beauty_wisdomさんのマイ★ベストレストラン 2011

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beauty_wisdomの食べたもの日記

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

こう振り返ると、今年は『フォリオリーナ・・・』を思う存分楽しんだ。
フォリオリーナに対する評価は、これ以上のものはなく私の中で基準となる至福である。

1年を振り返ると、今年はレストランに行く機会が減った。
また、大好きなイタリアンを味わう機会も減った。

ベストレストランというカテゴリーに括りたいお店は、上位3店意外はない。
でも他3店はもてなす心、衝撃が後を引き選んでしまった。

食に対しまだ妥協はしたくなく、また、消費者としても成長もしていきたい。
来年はどんな食事を楽しむのだろうか。

マイ★ベストレストラン

1位

フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ (中軽井沢、信濃追分 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2015/04訪問 2015/04/26

ずっと、あなたと・・・

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◎再訪_2015.04 ❤ 最後のフォリオリーナ

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◎再訪_2015.01 ❤ 冬は寒いぞ!

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◎再訪_2014.11 ❤ 薪の季節

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◎再訪_2014.06 ❤ 眠かったぞ

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◎再訪_2014.06 ❤ 願いは叶う

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◎再訪_2013.10 ❤ 自惚れか?

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◎再訪_2013.07 ❤ Party♪

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◎再訪_2013.04 ❤ 泡は消えるもの・・・

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◎再訪_2013.02 ❤ ここの意味

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◎再訪_2013.01 ❤ メリハリ

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◎再訪_2012.12 ❤ ジビエ尽し

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◎再訪_2012.09 ❤ 夏の終わり

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◎再訪_2012.05 ❤ 血のつながり

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◎再訪_2012.04 ❤ 安定

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◎再訪_12.02

パールパウダーのように雪が舞う中、黄色いビートルを目指す。
私の心を束縛し続ける、満たされた時間を過ごす為に今日もここまでやってきた。

いつものように夕陽を待ちながらまずは食前酒。
この日はサルデニア産の赤ワインに月桂樹を漬け込み、シャンパンでわったもの。
昨日の夜から食べていなかった食事の満足感がここで花ひらく♪

○Antipasto
 アワビ、ウナギの稚魚をまとった前菜。
 追いかけてくるアワビの肝のソースに、
 蒸した野菜スープの甘みとオリーブオイルが口いっぱいに広がる。
○Antipasto
 鉄を使う意味があるのだろう、、、
 骨に近い鹿のももの上にはベローナのラディキオロッソ。
 隠れているのは36か月パルメザンチーズ。
 ソースは贅沢にもロンバルディアでとれるキャビアに
 マスカルポーネ、頂いている白ワインでのばしたもの。
○Zuppa・Pane
 彼らの料理の中で、スープが一番楽しみ。
 ローストした黒トランペット茸とドライトマトを支えるのは
 仔羊の腎臓や野菜を撹拌し、ホロホロ鳥のスープでのばしたもの。
 そこに一瞬にしてチョコレートが焼けた、甘い香りが広がる。
 笑顔が絶えない中頂くスープは、シャキ!とろ~あま~でメロンメロ。。。
○Primo Piatto
 このフィットチーネは凄かった。。。
 ジビエたくさん♪野生のキジ 胸・もも・内臓(砂肝、心臓、レバー)
 トピナンブール(きくいも)キジの骨スープ、黒トリュフ。
 ソースはこちらも常連の自家製ラドーネルに、白粒コショウをつぶして。。。
 冬野菜、なにプラ?って言っていたかなぁ。(小林さん早口だし友達とも話が尽きないし)
 ワインはRINALDI・Barbera d'Alba2010、、、クラシカルな作り方
 という表現をしていたけど、うむ・・・まだまだ修行が足りない私。

