ミニミニ大作戦さんが投稿したパティシェリア(東京/新宿)の口コミ詳細

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ミニミニ大作戦の庶民的食文化に関する調査報告書

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パティシェリア新宿、新宿三丁目、代々木/ケーキ

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2014/06 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

いけめんスイーツ大作戦 最終回 -イケスイ旅もこれにて大団円-

さて、足掛け三年もノタノタ続けてきたイケスイ大作戦、泣いても笑ってもコレが最後の第百回、最終回である。何たって、イケスイと思えなければ喰っちダメ!!の自分縛りルール。行きずりのお店に飛び込んで喰ってみるって訳には行かぬのだ。イケスイが見当たらず、ゴメンと一言、喰わずにお店を後にした非礼も数知れず。お陰で無駄なボツネタと脂肪を貯め込む事はさほど無かったのだが。

2014年6月28日

最終回と言えばココしかないだろう、ケー好きの楽園パティシェリア。流石に頂上ケー店とは行かぬまでも、関東地区の有名どころのセレクトショップと言うコンセプトは実に素晴らしい。コレを実現するのは並大抵の努力じゃなかっただろう。新宿高島屋のプランナーには敬意を表したい。だって、わざわざ移動せずとも喰い歩きができる、超特殊相対性理論的お店なのだから。電車代不要ってだけでCP☆5.0を謹呈したい。そんなイケスイハーレムで、ドップリとイケスイに浸る最終回!!

【一個目:オペラピスターシュ(リュードバッシー謹製)】518円
最近チェックしてたお店の一品。これはピスタチオのオペラだ。ピスタッチスポンジ、生クリチョコ、プレーンバタクリ、チョコクランチからなる単純積層型モノリス。生クリにバタクリ合わせだなんて、もはや復活バタクリブーム全盛時代を確信させる手慣れの使い方。最下層のチョコクランチが効果的なアクセントだが、相も変わらずピスタチオはほぼ香らない。結局イケスイ大作戦では、ピスタチオが真に活きたイケスイには、とうとう一個も出会えなかった。もうピスタッチには騙されるもんか!!でもソレを除けば大好きなバタクリケーで、味☆4.0。

【二個目:デリス オー フランボワーズ(オーボンビュータン謹製)】432円
押しも押されぬ老舗名店による、肩の力が抜けまくった仙人的一品。毒々しいほどド派手な色味のカシスバタクリと、素っ気ないザクザクスポンジの単純積層スポンジボブは、オーボンがやるからこその清々しい仕上がり。カシスが威張り過ぎない控えめバタクリ量なので、何処かレトロスペクティブな味わいのスポンジケー。しかし、かほどに素っ気なく見える一個を、遥々尾山台から、都心のスイーツ・ハーレムに持ち込める開き直りは、流石の老舗だからこそ成せる技。ライバルよりも微妙に安い値付けも、やはりオーボンならではの、味☆3.5

【三個目:ピュイサンス(ピュイサンス謹製)】454円
ピュイサンスとは日本語で力。そんな屋号をそのまま頂く看板の一品。もう、これ以上のネーミングは無いと思えるほどに荒ぶる容姿である。しかも、今回の五個中で最強のバタクリ野郎。いや、わざわざバタクリケーを選んでる訳じゃないのだが、喰ってみたらまたか!!の、猫も杓子もバタクリ一本槍。バタクリ塊とメレンゲ玉を強引におにぎりして、その表面に豆をボコボコ張り付ける、強烈なヤンチャ・レシピは、笑っちゃうほどピュイサンスざんす~。決して綺麗には喰えぬ一個だが、開き直ってグズグズに崩して喰うのが大層面白い。ヘーゼル&カカオの定番コンビも、この佇まいにして有無を言わせぬ押しの強さ。ガッツリ甘いのも好みな、味☆4.0

【四個目:ダニエル(ノリエット謹製)】486円
老舗オーボンビュータンのオープニングスタッフだった永井氏のお店である。一口喰うなり、ワォ~!!のハイ・アルコール度。主体は酸味の強いレモンクリ、オレンジコンフィ、バニラ強めのカスタクリの組み合わせ。ソコにド~ンと押し寄せるラム酒攻撃。一方、甘味は相当控えめなので、酸味やバニラ風味がかなり目立つ仕上がり。調和とは正反対の、味わいの要素が尖んがりまくって主張し合うのもやり方だとは思う。しかし、この全体的にトロトロ過ぎるダレた食感は、そんな味わいを明らかに削いでいる。コイツはちょっと残念な、味☆3.0

【五個目:カフェ・プラリネ・ノワゼット(エコール・クリオロ謹製)】495円
イケスイ大作戦の最後を飾るのは、千川の独立系スイーツ実業家の手になる一品。その筋では有名な一個であって、間違いなく氏の代表作の一つ。しかしまぁ流石の仕上げである。各パーツの抜け目なさ、組上げ精度の高さから来るアルトラ・ハイレベルの完成度は、もしかしたら日本一じゃないかしら。一方で、ヘーゼルナッツクリをチョコとコーヒームースで覆ったレシピ自体には、悪いが殆ど何の驚きも感じない。こんな味なんだろうな、と予測した通りのリアクションが返ってくるだけ。ただソレは極めて高級ではあるが。人間臭いモノに惹かれる私は、例えばレクサスよりもミニを転がしてた方が余程微笑んでる。それと同じ理由で、ココのケーじゃ心底グッとは来ない。胸は熱くならないのだ。だけどもこのレベルの高さは認めぬ訳には行くまい、味☆4.5。

【総括】
いけめんスイーツって果たして旨いのか!?視覚情報は味覚ニューロンをスティミュレイトするのか!?それなりに有名と評されるスイーツを百軒喰い歩いて分かった事は、アホらしいほど当たり前だった。美男美女には三日で飽きる。もっと奥深いところにある、佇まいとか空気感のようなもの、あるいは作り手の個性や意図の迸りに、舌は悦び、胸は熱くなり、笑顔になる。あのアップルパイに、あのミルヒーユ、あのどら焼きや、あの豆大福だって、素直にイケメンとは言い難いが、でも飛び切りイカしてるじゃないの。結局、中身なんだよな。その内から滲み出すモノに自分の波長が合った途端、目の前にイケスイが誕生しているのだ。

  • 一個目:オペラピスターシュ(リュードバッシー謹製)

  • 二個目:デリス オー フランボワーズ(オーボンビュータン謹製)

  • 三個目:ピュイサンス(ピュイサンス謹製)

  • 四個目:ダニエル(ノリエット謹製)

  • 五個目:カフェ・プラリネ・ノワゼット(エコール・クリオロ謹製)

  • 一個目:オペラピスターシュ②

  • 二個目:デリス オー フランボワーズ②

  • 三個目:ピュイサンス②

  • 四個目:ダニエル②

  • 五個目:カフェ・プラリネ・ノワゼット②

  • 一個目:オペラピスターシュ③

  • 二個目:デリス オー フランボワーズ③

  • 三個目:ピュイサンス③

  • 四個目:ダニエル③

  • 五個目:カフェ・プラリネ・ノワゼット③

2014/09/14 更新

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