beauty_wisdomさんが投稿したビオディナミコ(東京/渋谷)の口コミ詳細

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beauty_wisdomの食べたもの日記

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移転ビオディナミコ渋谷、明治神宮前、原宿/イタリアン

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 3.9
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:3.4

      • 料理・味 3.7
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2010/12 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味3.9
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人
  • 昼の点数:3.4

    • [ 料理・味3.7
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.0

Lucere・・・BIODINAMICO

表参道から原宿を抜け渋谷へ向かう。
相変わらず観光地化しているここ一帯は、平日の昼間にも関わらず人が多い。
晴れた冬の冷たい空気は、緩くなった指輪をすり抜け
せっかく暖まった身体の体温を奪い去っていく。

少し錆びた階段を上り、青色の重い扉を開ける。
・・・あったかい。。。
2回目のビオディナミコ、そこに王子の姿はなかった。

ナミコのランチは初めて。
ランチはドルチェを入れて7皿の構成。
フィユタージュのように作られたグッリシーニから始まり、ドルチェで終わる。
パスタが2皿あるので、どんなに大食いの人でも充分に満足できる内容。

リボリータの感動は、2度目であっても温度差を変えずに身体に浸透してくる。
どのお皿をとっても拍手喝采!だけど、後から思い返すとレンズ豆のスープは、
素朴ではあるけれどダイレクトに伝わる豆の味、とろみは忘れられない1皿だった。

お客様一人一人に挨拶に行き直接感想を聞く辻氏の、
その真直ぐな姿勢は、月日が経っても変わっていない。

・・・美味しい料理をいただくと、目の前にある不安を一瞬にして忘れさせてくれる。
この日も、そんなランチだった。

ただ、小さな事だけど、1点気になった事が。。。
前回お伺いした時は窓際の席に案内されたのですが、今回はキッチンに近い席。
デシャップから聞こえる、食洗機の「ピピピピッ」という音が何度も耳に入ってくる。
音楽♪は流れているけど、私は気になってしまった。
デートで使うのであれば、窓際がいい。


新しいサービスを定着させ、この先も躍進させて欲しい。

・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・

日曜日、朝の9:00過ぎ、知らない番号からの電話。
普段であれば電話帳に登録の電話以外はシカトするのですが、サイレントにしていなかったので近所迷惑を避け電話にでると、opentablで予約をしたBIODINAMICOからだった。

携帯で、高層階という最悪な電波状況の中、正確に情報を入手しようと何度も丁寧に聞き返してくださるその気持ちが、訪問する前からサービスには期待が持てるとお店だと感じた。

金やピンク色の髪、TATTOO、観光客、郵便局、急な坂の先にBIODINAMICOはあった。

階段を上り、名前を告げると私たちを歓迎し、窓際の席に案内される。

王子のような紳士、中井IVO(イーヴォ)氏が飲み物を伺いに来てくれる。
洋ナシのジュースに惹かれたけど炭酸を飲みたかったので、スプマンテで乾杯し、食事のメニューを決めることにした。
王子は2人で4皿くらいがいいと教えて下さったが、説明を聞いているとリボッリータがどうしても食べたく、以下の■5皿をお願い。

料理の前に登場したのは、
・グラナ パダーノ
 パルミジャーノよりも熟成期間が短いのだという。
 ミルクの濃厚さがダイレクトに伝わってくると感じた。
 スプマンテと合わさり、食欲を運んできた。★4.5

■トリッパのサラダ仕立て ヒヨコ豆とサルサベルデ
  ソースは見た目ジェノベーゼっぽいですが、味は全く違います。
  パセリにたまご、オリーブオイルを合わせ攪拌するという。
  パセリの味がしっかりしてるけど、たまごのおかげでまろやか。
 塩漬けにしたと言う豚の背脂がアクセントになっており、素晴しいHarmony。
 欲を言えばヒヨコ豆をもう少しいただきたかった。★4.5

・パン デ トスカーナ
 通常塩は入れないが少し加え、全て強力粉を使用していると言う。
 見た目以上にモチモチしており、やわらかく食べ過ぎてしまいそう。★4.0

・タジャスカ
 香りの強いにんにくとオーリーヴオイルにつけているというが、にんにくの香りはほのか。
 オリーヴの実がとても柔らかく一瞬でなくなってしまうので、
 しばらく種を口の中で転がし余韻を楽しんでみた。
 余ったオリーヴオイルはもったいないので、パンにつけてすべていただく。★3.5
 
■フェットチーネ カーチョエペペ
 素晴しい!の言葉に尽きる。
 モッチり弾力でもぷりぷりした食感。こんなに胡椒がかかっているのに辛くない。
 パスタは力丸くん(りきまるくん)という卵を使用し、打っているという。
  チーズだけでは出せないコクがいい。
 「たまごかけごはんで食べるとおいしそう」と話をしたら、王子は既に経験済み。
  絶品だったとのこと。★5.0

