inu_meshikuwaseroさんが投稿した李園(神奈川/山手)の口コミ詳細

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李園山手/中華料理、餃子

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/03 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

この一杯、この味、この時間

山手駅から歩いて14分。石川町駅からなら19分。決して近くはないが、それでもこの店に足を運ぶ理由がある。いや、この距離だからこそ、ここまで来る価値があるのかもしれない。

暖簾をくぐると、すでにほぼ満席。壁に貼られた年季の入ったメニュー、お持ち帰りを待つ常連の姿、家族連れの賑やかな声。厨房では、中華鍋が火を噛み、油が弾ける音が心地よく響く。

まずは瓶ビールを注文。冷えたグラスに注ぎ、一口。喉を滑る苦みが、歩いてきた体に染み渡る。つまみは胡瓜の漬物。パリッとした食感に、ほどよい塩気とニンニクの香り。シンプルながら、これだけでビールがぐいぐい進む。

油淋鶏とトマトが運ばれる。鶏肉の衣はカリッと揚がり、甘酸っぱいタレがしっかり染みている。そして添えられたトマトの瑞々しさ。このトマトがただの添え物ではなく、主役級の働きをしているのがこの店のすごさ。口に入れた瞬間、タレの甘酸っぱさとトマトのフレッシュな酸味が絡み合い、驚くほど軽やかな後味を生み出す。これが、ビールを止めない理由だ。

次に餃子を頬張る。もっちりとした皮の中から、じゅわっと広がる肉汁。香ばしい焼き目と、餡のジューシーさのバランスが絶妙だ。炒飯をレンゲで口に運べば、しっとりとコクのある味わいが広がる。餃子、炒飯、そしてビール。この流れが心地よい。

最後に炸醤麺。濃厚な味噌餡がたっぷり絡んだ麺をすすれば、甘辛い味わいが口いっぱいに広がる。途中で白髪ネギを絡めると、ピリッとしたアクセントが加わり、さらに箸が進む。

食べ終え、グラスの底を見つめながら、店内のざわめきを聞く。お持ち帰りの袋を手にした常連が、店主に軽く会釈をして出ていく。家族連れの子どもが、最後のひと口まで炒飯をかき込んでいる。この光景が、この店の日常であり、ここに通う理由なのだろう。

帰り道、遠くに駅の明かりが見える。歩くのは少し遠い。でも、不思議とそれが心地いい。次に来るときも、きっとまたこの道を歩いて、この暖簾をくぐるのだろう。

2025/03/14 更新

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