4回
2017/09 訪問
ジロリアンへの道 第百六十三回 -野菜抜きの苦楽を感じた日-
最近ハマりまくりの野菜抜き二郎系。本物二郎で暫く試してみた所で、だったら触発二郎だとどうなのよ?と、最近ちょっと買ってる盛太郎にやって来た。だって、基本無休、通し営業、深夜営業と、本物二郎には無いモノねだりの三要素が全て揃い踏み。こういうのを「困った時の触発二郎」、あるいは「開いてて良かったコンビニ二郎系」と言う(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ勝手に作るな!!
【チャーシュー麺(大盛、野菜抜き)】980円
豚4枚入り麺2玉大盛りを野菜抜きでオーダー。元々デフォだと大した事ない野菜山だけれど、それでもいざ抜きにすると、いきなりの異景が視覚に飛び込んで来る。こりゃ麺の山だ。そもそも麺量が異様に多いこの店、自称を信ずるなら2玉大盛りの茹で前麺量は実に570g。本物二郎の大盛りを遥かに凌ぐその麺塊は、豚汁の液面なんぞは完全無視して大気中に盛上がる。豚汁が滲みてない素の茹で麺。先ずはこいつを手繰るとき、麺キャラと言うか実力が手に取るように分かるのであった。
デフォで心持ち硬め茹でのココの麺、系統としては重めのゴワ麺である。その理由は、これだけの麺量を、テボ二丁で茹で上げる(テボ一丁につき1玉285gの充填量)事にも依るのかも。で、手繰ってみれば、やはり茹で上がりの均質性にイマイチ欠ける。こうして、茹で揚げ直後の豚汁を吸って無い麺をいきなり手繰るとそんな事が良く分かる。一手繰り毎に唸るって感じじゃなく、ひたすら手繰っるしかなく、で、挙句に後半はちょっとダレ気味って感覚。なので大盛では麺が少し過多、ここの野菜抜きは並盛りでジャストなのかも知れぬ。なお、豚と豚汁の出来栄えはいつも通り。触発二郎としては平均以上で決して悪くない。いや、旨い部類なんである。
【まとめ】
最近思うのだが、二郎系を野菜抜き、麺オンリーで喰ってみると、麺の素性が良く分かるんじゃないかしら。つまり、野菜抜きで軽々完丼できる二郎系は、基礎体力に秀でてるとは言い過ぎか?それには、麺打ちの手技は当然として、麺茹でのソレも深く影響していそうだ。何時もの野菜山との格闘が邪魔してしまう領域があるとするなら、この野菜抜き探索って意外と奥が深そうだ。それが明確になるまで、もう少し野菜抜きを喰い歩いてみるかな・・・
チャーシュー麺(大盛、野菜抜き)
汁麺から遥かに盛り上がる麺の異景
豚の出来栄えは触発二郎系としては中々のもの
加水率若干低めの重い麺
大で麺2玉、茹で前麺量570gの暴れぶり
粒背脂浮きの醤二郎系豚汁も平均点
右端列が小盛り扱いだがそれでも茹で前麺量285g
通し営業のコンビニ二郎系
2017/10/11 更新
2017/06 訪問
ジロリアンへの道 第百六十三回 -これまでの二郎行脚中、たぶん最大級盛り-
前訪の退店際。ラーメン大盛を喰っても、何だかイマイチ物足りなさ気な顔をしてたのだろう、そんな私に店員さんが一言。「足らなければ大盛券850円で、好きなだけ麺マシできますよ」と。そりゃ嬉し過ぎるじゃないの!!ココのラーメンが割合と口に合う私としては、「次回は是非」と答えての再訪である。
b:【ラーメン大盛り(大盛りの麺マシ)】850円]
さて大盛りの麺マシ、幾ら増して貰おうか?と言うのも、そもそもココはかなりの豪快盛り。既報の通り、普通盛が麺1玉で285g!!(そもそも1玉の量が多いのだ)、並盛が1.5玉で430g!!(これで並って何かの間違いだろ?)、大盛が2玉の570g!!(荻窪二郎も真っ青)って具合なのである。で結局、「麺マシ半玉でお願いします・・・」とヘタレオーダー。が、その後でのろのろ比例計算すると・・・げっ!!茹で前713g!?そんなん喰えるんか!?こりゃあやっちまったかなぁ・・・ちょっと焦り気味の手元に着丼したソレは案の定、既に丼淵決壊状態である。丼淵よりもそびえ立つ麺山の自重沈降で、豚汁がユルユルと溢れ続けてるのを見るに付け、思わず丼淵キッスで豚汁啜るのは貧乏性。アチチッ!!