庭にでて、ちょっと休憩。
下のお子さんがお昼寝から起きて、寝ぼけ顔に頬スリスリして暮れゆく森の景色を見る。

○Secondo Piatto
 凄いの、来ました。
 野生の山シギ、小とりです。
 下に添えてあるホウレンソウの中にも、ニンニクなどの野菜と炒めた内臓が。
 余すところなく、全て頂きます・・・そう脳みそまでも、そして口ばしまでも。 
 赤玉ねぎのソースは、鴨のフォアグラ入りの天然酵母パンを使い
 そして指まで使い、余すことろなく頂きます。
○Formaggi
 羊のちちで作った、PECORINO STAGIONATO・6か月。
 ウイキョウの種を使ったリキュールに漬け込みオーブンで焼いたリンゴと。
 焦げたチーズの臭みと、グラッパナルディーニが凄いマリアージュ。
 負けじとリンゴも追いかけてくる。 
○Dolce
 やさしいサトウキビの甘みのカフェゼリーと、マスカルポーネチーズ。
 こんなにたくさんの角切り黒トリュフは、ピノグリージョソースと合わさって
 ビターチョコレートのよう。
 見た目以上に、カフェの香りがやわらかでトリュフの食感が香ばしくも感じる。
○Caffe
 今宵も終盤、イチジクとアプリコットの酸っぱさにアマーロがやさしく酔い討ちかける。
 ほのかなレモンの香りと、軽いマスカルポーネチーズの余韻を残し、61%カカオのチョコで締めくくる。

日常の中の非日常、、、今日もまた、何物にも代えがたい至福の1/4日。

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◎再訪_11.07

ハイシーズンは、トラットリアとして。

森の中のフォリオリーナ
主役はケイパー
ゆっくりいきていこう

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◎再訪_11.05

こんなに幸せな時間をいつも過ごすのに、私って忘却の生き物。。。
ここで味わった時間をフリーズして、記憶を蘇らせたいときにそっと取り出すことができたなら。
・・・でも、それができないからまたここに来る。

ハルニレテラスから歩いて来たと話すと、葉子さんはそのしんどさを共感してくれた。
シェリーを入れたスプマンテで喉を潤し、生気を取戻す。
そして今日も始まる。

○Antipasto
  やわらかいにんにくの香りと共に運ばれてきた、カエル。
  この一皿に、カエル1匹使用しているという。
  カエルを覆うのはとうもろこしの粉。
  ふくらはぎと高ももによって食感が違い、私はももの方が好き。
○Antipasto
  カルドンチェロ茸の下にはエスカルゴ。
  余り貝を食べない私だけど、エスカルゴは貝の仲間になるのか?
  トカイ(白ワイン)と合わせて頂くと、不思議な苦味の後味になり面白い。
○Zuppa・Pane
  うれしい!冷たいスープだった。
  パンの中にはアニスが混ざっている。
  ゴルゴンゾーラチーズをキリッと〆ているのは、
  一緒にに攪拌された緑の粒胡椒の効果だろう。
○Primo Piatto
  フランス産であるという、栽培された野生のアスパラガス。
  その上に上品に盛られているパスタは勿論自家製。
  ぷりぷりの食感を楽しむ傍ら、旨味がくちい一杯に広がるのは
  子牛のあばらで取ったスープでパスタを茹で上げているからなのか。
○Secondo Piatto
  以前来た時に味わった事のある、自家製ラルドの香りと一緒に運ばれてきたのは
  スペイン産のイベリコ豚、脇に添えられたムースは白アスパラガス。
  肉の上に乗せられた小粒のトマトの酸味と、ソースや豚から出る脂の甘味が非常に相性がいい。
○Formaggi
  何のチーズだったか・・・思い出せないのが悔しい。
  一緒に添えられているのはカリフラワーで、ピスタチオとカラスミをまぶしてあった。
○Dolce
  パッションフルーツと、山羊のチーズで作ったグラニタ。
  主張されていない甘味は、オレンジの花からとったハチミツ。
  ほのかに香るラム酒と、パッションフルーツが合うとは。
  切ないながらも、前向きな印象。
○Caffe
  このアーモンドにはいつもやられてしまう。
  チョコレートが抱きしめているのは、今日はナツメヤシと塩。

