2回
2016/12 訪問
【とら食堂 福岡分店】白河から1300キロを超えて!福島の至宝”とら食堂”福岡に登場 | めんむすび
とら食堂福岡分店@中央区六本松
ワンタン麺
その情報を知った時、思わず驚きに声を上げました。
福島県白河市で生まれた”白河ラーメン”
その代名詞ともいえる名店”とら食堂”が、2016年12月18日(日)福岡に!
白河からの距離は、実に1300キロ!
まさか福岡に路面店が登場するなんて!!!
予想だにしなかった朗報です(^^ゞ
その名の通り、白河の”寅さん”と称されるほど豪快で、天才と言われた初代竹井寅次氏。
その後を継いだ二代目竹井和之氏によって全国有数の超名店となった”とら食堂”
その味をいつでも福岡で味わえる日が来るとは♪
いよいよ待ちに待ったオープン日を迎えました\(^o^)/
アクセス
現在、再開発中の九州大学六本松キャンパス跡地のスグそば。
六本松西交差点から、油山観光道路に入り60~70メートルほど進むと右手にお店があります。
店舗外観
白い暖簾が粋なファサード。
お祝いの花は名だたるビックネームの方々ばかり。
福岡登場のインパクトを物語るものですね(^^ゞ
駐車場はありませんが、お店の少し先の右手にいくつかコインパーキングがあります。
店舗内観 清潔感に溢れた真新しい店内。思いのほか奥行のあるつくりです。
左手に10席ほどのカウンター席が、右手には5~6組ほどのテーブル席が。
味だけでなく、店内の雰囲気の面からも、女性のお客さんに支持されそうです^^
卓上調味料
卓上にはホワイトペッパーがあります。
壁面には、とら食堂のこだわりが。
煮るのではなく焼いた本物の叉焼、青竹を使って手打ちする麺、良質の素材から旨みを丁寧に引き出したスープが自慢です!
おしながきこちらがお品書き。
デフォである手打中華そばに加え、味玉入り、ワンタン麺、焼豚麺などがあります。
当然ながら替玉はありませんが、麺増量(+150円)、逆に麺少なめ(−130円)といったオーダーも可能です。
平日のランチは白ごはん(白河産コシヒカリ)を付けられるようです。
今回は、欲張って”焼豚ワンタン麺味玉子入り”と”ワンタン麺”をいただくことにしました。
ちなみにお品書きの裏には、とら食堂の歴史が。
非常に魅力的なお方であったと伝え聞く、初代店主さん(寅次氏)の逸話が語られています。
是非ともご一読を^^
良いものを用い、熟練の業で、奇を衒うことなく堂々とつくり出された極上のスープ青と赤の雷紋が華やかな丼で登場。
ふわ~っ、既に芳しい香りが立ち上っています^^
黄金色のスープに、ナルトの白&ピンクや、ホウレン草の緑が色鮮やかに映える一杯。
いやがうえにも期待が膨らみます。
ではではスープをズズっと・・・ふ~っ、美味いっ\(^o^)/
「岡山の吉備黒鶏、博多地鶏、鹿児島の南薩」といった上質の鶏からじっくりと引き出された豊かな旨みと、ふっと鼻腔をくすぐる醤油ダレの香りが印象的♪
優しく胃を撫でられるような滋味溢れる旨さに、思わず笑みがこぼれます。
良いものを用い、熟練の業で、奇を衒うことなく堂々とつくり出された極上のスープ。
香り&味わい共に素晴らしく、最後の一滴まで飲み干してしまう美味さです!
官能的な口当たり&ツルシコ食感が心地よい、自家製”手打ち”麺が美味い!合わせる麺は、とら食堂の代名詞と言える”青竹で打った手打ちの自家製麺”です!
ゆるやかなウェーブがかかった、中太サイズの平打ち麺。
チュルリと啜れば・・・こりゃ美味いっ♪
極上の滑らかさが特長の麺は、なんと言っても啜り心地の優しさが印象的!
