beauty_wisdomさんが投稿したIL TEATRINO DA SALONE(東京/広尾)の口コミ詳細

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beauty_wisdomの食べたもの日記

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IL TEATRINO DA SALONE広尾、表参道/イタリアン、イノベーティブ

1

  • 夜の点数:3.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2011/04 訪問

  • 夜の点数:3.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

不思議の国のテアトリーノ

雨が淡く降る3月、ふわっと心が躍る。
東北への熱い気持ちが重なり合って、東京の街も黒が深い。

雨で濡れたジャケットのジッパーを下ろしながら、黒い竹で囲われた階段を下り名前を告げる。
コックコートに身を包んだ男性が上着を預かってくれ、カウンターの席に通された。

リストランテ・パラディーゾから飛び出したような、キレイなお顔の西嶋氏は若い頃のクラウディオだ。
池袋にある、眼鏡をかけたイケメン男子の喫茶店はこのような景色なのか?と頭によぎった。

「当選おめでとうございます」と祝福され、スプマンテで乾杯。
カウンターにはまだお客様がいらしていなかったので、3人で会話を楽しみ・・・
まず出されたのが焼きたてのパン。きりっと締まった塩気に、心奪われるオリーヴオイルの香り。
そして素敵な時間は始まった。

○Piattini
  ・赤海老のブレザオラ
   酢漬けのエシャロットが全体を美味くまとめている。
  ・ガレット ディ リーゾ
   はじめ、ガットゥーゾって言っているのかと思った。。。(いくら好きだからって・・・)
   さくらチップのやわらかい香りは私には感じ取れなかったけど、
   ビオのリボリータに負けないくらいの存在感を感じた。
  ・蛸とクレマ ディ バターテ
   今流行のベジポタつけ麺は苦手な私。
   料理の説明を聞くとどうしても連想したのはそのつけ麺だったけど、全く違う。
   オリーヴオイル入っているからか、とっても滑らか。蛸もやわらかい。

○Pesce
  ・15世紀のエンナ地方に伝わる甲イカのチョコレート煮
   イカはナイフで切るのが大変なくらい固かった。
   ドルチェとは違い、料理に使用するチョコレートなので甘さは上手く和らいでいた。
   珍しいとは思うけれど、推されるほど魅力的なものではないかな。

○Piccola Degustazione di Pasta
  ・タリオリーニ サルシッチャとクレマ ディ ペペローニ
   これが一番ワインにあった一品だった。
   タリオリーニも好きなパスタだしぺろりとたいらげた。
  ・グラミーニャ 鰯とフェンネル
   こちらはだんな様が絶賛。
   鰯と茴香をサフランで炊いたと言うだけあって、色もキレイ。

○Pietanza
  ・仔羊のストゥファート
   65度という温度は、調理しやすいのだろうか。
   羊を好んで食べないから良くわからないけれど、
   仔羊だからか、カポナータだからか、7時間だからか、全部か?臭みを感じない。
   そしてトロトロの茄子は外さなく美味しい。   

○Formaggi Misti(2,000yen)/チーズの8クッキアイーニ 
  ・ペコリーノ ディ フォッサ/葡萄のジャム
  ・ブルー デル ティローロ ヴィナッチャ/バルサミコのコンディメント
  ・リコッタサラータ/オレンジの花のハチミツ
  ・ラグサーノ/サボテンのジャム
  ・クレモーゾ ディ ブッファラ/ピスタチオ
  ・サルヴァ/黒胡椒オリーブオイル
  ・グルゴンゾーラ ピッカンテ/林檎のカンディーティ
  ・フロマージュ ブラン/ドライトマトとバジリコ
   リコッタが一番身体に合う。

○Dolce/ババ プロフーモ ディ リモンチェッロ
   先輩の素晴しい作品。
   ずっしりと重たい生地に、どっしりとしたクリーム♪
   ババと言っても、ブリオッシュをシロップにつけたものを想像するのではなく、
   強めにアンビベしたようなもの。
   クリームはもう少し柔らかめで、甘さで重たくさせてくれたほうが私には好み。
   
○Espresso
   一緒に食べた餡子だま、これ凄い。

○Vino
  ・La Rocca e la Pira 2003(10,000yen)
  ・PITHOS BIANCO 2008(1,600yen)×2
  ・RADIKON Oslavje(1,000yen)
   その他あと1杯いただいた。
   いつもボトル1本では足りなく、魚のメニューが多かったのでそれに合うように
   グラスで織り交ぜてもらうようにおまかせした。
   ボトルでお願いしたLa Rocca e la Piraは、BAROLOなのに・・・
   コルクはBarbarescoというイタリアっぽい現象が起きていた。
   全て満足行く結果だったから、これだけでも総合評価が上がる。値付けもかなりいぃ。
   ボトルから零れ落ちる最後の1滴を振落す、クラウディオの手首の使い方が印象的だった。
○Grappa

記録ではなく記憶をもとに作りだされるヤットの料理は、期待以上ものがあった。

ヤットの情熱たっぷり料理を丁寧に、そしてわかりやすく説明するクラウディオの口からは、何度もまきおの話もでた。
その穏やかで真直ぐな目からは、敬う気持ちを感じられた。
クラウディオだけに頼っていない、お店全体でサービスをする非常に優れたお店だと思う。
それを表に出してしまうのがいやみじゃなく、不思議と心地よかった。
料理はリストランテ、それ以外はトラットリアか。
それにしてはレベルの高い空間だった。

でも完全ではない、気になる箇所はたくさんある。

イタリア語だからそこまで神経質にはならないけど、「vino!vino!」「Pane!Pane!」と店内に鋭く飛び交う指示。
焼き立てを出そうというサービスからこそ、何度も聞こえるキッチンタイマーの電信音
クロス代わりの金のプレート、煌びやかだけれども料理の隣で反射する換気口・・・もっとマットならいいのに。
ナイフの柄が高すぎるからか、皿の高さが平だからか、箸休めのナイフを置き辛く・・・落しそうになる。
このご時世、ずっと開けていてもいいのではないかと感じる何度も開け閉めされる自動ドア。
そして好みは分かれるだろうけど、おしぼりの香り。

これらは何度も話をさえぎるほど、びくっとした。。。私だけか・・・。まぁいぃ。


絵付きの料理説明が書かれたものなども頂き、レビューアーとしてはかなりうれしいお土産。
毎月メインは羊という事さえなければ、何度でも行きたいという気持ちになる、素晴しいお店。

ワインも全部当りだったし、ガレット ディ リーゾははぁ~おいしかったなぁ。
ヤットすごいなぁ。

  • 高さを考えよう!

  • おめでたい!

  • いい香り~

  • 赤海老のブレザオラ

  • お菓子じゃないよん

  • これも負けじといい香り

  • ホントはバローロ

  • ネッビオーロはやっぱり美味しい♪

  • 蛸とクレマ ディ バターテ

  • 蛸いた!

  • イカチョコ

  • タリオリーニ

  • グラミーニャ

  • RADIKON Oslavje

  • 仔羊

  • なすがイカス

  • チーズもお願いね!

  • ずっしりんこ

  • どっしりんこ

  • え~もう終わっちゃうの??

  • あんこだま

  • 若めの・・・ガツント

  • 本当に。。。ありがとう

  • 素敵な一日

2013/05/24 更新

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