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昼の点数:5.0
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~¥999 / 1人
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Episode 26 『★釜あげうどん 長田 in 香の香★』:讃岐うどんの頂点へ。350円の衝撃と、飲み干したくなる「魔法の出汁」
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お品書き
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【釜揚げうどん(大)/350】
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2026/01/25 更新
2016年4月1日。
うどん県、香川。
この地を巡る旅において、絶対に外してはならない聖地があります。それが、讃岐釜揚げうどんの最高峰と呼び声高い『長田 in 香の香』です。
日曜の朝、善通寺市にある店に到着すると、すでに長蛇の列。しかし、この活気こそが名店の証であり、並んでいる時間さえも期待感を高めるスパイスとなります。
回転の速い店内に通され、迷わず注文したのは【釜揚げうどん(大)】。
会計の際、私は我が目を疑いました。「350円」。
大阪でも安い店はありますが、このクラスの名店で、しかも大盛りでこの価格。都会では絶対にありえないコストパフォーマンスに、食べる前から香川県の恐ろしさを思い知らされます。
やがて運ばれてきたのは、湯気を上げる真っ白なうどんと、存在感のある巨大な徳利(とっくり)。
まずは麺を一本。
釜湯を纏った表面は、ぬめり気のある艶やかな「トロリ」とした口当たり。しかし、噛み締めれば中心には強烈なコシが潜んでいます。「ふわもち」とも違う、とろけるような滑らかさと力強い弾力の共存。小麦の香りも芳醇で、麺だけで成立してしまう旨さです。
そして、この店を伝説たらしめているのが「出汁」です。
地元・大谷焼の徳利から猪口に注ぐと、濃厚なイリコの香りが鼻腔を直撃します。
麺を浸して啜ると……これが衝撃的。
ガツンと効いたイリコの風味と、濃口醤油の甘辛さ。しかしカドはなく、驚くほどまろやかで奥深い。うどんの釜湯で少しずつ薄まっていく過程でさえ、味が変化してまた美味い。
「この出汁を味わうために、うどんという媒体があるのではないか」
そう錯覚するほどの中毒性があり、気づけば最後の一滴まで飲み干していました。
大阪のうどんも関東より美味いと自負していましたが、香川はレベルがもう一つ上、いや次元が違いました。
このクオリティが日常にある香川県民への嫉妬すら覚える、並んででも食べるべき、いや並ばないと人生を損する一杯でした。