小麦の風味を楽しませつつ、スルリスルリとお腹に収まっていきます(^o^)
口当たりの良さを楽しませつつ、ツル&シコな弾力感を持ち合わせた麺。
単に柔らかで優しいだけではありません。
福岡ではなかなかお目にかかれない、多加水の平打ち麺を味わえる貴重なお店。
この食感の楽しさは、啜ってみなければ決して分かりませんよ~(^^ゞ
ちなみにお店の入り口には製麺場が。
是非とも一度、製麺しているシーンを拝見したいです。
炭火ロースターで焼き上げた香り高きチャーシューと、極上のワンタン♪”チャーシュー(叉焼)”とはその字の如く、本来は”焼いて作られる”ものですが、ラーメン屋さんのチャーシューは”煮豚”であることが一般的です。
こちらのチャーシューは何と、七輪の炭火ロースターで焼き上げたものを使用しています。
芳しい香り、ギュっと詰まった肉の旨みがたまりません。
そしてワンタンがまた美味いっ♪
絶妙の厚さに仕上げられたワンタンはトゥルリと滑らか。
ちょい強めにコショウが効いたジューシーな餡もバリウマです(^o^)
メンマも食感・味付けともに上々。
そしてスープがしっとりと馴染みつつ、シャキっと感のあるネギときたらもう・・・
その旨さは、皆さまご案内のとおりでございます♪
先日、「データで見る、福岡のラーメン市場|看板メニューのジャンル&価格設定は?」でご紹介しましたが、福岡市近郊において「とんこつラーメン以外のジャンルを看板メニューとするお店は30%!」であるとみています。
同じ手法で計測していないので単純には言えませんが、とんこつ以外のジャンルはこの数年で明らかに増加傾向。
近年、個性豊かな新店が続々と生まれています。
「とんこつラーメン以外は認めない」
「ワンコイン程度でなければ、高いと言われる」
閉鎖的とも言われ続けた過去から踏み出し、いよいよ新世代を歩みだした福岡のラーメン界。
とら食堂の登場は、その将来を左右する大きなターニングポイント。
福岡ラーメン界の未来を占う存在と言っても、過言ではないでしょう^^
まずはもう一度、年内に再訪して味わいたいと思います!
福岡に住んでいて、本当に良かった~\(^o^)/
掲載の内容は訪問時のものです。
訪問日とレビュー公開日は異なる場合があります。
メニューや価格、内容などが異なる場合がございます。
また、店舗の営業時間や定休日などが変更となっている場合もあります。
特に遠方から来店される際は、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお薦めします。
店舗情報はこちらから
2016/12/18 更新
オープン以来、行列の絶えない人気店に。
年明け以降も多くのお客様が続々訪問しているそうです。
スープも、麺も、焼豚などの具材もすべて、手の込んだものばかりなので、提供数には限りがあるので早めの来店がおススメ♪
この日もオープン時間より少し前に到着!
それでも10数名の先客が並ばれていました。
うほほほ~~い♪
テンションの上がるビジュアル&香り!!
鶏の芳醇でコクのある香りと、醤油の豊かなふくらみのある香りに、食欲も掻き立てられます。
ではでは、スープをゴクっと。
琥珀色したスープは、舌に染み入る旨味が極上の味わいです。
シンプルなんだけど奥深く、スッキリなんだけどグイグイと来る鶏本来の旨味にレンゲを進める手を止めずにはいられません。
お腹の具合を考えなければ、1滴残らず飲み干したいほど♪
合わせるのは毎朝手打ちする自家製の中太平打ちのちぢれ麺。
その日の気温や湿度などに合わせて、細かく調整されているそう。
ツルツルの滑らかな舌触り&モチモチ・シコシコの絶妙な弾力感が楽しめます。
この滑らかさは、官能的♪
麺量も結構あるので、女性なら「麺少なめ」でも良さそうです。
"ワンタンはトゥルンとした滑らかな皮が最大の魅力♪
その皮は毎朝、福島から取り寄せているそう。
餡は結構タップリで、胡椒の効いた味わいが印象的です。
焼豚は、薄めながら肉の旨味がぎゅっと凝縮されています。
控えめな味付けが、より旨味を際立たせているイメージ
存分に楽しみたいなら、焼豚麺 or 焼豚ワンタン麺がおススメです!
"因みに、今回はカウンターに座るとこんなものが目に飛び込んできました。
「我々のとら食堂 人は品格 そばは味」って書いてあるっぽい。
先代からの想いが今も伝わっていますね。
やっぱり福岡で、この一杯を楽しめるのは幸せです!
次回は夜お伺いして、夜限定のおつまみ系メニューを楽しみたいと考えております。