2回
2016/03 訪問
パエリアのような鯛めし・鯛茶漬けと極上和食に感激!
【2016年3月訪問】
生口島(いくちじま)瀬戸田の中心部にある『まきの日本料理』さんに、3度目の訪問。
繊細かつ極上、さらに創意工夫が素晴らしいお料理に魅了されまくっています。
特別な夜にもお邪魔したいけど、日常の夜も、大将と女将さんに会いに行きたくなるお店。
前回よりちょっとカジュアルめな4,000円おまかせコースをご紹介しますね。
<お通し>
彩りよく籠に並んだおつまみ達。
1つ1つ手が込んでいて、目にも舌にも嬉しい。
初春らしくホワイトアスパラが巻かれた生ハム。
クリームチーズとミニトマト、濃厚な卵黄ソースが美味しい玉子。
鰯の燻製もめっちゃ美味しかったぁ。
桜の蕾に春の訪れを感じて、幸せな気分になれますね。
<タコのブルーベリーソース和え>
ブルーベリーとタコがこんなに合うとは驚きです。
日本料理の伝統の枠にとらわれない牧野さんの発想力とチャレンジ精神、本当に素晴らしいですね。
<おつくり盛合せ>
エディブルフラワーと大根の飾り切りが華やかさを盛り立ててますね。
すべてプリプリで極上の味わいです。
肉厚ぶりと焼き目の香ばしさがたまりません。幸せだぁ~。
ヅケにした赤身も、最高!
<カボチャの茶碗蒸し>
カボチャを繰り抜いたなかに、ふわふわの茶碗蒸しが入っているんです。
カボチャの甘みが強いので、デザートのよう。
<丸ごとカマンベール・チーズフォンデュ>
鉄板にのって登場したのは、丸ごとカマンベールチーズ!
お箸でカマンベールチーズを崩して・・・
とろ~りしたところへ具材をひたしていただきます。
タケノコ、アスパラガス、菜の花、ミニトマトに、厚切りベーコン。
こりゃ辛口の白ワインが欲しくなる~!
大将曰く「料理と合わせたいお酒があれば、持ち込んでいいよ」とのこと。(持ち込み料は未確認)
次回は白ワインと地酒を持参しようかな♪
パリパリになった部分のチーズせんべいもいいですねぇ。
<ダブル海老フライと鯛の蒸しもの>
お花畑のような一皿にキュンキュンしちゃいます。
この赤いのは糸唐辛子かな?
「そのドラゴンボールは、海老のヒゲを集めて揚げたんよ」と大将に教えていただいてビックリ!
おぉ、高級かっぱえびせんのようでめっちゃ美味しい。
海老フライの衣は、なんと桜海老!!!
糖質制限ダイエットに嬉しいし、何よりパン粉で揚げた海老フライより数倍美味しい!
この技、おうちでも真似させてもらおうっと。
ラディッシュのお花に、五色素麺の飾り揚げ。ほんと、目も楽しませていただけます。
絞りやすいよう包丁が入れてあるレモンにも感激。
ふんわり蒸してから、皮に焼き目をつけてある鯛には、ホワイトアスパラがくるんであります。
<シマアジのたたき>
揚げもののあとにポン酢でさっぱり。シマアジにはちょうどいい加減に脂がのっていて、いと旨し。
<焼きおにぎり出汁茶漬け>
なんて女心をくすぐる〆の一品なんでしょう。
優しいお出汁におにぎりを崩して、コースの最後まで大満足。
あぁ、おなかいっぱい幸せいっぱい、ありがとうございました。
<ミホとめぐる尾道>
http://onomichi-miho.com/gourmet/14451/
【2016年2月訪問】
「まるでパエリアのような、絶品『鉄なべ鯛めし』が食べれる名店があるよ」
ロードバイクとグルメの師匠『ちいさなお宿Link 輪空』の市村師匠が絶賛される日本料理店。
生口島(いくちじま)瀬戸田の中心部にある『まきの日本料理』さん。
お友達がfacebookにアップされた日本料理コースがあまりに美味しそうで、女子会と称してお邪魔してきました。
☆まきの日本料理のメニューは?
