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昼の点数:4.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.0
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[ 料理・味4.0
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スマッシュバーガーが辿り着いた、ひとつの答え
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2025/12/28 更新
石川町でのランチ利用。
CENTRAL BURGER SHOPでスマッシュチーズバーガーを食べた。
スマッシュバーガーは、近年になって広まった流行の料理のように語られることが多いが、その起源は1940〜50年代のアメリカにある。ダイナーやドライブインで、短時間で、均一に、うまいハンバーガーを出すために生まれた合理的な調理法。ミンチを鉄板に押し付け、表面積を広げることで、焼きの香ばしさを最大限に引き出す。分厚さや肉汁を競う以前から、日常の食事として成立してきたスタイルだ。
その歴史を知った上でこの店のバーガーを食べると、やっていることが非常に素直だと感じる。横浜でバーガーと向き合い続けてきたオーナーが、トッピングや派手さではなく、日常的に食べ続けられる形を突き詰めた結果として、このスマッシュスタイルが自然に定着している。新しいことを足したというより、長い時間をかけて削ぎ落とした末に辿り着いた形、という印象だ。
運ばれてきたスマッシュチーズバーガーは、まず形が端正だ。バンズはふっくらしているが主張しすぎず、全体をきちんと包み込んでいる。かじった瞬間、パティの縁がカリッと軽い音を立て、その直後に焼けた肉の香ばしさが一気に鼻へ抜ける。続いて溶けたチーズのコクが重なり、味が太くなる。
肉汁が溢れるタイプではないが、噛むたびに香ばしさが更新されていく感覚があり、うまさの密度が高い。
レタスとトマトは、味を主張するためではなく、後半を軽く整えるためにきちんと機能している。食べ進めても重さが残らず、香ばしさの流れが最後まで途切れない。スマッシュバーガーにありがちな「最初の一口がピーク」という感じがなく、終盤までテンポが崩れないのが印象的だ。
チーズの使い方も的確で、量や塩味で押すことはしない。焼けた肉の輪郭を太くし、香りを持続させるための存在として収まっている。バンズは甘さ控えめで、あくまで受け止め役。どこか一つが突出するのではなく、焼きの香ばしさを中心に、すべてが同じ方向を向いている。
スマッシュバーガーが再評価されている背景には、分厚く重たいクラフトバーガーが増えたことへの反動もある。手で食べられ、短時間で満足できる、もともとの日常食としての価値が、いまの技術で磨き直されている。その文脈の中で、この店のバーガーは非常に説得力がある。流行に寄せた形ではなく、歴史の中で育ってきたスタイルを、現在の感覚で丁寧に整えている。
派手さはないが、理由のある味。
スマッシュバーガーという文化が積み重ねてきた時間と、オーナーの経験が、静かに重なった一皿だと思う。昼に食べて自然に納得できる、この完成度こそが、この店を選ぶ理由になる。