2回
2019/05 訪問
圧倒されるほどの存在感に優しいにぎり。一瞬でファンになる鮨!
久々福岡上陸。
お目当は初の鮨さかいさん!
中洲と言えば、屋台のイメージしかなかったけど、一本入ると高級店ぽいお店が立ち並ぶ路地が。
靴を脱いで上がるスタイルはここ最近のお店では珍しいかな。
変な靴下履いてたからちょっと焦りました。汗
そして大将がすごい存在感。
見た目は強面だけど、柔らかな口調でオーラを感じる。
全員揃ったら大将の口上があるんだけど、
こーゆーのって出たがりな人とかやりがちだけど、全然そんな事はなく、大げさかもしれないけど、神聖な感じさえする。
すごい…カッコいい!
そして、一斉スタート。
この日は日本酒スタート!
イトシマ55で乾杯。
もずくも糸島のもの!
江戸前寿司と聞いていたけど、
地産地消意識なのかな?
北海道だと、江戸前に対して蝦夷前なんて言ったりするけど、福岡だと何前と呼ぶんだろう?
志賀島のたこ。
対馬のひらめ、京都舞鶴のとり貝←まさかの撮り漏れ
とり貝美味しかったのに〜(´;ω;`)
北海道噴火湾の毛蟹。
唐津の鮑。美味しい…
鮑の身をいただいた後は鮑のお出汁!
濃厚な旨味、そして甘さを感じます。
次のお酒はワイルドなラベルが目を引く大治郎。
そして、また撮り忘れ。
増毛のぼたんえびの漬けと赤うに。
あまりの美しさに写真忘れて手を付けてしもた。
なので写真は食べかけです。
別々でもよし、合わせて食べてもよしと言われるけど、もったいなくて別々で食べちゃう。
でも合わせてみたら旨味倍増。さすがです。
ばちこでちびちびやります。
余市のあん肝♪この時期にいただけるなんて!
萩の甘鯛。西京漬けでほわっと甘い!
続々とネタがさばかれ、並べられていく姿は圧巻!
そして雲丹をみんなに見せてくれるお弟子さんのうに丸くん♡
(勝手に命名。笑)
この子ともう1人が2番手・3番手のようなんだけど、この子可愛くて。
しかも彼が持ってると美味しそうに見えない?笑
笑顔も素敵!
もう1人の子も存在感あるんだけど、うに丸くんに一目惚れです(笑)
お鮨に備えて次のお酒。
安定の黒龍さん。
にぎりスタート★
3日寝かせたあおりいか。
五島のしまあじ。
白河の赤甘鯛。
5,6000本釣って1本あるかないかの貴重なものなんだって。
しかも3kgアップの大物。
噛めば噛むほど旨味が出ます。
シャリは赤酢でやや硬め。
味しっかりめ。タイプです!
天草のこはだ。〆てから一日寝かせるそう。
那智勝浦の鮪赤身。
中とろ漬け。これ、かなり好きでした。
お酒は松の司。純米大吟醸。
大とろは釣れてから10日目。
熟成もきいてシャリとの相性も増すんだって。確かに旨い!
鯵。
車海老。
剥くの早くて圧巻でした!笑
そして海老の尻尾は垂らすタイプ。
これはシャリ少なめでにぎっている人限定みたい。
通常サイズの場合は垂らさずに置かれます。
雲丹、激うまでした。
べったら。
ぼたんえびの頭で出汁を取った味噌汁。癒される〜
あとね、ガリがタイプで何度も足してもらった(笑)
蛤大きい〜!!!
旨味もすごくて噛みしめる度に溢れ出します。
巻物もお見事〜!
2人分の時は切った断面で閉じてそのまま渡すのだ。
かんぴょう巻きとたまごで終わり。
いや、素敵でした。
最後もね、大将自ら、膝ついてお客様の靴を下駄箱から出して見送りするの。
味はもちろんの事、その真摯な対応、店の雰囲気、全てが完璧でした。
もちろん次の予約もしちゃいました♪
2020/08/12 更新
2ヶ月ぶりの再訪。
先月5年ぶりに発表されたミシュラン福岡2019で3つ星を取られたとの事でお花がすごかったですささかいさんと言えば、全員揃ったら大将の口上があります。
身が引き締まる感じがして好き。今回は大将の目の前という特等席でした!
