みそせんべいさんが投稿した虎屋 壺中庵(徳島/佐那河内村その他)の口コミ詳細

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虎屋 壺中庵佐那河内村その他/日本料理

2

  • 昼の点数:4.7

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 3.4
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.1
      • |酒・ドリンク 3.3
2回目

2017/09 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス3.4
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.1
    • | 酒・ドリンク3.3
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

心安らぐ美味しい時間、食事の価値を再確認

 4名での訪問です。前回と同じ5000円でお願いしました。
 献立の内容は、半分程度同じで半分程度が今の時期の素材を活かしたメニューに代わっています。前回は、6月、今回は9月の訪問なので、前回と共通の夏の食材に、秋の味覚の早いのがチラホラ顔を出し始めています。
 まず、先付の鱧の子、小さな卵の舌触りとスダチの香りから始まります。地栗の酒煎りはフンワリ柔らかな栗の食感と香ばしい香り、調理により最大限に引き出された甘みが驚き。芋茎の胡麻和えは立体的な編み目になった茎の繊維がスポンジのように胡麻の旨味を吸い込んで噛むたびにシャリシャリとした柔らかな食感とともに旨味を吐き出します。カマスの押し寿司は柔らかな酸味のお酢のシャリとキリッとした酸味のカマスの身、焼けた皮目の香ばしい香りが美味しい。
 進丈のお椀は、鱧、胡瓜、蓮根です。胡瓜のほのかな香りと食感、蓮根の食感、鱧の旨味が印象的です。
 お造りの鯛、車海老はキリッとした食感と旨味が最も多くなるタイミングを見計らっての提供です。セイゴの焼き物は前回同様に皮目の焼けた香りと旨味がふんわりした白身の調味料になっています。ジャガイモの揚げ物は前回同様、蛸が入って噛みしめるたびに旨味と食感のアクセントになります。トマトはフレッシュなトマトの香りと酸味、旨味を活かして今回はオクラが控えめのしつらえです。
 栗の炊き込みご飯で9月にして秋の季節を満喫、渋皮も活かした色と香り付け、ご飯全体から栗の香りが立ち昇ります。たっぷり入った栗の甘みがお米の柔らかな甘みに加わり一口ごとに変わる甘さの変化が楽しい。
 最後は、甘酸っぱいスダチのシャーベットで口をリセット。苦めのお抹茶に生菓子は栗きんとん。栗の香りと甘さが中に入った餡の量でこちらは栗ご飯と違い、栗が一口ごとの甘さの変化をあんこに手伝ってもらってます。甘さの変化でお抹茶の苦さにも変化が付きます。
 約2時間の楽しい時間が5000円ちょっと、ほんとありがたいですね。


  • 梅サワー

  • 先付け

  • 鱧の卵、地栗の酒煎り、カマスの寿司

  • カマスの寿司

  • 鱧しんじょう

  • 鱧のしんじょう

  • 鯛、車海老

  • 鯛、車海老刺身

  • セイゴの焼きもの

  • 揚げ物

  • 揚げ物:ジャガイモ饅頭

  • 栗ご飯

  • スダチシャーベット

  • 栗きんとん

  • 抹茶と生菓子

2017/09/13 更新

1回目

2016/06 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス3.6
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.3
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

未体験! シンプルな味付けで素材の良さを味わう。

約3週間前に予約しはるばるやってきました。予約時間の12時より少し早めについたので、店の前の神社に車を止めて11時45分まで時間を調整しました。
今日の昼の予約は、僕たちを入れて3組のようです。1組の車は奈良ナンバー、もう1組は京都ナンバーです。
1Fの手前の部屋に案内していただきました。座敷ではなく椅子とテーブルです。
席に着くとすぐに梅のジュースが運ばれてきて、食事が始まりました。飲み物は、1名が冷酒を、2名はノンアルコールビールとウーロン茶を注文しました。
先付けの鱧の寿司、ジャガイモの胡麻和え、鱧の卵が出てきました。これらの料理をいただくといかに普段ジャンキーな食べ物を食べているかを反省させられます。鱧の寿司の鱧は醤油のつけ焼きでふんわり香ばしく骨は全く感じさせません。お酢の効いたシャリと鱧のバランスが最高です。ジャガイモは、素材の持つ食感と甘さにごまの風味の味付けがおいしいです。全体に主役は素材で素材を味わうための味付けに徹底されていて目から鱗の料理の連続です。素材の味が最も感じられるように味付けをされていて「これを味わってほしい」というメッセージを逃さないように注意が必要です。こんなに薄い味付けで食べてもおいしいのがホントに驚きです。
続いて、椀物です。クルマエビの海老進丈です。海老進丈の蒸し物の香りと食感が主役です。クルマエビが進丈の中で存在を主張しています。全体に薄味の出汁がわき役に徹していて真丈が引き立たせています。ホントにおいしい。
お造りはセイゴとクルマエビです。セイゴは醤油でクルマエビはポン酢でいただきます。お皿はカニの染付です。
食器もかなり年代物の食器が混じっており大切に扱われて盛られた料理が食べすすむごとに絵柄が現れて見た目にも楽しめます。
続いて焼き物は、セイゴの焼き物です。絶妙の塩加減と皮の焼き加減が大変香ばしく初めて体験する皮のおいしさです。セイゴの皮って素材の味を最大限に引き出すとこんな味がするんですね。皮の香ばしさとうまみを味わった後はふっくらと焼き上がったセイゴの身です。この部分は絶妙の塩加減に職人の技を感じます。
揚げ物は、新じゃがのタコボールです。周りのトマトのたれがフレッシュなトマトの果実の味にオクラの香りと味が加わり初夏を感じさせてくれます。タコボールのタコはフレアに切られた柔らかい食感とタコのうまみ、周りのジャガイモはほんとに柔らかく初夏を感じるトマトのたれのうまみと一緒になり喉の奥に吸い込まれます。
セイゴの炊き込みご飯は、いつもの我が家の炊き込みの味の濃さに反省。こんな薄味でおこげの良さを引き出す醤油加減、具材はたくさん入っているもののお米もおいしさを感じさせるような脇役ぶりに感動です。
残りは、甘夏ミカンのゼリーと水羊羹にお抹茶です。みかんのゼリーはみかんの素材そのもののゼリーで本物以上の果実感。水羊羹の小豆の香りとほのかな甘みにちょっと苦めのお抹茶がふんわりとよく泡立ったお手前で抹茶の香りと食感がおいしいです。
これが5000円でいただけるなんてホントありがたいです。わざわざ来る価値ありますね。

  • 梅ジュース

  • 冷酒

  • ジャガイモの胡麻和え

  • 鱧の寿司

  • クルマエビの海老進丈

  • クルマエビの海老進丈

  • クルマエビの海老進丈

  • セイゴとクルマエビのお造り

  • セイゴとクルマエビのお造り

  • セイゴの焼き物(タデソース)

  • 新じゃがとタコのタコボール

  • セイゴの炊き込みご飯

  • 甘夏ミカンのゼリー

  • お抹茶

  • 水羊羹

2020/05/17 更新

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