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昼の点数:3.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 3.5
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味3.5
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| サービス3.5
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いにしえスイーツ大作戦 第三十一回 -ミルク焼とは言うけれど乳は香らぬ不思議焼き-
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ミルク焼
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薄めの回転焼き
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皮は無味で極薄
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ちょっと風情あり
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5個入りの包み
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律儀に一丁焼き
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元祖といってもフォロアーいないのでは
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2016/06/22 更新
みちのく一人二郎旅も今日で三日目。夜は二郎系、朝は甘モノの、昼は抜き。このペースが調子に乗って来たところ。さて、今朝のターゲットは、秋田市内でもかなりシブ目の焼き饅頭。屋号と言い、看板商品の呼称と言い、ヒネクレ者の私の琴線に触れまくり。
2016年6月9日
口開けは10:00。秋田発、新庄行きの鈍行列車の発車時刻は10:22。駅までは1kmだから余裕時間はほぼ皆無。でもこの便を逃せば、何と12:13まで秋田で待ちぼうけしなきゃならんのだ。アンビリーバブルみちのく旅。なので気が急くもんだから9:30からお店の前で立ちん坊。女将さんはしゃないなぁってな感じで店内で座して待つように私に促す。で、ここからが凄かった。9:45頃コンロに火入れ。冷蔵庫から山盛り餡の入ったボウルを取り出しつつ、直ぐに粉の軽量。悠然と生地の混合を終えられて9:55。そのうち余熱の入った焼き型がカチャカチャと返されて。マジで10:00丁度、GPS時計的な精確度で焼き上がった。別に電車の時刻など一切告げてはいないのだが、10:00開店と言えば10:00に焼き上げるプロ根性はどうだ!!
【ミルク焼】120円
焼き場を一見して思わず手を打った。何と手間と腕力を要する一丁焼きじゃないの。女手一つで一丁焼きとは拘り以外の何者でもなくて、いにしえスイーツと称して憚られる事はなかろう。ま、当の女将さんはそんな大層な積りは全くないのだろうが。正に焼きたてのミルク焼五個は、生地が貼り付いて破れぬように竹の皮を介して、助手殿の手でコンパクトに包装された。前述の如く、10:00きっかりに支払うと、速攻で秋田駅に駆け戻る。ジャスト・イン・タイムで予定の鈍行に乗り込んだら早速包みオープン。未だ焼き上がって20分足らずのミルク焼は、ホカホカと言うより熱い。生地は極薄にして真っ白で、焼き立てが故に表面はカサカサだけど、歯を立てて微妙に粘る生地の伸び様が回転焼や鯛焼とはちょいと違う個性。つぶ餡は小豆がしっかり残ってて、甘味だけでなく塩味も強めでこってりした仕上がりである。この餡の強さが、無味の白い薄皮と対比されて、グッと全体の存在感が増す。因みに、皮が白いからミルク焼と呼ばれるだけの様で、実際は乳成分は一切含まないらしい。のだけれども、ガタゴト揺れる車中で二個、三個とかじり重ねるうちに、何気にミルキーな感覚が漂って来るのは気のせいか?そんな辺りが、何とも気になる素朴な愛らしさなんである。
【まとめ】
大方の一見客には、ちょいととっつき難い女将に映るやも知れぬ。決してあれこれと話しかけて、リアクションが返って来るのを期待しちゃいけない。この空気感を肌で察知すべし。で、黙って一挙手一投足を眺めていると、なるほど永きに渡りお店を守って来られた気概がひしひしと伝わって来る。きっと職人はこれで良いのだ。愛想をダダ漏れ的に振る舞うよりも、ひたすら焼き師に徹すれば良いのだ。そんなこんなもひっくるめて、地味だけどもこれは間違いなく秋田市のご当地銘品である。