鉄なべ鯛めし 1,464円
海鮮どん 1,512円
他、箱御前、刺身定食、穴子箱めし、蛸せいろめし、など。
予算と好みを伝えて、コースを組んでいただくことも可能です。
今回は5,000円のコースを、内容おまけせ・〆は鉄なべ鯛めしでお願いしました。
予約時間に合わせて「キャー!」」と歓声が上がるセッティングがなされていて、入店時から感激。
<瀬戸田レモンのグラタン>
日本一の生産量を誇るレモンアイランド瀬戸田。
塩レモンづくりの第一人者、『花』の岡田京子さんがご一緒だったので、レモン料理からのスタートです。
魚介がたっぷり入ったホワイトソースと爽やかなレモンがナイスマッチング。
「レモンの外皮をこそげるように召し上がってね」とおっしゃるとおり、皮のほんのりした苦みがまたいいお味なのです。
☆アワビのお刺身
小ぶりなアワビにエディブルフラワーと紅く色付いた葉があしらわれた美しい一品。
アワビの肝ソースでいただきます。
濃厚な肝と身がしまったアワビ、呑兵衛にはたまりませんね。
☆おつくり
お料理は視覚も大切だなぁと改めて感じさせられる盛り付けですね。
キュートな農ガールみどりちゃんは、一皿ごとに「〇〇が使われてる!」と新鮮野菜に感激してました。(わたしは珍しいお野菜の名前は覚えられず・・・。書きとめておけばよかった。ごめんなさい)
お野菜はすべて、大将のご友人の農園から仕入れておられるそうです。
生イカと、少し炙ったイカ、鯛、カンパチ。
お魚もお野菜も素材の良さが際立っていて、大将の包丁捌きも素晴らしい。
☆タコのメレンゲソースがけ
ふわふわのメレンゲ、初春を感じる菜の花、あっさり漬けてあるミニトマトがのったタコ。
瀬戸田はタコの名産地なので、タコ料理が出てくると嬉しいですね。
メレンゲとタコ、初めての味わいと食感です。大将の探求力と表現力、すごいですね。
☆生ハムのタルタルソース包み
まるっとした可愛い外観にキュン。でも、どんなお味か想像できず、ドキドキワクワク。
空豆や葉野菜のあしらい方も素敵ですね。
中身はダイスカットされた生ハムを、和風タルタルソースで和えたもの。
冷酒にも白ワインにも合います。これまた新たな味わい。
女性4人、近況報告や世間話に花を咲かせつつ、「ちょっと何これ!すごーい!」とお料理への感動にも包まれまくりです。
☆豆乳クリームがけ蟹の茶碗蒸し
この逸品を「茶碗蒸し」というジャンルに入れていいのだろうか・・・?
「茶碗蒸しの概念が変わるよね!」と会話が盛り上がります。
カニの身がたっぷり入った茶碗蒸しに、まろやかな豆乳クリームソースが混ざりあって、至福の美味しさ。
「すごい」「美味しい」。
予想をはるかに上回る美味に出会ったときは、単純な褒め言葉しか出てこなくなりますね(笑)。
☆鯛の揚げもの
キャー! 皮の揚げもの大好き!!!
緑大根、赤大根、またまた珍しいお野菜が目と舌を楽しませてくれます。
パリパリの皮に感動して、生ビール再注文。
「イタリアのカリフラワー」と呼ばれるロマネスコ、シャクシャクで美味しい。
☆ステーキ
日本料理屋さんでお肉が登場すると、妙に嬉しいですね。
程よくミディアムレアに焼かれたお肉、柔らかくてでも適度に弾力があって美味しい。
紫チコリに焼き玉ねぎ、コリンキー、紫芋、ニンジンのグラッセなど、お野菜の彩りも素敵。
☆揚げ物2
お花型にくり抜かれたサツマイモが可愛い!
サツマイモとチコリで、気分は仮面舞踏会♪
あぁ、ほんと、女心をわしづかみにされますね。
あられをまとった白身魚はふっくら揚がっていて、噛むほどに旨みが増していきます。
添えられているのは、素材の旨みを増幅させてくれるこだわりの天然塩。
☆鉄なべ鯛めし
念願の鉄なべ鯛めし登場!
ジュウジュウとお醤油の焦げる香ばしさと鯛のふくよかな香りが鼻腔をくすぐり、既におなかがはちきれそうなほど食べているのに、食欲が再燃してきます。
卵の黄身をくずして、全体をさっくり混ぜていきます。
三つ葉と生姜がアクセントになっていて、「こんなに美味しい鯛めし初めて!」とまたまた感激。
今夜はどれだけ感動・感激すればよいのでしょう。
焼き鯛を入れてお出汁で炊き上げる一般的な鯛めしとは、まったく別の食べ物。新しい美味との遭遇です。
鉄なべなので、石焼きビビンバのようなお焦げも楽しめます。
添えられた刻みわさびを鯛めしにのせてお出汁を注ぎ、鯛茶漬けにしていただきます。
☆デザート1
りんごの葛煮シナモン添え。
オトナ好みの甘さ控えめデザート。りんごとシナモンって、最高のカップル。知らぬうちに完食しちゃいました。
☆ネーブルジュース
リゾートに来たかのようなトロピカルジュース!