この日は非日常と言うより、小林家の日常を味わった。
穏やかで、平和な家族なのだと感じた。

先月来た時はまだ芝はなかった。トラットリアの準備のために庭に芝を植えたと言う。
軽井沢の夏はどんなだろうか。

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◎再訪_11.04

全ては必然で、全ては自己中心的でまわっている、そう思う。
愛とは何か?そんなものはどうでもいい。

でもさぁ愛とは何か?
こたえはひとつなのだろうか、現実に存在するのだろうか。

そろそろ呼吸を始めようか・・・春にはそんな勢いがある。
優しく包み込むように、今夜も始まった。

○Antipasto
  ババレーゼを抱きしめているのは、
  薪ストーブの灰の中で蒸し焼きにされた、トロペアの赤玉ねぎ。
  苦味のあるRiborrajarraのソースにはRhubarbも含まれており、
  Rhubarbの酸味が・・・とろけるババレーゼを引締めている。
○Antipasto
  不思議な食感を持つ腎臓と一緒に運ばれてきたのは強烈な脂の香り。
  鋭い棘を持つアーティーチョークのローストには、
  香りの正体である、チンタセネーゼの自家製ラルドーネを絡めている。
  後味がさらっとするのは、ラズベリー酢の効果だろう。
  嗅覚と想像力では脂ギッシュなはずなのに、まさに紙一重。
○Zuppa・Pane
  お楽しみのスープは、白いアスパラガスとロビオラチーズが主体。
  キャビアの柔らかい塩味と、きりっと締まった焼塩が上手くバラスがとれている。
  山羊のチーズは得意ではないけれど、フレッシュだからか緑の胡椒のせいか・・・気にならない。
  トミーノチーズが入ったパンといただくと、この上ない世界へと連れて行かれる。
○Primo Piatto
  優しい苦味を持つRadicchioの中には、厚めに切られたトスカーナ名物のPici。
  Radicchioをあけた瞬間、ふわっ広がる香りはピスタチオとゴルゴンゾーラチーズから。
  同じくトスカーナ産の野生のアルパラは、春を感じる季節の食材。
  アカシアの薪がもくもくと立ちこみ、自分がスモークされている感覚に。
○Secondo Piatto
  Sardegnaを凝縮させた、12ヶ月熟成のPecorino Sardo Maturoと乳飲みの仔羊のロースト。
  確かに羊臭くない優しい味がする、ここにもアスパラが使われていた。
  仔羊はあばらの部分と背肉の部分とがあったけれども、私はあばらの方が好み。
  仔羊をローストした時にでた脂をベースにソースを作ったと言っていた。
  そこまで計算され、この一皿に集約されているかと思うと説明に着いて行くのが精一杯の自分が不甲斐ない。
○Formaggi
  Testun Al Baroloと合わせたのは厚めに切られたシャキシャキのPuntarelle。
  シェリーで作ったお酢とアンチョビ?えっチーズに、、、なんて想像を遥かに超えた驚き。
  これをサカパの23年と一緒に頂くのだと言うのだ・・・もう何が何だか解らない。
○Dolce
  ペルノが茴香の種から出来ているとは、、、お酒を覚えてこの10年程今まで知らなかった。
  かわいいピンクのスープに浮かぶのは、そのペルノに漬けこんでできた杏のゼリー。
  赤い粒胡椒って、ドルチェにも使われるんだね。
○Caffe
  甘い無花果を抱きしめているのは、シェリーで漬けこんだまろやかな酸味を物マンゴー。
  追いかけてくる甘味は、ナツメヤシや岩塩を解かしたチョコレート。
  これで今日も終わってしまうのかと思うと、、、切ない甘さに感じる。

