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ミゼラブル(2013年6月25日)
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一切の粉飾を拒否した頑な精神イケスイ(2013年6月25日)
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エシレこそ、ニッチ一流ブランドと認めたい(2013年6月25日)
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小さな巨人にさえ見えてしまう、一本筋の通った創り込み(2013年6月25日)
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歯形残りつつも(失礼!!)、口腔温で溶け始める絶妙ミルクバタクリ(2013年6月25日)
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エシレグラス・ブール(2013年11月3日)
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丸ノ内、夜の外アイス(2013年11月3日)
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BURRE=バター味=プレーンってこと(2013年11月3日)
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何処までも青白なパッケージ(2013年11月3日)
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エシレ牛(2013年12月13日)
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甘モノツアーin東京 第六回戦
旅程はコチラ→食べログレビュアーズ甘モノ遠足「第一回甘モノツアーin東京」
概要はコチラ→食べログレビュアーズ甘モノ遠足はやはり楽しかった。
2013年6月25日
私はバターが好きだ。なので、若かりし頃はバター犬のバイトでささやかな収入を得ていた。ウソに決まってる。いや、バターは大好きだ。だから例えば、渡欧する際の機内食に付いて来るキューブバターも、スッチーに見つからないようにして、紙まで舐める。やっぱりお前、バター犬かえ!?そんな私だからして、誠に遅きに失した感は否めぬが、この"ECHIRE MAISON DU BEURRE"(エシレバターの館)の虜になった。フランスの銘品、エシレ発酵バターをふんだんに使用したお菓子やパン達。その極上の世界へ、さあどうぞ(^ ^)/
【ミゼラブル】\630
Appearance:
のっけから何なのだが、コイツ、見た目はちっともイケスイには見えない。それどころか、逆に朴訥ささえ感じてしまうホンワカ・ナチュラル感。生成りとベイジュの縞々モノリスな躯体は、天辺に白く化粧はしているものの、どう見ても派手さの微塵も無い、「私、味自慢ですから、何か?」って佇まい。彼は決して自分から口には出さないが、それでも心で呟く。「イケスイは、見かけじゃないよ、中身だよ」 by ミゼラブル
Structure:
フランスが誇る酪農界の至宝、エシレ発酵バターを50%も練りこんだミルクバタクリ。コレとダクワース生地を積層しただけの超シンプル構成である。このバタクリを味わえ~!!と言う意思を、極めてストレートに体現したレシピ。ソコには、先ずはデザインで掴みバッチリ、なんて下世話指向は一切介在しない。いや多分、そんな事は認知すらしていまい。その自信、あるいはこうしか出来ないと言う頑固なベクトルには、高潔な精神性すら感じたい。とにかくカッコ良いのだ。
Taste:
テイクアウトに際し、「室温に戻してからお召し上がりを」と言うインストラクション。じゃないとミルクバタクリの芳香と滑らかさが発揮されないから。なので待った。お店のすぐ外、噴水脇のベンチで箱から出して。行き交うお姉チャン達が、見て見ぬフリして脇を通り過ぎて行く。「こっち見んな!!忙しいんじゃ!!」とガン見目線で敵を蹴散らしながら待つこと20分、ようやく外気に熟れた様である。いよいよ、グズリとカットして口へ・・・ぐげげげ~、何だ!!この旨さ(@。@)吸湿して絶妙グズグズ食感のダクワース生地に挟まれたバタクリの、何とも言えぬミルキーバター芳香の咆哮。口に含んだ途端に温められて、ニュルリからチュルリに速攻変化する滑らかな舌触り。こりゃあ、バタクリと言うより、ミルク味バターである。グズグズ・ダクワース生地は、シッカリとした甘味が流石の欧州流だが、それ以外は、まるで生成り帆布の様なナチュラル存在感。極上ミルクバタクリを味わう為にこそ存在する、黒子的プラットフォームとして、決してでしゃばらないのだ。何と言う、ブレない指向性か!!
Summary:
ナチュラルにして、かつクッキリとした、それでいて強過ぎないミルクバタクリの味わいは、筆舌し難いバランス感覚。粉飾無しの本物の味わい。何処ぞのバウムクーヘンみたいに、これ見よがしにバター香料をプンプン撒き散らさないのは、余裕綽々バターの館の貫禄。バタケーという、ニッチ・ケーキだって事は百も承知で敢えて比類するならば、それは日本橋「うさぎや」的、完全無欠な立ち位置である。今日現在での、今年ナンバー・ワン・ケーキ。
Note:
完全ハマリ中。その内に全メニュー制覇するのだろうと思う。完成度にはバラツキはあるものの、フィナンシェやマドレーヌ等の焼菓子は言うに及ばず、クロワッサンにしても、もはや雲上レベルに到達している。コストを掛けた原材料を使い、奇策に走らぬ堅実ななレシピを組み、その上で丁寧にこしらえないと、この絶妙な完成度は出てこまい。今回の☆5.0、イケスイ大作戦のルール通り、この一個を評価対象にした積もり。一方で、このお店の作品だからこその☆5.0と言う、偽らざる心情もあったり。とにかくお店に入られたら、騙されたと思って、ラジオ体操宜しく深呼吸されたし。もし笑いがこみ上げてこなけりゃ、ココはアナタのお口には合いますまい。店内に充満する、あのエシレ発酵バターの芳香!!嗅ぐのはタダよん(^w^)
2013年11月3日
飛んで火に入る冬の甘ヲタ(ネタ振りは前報にて)・・・とにかく、丸ノ内→新橋までイルミを眺めながら丸ブラ、途中で第五回戦のビスケを食べようとなれば、ほぼココで立ち止まるしかないのだ。丸の内ブリックスクエア広場。ベンチに腰掛けて、頭を上げればソコにある、エシレ・バターの館。全六回戦のハズの甘モノ遠足が、延長戦追加で全七戦に変った瞬間である。「ココまで来たら、幾ら喰っても一緒でしょ!?」
【エシレグラス・ブール】\525
Appearance:
いつものエシレ色、フレンチブルーとアイボリーのツートーンのカップはアイスだ。グラス(glace)はアイス。しかし、ココまでコーポレート・カラーを押し通すのは、立派である。ヒツコイ。フランス人は、ホントにフレンチブルーが好きなんだなぁ・・・
Structure:
カップ入りのみ。120mLのヴォリュームも、禿脱なんかと大して変るところは無い。これで\525(税込)はちょっと高かろう。まあ、エシレに言ったトコロで馬耳念なのだが。
Taste:
エシレHPで、 「まるでエシレバターをそのまま食べているみたい!」・・・エシレバターが全体量の約21%を占める、バター感たっぷりのアイスクリームです。脂肪分が固まり、風味が損なわれてしまう分量ギリギリまでバターを配合した、贅沢な味わいをお楽しみ下さい。と来れば期待せぬハズなかろうが。バターを舐めるようなアイス。メチャ期待したのだが、以外にアッサリ。後味スッキリ。バターと言うより、濃い牛乳アイスクリーム。もう少し溶かしてみれば、バターの香りが立ったかも知れんな・・・
Summary:
この値付けだと、流石にコスパに難アリ。バターのアイスって舌が思えれば、その希少性で◎になったが。コレならBR31でダブル玉ワッフルコーンの方が満足度が高かろう。ちゃんと美味しいのだけども、凍ったバターを舐めたかったワケ。さぁ良い箸休めになった事だし、最終戦に赴くか、皆の衆!!と言う事で、次回はいよいよ最終戦。