律儀な自家製オーション麺。茹で前713gらしいから、茹で上がりは少なくとも1200gにはなる計算。加えてデフォでそこそこの野菜山、豚、豚汁を合わせれば、推定総量は2000g超じゃなかろうか!?なので何時もの喰い方(野菜山→豚→麺→豚汁の順)じゃ苦しかろうと端から放棄、定石である天地返しを早々にやってみる。とにかく伸びないうちにガンガン手繰るのだが、流石にこの麺量になると、喉越し感はこれまでの記憶からは偏差しててどうしてもムラが生じてしまう。これは、丼中の麺占有率が高過ぎる、つまりほぼ麺オンリーの隙間に豚汁が滲みこむってのが原因だろう。ま、後半戦になると麺が伸びて来るので、この辺りは大分緩和されるのだが。それにしても流石に爆量、麺を先にやっつけなかったらちょっと危なかったかも・・・
【まとめ】
夏目1枚以内でお腹パツパツ。正に千パツの見本だ。ほぼ本物二郎2杯分になる盛りを完食できたのは、決して胃力がアップしたからじゃなくて喰い易さ故。まずまず飽きの来にくい麺、クドさがない豚汁に依るところが大きい。にしても850円上限の無料麺マシって営業は流石だ。コスパでは向かうところ敵なし。さて次は3玉にチャレンジしよかな・・・(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ
ラーメン大盛り(大盛りの麺マシ)
野菜山に見えるが実はコアは麺
ここの豚は意外な実力者
天地返しするとこうなる
流石に麺が多過ぎて食感イマイチ
半乳化豚汁も相変わらず出来良し
何だか妙に律儀な表記の券売機
いつも開いててヨカッタ、コンビニ二郎系
2017/07/09 更新
2017/01 訪問
ジロリアンへの道 第百六十三回 -開業1年半を経て随分良くなった-
ほぼ1年ぶりの再訪。このお店、神田ほぼ駅前、昼休みなしの通し営業、行列知らずとあって、とても使い勝手の良いお店である。開業からほぼ半年経った後の初訪時の印象は、ま、悪くは無いけれど、やっぱり使い勝手の良さで勝負なんだろうな、と。なので二郎道探求者の身としては中々足が向かなかったワケ。で、1年ぶりに試して見たら・・・
【ラーメン大盛り(麺カタ、野菜マシ)】850円
キャベツがふんだんに混ざり込んだモヤシ山は、相当な浅茹でなのでバキバキ。生じゃないの?と言いたくなる歯切れ良さ。量はマシコールしてジャストの常識量なのが好ましい。で、豚。こいつは良くなった。きっちり炊かれててカエシの染みも十分、ちゃんと手が掛かってて上等になった印象である。最大の変身点は麺である。1年前のちょっと中途半端なモゴ麺から、かなり極端なズル系に大変身。二郎と同じく、日進オーションメインの麺なのだが、かなりシブい麺キャラで、ちょっと西台二郎を思わせる喉越しがかなり良い。大盛りで茹で前570gにもなる麺量だが、ズルズル手繰れるからその多さを余り感じない。とにかく前回より断然イイ。一方、豚汁は更に乳化度アップしてるようで、まるで味噌ラーのような濃厚さ。とにかく仕上げレベルが明確に上がっているし、何より盛太郎のキャラが出てきたのは素晴らしい。
【まとめ】
サクッと喰って、色々と思い巡らしてると、店員さんが「足らなければ大盛り食券850円のままで、好きなだけ麺マシできますよ」と。何と大盤振る舞いのCS経営か!!今回、総合評価は3.5のままにしておくけれど、味のレベルは明確にアップしたし、サービスがこなれて来て、更にCPもアップと、実質的にはかなりレベルアップ。次回もこの印象ならば通いの店にしたい。お勧めである。