無償の愛を注がれて成長したのかと想像する。
たかが味覚と捨て台詞を残しても、その才能は素晴しい。
いくら味覚が肥えていたとしても、その料理を提供できなくては加工業はやってはいけない。
私たちはその愛に踊らされているのか、いやそれでもいい。
それを求めてここまで来ているのだから。

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◎再訪_11.02

日常の中の非日常を感じるため、中軽井沢へと向かう。
中目黒での”Fogliolina della Porta Fortuna”を含めると今回が4度目となる。
「森の中でRINASCERE(再生)致します」
と教えていただいてからすぐに予約をし、待ちに待った1ヶ月半だ。

森の中と言うだけあって、辺りはしんっ・・・としている。

耳に入ってくるのは、自然の情景ばかり。
鳥の声、風の声、薪の火が弾ける音、、、それくらい。
この無音で軽く透明な空気でさえ、小林シェフの話す非日常の演出のひとつだ。

前と同じクロスの色、テーブルに椅子。
この空間だけで、記憶が蘇り、昂揚してしまう。

食前酒を頂きながら6時間半にも及ぶ『至福の時間』が始まる。

唇から零れる丁寧な料理の説明は、今日は私たち4人だけのもの。

○Aperitivo
  ミルトの香りが抽出されたウォッカに、味が均一になるように数回に分けて
  冷えたスプマンテ(FRANCIACORTA)を注ぐ。
  カルボナーラに似た奥の深い香りと、すっきりとした喉越し。
○Antipasto
  真空ではない、紙に巻かれた鮮度の高いフォアグラに味付けは塩だけ。
  添えてあるのは野生のきのこ・シャントルを
  フォアグラからにじみ出た脂だけで、サルビアと一緒に炒めたもの。
  シャントルについた苦味に、フォアグラがバターのように溶けていく。
○Antipasto
  アワビからでた旨味、オイルをたっぷりと吸った野生の米は、
  ホロホロ鳥の卵黄で膜が張られ、1皿なのに味の変化を楽しめる。
  肝も一緒にストゥファートされたアワビもやわらかい事。
○Pane
  スープと併せて出されたのは天然酵母のパン。
○Zuppa
  小林シェフの作る料理の中でも、スープが最も好き。
  アーティーチョークのフリットに、カチョカバロのスープ。
  濃厚なチーズと、鶏でとったスープの鶏和は言うまでもない。
  パンと一緒に食べると、ピリ辛のサラミの味でまた楽しい。
○BARONE RICASOLI Casalferro 2007(バローネ・リカーゾリ カザルフェッロ)
  トスカーナ、メルロー100%のこの赤ワインは、パフォーマンスがかなりいい。
  華やかな香り、ふくよかな果実味。温度によってもいい具合に変化する。
○Primo Piatto
  春を感じさせる、キレイな緑のちりめんキャベツの中には、
  ファジャーノ(雉)とゴルゴンゾーラの香りを抱込んだリゾット。
  ファジャーノはクセはなく、トロトロ。
  崩すと一気にゴルゴンゾーラの香りが広がり、胡椒が一体感を与えている。
○Pane
  胡椒の話で盛上がる。
○Secondo Piatto
  山鳩・・・胸ともも肉。緑、白、赤。イタリア国旗の色。
  4人とも言葉を失う。ため息が出るほど素晴しい。
  今思い出すだけでも、記憶の中で味が再現される。
  未熟で優しい緑の胡椒のパンと、酸味があるチョコレートも隠れた演出。
○Formaggi
  カラスミの上に、ペコリーノ サルド マトゥーロ
  をのせただけ、ただそれだけなのにはまるんだ。
○Dolce
  牛乳、蜂蜜のスープに洋ナシのグラニテが溶けだす。
○Grappa
○Caffe
  添えられていたのは、Aperitivoのウォッカで浸したドライ無花果のチョコレート。