■リボッリータ
 トスカーナのリユース料理、マンマの味。
 この料理には必ず赤玉ねぎを使用しなければいけないと言う。
 野菜を煮詰めて旨味を出し、塩だけでここまで安定した味になるものなのねっ。
 日本人”旨味”大好きだから、食べて本当によかった!食べなければ損をする。★5.0

・フォカッチャ
 強烈な塩味が最高!★3.5

・赤玉ねぎの赤ワインビネガー漬け
 この玉ねぎが甘くっておいしかった。★4.0

■チンタセネーゼのグリル キプロス塩とアグレストソース
 チンタセネーゼ豚をはじめていただきましたが、何これ!凄い。
 チンタセネーゼ豚はストレスを与えないように、放牧するそうなのですがイベリコ豚とは全く違う。
 脂身がさくっとやわらかく、まろやか。イベリコも良いけど、私はこっちの方が好き。
  でも少しだけ味が濃かった。★4.5

■牛ヒレのタリアータとインファリナータ
  インファリナータも初めて食べる。かりっとした明石焼きのよう。
  牛ヒレは外れるはずが無い。
  サンジョベーゼをキャラメリゼの手前まで煮詰めたと言うソースも◎。
  しかいチンタセネーゼに比べ\800↑で、、、と考えると ★3.5

ワインはサンジョベーゼは嫌いではないが進んで飲まず、ネッビオーロが好きだと話すと、
・Rosso di Montalcino 2006
を勧めてくれた。香りが良く、\7000にしてはパフォーマンスも悪くない。
しかし、サンジョベーゼは飲みやすく、すいすいいけてしまうので危険。
結局メインまでもたなかったので、グラスで
・TESTAMATTA 2004
をお願いした。王子によると、イタリア語でクリエイティブな意味合いでクレイジーを意味するのだそう。決して頭(TESTA)が(あったま・AMATTA)狂ったという意味ではないと冗談交えて教えてくれた。
Rosso di Montalcinoより色が濃くて、香りもそうだが味も凝縮されている。メインの肉に良く合う。

マスカット、バルベーラ、ネッビオーロの3種類のグラッパとアイスワインも頂き、デザートは「お勧めは?」と聞くと栗のタルトは外せないというので、
■栗のタルト ローズマリー風味
■ズコット
をお願いした。
誕生日用にロウソクを1本。チョコと飴をあしらい、お店の方全員で祝福してくれた。
確かに栗のタルトはお勧め。世間でよく言う”タルト”ではないけど、私の好きなねっとりとしたフランスの焼き菓子、フィナンシェを思い出す。★4.0

グラッパは相変わらず外さない、素晴しいまろやかさ。
壁は真っ白だし・自分は水色のワンピースだし・窓際だし・雲の上に居る気分だ。

最後に利きエスプレッソをし、この日の食事を終えた。

SALONE 2007で藤巻氏との素敵な出会いがあったので、BIODINAMICOでも藤巻氏に会いたかった。しかしここは、ここ。中井IVO氏のホスピタリティ溢れるサービスにも思う存分大満足できた。むしろ新しい出会いに感謝だ。
メニューの少なさに正直不安があったのだけど、逆に考えるとchef辻氏の今提供できる自信作を出してくれるという強み。彼の仕事に対するストレートな気持ち、味、は母性本能をくすぐられ、痴がましいかもしれないが応援したくなる。

「人生をもっと楽しみなさい」という、母の祝福メールに今日この時間はそれに値する。

至福を味わうためには、料理だけが際立っていても意味は無く、全てのバランスが重要。
その至福にありつくには、一生にそう何度も無いと思う。でもここではそれがあった。

私は全ての出会いが必然であり、偶然や奇跡は無いと思っている。
今日この日も必然的な出会いであれば、この上なくうれしい。

次への期待値も含め★4.5とさせていただきたい。

  • グリッシーニ(→これ、売って欲しい・・・)/ランチ

  • 前菜/ランチ

  • スープ/ランチ

  • パスタ/ランチ

  • リボリータ/ランチ

  • メイン/ランチ

  • パスタ/ランチ

  • ドルチェ/ランチ

  • 誕生日会

  • 乾杯スプマンテ

  • グラナ パダーノ

  • Rosso di Montalcino 2006

  • トリッパのサラダ仕立て ヒヨコ豆とサルサベルデ

  • パン デ トスカーナ

  • タジャスカ

  • フェットチーネ カーチョエペペ

  • リボッリータ

  • フォカッチャ

  • TESTAMATTA 2004

  • 赤玉ねぎの赤ワインビネガー漬け

  • チンタセネーゼのグリル キプロス塩とアグレストソース と 牛ヒレのタリアータとインファリナータ

  • グラッパ

  • ネッビオーロ

  • バルベーラ

  • マスカット

  • 箱に入っていました!

  • アイスワイン

  • 栗のタルト ローズマリー風味

  • ズコット

  • ききエスプレッソ

2012/12/24 更新

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