日本酒でスタート。
田中六五のこのボトルは初めて見ました。
13度の低アルコール。
ラベルの65と13はその意味のようです。
すごーくすっきり爽やかでスタートのお酒にはぴったりでした★
糸島のもずく。
暑い外から来て一口目、お酢が染み渡る(笑)甘めで好きです。
志賀島のたこ、噴火湾毛蟹。
どちらもゆずの香りを落として…
美味い!!!いきなり完璧です。
唐津の鮑。
そのまま、または塩で。
すごく香りが良くて美味しい〜!!
鮑のお出汁と一緒にいただくと更に◎
そしてほっき貝。
これが激旨で!!!
香りが強く炙ると全て甘みに変わるそうです。
大将の大好きな貝とか。本当素晴らしい。
雲丹3種類を食べ比べ!
板にのってる唐津赤雲丹、奥尻島むらさきうに、利尻島ばふん。
どれもとんでもなく美味しかった・・・
私は特に奥のオレンジ色のがタイプです。
かつおは藁で炙り、いい燻製臭をまとって香ばしい!
鰻の為に作られた日本酒。
土用酒というらしい。ラベルにも鰻の絵が。
博多湾海鰻に合わせて一口ずつ、おちょこで振舞われました!
海鰻初めて食べたかも?
臭みがなく、プリッとした身で美味しいんです。
大将が鰻では1番ここが旨い!と自信のものなんだって。
ふわっと蒸した関東の鰻も好きだけど、これはこれで美味しい!
口直しで水茄子、これがまたうまいんです。
いちいち何なの〜(笑)
にぎりスタート♪
いか、ひらめ、トキシラズ。
岩手県大船渡のトキシラズ、美味しいー!
繊維が柔らかく、脂ののりがとっても上品。
赤酢との相性もよくて甘みがすごく感じられる。
新子、赤身、中とろ。
美しき新子さん。神々しさすら感じる。
強すぎない〆感が好きです。
鮪は下田の。赤身は歯ごたえと香りが◎
中とろは霜降りで脂の乗り方が強烈!
口に入れた瞬間ふわっとする様な不思議な感覚。余韻が残って…
旨い
旨い
旨い!!!
今まで食べた中で最高かも。
私の出身が青森という話をしてたら田酒が出てきました。
本当こーゆー気遣いとか機転が利く所も素晴らしいんです。
青森のネタもよく使うし、お酒も美味しいし、すごい好きなんですよ、なんて言葉をかけられたらもう・・・
惚れてまうやろーーー!!
(とっくに惚れ込んでますどね。笑)
大とろ、鯵、車海老。
見事な蛇腹の大とろ。
この蛇腹の白い筋が食感を損なう場合もあるけれど、良い鮪はここに旨味があるんだって。
大将の言う通り、本当に旨い。いつまでも口の中で転がしたくなる。
鯵は本来5〜6月が旬とか。
今は名残りだけど、これはすごく状態がいいそうです。
他のネタに比べると冷たいんだけど、温度が上がると酸化するからこの温度で出すとか。
冷たくても香りがしっかり感じられて激旨です。
車海老は一尾ずつ蒸し立てが届き、熱々でにぎられます。
今回つまみで雲丹食べ比べあったからにぎりはなしかな〜と思っていたら箱雲丹持ったお弟子さん登場。
きたむらさき雲丹と穴子。
つまみであんなに雲丹食べたのににぎりでも出てくるんだからもうたまらんです。
ふわとろの穴子は口に入れた瞬間、穴子がほどけてシャリと混ざり合い、最高の時を迎える…
泣きそうなほど美味かったです。
筋子?と思っていたらますこ。
1年のうち2週間くらいしか出回らないレア物らしい。
筋子とか嫌いだったけど、これはもう別物。
宝石のごとく美しく、旨い。
ねぎとろは手渡し。
最後は大将と。
強面?だけど、話し方とかも柔らかいし、意外とお茶目〜。
再訪にて改めて惚れ直しました!
次はちょっと先になってしまうけど、またお邪魔させていただきます!!
勝手にミシュランって毎年発表されるものだと思っていたのですが、福岡は今年5年ぶりに発表されたそうで。
そしてさかいさんも勝手に何年も連続して3つ星だと思い込んでいたのですが、3つ星は今回初だそうです。めでたい♪
今回の予約をしたのはミシュラン発表前だけど、このタイミングで伺えてお祝い言えたのはラッキーでした。