火照った身体を冷やすためテラスへ出る。
夕日が沈み、漆黒の空には輝く星。
手を伸ばせばRigel位には届きそうな程、空が近い。

この日、小林シェフと話をしていて、森の中での再生の意味がわかった気がした。
東京に戻っても、料理でここまで余韻に浸れるのは、彼らから創り出されるものが極上という証拠。

艶やかと言うより、熟成・・・冒険ではなく深く真直ぐにぶれない、
”Fogliolina della Porta Fortuna”は、私の心を束縛し続ける。
それが激しく心地いい。

  • キャビアはオシェトラ
  • 悩殺されました
  • 蝦夷鹿ではくやまと鹿のタルタルです、で!白トリュフデス。。。凄いっす。そう言えばパイを食べるのは初めてかもしれませんねー、生のピスタチオも香りが良くってくすんでいて素敵☆

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2位

'69 DELICATESSEN (練馬春日町、光が丘 / 惣菜・デリ、その他)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2011/01訪問 2011/01/26

もっとあなたを知りたくて・・・。

2011.01再訪。

'69のHPを最近チェックしていなかったなぁ、
マッシモさんのハムまだあるかなぁ、と思いHPを開いてみる。

むむむ、移転のお知らせ。。。なっ何でだぁ(TmT)ウゥゥ・・・
とにかくお店に行ってみよう!と思い自転車を飛ばした。

扉を開けると音楽がんがん♪
低音が身体に響き渡り、数十秒生きている感じを味わう。
マッシモさんのハムを探す私に気付き、店主は音楽を変えた。

いつものように、マシンガントーク(*´∇`*)
希少の黒豚も、黒に近い白豚もなかったけど、
もう一本のマッシモさんが作ったクラテッロ(100g:4000yen)をお願いした。

深い霧の中で熟成した肉、まず・・・香りが違う。
うまみがにじみ出て、濃いピンクの肉の中に白いてんてんが光っている。
口の中にいれた瞬間ダイレクトに伝わる味は、深く、重く、旨い。
脂身はフルーツのように甘い。
豚なのに、牛のよう・・・そぅビーフジャーキーを連想させる。
1日たった今でも、クラテッロを包んでいたさっかはその香りを放ち、
しっかりと余韻を残している。
この味、忘れることができない。

この日も、ハムの話、移転をする理由など足がしびれるほど
・・・40分くらい立ち話をし、帰った。

成城学園までなら自転車でもいけるであろう。
また、行こう♪

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2010_09再訪。

今回お願いしたのは「ドン・ロメオ」。
イタリア、パルマ産の生ハムです。100g(5枚くらい)で\1800。

これだけで、ワイン何本いけるだろうか。想像しただけでわくわくしてくる。

口の中でぐわっとひろがる旨味。
とろける脂身。
ハムが美味しすぎて、ワインは1/2しかもたなかったぁ。

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いつ行こうか、いつ行こうかとやっとお伺いすることができたお店。
せっかくなので、家でワイン大会をする際のお供に、、、伺いすることができた。

店内は、おもちゃやチーズ、ハムなどで埋め尽くされており、
ショーケースの向こう側で迎えてくださったのは私よりも髪の長い男性。店主だろう。

「ネッピオーロのワインと一緒にいただきたいのですが、お勧めがあれば教えていただけますか♪」
と話かけると、いくつもの可能性を与えてくださった。

・地方であわせるのもいいけど、今日のお勧めはこれ
・チーズとは違って、好みのものを選ぶといいよ
・実はワインとよりも、お茶との相性の方がいいんだよ  などなどなど。。。

その会話の中で、「家にしかない」とか「絶対におすすめ」とか「皇室の出席するパーティーでは、、、」などと強気でぐいぐい放たれるトーク。正直ウエカラ男は好みではないのですが、何故か彼は偉そうでなく、説得力があり、自然と受け入れてしまう。いや、引き込まれてしまっった。
\1300~\1800の幅のハムをお勧めしてくれたけど、高いものを勧めるのではなく「今日いいもの」「あったもの」をすすめてくれる。
そのため言われるがまま今回お願いしたのは100g\1300の生ハム。

