ちんすこう・・・漢字で書くと「金楚糕」・・・読めましぇん(x x)
「金」を「ちん」と読むのは、ちょっと場所がズレてるような・・・ハイハイ、これ以上は止めときます(^w^)そもそもは、「黄金色に輝き(金)、ほどけるような口当たりの(楚)焼菓子(糕)」という由来を持つらしい。無論、その起源は、大陸からの渡来だろう。レシピはシンプルで、小麦粉、ラード、砂糖。そこに各種のフレーバーが混ざるだけ。練り合わせて、型で抜いて焼く。ラードと砂糖の調節で、風味がかなり調節できる、らしい。
2013年11月23日
ちんすこうメーカーは沢山あるけれど、今回のは、マイレビュさんがファースト・レビュアーとなられている、思い入れの一店、沖縄読谷村のながはま製菓ちんすこう。色んな味を一袋ずつつ詰め替えて下さったものを頂戴した。詰め替えの手間が掛かっているのだ。感謝。
【ながはま製菓のちんすこう】
黒糖あたりが基本になるのだろうか。砂糖を黒糖に入れ替えただけの単純仕様。後のは、甘味は砂糖ベースで、バニラ、塩、ココナッツ、チョコ、紫芋、マンゴー、パインとフレーバーが入る。面白いのは、どれもハッキリ味が違うこと。パインやマンゴーなんて、下手すりゃ適当になってしまいそうな気もするが、思いっきりパインとマンゴーが香る。なので分かり易いこと、この上なし。チョコチップってヤツだけは、形がビスケ風に丸いのと、生地にチョコチップが練りこんであって、ちょっとらしくない今風キャラか。
ちなみに多くのちんすこうは棒型なのだけれど、これは戦後、駐留軍のクッキー抜き型を流用して摘み易いクッキー形状を真似たからなのだそう。元来は菊を模した丸型。こんな所にも、沖縄甘モノらしい生い立ちが見え隠れしている。伝統に則ってラードを用いるか、あるいはショートニングにするかなど、レシピの違いによって、それこそ生産者の数だけ味わいがありそうなちんすこう、ココのはかなり保守本流的な、重めの湿り気がある歯応えとメリハリの効いたフレーバーが特徴のよう。読谷村の工場を訪問すれば、型抜き体験も可能とのこと。