
よりもパラッパラ、フワッフワで、まるで粉雪。
これが信じられないくらいおいしくて、
ちょっと半分泣きそうになりました。

▶︎正式杏仁豆腐

「正式」とあるように、杏の核の部分を
すりつぶして作る、中国伝統の本物の杏仁豆腐。
まったり濃厚で、味わい深い杏仁豆腐は、
濃ゆさもありながら、優しい味わい。
でも、食べなきゃよかったとちょっと後悔。
だってもう、他のお店で杏仁豆腐食べれない(笑)。

▶︎生月餅、台湾紅茶

杏仁豆腐の後は、台湾の紅茶とお茶菓子で〆。
生月餅は、マンゴーやココナッツを使ったあんを
もちもちとした皮で包んだ、初めてのお菓子。
ココナッツの繊維のシャキッと感と品のある甘さが
おいしすぎて、お土産で持って帰りたいくらい!
そこに上品な味わいの紅茶が、相性ぴったり◎

▶︎最後に

三つ星ホテルでVIPなお客様に対応するような
ホテルマンの如くエレガントで、スマートな
おもてなしをしてくれるお店の方の対応も素晴らしく、
夢のような2時間30分を過ごすことができました。

普段味わったことのない緊張感のある時間でしたが、
唯一無二の体験に、帰り道も余韻がすごかったです。
この日は1周年記念のお土産のチャーシューも
いただき、最高のディナーとなりました。
コース料理はもちろん、お酒も一流のもの揃いで
気軽に伺えるような価格のお店ではないですが、
記憶に残るディナーを体験するなら、ぜひここへ!

ごちそうさまでした

  • KOBAYASHI特製XO醬 ULTRA K

  • 四川風オマールブルー

  • フカヒレの姿煮

  • KOBAYASHIとNUMAMOTO

  • KOBAYASHIとNUMAMOTO

  • ウェルカム烏龍茶

  • ミックスナッツの飴がけ、ビール

  • 金目鯛

  • 金目鯛のしゃぶしゃぶ

  • 金目鯛のしゃぶしゃぶ

  • 近江鴨のロースト

  • 近江鴨のロースト

  • トマト、ジャガイモ、きゅうりと搾菜

  • XO醬の食材

  • KOBAYASHI 特製XO醬 ULTRAstyle

  • 特製XO醬

  • 特製XO醬

  • 調理前の頂湯スープ

  • 頂湯スープ

  • 四川風オマールブルー

  • フカヒレの姿煮

  • フカヒレの姿煮

  • おこげ

  • おこげ

  • 沼本さんが育てた高森和牛

  • ご飯

  • ご飯に水煮をかけて

  • 豚肉と黄韮そば

  • 豚肉と黄韮そば

  • 炒飯の食材

  • 貝柱の炒飯

  • 桜海老のふりかけ

  • 貝柱の炒飯

  • 杏の核の部分

  • 正式杏仁豆腐

  • 正式杏仁豆腐

  • 生月餅、台湾の紅茶

  • 山崎ソーダ割り

  • 調理中の小林シェフ

  • 入口

2025/07/01 更新

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