♡akn♡さんが投稿したトレイス(東京/広尾)の口コミ詳細

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壬生茜(ミブアカネ)

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♡akn♡ (40代前半・女性・東京都) 認証済

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トレイス広尾/イノベーティブ、フレンチ

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2023/07 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

最高のロケーションと1つの食材を研ぎ澄ました繊細であり大胆でもある料理

常連の食べ友さんの貸切会にて訪問!
お店はぱっと見は分かりづらいですが、スタッフの方がお出迎えしてくれているので、迷う事なくたどり着けます。

入口からカウンターへのアプローチ、そこには大きな窓から外が見え、開放的!
こういったロケーションは都内では本当珍しいと思う。
(大体、外見えないからね。あとは作ったお庭が見える位の感じ。)

コースとペアリングをお願いし、シャンパンで乾杯☆彡
(この日も暑かったから沁みるわ~美味しい!)

まずは1皿目 とうもろこしのスープ 塩と水だけ。
皮ごと焼き目を付けたとうもろこし。
皮をむいたら、ザクザクと芯ごと切っていく。
涼しい顔をして皮をむいていたが、普通に湯気出て熱々。
本当料理人さんってすごい。
あそして、芯ごと切れるってすごいですねって言ったら「力技です」って(笑)

切ったものは芯ごとミキサーで粉砕。
様子は見えないんだけど、およそレストランでは聞く事のない爆音ミキサー。
工事現場級の音量です(笑)
芯ごと粉砕する事で、身の甘さだけでなく、芯の土臭さや奥深さを出す。
芯の香ばしい感じも心地よく美味しい!

次はフォアグラとの事で、それに合わせた甘めの白ワイン。

2皿目 塩フォアグラ
塩だけでマリネしたフォアグラを薄くスライスし、パンに乗せる。
河島シェフは、フォアグラだけ食べた方が美味しいと思うが、常連さんの意見でパン付きになったとの事なので、まずは、パン有りで。当然美味い。

そして、フォアグラのみつまんでみる。美味い!!
フォアグラの滑らかさや味、香りがダイレクト。
フォアグラだけの方が好き!!
この薄く滑らかなフォアグラが舌に触れた時の心地良さたるや。
あと、フォアグラ→ワインと行った時の鼻から抜ける香りが最高((*´▽`*)

3皿目は、きのこのフラン
真っ白な神々しい姿。
椎茸・舞茸・えのきと卵白。
卵黄が入ると普通の茶碗蒸しになってしまう。
ほぼ液体のような柔らかさに驚く。
そして、きのこの優しい風味。
舞茸を入れると、舞茸の何とかという成分で、卵液が固まりにくくなるのだが、それをあえて利用して、口に入った時にほどける食感を実現したんだとか。

↑ここに合わせるのは、軽めの赤ワイン。

4皿目 KFP
トレイスと聞いて、まず連想するメニューの1つではないだろうか?
フライドチキンではなく、”河島のフライドピジョン(鳩)”で、KFPという訳です。
鳩のモモ肉?を肉汁逃さないように5分だけ揚げる。
いい意味で野生味もあり、鳩ってこんな味なんだと感じさせてくれる。
ほとばしる肉汁!
衣もいい感じにジャンクさがあって酒が勧む。
この入れ物、実際にケンタッキーに買いに行って調達してるというのも驚き!

↑白ワイン

5皿目 レタスのサラダ
私的には、これぞトレイス!と思うメニューで楽しみにしていた。
ハナマサで買ってきたレタス。←これは冗談なのか本当なのか分からない(笑)
それを、一枚一枚剥がしてゼラチンにしたドレッシングを挟み、元のレタスの形にし、冷やし固める。
手で持って、ガブリ!とかぶりつく。

ゼリー状のドレッシングとレタスのシャキシャキの組み合わせが不思議!
そして、美味しくてビックリ。レタスのポテンシャル爆上がり。

ある意味、至ってシンプルな作り方だが、ガサツな私には一生出来ない代物だろう。
こんなに綺麗にレタスむけない(;´・ω・)絶対イー!ってなる。
いつかは真似してみたいけど。