■サンダニエーレ(100g \1300)
  脂身の甘味が素晴しい。
  今まで食べていたのは、何だったんだろう。(脚バタバタッ)
  食べていて、とろけるように素晴しい甘味とやわらかい塩気なのですが、
  たまにある歯ごたえは、これはこれは肉の味、塩気、旨味をみきだしてくれる。
  今日母上にいただいた、北海道から送られてきた甘甘のメロンちゃんとも相性◎。
  この量、この価格で\1300は申し分ない!★5.0

■プロヴァンスカクテル(\400)
  松のみ・ドライトマト・パプリカ・オリーヴ(白、黒)・バジル・オリーヴオイル
  デパ地下の香りがします (*'-'*)エヘヘ
  自家製だと思うのですが、オリーヴの中には種はなくすばらしいお心遣い。
  これだけあれば、ワイン1本いけますね。★4.0

ハムについては全く詳しくないので、”知りたい”と思わせてくれます。絶対また行きたい。
次はランブルスコとあわせることにしよう。

  • 2011.01_深い霧の中育ったマッシモさんの豚ちゃん
  • 2011.01_忘れられません(ノ_-。)
  • 2011.01_幻には出会えず・・・

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3位

IL TEATRINO DA SALONE (広尾、表参道 / イタリアン、イノベーティブ)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2011/04訪問 2013/05/24

不思議の国のテアトリーノ

雨が淡く降る3月、ふわっと心が躍る。
東北への熱い気持ちが重なり合って、東京の街も黒が深い。

雨で濡れたジャケットのジッパーを下ろしながら、黒い竹で囲われた階段を下り名前を告げる。
コックコートに身を包んだ男性が上着を預かってくれ、カウンターの席に通された。

リストランテ・パラディーゾから飛び出したような、キレイなお顔の西嶋氏は若い頃のクラウディオだ。
池袋にある、眼鏡をかけたイケメン男子の喫茶店はこのような景色なのか?と頭によぎった。

「当選おめでとうございます」と祝福され、スプマンテで乾杯。
カウンターにはまだお客様がいらしていなかったので、3人で会話を楽しみ・・・
まず出されたのが焼きたてのパン。きりっと締まった塩気に、心奪われるオリーヴオイルの香り。
そして素敵な時間は始まった。

○Piattini
  ・赤海老のブレザオラ
   酢漬けのエシャロットが全体を美味くまとめている。
  ・ガレット ディ リーゾ
   はじめ、ガットゥーゾって言っているのかと思った。。。(いくら好きだからって・・・)
   さくらチップのやわらかい香りは私には感じ取れなかったけど、
   ビオのリボリータに負けないくらいの存在感を感じた。
  ・蛸とクレマ ディ バターテ
   今流行のベジポタつけ麺は苦手な私。
   料理の説明を聞くとどうしても連想したのはそのつけ麺だったけど、全く違う。
   オリーヴオイル入っているからか、とっても滑らか。蛸もやわらかい。

○Pesce
  ・15世紀のエンナ地方に伝わる甲イカのチョコレート煮
   イカはナイフで切るのが大変なくらい固かった。
   ドルチェとは違い、料理に使用するチョコレートなので甘さは上手く和らいでいた。
   珍しいとは思うけれど、推されるほど魅力的なものではないかな。

○Piccola Degustazione di Pasta
  ・タリオリーニ サルシッチャとクレマ ディ ペペローニ
   これが一番ワインにあった一品だった。
   タリオリーニも好きなパスタだしぺろりとたいらげた。
  ・グラミーニャ 鰯とフェンネル
   こちらはだんな様が絶賛。
   鰯と茴香をサフランで炊いたと言うだけあって、色もキレイ。

