3回
2009/09 訪問
The魚河岸料理「本物は媚びない」
09/12/5
再レビュー
始めて行くのであれば丸ちらしが無難です。
この店は非常におもしろくて、ついつい何度もいってしまう。
マスターは寿司職人、ホールに奥さんと娘の三人で楽しく商売しており冷凍は絶対使わず何を食べても中の上レベルたまにご愛嬌でニオってるネタもあったりするが文句言うと代替品を大量によこす。
常連たちは仲買人の社長やその社員がたくさん出入りし仲買特有の「おかず」なる魚や貝をもちより毎日AM11時くらいから宴会が始まる。
彼らが持参してくるものがまた鮮度がよくこれを提供して酒を安くいただくという黄金のルールにて成り立っていて、しかも常連たちは興がのってくると料理までしだしもう悪ガキのたまり場状態。。。
「おかず」は旬のものばかりなので冬場は大間の生本鮪の頭肉(激旨!)や春はピッカピカの貝類とか夏は鰹、インド鮪の頭肉(夏の本鮪は水っぽくてNG)とか魚河岸関係者でないと手に入らないような品物をみなで分け合って酒のアテに呑む。
店はとんでもなく汚いのでおやじ連中には落ち着き、マスター奥さんはあまり気を使わず逆にリラックスできるのがなんとも言えない賛否両論はっきり割れる店なので人のぬくもりを求める、もしくは超アナログが大好きじゃないとNGですよ。。。。。。。。
さらに常連たちは全員超長い長靴だけど※魚屋ですから、その他のお客はちょいと有名有力、美男美女、クリエイティブ頭脳派な仕事野郎が多くフレンドリーに話してみると皆明るくポジティブで総合的レベルが高い!魚屋との融合で後者達もイナセなしゃべり方になってる。
店側が客に媚びず毅然とした態度で商売してるから明るい人種が集まるのかな?という感想です。
ちなみに先日14時に行ったらマスター酔いしれており(常連と)もうおしまいっだって、あと夜の宴会予約したときも5時からとお願いしたら6時にしてくれと、全く客の希望は通らないところがある意味感動です。
店は誰を客にするかをキッチリ決めているいい例じゃないかと思います、お金を払う側が偉いかのような口コミが多くてウザいですね、客、店イーブンの関係が最高のひと時を過ごせますから。
※ちなみに場外には同名の店がもう一軒あり観光客相手の低CP業態ですので気を付けてくださいね、サーモンの刺身を出す店は危険です魚河岸の魚好き連中に鮭を生で食べることほど嫌がる人種はいませんから。。。。。その証拠に次郎や久兵衛その他本格寿司屋にサーモンはありません。
2016/12/16 更新
なんか最近築地で仕事の打ち合わせをする時、ほぼこちらで刺身定食1,200円しちゃいます。
知る人ぞ知る名店中の名店だと太鼓判おせる店の中の一つです。
一番の理由は良心的な価格です。
高くてうまいは当たり前ですしね。
マスターの選んで来るネタはまず第一に天然魚のみしか使いません。
あと職人歴が長い大ベテランにしかわからない天性の提供タイミングです。
魚の美味しさは、イノシン酸、アミノ酸、などのうまみ成分と適度な粘り感のバランスが適合
した時、旨味と甘みと肉々感がパフォーマンスとなっておいしさにつながります。
最近のグルメ記事にもとりあがるようになった熟成ってやつです。
店内の内装に関しては昼飯専門店なので気にしないで下さい。
気になる人は会話に専念しちゃってアラ探ししないことです(笑)
ご飯、味噌汁お替り自由、日によって生のりか粗汁最高です。
ザ・魚河岸って雰囲気味わいたかったら行ってみて下さい。