ソニー・クロケットさんが投稿したGrand rocher(大阪/淀屋橋)の口コミ詳細

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Grand rocher肥後橋、淀屋橋、大江橋/フレンチ、イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2017/06 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

"Goldfinger" / SHIRLEY BASSEY

そう 書き出しは荒木飛呂彦の紡ぎだすjojoからJ・P・ポルナレフの有名なセリフからにしよう。
「い・・いや 体験したというよりは 全く理解を超えていたのだが
 あ・・・ありのまま 今 起こったことを書くぜ

 何を言っているのか解らねーと思うが 俺も何をされたのか解らなかった
 頭がどうにかなりそうだった・・
 チャチなものんじゃ断じてねえ もっと凄いものの片鱗を味わったぜ」

いつも私がレビューにて高級店に言っている事への答えがここにある
この店 兎に角 器が素晴らしい最初から最後まで美がある
見習ってほしい有名店や老舗がいくつあることか
コレだけで平均点が2.0の私が3.8以上の評価確定です

お客を待つテーブルの上にはエルメスの飾り皿
赤道直下のスケッチシリーズのプレゼンテーションプレート
サルにジャガーにジャングルの草木

ナイフ フォークは クリストフルの中でも珍しい 刃の部分にエッチングが施されている
オランダのデザイナー、マルセル・ワンダースとクリストフルがコラボレーションした
コレクション「ジャルダン・エデン」からのセレクション
エデンの園の草木がモチーフでピカピカに磨かれた刃に刻まれております。

コレだけで 美的感覚とセンスに 白眉な人がお店にいることが伝わります。
そう、アミューズが出る前にわくわく感が始まるのです
これ 何よりも大事です。 だんだん始まるわくわく感

そら豆のフリットから始まる アミューズは凡庸さはなく、華美になり過ぎることもなかった。

強いて言えば 食べた後の器に痕跡が残りにくい調理、食べやすい調理になっていれば
料理4点台にしたかったです。味は申し分ないが スタート直後の3品としては
エディブルフラワーの入った冷製の一品は 斬りにくい、こぼれやすいのが難 花が舌に残る感もアリ

フォアグラのクリームは非常に美味しいが、この一品を食べているときに
初めてのデートで食べてはいけないものを思い出した。ピラフとミルフィーユとイカスミスパゲッティ

フォアグラの下に敷かれているサクサクの生地はどうにも切り辛く 破片が散乱しがち
エビは頭は飾りにしたいが そのまま残ることになり どうにも美しくない美しい皿の上の難物
食べた後も綺麗な調理でお願いしたい

二皿目はカモ ヤングコーン ガチョウのフォアグラ 
プラチナの薄箔を張り付けた大き目のディナープレート
ガチョウのフォアグラはこの日一番の美味しさと驚き ふわふわとトロトロが傑出していました。
惜しむらくは カモとガチョウのソースが二種類あるのですが どちらもダークブラウンの色目
皿の上で混じり合っても解らないし美しくもない せっかくの背景が無彩色に近いので
華やかな色目で混じり合う姿が見られたら最高であろうと思います。

3品目のお皿が一番素晴らしい
手作業の職人仕事でガラスに箔が貼り付けらえており、台、軸、器と手作りなのが伝わる
非常に美しい食器、ウニも素晴らしかったがソースがメロンで(写真からは一切伝わらないのが残念)
これも初めての取り合わせですが、新鮮な驚きと風味でした。 
驚きを強調するために、いっそボリューム感は半分でもいいかもしれませんウニはそのままで、、

ウニの次は アワビです 王道過ぎますかね?
Kiwiのソースにフランボワーズのソース 両方ともフルーツのソースですが
重なり合って打ち消しあう感がるので、どちらかに絞るか 甘い、酸っぱいをさらに強調して
もっと輪郭の太く濃い表現にした方が生きるかな?
アワビの火入れは非常に良かったです。洋食でアワビが出てくると、イマイチな事がありますが
火入れ、非常に良かったです。

ウニ アワビときて 伊勢海老とイクラです 披露宴ですか?豪勢です
お皿も金色ときて さらにおめでたい! お魚がサヨリでなく 真鯛ならホンマ披露宴です。
マイクロトマトの甘味酸味も素晴らしく 伊勢海老もネットリで美味しい しかし めでたいですな

さらに魚の皿が続きます 灰色と藍色のコントラストが美しい一皿
テーブルの模様が透ける ガラスのお皿を冬に出して来るような センスのお店では
ちょっと見られないと思います。
魚は皮目皮ギシが旨いと言いますが、素晴らしい火入れによってパリッとした皮とジュワっと溢れる
ジュースはたまりません

口直しのソルベの器も美しい、下に敷かれている紺白の器もエルメスのブルー・ダイユール
紺白の器って なんだかほっとします
ガラスのドームも美しいですね

メインは牛フィレです、披露宴みたいです
ここで出てきたLaGuiole(ライヨールと読みます)のステーキナイフが素晴らしい
よくあるタイプはどちらかというと武骨でいかにもな風体なのですが
このナイフ、軽くて華奢なくせに スパッと斬れる切れ味抜群で いい気分です
スパッと切れて気持ちいいって もしかして 私アブナイ人かも?

デザートは百花繚乱の趣 
花がたくさん咲いたという感あり アレもアリ コレもアリ 名もなき花の花束
最後の焼き菓子の入れ物までもエルメス
あっぱれの感あり

そして何より 安い! 思いっ切りグラスワインを飲んで 一人1万円とほんの少し
安すぎます 15000円~18000円クラスの内容です、
「U」さんではないですが、接待疑惑をもたれないか非常に心配です。

https://www.youtube.com/watch?v=Fy_PJODH3p0

2017/06/10 更新

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