ラーメン大盛り(麺カタ、野菜マシ)
茹で極浅の野菜山はマシても常識範囲
味がレベルアップしたガシ豚
具合の良い平打ちズル系オーション麺
茹で前570gなのにかなり手繰り易い
1年前に比べてコク度がアップした豚汁
大盛り価格のままで更に麺マシ可能
公称茹で前麺量はかなり多め
開業1年半を経た通し営業の優良店
2017/02/18 更新
2016/01 訪問
ジロリアンへの道 第百六十三回 -激戦区に殴り込むニューカマー二郎系は健闘できるか!?-
最近、秋葉原・神田・水道橋エリアの二郎系に若干の動きあり。神田神保町で睨み合う本物二郎と極上触発二郎の2件を震源地にして、知る限り9件の二郎系がひしめいていたのだが、この1年で1件が店じまいして2件が新規参入、都合10件程になるはず。そんな2件のニューカマーのうち、一際目立つ1件については既報。そのハチャメチャ魔力には、味がどうこう以前に参ってしまった。
2016年1月13日
で、残る1件が今回のお店。その屋号やファサードは、申し訳け無いが同期店に比べれば、誠に地味と言うかハチャメチャさが足りぬと言うか、とにかくレビューが後回しにされちゃってる時点で、ジロリアン誘引力では後塵を拝してるのは否めまい。だけども得てしてこう言う地味系が意外と良いのであったりして、いくばくかの期待は持ちつつ・・・
【ラーメン(大盛り、かため、野菜、背脂)】850円
野菜コールして盛られる量はとても常識的。これならビビる必要もないし、足らないとボヤく事もなかろう。誠に過ぎたるは及ばざるが如しである。Bカップ野菜山は、ほぼ湯通ししただけって趣のシャキシャキモヤシ。色気は皆無だが、臭みも無くて素の状態が潔い。マシコールの背脂とマゼマゼして喰えば雰囲気はバッチリ二郎である。豚は腕か肩が珍しくも巻いてある。適度にガシってて噛み心地は中々宜しいのだが、こうなればやはりスライスじゃなくて、もう一声の塊感があれば嬉しい所。麺は典型的な爆量系。券売機横のPOPには大盛りで570gとクレジットされており、ポチ時はちょっとビビったのだが、手繰ってみると400g強って印象である。こりゃ粉飾麺量か?と疑念を残しつつ食後に店員殿に訊いてみれば、やはり間違いなく茹で前570gとの事。だとするなら相当手繰り易い極太麺である。とても茹で前570gって威圧感は無い。今回のかためコールがかなり効いてて、実量以上に少なく感じるんだろう。程好いワシモゴ食感も過ぎたるは及ばざるが如しの2回目で悪くない。一方、残念なのは麺の風味が希薄さ。今一歩、味わい深い麺に変身すれば、見違えるような充足感が得られるんじゃなかろうか。豚汁はカエシは二郎ほど強くないが、明らかに二郎を意識した化調ありきの醤二郎。パンチ力は低いけれど、二郎的な雰囲気が漂ってて悪くない。
【まとめ】
う~む。どの部材もこれと言って不満は無いし、何よりそこはかと漂う二郎的なニュアンスは良い感じだし、コスパだってまずます。だけども存在感は薄め。触発二郎としてこのお店じゃなきゃいけないワンポイントをどう捻り出すか、この辺りが肝心なんだろう。そうでなきゃ、わざわざジロリアンがこのお店を目指して来る動機が無い。単なる神田のサラメシ屋になってしまっては、激戦区では辛いんじゃないかしら。
2017/02/18 更新
無休!通し営業!!深夜営業!!!のコンビニ触発二郎
2017/10/10 更新