↑こちらも白ワイン

6皿目 ロールキャベツ
こちらもキャベツを一枚一枚剥がして、間に牛の背脂を挟む。
煮込んだ時にパサパサになるお肉が嫌でこうしたんだという。
そして、本来キャベツに包まれるはずの挽肉で取ったスープでお肉の要素を足す。
ぱっと見、キャベツだけかと思うのに、食べた瞬間、その肉肉しさに衝撃と感動!
スープのパワー!濃い味、旨み。牛脂の肉感。

鮎に合わせて黒ビールが用意される。
かなりカラメル感!!
僕は、ペアリングは全部ワインがいいと思うんだけど~と河島シェフが言う(笑)

7皿目 鮎のビスク
頭はカリカリに、胴体は後入れでさっと。
水と塩だけでスープにする。
鮎の苦味と香りの良い所だけが、上手に引き立っている!
そして、ビールの苦味と鮎の苦味がぴったんこ✨

8皿目 お米のリゾット とうもろこし
あまり、大変だとかアピールしたくないんですが、これだけは言わせてくださいと、河島シェフ。
とうもろこしの皮が歯に挟まるのが嫌で、一粒一粒皮を剥くんだって。
早ければ2時間で終わるそうだが、何て気の遠くなるような作業だろうか。
お米は芯の残る炊き加減、そこにとうもろこしのサクサク食感。
皮がない事で、身の食感がダイレクト。そして美味しい!!

↑白ワイン

9皿目 鰯の冷製カッペリーニ
鮎のスープが出てきたので、もしやこの日は鰯のスープはないのか?!と思っていたが出てきた(∩´∀`)∩
クイントでも感動したし、いつ透明になったの?!と驚いたので、トレイスではその瞬間を見逃したくなかった。

まずは、頭の骨を外して、スムージーにし、加熱。
次に、フィルターで濾す。
それを一度戻すと、フィルターに鰯の粉末ついて、更に漉されて透明感が増す。
そうして、あの沈殿し、灰色だったものがいつの間にか、黄金色の美しい液体へと変わる。
そこにカッペリーニ。

透き通ったクリアな見た目なのに、しっかり鰯の味、香り、そして塩味。
麺をすする事で香りが更に立つ!すごい!!

10皿目 山口県の見蘭牛イチボのステーキ
お腹の具合を聞いてくれるのですが、美味しくてまだまだ余裕!と少な目にはしなかったのだが、思いの外、お肉が大きくてビックリ(笑)
サービス良すぎやしませんか?
こんなに食べられるかな?って思うんだけど、美味しくてスルスル食べられてしまう。

デザートも選べるのだが、選べない!!
全部お願いする←

デザート1 桃
見た目スケスケだし、どうなってるの?と思ったら真空パックして、空洞の所に果汁を入れるんだって。
元々、桃は大好物だけど、その桃が更に美味しくなってて衝撃的だった。

デザート2 牛乳と砂糖だけのアイス
ふわっと空気のように軽い!!
途中でお酒で味変もできますよ~と。
お酒をかけると、アプリコット?杏仁?みたいになる✨

デザート3 プリン
プリンと言えば、丸いあの形を想像するが、四角い型でごろんと大きな塊から切り出して、最後に追っかけでカラメルソースをかけてくれる。
外側はしっかりめに硬く、内側は滑らか食感。
食べる場所によって、硬さや食感の違いを楽しめる。

いや~驚いた。美味しかった。
河島シェフのこだわりとか人柄も素敵。
過度な押し付けとかでもないし、もっと偏屈な変わった人かと思っていたら、とにかく料理への愛情がすごくて、お茶目で可愛い人。

そして、空間も素晴らしいよね~
大きな窓から見える景色、開放的でシンプル。
居心地の良さ。

常連ばかりで愛される理由が本当よく分かった。

2023/09/09 更新

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