瀬戸田産のネーブル生絞りなので、爽やかでめちゃめちゃ美味しい。
☆お持ち帰り:穴子の箱寿司
「鯛めしをお持ち帰りしたいんです」とお願いしたところ、「風味が落ちるからお断りしてるんです」とのこと。このこだわり、妥協のなさも素敵。
穴子の箱寿司はお持ち帰りOKとのことで、お土産に一人前お願いしました。
ギッシリ入って、確か1,500円くらい。
穴子の旨みがしゅんだシャリは、お米の粒感が感じられる絶妙の炊き加減。
たっぷりめにかかった山椒が穴子の旨みと甘みを引き出して、朝から日本酒をあけたくなる美味しさでした。
笑顔が素敵で優しい大将ご夫妻があたたかく迎えてくださって、初訪問なのに常連さんのように落ち着ける名店です。
大将、女将さん、本当にありがとうございました。
瀬戸田『耕三寺』や『平山郁夫美術館』、しおまち商店街から徒歩圏内なので、瀬戸田観光の際に立ち寄りやすいお店です。
しまなみ海道ブルーライン沿いでもあるので、サイクリングルメにもオススメです。
<ミホとめぐる尾道>
http://onomichi-miho.com/gourmet/12861/
2016/04/04 更新
しまなみ海道 生口島 瀬戸田、平山郁夫美術館や耕三寺から徒歩圏内にある和食店。
パエリアと石焼ピビンパのいいとこどりをした「和」の味、鉄なべ鯛めしが人気を集めている大好きなお店。
<ランチメニュー>
鉄なべ鯛めし 1,404円
海鮮どん 1,620円
他、箱御前、さしみ定食、穴子押飯、など。
昼・夜とも予算と好みを伝えて、コースを組んでいただくことも可能です。
<いただいたもの>
来尾したお友達に箱御膳&鉄なべ鯛めしを召し上がって欲しくって、今回はおまかせランチコースをお願いしました。
再会を祝して、ビールでかんぱーい♪
といきたいところですが、この日は運転手なのでわたしはノンアルコールビールでガマンガマン(笑)。ジョッキまでキンキンに冷えた馨ちゃんの生ビールが恨めし、もとい、羨ましい。
猛暑で疲れ気味の体に優しいジュンサイ入りもずく酢と、上品かつシャキシャキな食感が絶妙なきんぴらごぼう。
日本の伝統を感じる箱御前。外国人旅行者にも大人気だそうです。
左:柔らかな味わいの酢味噌とシャコ、和風ジュレとタコ、星形キュウリの酢の物。
右:丁寧にとられたお出汁が身体に沁みる、海老・湯葉・季節野菜の煮物。
鮮度抜群のお刺身は、歯をはね返してくるほどのプリプリ感。少し炙って香ばしさを添えたイカも絶品です。
「どのお料理も美味しい!お魚めっちゃ美味しい!」と喜んでくれる馨ちゃんを見て、「瀬戸田までご案内して良かったぁ♡」とニンマリ。
香り高くて喉越しもいい茶蕎麦。
蓮の実、クコ、そしてほぐしたカニがたっぷり入った贅沢な茶碗蒸し。「いつまでも食べ続けたい」と思いつつ、あっという間になくなってしまう美味しさでした。
「モデルさんが来てくれるって聞いとったけぇ、肌にええ食材を色々入れとるんよ」と牧野大将。ありがとうございます。
牧野大将がお育てになったオクラ、ミニトマト、海老などの天ぷら盛り合わせ。天ぷらは塩派ですが、『まきの』さんの場合は天つゆがめっちゃ美味しいので天つゆにどっぷりひたしちゃいます。
〆はもちろん、まきの名物「鉄なべ鯛めし」。瀬戸内海伝統の味と、スペインのパエリア、韓国の石焼きビビンバのいいとこどりをしたような逸品なのです。
大きな鯛以外に、瀬戸田名物のタコ、ムール貝、海老も入った豪華バージョン!
鍋肌にお醤油をまわしかけておこげを作り、魚介の旨みとおこげの香ばしさを楽しみます。
二膳目はワサビをのせてアツアツのお茶をかけ、あっさりサラサラ鯛めし茶漬けに。
いついただいても、何度いただいても、ほんっと美味しい。
身体の隅々までやんわり癒される、鱧の白味噌仕立て。
タイガーメロン(マクワウリの一種)と梨をいただいて、ごちそうさまでした。
今回もおなかいっぱい、舌も目も心も満たされました♪ 牧野大将、奥様、ありがとうございました。
繊細かつ極上、さらに創意工夫が素晴らしいお料理に魅了されまくっている名店です。
ジョーク好きで楽しいご主人と、優しくて可愛い女将さんがいつも笑顔で迎えてくださり、初訪問の方も常連さんのように落ち着けます。
ランチタイム・ディナータイムともに予約で満席のことが多いので、行かれる際は早めに予約をされてくださいね。
お店前に大きなサイクルスタンドが設置してあるので、しまなみ海道サイクリング時のサイクリングルメ、サイクリングランチにもオススメです。
<ミホとめぐる尾道>
https://onomichi-miho.com/gourmet/wasyoku/40895/