○Pietanza
  ・仔羊のストゥファート
   65度という温度は、調理しやすいのだろうか。
   羊を好んで食べないから良くわからないけれど、
   仔羊だからか、カポナータだからか、7時間だからか、全部か?臭みを感じない。
   そしてトロトロの茄子は外さなく美味しい。   

○Formaggi Misti(2,000yen)/チーズの8クッキアイーニ 
  ・ペコリーノ ディ フォッサ/葡萄のジャム
  ・ブルー デル ティローロ ヴィナッチャ/バルサミコのコンディメント
  ・リコッタサラータ/オレンジの花のハチミツ
  ・ラグサーノ/サボテンのジャム
  ・クレモーゾ ディ ブッファラ/ピスタチオ
  ・サルヴァ/黒胡椒オリーブオイル
  ・グルゴンゾーラ ピッカンテ/林檎のカンディーティ
  ・フロマージュ ブラン/ドライトマトとバジリコ
   リコッタが一番身体に合う。

○Dolce/ババ プロフーモ ディ リモンチェッロ
   先輩の素晴しい作品。
   ずっしりと重たい生地に、どっしりとしたクリーム♪
   ババと言っても、ブリオッシュをシロップにつけたものを想像するのではなく、
   強めにアンビベしたようなもの。
   クリームはもう少し柔らかめで、甘さで重たくさせてくれたほうが私には好み。
   
○Espresso
   一緒に食べた餡子だま、これ凄い。

○Vino
  ・La Rocca e la Pira 2003(10,000yen)
  ・PITHOS BIANCO 2008(1,600yen)×2
  ・RADIKON Oslavje(1,000yen)
   その他あと1杯いただいた。
   いつもボトル1本では足りなく、魚のメニューが多かったのでそれに合うように
   グラスで織り交ぜてもらうようにおまかせした。
   ボトルでお願いしたLa Rocca e la Piraは、BAROLOなのに・・・
   コルクはBarbarescoというイタリアっぽい現象が起きていた。
   全て満足行く結果だったから、これだけでも総合評価が上がる。値付けもかなりいぃ。
   ボトルから零れ落ちる最後の1滴を振落す、クラウディオの手首の使い方が印象的だった。
○Grappa

記録ではなく記憶をもとに作りだされるヤットの料理は、期待以上ものがあった。

ヤットの情熱たっぷり料理を丁寧に、そしてわかりやすく説明するクラウディオの口からは、何度もまきおの話もでた。
その穏やかで真直ぐな目からは、敬う気持ちを感じられた。
クラウディオだけに頼っていない、お店全体でサービスをする非常に優れたお店だと思う。
それを表に出してしまうのがいやみじゃなく、不思議と心地よかった。
料理はリストランテ、それ以外はトラットリアか。
それにしてはレベルの高い空間だった。

でも完全ではない、気になる箇所はたくさんある。

イタリア語だからそこまで神経質にはならないけど、「vino!vino!」「Pane!Pane!」と店内に鋭く飛び交う指示。
焼き立てを出そうというサービスからこそ、何度も聞こえるキッチンタイマーの電信音
クロス代わりの金のプレート、煌びやかだけれども料理の隣で反射する換気口・・・もっとマットならいいのに。
ナイフの柄が高すぎるからか、皿の高さが平だからか、箸休めのナイフを置き辛く・・・落しそうになる。
このご時世、ずっと開けていてもいいのではないかと感じる何度も開け閉めされる自動ドア。
そして好みは分かれるだろうけど、おしぼりの香り。

これらは何度も話をさえぎるほど、びくっとした。。。私だけか・・・。まぁいぃ。


絵付きの料理説明が書かれたものなども頂き、レビューアーとしてはかなりうれしいお土産。
毎月メインは羊という事さえなければ、何度でも行きたいという気持ちになる、素晴しいお店。

ワインも全部当りだったし、ガレット ディ リーゾははぁ~おいしかったなぁ。
ヤットすごいなぁ。

  • 高さを考えよう!
  • おめでたい!
  • いい香り~

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